多井隆晴
おおいたかはる
1972年3月17日生まれ、東京都出身。愛称は「たかちゃん」。
幼い頃から麻雀が好きで、10歳の時点で牌効率(アガリに手早く近づく選択をする技術)をマスターしていたという。
高校卒業後、証券会社で働いていたが、23歳の時に日本プロ麻雀連盟のプロテストに合格。バブル崩壊から時代の変化を予想し、退職の後プロ麻雀の世界に身を投じる。
この時親にはプロ雀士として活動することを告げておらず、2023年にアメトーークでMリーグ特集が組まれて紹介されるまで、テレビ業界に転職したと思わせていたという。
プロ雀士として獲得したタイトルや賞は数えきれないほど。
2006年に連盟を退会し、翌年に新プロ麻雀団体『RMU』を創設し、その代表となり現在に至る。
2018年に発足した『Mリーグ』では渋谷ABEMASから真っ先にドラフト指名を受け、参戦。こちらでも数々の偉業・好成績を残している。
雀士としての異名『最速最強』は自分自身で付けたものであり、自分にプレッシャーをかけることも兼ねている。
現在は麻雀プロを弟子にとる思想はないようだが、麻雀専門情報サイト『キンマWeb』上では、個人勢バーチャルYouTuberの咲乃もこは弟子として扱われている。
2020年4月、YouTubeの個人チャンネル『たかちゃんねる』を開設。こちらは麻雀界にファンや雀士を増やすことを目的の1つとしており、配信者やVTuberの方々と積極的に交流している。
麻雀や案件だけでなく、ゲーム実況の配信も行っている。ゲームのジャンルは特に決まっておらず、配信当時の流行りのものからTETRISの視聴者参加型等多岐にわたる。
様々なVTuberの配信を視聴している「VTuber好きおじさん」を自称しているが、VTuberにハマるきっかけとなった人物は『にじさんじ』の郡道美玲。
2020年5月に開催された対戦型麻雀ゲーム『雀魂』のトーナメント大会「一周年大感謝祭」にて出会い、同年6月から同ゲームの公式配信にて本格的に共演。そこで配信に対する姿勢と努力に感銘を受けたとのことで、VTuberに対する印象が大きく変わった模様。
その後数多の配信を経て、郡道とは会話のプロレスで煽り合う関係性となっていった。彼女が自らの舌禍騒動を発端としてにじさんじを辞めてからも、用事があって上京してきた彼女と食事に行くなど付き合いは続いている模様。
神域Streamerリーグ
個人勢VTuberの天開司主催の麻雀大会『神域Streamerリーグ』の開催にも大きく関わってり、『チームアキレス』の監督を担当。
咲乃もこ・郡道美玲に加え、自身がファンだと公言していた天宮こころの4名で挑んだ第1回ではプロ雀士で唯一勝ち星を上げられないどころか全試合で逆連帯を記録してしまい、ぶっちぎりの個人最下位を喫することに。その時に残し(てしまっ)た順位の羅列「433444」は弄りネタとしてしばらく擦られることとなった。
第2回ではNeo-Porteの白雪レイド、渋谷ハル、或世イヌの3名を指名。自身初戦で2位を記録して連続逆連帯記録は早々にストップさせたが、チームは3位で終わった。
第3回では出戻りとなった咲乃もこ、新加入のえる、ゴモリーを指名して挑み、チームは初の優勝を果たした。また自身初となる1位も獲得。
50歳から始める麻雀プロのAPEX
FPSバトルロイヤルゲームの『ApexLegends』は麻雀界隈においてもプレイ人口が多いという。『Neo-Porte』の渋谷ハル、白雪レイド、『ぶいすぽっ!』の如月れんの4名でのコラボ麻雀配信において、対局終了後に渋谷から自身が監修したPCを贈られたことをきっかけにこのゲームを始めることを決断。現在の配信のトレンドの1つになっている。