概要
麻雀で風牌の東南西北のいずれか3種類を刻子または槓子にし、残る1種類を雀頭にすることで成立する役。鳴いても構わない。役満。
上位役に大四喜があり、こちらは4種類の風牌を全て刻子か槓子にする必要がある。これら二つを総称して四喜和と呼ぶ。
大四喜と小四喜は区別されることが多いが、基本はどちらも役満である(ルールによっては大四喜をダブル役満扱いにすることもある)。大三元が3種9牌を集めればいいのに対し、こちらは4種11牌ということもあり、完成難易度はかなり高い。
理論上は字一色と複合する可能性があり、純粋な複合役満の中では出やすいほうである。
和了方としては
- 風牌単騎
- 風牌同士のシャンポン
- 大四喜シャンポンから安目和了
- 役に関係無い聴牌
の4種類がある。3回ポンすると間違い無く警戒されるためロンで1の形を成立させるのは4回鳴いてどうすることもできない人か、立直をかけてツモ切りしか無い人がいない限り極めて難しい。しかし4のケースであれば警戒して字牌を避けて出した数牌に当たる可能性があり有利である。
中国麻雀では64点役で上位役である『大四喜』が88点並びに役満の中での頻度が高くない事も考えると妥当な配点と言える。
台湾麻雀では8台役で、場風牌や自風牌との複合は基本的にない。
関連タグ
薄墨初美……咲-Saki-に於いて条件付きで風牌が手元に来る能力を持ち、実際に小四喜(大四喜)を和了している。
浅香唯……プロ雀士への道と題し、Mリーガー2人+1人(ABEMAS・多井隆晴、Pirates・小林剛、綱川隆晃)と打ったとき、小林の放銃により、字一色とのダブル役満を達成した。