曖昧さ回避
概要
職業としては「フリー○○」(例:フリーライター)のように呼ばれる場合もあるが、フリーランスが前提のものでは敢えてその呼称は用いない。
イラストなどでは、原義が中世ヨーロッパの自由騎士(Freelance)である事もあり、フリーのパイロットや兵士のように描かれることも多い。
日本語で言うところの「自由業」に当たる言葉であるが、「自由業」は特定の企業や事務所に専属的に所属し活動する芸能人やプロスポーツ選手、作家など(雇用契約である場合を除く)も含まれるのに対し、フリーランスはどの企業にも専属していない者のみを指す場合が一般的である。
事務仕事を自分でこなさないといけないなどデメリットは少なくないが、自分の力量を試すため組織に所属していた時に培った経験を活かして一念発起でフリーランスになる事も多い。
芸能事務所とフリーランス
以前はフリーになる芸能人は比較的少なかったものの、2020年代以降芸能事務所を退所、あるいは当初から個人事務所を設立して活動する芸能人が急増することとなった。
これは2018年以降独占禁止法の適用範囲をフリーランスにまで拡大する方針を打ち出したこと、公正取引委員会が旧ジャニーズ事務所に対し、新しい地図の3名の出演・起用に対して圧力をかけたことが独占禁止法違反(優越的地位の乱用)であると注意したことが大きな理由である。
そのため、スポンサー企業によっては事務所所属よりフリーになった芸能人を積極的に起用するケースが増えたとも言える。