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日向藍子

ひなたあいこ

日向藍子(ひなた・あいこ)とは、日本のプロ雀士である。最高位戦日本プロ麻雀協会(以下、「最高位戦」)所属。2019年からは、Mリーグ・渋谷ABEMASでも活躍。
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概要編集

プロ入り前編集

  • 1988年9月24日生まれ、長野県茅野市出身。
  • 元々は服飾関係の仕事に関心があったといい、大学も都内の服飾系の短大を選んだ。
  • 上京後しばらく経った頃、知人の紹介で雀荘のアルバイトを紹介してもらったことで麻雀と出会う。元々オセロ花札といった頭脳系のテーブルゲームが好きであったという日向は麻雀にもぐんぐんとのめり込み、短大卒業後もしばらくは雀荘に勤めていた(いわゆるフリーター状態)。

プロ入り後編集

  • 2011年、新津潔プロの勧めで最高位戦のプロテストを受験し合格、プロ雀士となる。
  • 2016年3月、第1回女流モンド新人戦を優勝。同年秋には、各麻雀プロ団体の合同アイドルプロジェクト「More」のメンバーにも選ばれ、2年間活動した。
  • 続く2018年は、日向にとって文字通り激動の一年に。
    • まず6月、麻雀特化メディア「麻雀ウォッチ」の公式YouTube内で冠企画「ひなたんの麻雀するしない」が開始。現在は同チャンネルのメインコンテンツまで成長した。なんなら同チャンネルのアイコンは日向である。
      • タイトルの「するしない」とは、日向の故郷、長野の方言。標準語にすると「麻雀しませんか?」といったところ。
      • 企画開始当初の目標は「登録者数10万人」だったが、2024年5月に達成
    • さらに、10月には第16期プロクイーン戦を制覇。翌19年の第17期も制覇し、黒沢咲プロ(現:TEAM雷電)に次ぐ2人目の連覇者となった。
    • 同月にはMリーグも発足。選手としての指名はなかったものの、元々実況の腕前が雀士内でも評価されていた日向は、そのパブリックビューイングの総合司会として八面六臂の大活躍。知名度を一躍高めるきっかけとなり、後の指名にも一役買ったと言われている。
    • 私生活でも同年に結婚。年末には第1子を授かり、翌年春に無事出産。

Mリーガー時代編集

  • 2019年、Mリーグは全チームに「1チーム4名編成の許可」と「全チームの男女混合編成義務化」を通達。これにより女流プロの獲得を目指すチームが増加するなか、プロクイーン戴冠者である日向も注目選手となった。そして、同年のドラフト会議では前年3位の渋谷ABEMASが日向を指名し、晴れてMリーガーの仲間入りを果たした。
    • ABEMASはMリーグそのもののチェアマンである藤田晋氏が監督を務めていたこともあり、同団体から2人以上の選手を獲得しないという独自のポリシーを持っていた。そのうえで日向のいる最高位戦の雀士がチームにいなかった(多井プロはRMU、白鳥プロは連盟、松本プロは協会)ことは、日向にとって極めて幸運であったといえるだろう。
    • ちなみに、先述のYouTubeチャンネル「ひなたんの麻雀するしない」では、Mリーグ初年度の2018シーズン中、レギュラーメンバーが担当を決めて全チームを取材するという企画があったのだが、このときのABEMASの担当はまさかの日向だった。
  • Mリーグでは守備力の高さを生かした高いラス回避力を武器に活躍し、ルーキーイヤーとなる19-20シーズン、そして翌20-21シーズンと2シーズン連続でレギュラー・セミファイナル・ファイナルの全期間をプラスで完走した。2年連続で全期間プラスで終えたのは、なんと日向が初
  • 一定水準以上の攻撃力も兼ね備え、チームが悲願の優勝を果たし自身もキャリアハイを達成した22-23シーズンには立直・ツモ・嶺上開花・ドラ9で親三倍満というとんでもない手を和了している
  • 2023年7月、ドラマ「この素晴らしき世界」(フジテレビ系列)第1話でまさかの女優デビュー。主人公を追い詰める雑誌記者役を演じ、短いながらも台詞もある役であった。
    • 同作の制作スタッフ陣に熱狂的なMリーグファンがいたことが、この抜擢のきっかけとなったという。もっとも、そのスタッフの推しチームはサクラナイツだったらしいが…
  • 2024年春に自身初の著書となるエッセイ十人十色を上梓すると、同年秋には麻雀の入門書として「推しと楽しむゼロからの麻雀入門」も上梓。特に後者は初心者に向けてどのページも開いたまま置くことができる特殊構造になっていたり、タイトルにある通り推し活特化のコンテンツが盛り込まれているなど独自性のある作りで、Mリーグ公式ショップで丸一か月間売り上げトップをマークした店舗もあったとのこと。

人物編集

  • 愛称は「ひなたん」。
  • 雀士としての二つ名は「ラブ・フェニックス」。
    • 本人が語ったところによると、とあるカップ戦に参戦して役満ツモ条件でオーラスを迎えた際に初手4種5牌から国士無双を完成させて条件クリアを達成というまさに不死鳥のごとき逆転劇を決めたことで最高位戦のお偉いさん達が決定したとのこと。「ラブ」の部分は名前の「藍」の字を「愛」に置き換えたもの。
    • ところが、Mリーグではライバルチームに同じくフェニックスを冠するセガサミーフェニックスがいるせいでなかなか使えず、「(小さな)ビッグ・マム」を二つ名としていた。こちらは、ちょうど娘を授かったタイミングでMリーガーになったことや、チームのに弟・末っ子キャラが多く、逆に日向は姉御肌寄りであることなどが由来。
    • その後、2024-25シーズン序盤に二つ名が公式実況・日吉辰哉が考案した「笑顔のサンシャイン」に変更となり、10月7日の第2試合から実装された。太陽のような眩しいスマイルがよく似合う日向らしさに溢れ、なおかつ名前とも掛け合わさった二つ名として視聴者からも好評。
  • 独特のアニメ声の持ち主で、「ツモ」の発生が「ちゅも」に聞こえるというエピソードは、あまりにも有名。
  • 現在、Mリーグで使用されている大洋技研製の全自動麻雀卓「AMOS」のアンバサダーを務めている。22-23シーズンにABEMASが優勝を果たした際には、賞金の一部を使用し、AMOSをファンにプレゼントする企画を開催した。
  • 本人曰く、「相当ネガティブ打たれ弱い」といい、先述した自著「十人十色」の帯にも「だってネガティブなんだもん。何が悪いの?」という宣伝文句が用いられている。
    • 特に、自身のルーキーイヤーかつ1歳に満たない娘を育てながらの戦いが続いた19-20シーズンは精神的に相当追い込まれており、同じく精神面の不調と長らく向き合いながら第一線で活躍を続けるチームメイトの白鳥翔プロにはかなり助けられたという。
  • 一部で「多井の義妹」と呼ばれることがある。これは、多井プロが自身のYouTubeチャンネルでアキネイターをプレイした際に日向をアキネイターに出題したところ、頓珍漢な問答を繰り返した挙句「思い浮かべているのは『義妹』ですね?」とアキネイターに返されたことから。
    • ちなみに、松本白鳥両プロに至っては正解にすらたどり着けずにアプリが強制終了した。後にリベンジ企画が組まれ、そこでは日向含め全員をアキネイターに当てさせることができた。

関連画像編集

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外部リンク編集

公式X

「麻雀ウォッチ」公式YouTube

関連項目編集

Mリーグ 渋谷ABEMAS

多井隆晴 白鳥翔 松本吉弘

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