概要
アルバイトのみで生計を立てている人のこと。
名前は「フリーアルバイター」の略称。
非正規雇用の一つ。
副業でのアルバイトや、学生はこれに含まれない。
かつてのバブル期にはアルバイトの給与水準も向上したことから、自分の好きな時間帯に働く事ができる新しい雇用形態としてもてはやされた。
アルバイトでお金を貯めて海外へ気ままなバックパッカー旅行→資金が尽きたら帰国してアルバイトでお金を貯めるというループが出来たとも言われ、社会の規律に縛られない自由人というステータスがあった。
しかし、バブル崩壊以降は不景気による就職難で、学校を卒業してもアルバイト生活を続ける、あるいはリストラで不安定なアルバイト生活に追い込まれる若者が増加。
フリーターは「正社員になれなかった就職氷河期の被害者」あるいは「社会に認められる経歴を持たない低能力者」という目で見られるようになり、軽蔑される事が多い。
また、一度フリーターになると職歴に穴が開くため、入社試験を受けても書類選考で大きく不利になり、正社員になることが難しくなる。
この悪循環に陥り、年齢を重ねてもフリーターを続行せざるを得ない人は多く、前述のステータス的な面影は既にない。
その他
「フリーアルバイター」とは、「Free(【英語】自由)」+「Arbeiter(【ドイツ語】労働者)」の造語である。よって日本でしか通用しない。
英語で表現する場合は「Part-time jobber」など。