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サムス・アラン

さむすあらん

サムス・アランとは、『メトロイド』シリーズの主人公である。異名は「伝説の賞金稼ぎ」「銀河の守り手」「宇宙最強の戦士」など。
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概要

宇宙にその名をとどろかせる伝説的バウンティハンター、賞金稼ぎである。初代メトロイドより以前から不可能とされる事件の数々を難なく解決し、最強の実力と天才的な頭脳を併せ持つが、同時にその素性をつぶさに知るものは広大な宇宙の中でごく一握りに限られる。
謂わばサムスへの依頼は連邦の最終手段。サムス以上の賞金稼ぎはおらず、それ故連邦軍の中にはサムスへ憧れを抱くものも少なくない。
どんな任務も完遂する活躍はまさしく宇宙の平和の守護者であり、「連邦の切り札」とも呼ばれている。

暴れ馬



高度な文明を持った鳥人族(別名チョウゾ)に託されたパワードスーツを常時装備し、悠然と悪に立ち向かい圧倒する。
このパワードスーツはこの人物と完全に一体化した皮膚も同然であり、サムス・アランを宇宙戦士サムスたらしめる何よりのアイデンティティーである。
敵や破壊した物体からエネルギーボール、ミサイルアモを生成し回復するエネルギー吸収機能で永遠の継戦能力を持ち、サムス自身の不屈の精神力でどんなピンチも決して諦めず、必ず乗り越える。
また、パワードスーツを展開せずともサムスは地球人型ヒューマノイドでありながら鳥人族のDNAを移植されているため素で非常に強靭な肉体を持ち、更に鳥人族から高度な戦闘訓練を施されたため、超人的な身体能力を誇る。生身であっても凄まじい筋力と機動力で、武装した男性や怪物の群れを無傷のまま素手で一瞬のうちに蹴散らす。そこへこの専用パワードスーツを展開することであらゆる悪をなぎ倒す最強の戦士となる。

正体は金髪碧眼女性。初期ではスピードクリア特典として正体を確認出来る。
男性的で落ち着いた口調で話し、女性扱いされることを好まない。というより、他人に弱みを見せることを忌み嫌う。
サムスはチョウゾに託された自身の使命やその責任をよく理解しており、寡黙で淡々と任務をこなすため冷酷な人物と勘違いされることもある。しかし本来は母性が強く、思慮深さや慈しみを持った性格。実際自分を親だと認識して懐いてきたベビーメトロイドは殺さずに保護している他、スパメトやフュージョンでダチョラとエテコーン達を救ったり、プライム2では故郷を失いそうになっていたルミナス族の依頼を実質無償(?)で引き受け、すべてが終わった時には彼らの感謝の一礼に片手を上げて答えるだけして立ち去った。また、仲間を最期に拳を握りしめたり、ゴアを吸収しようとするダークサムスの影に攻撃したり、自分の姿で助けを求めて手を伸ばすガンドレイダに思わず目をそらすなど、口には出さずとも熱い心も秘めている。
特にベビーメトロイドは、スパメトで死に別れてもOther Mやフュージョン以降でも彼女との絆を感じている事が回想で語られており、サムスにとっても特別な存在であるように描かれている。
また、敵対しない無抵抗な者など、任務や依頼に支障がない場合はわざわざ無闇に殺す事をしない。マガジンZ版では、本来無害なイオノフェリアが毒草を持ち込み、グレイヴォイスが彼らを駆除しようとし、イオノフェリアもパイレーツの武器で応戦した際は、戦いをやめさせるためにイオノフェリア達が持つ武器を撃ち落とすのみに留めた(直後、マザーブレインの手勢のロボットたちによってイオノフェリアが焼却され、その際にはロボット一台を怒りのままに叩き壊してしまった)。
これに付随して、ハンター稼業において自分流のやり方があり、それを貫く事を同様に漫画版でも語っている。Other Mにおいても、アダムの元を離れる原因となった事故について、アダムの気持ちと当時の自分が幼かっただけと理解しつつ、それでも当時と変わりなく一縷の希望に賭けると心に決めている。

反面、敵として対峙するのであれば、例え洗脳等本人に悪意が無かった場合や、かつての仲間や相棒の大切な友達であっても戸惑いなく引導を渡す等、私情を挟まないプロとしての必殺仕事ぶりを徹底する。これが依頼が後を絶たない理由。メトロイドに関しても、ベビーから生み出されたクローンが襲いかかった時には迷わず銃口を向けて撃ち倒している。
そしてOther Mやフュージョンで明らかになった限りではあ、銀河の危機を防ぐためや救える命があるなら自らを省みない自己犠牲的な危うさも持っている。
フュージョンでは、連邦軍の真意がSA-Xの捕獲だと知ると、その危険性から何としても阻止しようと、自分諸ともB.S.Lを爆破しようと考えた事もある(それだとSR388が健在だから無意味だとアダムに止められたが)。

なお、メトロイドドレッドのオープニングにて、寄生体Xの絡む案件を請け負えるのが自分だけとはいえアダムから「依頼内容に対して報酬が低すぎる」「不釣り合い」と愚痴られても無視を決め込んでいた事から、実力や使命感に反し報酬には無頓着でもある事が示唆されている(上記にも述べたが、プライム2でも実質無償で惑星を救っている)。

普段は施設や環境に配慮して場合によっては強力過ぎる武装をオフにする等無駄の無い戦い方が特徴だが、仲間や保護対象に危機が迫れば圧倒的戦闘力を持って一瞬で敵を殲滅する。
「メトロイドEX」の最終話に曰く、『子を持ち育てることは無くとも、戦い、守ることで今まで多くの命を育んできたつもりだ』とジョイに語っている。これこそが、彼女の本質と言えるのではないだろうか。

淡々と依頼をこなし、敵に対して一切の容赦を見せない事からただ冷徹で無慈悲な戦闘マシーンのように誤解される事もあるが、その影には他者や銀河の平和を思いやる優しさと、決して曲げない信念を持つ、真のメトロイド(最強なる戦士)の体現者である。

7作目 メトロイドプライムのバリアスーツ模写ドット絵
サムスとメトロイド



ちなみに外観は初代からゼロミッションを経るまで様々な形が存在する。後述のモジュール機能の存在もあり、同名のスーツであっても細部に差異が見られることが多い。

女性である事は、初期二作(メトロイド・メトロイドⅡ)では短時間クリア時の特典としてのみ明らかにされた為、知らなかった人が割と多かった。スーパーメトロイドからはCMでだんだんと明確に成り始め、公式ガイドブックにも素性不明の女性である記述がされている他、プロモーションビデオでは非常に血の気の多い女性として台詞が用意されている。
開発者へのインタビューによれば、初代メトロイドを開発する際、「短時間でクリアできるほどやり込んでくれたプレイヤーへのご褒美があったら良いよね」→「サムスのヘルメットが取れるとかだと面白いよね」→「実は中身が女性だったらびっくりするよね」という流れで女性と設定されたとか(他にもサイボーグ案、超能力者案もあったとか)。
ただし、20代前半の女性であること以外素性はまるで明かされておらず、プライベートも一切謎であるとメトロイドプライム2開発スタッフから語られている。更に、スーパーメトロイド公式ガイドブック「サムス・アランの2時間59分」では他者からの交際の希望に対し本人が冷たい拒絶を示す事が明記されており、恋愛とは完全に無縁。

来歴

サムス
強き母



資源採掘コロニーK-2Lで両親と共に暮らしていたが、3歳の頃にリドリーが率いるスペースパイレーツの襲撃を受け、サムスとK-2Lに生息していたウサギ型原住生物のピョンチーを残してコロニーは全滅した。
サムスの父が銀河連邦政府に向けて発信した緊急信号をキャッチして舞い戻ってきた鳥人族のオールドバードとグレイヴォイスに救助され、鳥人族の暮らす惑星ゼーベスで育てられる。
このとき、地球の900倍以上の重力と固い地殻に覆われ、強い酸性雨が降りしきる過酷なゼーベスの環境に適応するために鳥人族のDNAを移植された。DNAの提供元となったのは前述のグレイヴォイス。そのため、グレイヴォイスはサムスのもう一人の父親と言える。

こうしてサムスはゼーベスで第2の家族と故郷を手に入れ、銀河の守り手たる鳥人族は、彼女をその役割を担う後継者として育て、訓練を施していった。この時、鳥人族用のパワードスーツをベースにサムス専用の非常に強力なパワードスーツが開発され、彼女に与えられる。

しかし、鳥人族が開発し惑星ゼーベスの管理を担っていたマザーブレインがこれに嫉妬し暴走。サムスが14歳の時、マザーブレインはスペースパイレーツと結託しゼーベスの鳥人族を壊滅させてしまった。

再び天涯孤独となったサムスは、鳥人族の意志を継いで銀河を守るため一時期銀河連邦警察に所属したが、アダムの弟のイアンが殉職した一件により銀河連邦において父親的存在だったアダムと人命に関する意見の相違を起こし、やがて自ら除隊する。

以降、単独で活動するフリーのバウンティハンターとなり、スペースパイレーツやメトロイドを巡る幾多の戦いに身を投じ、いくつもの星、銀河、果ては全宇宙を救っていく。

「Other M」や「フュージョン」で、それまではぼやけていた彼女の過去と生き様はこのように一部明らかにはなったが、スターシップなどの移動手段をどうやってを手に入れたのかなどは今のところ謎に包まれている。

サムスのおもな武装について

My Name Is Samus
メトロイドクリア記念
Samus Return
サムス



パワードスーツ

彼女のデフォルトかつ象徴、アイデンティティであるパワードスーツは、鳥人族が高度な技術を駆使して開発した唯一無二のものである。後述の桁外れの耐久性、戦闘力だけでなく酸素供給やマッピング機能、サムスの動きをサポートするための人工知能がコンスタントに働いている。ただでさえ強力無比の身体能力はパワードスーツで更に大幅強化され、例え敵がどれほど強大であっても互角以上に渡り合う事を可能とする。
維持するには集中力が必要となる。製作スタッフ曰く「(サムスがパワードスーツを維持するのは)要するに窮屈」とのこと。

サムスの遺伝子情報を組み込んだバイオ素材で制作されている完全オーダーメイド仕様のため、自己修復機能を持つが彼女以外の者が装備することはできず、たとえ着れたとしても彼女以外の者にはその力を使いこなせない。
このパワードスーツはサムスが強く意識を持つことで出現・装着されるものであり、着用するのではなくスーツと一体化している…というのが正しい。プライム3ではスターシップのコンピュータが血圧と心拍数、バイタルを測定し、スーツの装着をサポートしていた。
外部からの力で脱がすことも破壊することも溶かしたり無効化することが出来ない鉄壁の防御力を誇るが、その性質上彼女がスーツを着たまま意識をなくすと誰も脱がせなくなる(フュージョン冒頭でXに寄生された際、これが仇となった)。
逆に、ゼロミッションではマザーブレインを倒して気を抜いた(製作スタッフ曰く「サラリーマンが出張帰りの新幹線でネクタイを緩めるのと同じ」)所を襲撃されたため、プレッシャーからパワードスーツが使えなくなり、スターシップも破壊されたため、伝説のパワードスーツを入手するまでゼロスーツ(≒ほぼ丸腰)で行動しなければならなかった。
もっとも、ゼロミッションの頃は時系列最初期でありサムスが未熟であったため、Other Mでは宿敵との戦いに一通り決着がついた後の幕間的な出来事にあたるためかゼロミッションやOther M以外でパワードスーツが使えなくなったシーンは、今のところは存在しない。

重力下はもちろん、宇宙空間(あるいはそれに隣接した場所)、水中、果てはポータルを通った異次元空間などどんな環境でも問題なく活動可能。なお、パワードスーツ着用時の身長は190cm、体重は90kg。

パワードスーツは作品ごとに細部のデザインが違うが、一般的に知られるサムスの姿といえばメタリックなオレンジ色で肩が大きく逆三角形のヒロイックなフォルムが特徴的な「バリアスーツ」の姿を思い浮かべる人が多いだろう。機動性は非常に高く、ビームやミサイルを回避するくらいなら朝飯前、人質にほぼ接射で放たれた銃弾を握り潰しつつ発砲者を始末、スピードブースターにより超音速で走るなどスピード面も申し分ない。
鳥人族の残したアイテムを用いることで、様々に機能が拡張される(モジュール機能)。このモジュール機能によって、鳥人族製の兵器に限らずあらゆる武器、能力、データ等をパワードスーツに取り込み、自らの力とすることが出来る。
耐久力も正しく圧巻で、ベスト装備であれば溶岩の中を平気で行動する程度なら勿論、水中で地上と同じように活動できるようになる他、重力の操作も受け付けず、いかなるものも腐食・溶解させる酸も無効化し、反物質砲や採掘レーザーの直撃も軽傷程度で済ますレベルの耐久力がる。
おまけに物体に侵食し強制的に死か突然変異を引き起こさせる危険物質フェイゾンさえも、取り込み耐性を獲得しうる。

また、わんぱっくコミック・メトロイドでは宇宙船に振り落とされ、そのまま宇宙空間から惑星ゼーベス地表に叩きつけられるという散々な目に遭いながらも苦笑しながら地面から這い出てくる等ギャグ補正も取り込める。
メトロイドEXの最終話ではグリードが起動した全てを飲み込み全宇宙を消滅させるブラックホールに対し同規模のホワイトホールで対抗し相殺。その爆心地にいたにも関わらず無事生存しており、それ以降も邪悪と戦い続けていることが有志のインタビューにより作者から明言された。

このスーツに秘められた力は当のサムス自身さえもすべてを知るわけではないが、漫画「サムス&ジョイ」ではサムスの意思に応じてその能力・戦闘力は無限大に跳ね上がるらしく、事実ベストコンディションのサムスの500倍のパワーを持つと豪語されたコピー戦士の群れを容易く蹴散らしている。

年若いサムスの成長を描いたマガジンZ版においても、覚醒したサムスにはクレイドの踏みつけはもちろんリドリーのプラズマすら傷ひとつ付けることが出来ず、漫画版メトロイドプライム2でもゲームでは難敵であったエンペラーイングをたったの1コマで瞬殺、最終決戦においてはダークサムスを一撃で消滅させている。
Other Mではオーバーブラストやリーサルストライクで数々の敵をかっこよく吹き飛ばしている他、サムスリターンズにおいてもゼータメトロイドを地面に叩きつけたり、オメガメトロイドを叩き伏せたり、瀕死のディガーノートをノールックでトドメを刺すなど、ダイナミック且つスタイリッシュなアクションを見せている。

アームキャノン

孤高の戦士



サムスの右手部分と一体化した大型の銃。
様々なビームとミサイルを主に併用する。戦闘はもちろん溶接やデータのダウンロード、果ては惑星のエネルギー運搬までこなし、更に打撃武器としても強力な正にサムスの代名詞と言える逸品。上記以外にもマップの表示やスターシップへの信号の送信も可能。
最初期装備のパワービームですらパイレーツの戦闘機を一撃で粉砕する破壊力を誇り、実際非武装の艦船で移動する際は彼女が船外に出て、主砲として活躍することも多々あった。これが漫画版プライム2になるとパイレーツ母艦を木っ端微塵にする程になり、戦いを経る毎に強化されていることが分かる。

サムス自身の射撃能力は敵が持つ武器のみを撃ち落とす程度は勿論、屋内で発生した跳弾を屋外から音のみで位置を把握して叩き落とす事さえ容易いレベルのものまで鍛え上げられているため、相性は抜群。そしてこのキャノンにも、様々なオプションを追加することが可能。

  • あらゆる物体を貫通し壁越しに攻撃、透明のバリアや皮膜も貫くウェイブビーム
  • 対象の時間を停止させて副次効果として凍結させる力を持つアイスビーム
  • 核融合反応による爆縮を起こして敵を消滅、貫通するプラズマビーム

このような武器が装備・全て併用可能。
「プライム」シリーズでは電気ウェイブやプラズマ熱などのエネルギーを帯びる機構をいくつも収納し、ミサイル弾薬との併用で小型太陽やブラックホールを打ち出したり、反物質砲や超音波砲すら打ち出す多彩なチャージコンボを持つ。
上記以外にも多種多様なビーム、ミサイルを使用する事が可能で、メトロイドプライム2の最終決戦時のように敵のビームをチャージビームで吸収して打ち返すような芸当や、プライム3では大型のエネルギー弾をゼルダよろしくビームで跳ね返したり破壊する事も出来る。

補助火力として通常弾頭弾のミサイルや、その更に3~5倍の威力を持つ「スーパーミサイル」を発射可能。その破壊力は爆発の余波だけで宇宙ステーションのエレベーターを機能停止させてしまうほど。巨体のボスを早々に沈める高威力攻撃だけでなく、このミサイルやスーパーミサイルでなければ開かないゲートもあるため重要度は高い。
プライムシリーズではマルチロックオンが可能なシーカーミサイルが登場。ミサイルの消費は大きいもののこのマルチロックオンで同時にミサイルを撃ちこまなければいけないゲートや、これが非常に有効な敵も存在する。

サムス自身の格闘能力も非常に高く、ゲームでは破壊不可能なロボットの装甲も片手で叩き潰したり、クレイドの踏みつけも物ともしない膂力を誇るため、頑丈なアームキャノンはそのまま強力な鈍器になる。
特にサムスリターンズ以降は自身の体格を遥かに凌ぐゼータメトロイドを殴り飛ばした後に、尾を掴んで地面に叩き付ける事や、サムスを遥かに越える体躯のオメガメトロイドを飛び付きで押し倒す、リドリーの突進やクイーンメトロイドの噛みつきも弾き飛ばす。また漫画版メトロイドプライム2では敵対クリーチャーがビームを弾きかつミサイルも有効打とならないと見るや、アームキャノンを突き刺し内部から爆散させて倒すなど機動性や怪力を生かした技も多く使う。
そうした打撃などは勿論、訓練の賜物か投げ技やカウンターも完璧にこなすサムスがアームキャノンが合わさることで死角の無い戦いを展開することが可能。
ちなみに、プライム3で入手可能な「Xレイバイザー」を使用するとアームキャノンの中にサムスの腕があるのがわかる。(これはWiiリモコンを手に持つ形に似た姿勢になっていて、撃つとちゃんと人差し指が動いている)

サムスの固定武装ではあるが、メトロイドプライムシリーズのギャラリーで閲覧可能になる資料等には右手も左手同様通常の腕と同じように描かれているものもあり、更にパイレーツ製のギガタレットや小型スターシップ等の操縦も問題なく行える事、上記のモジュール機能やスーツの外観の差異などから必要であればアームキャノンの格納も可能である可能性が高い。
2019年にはGamestopで実際に装着可能かつ、発光ギミックを搭載した「サムス・アランのアームキャノン」が発売された。デザインはメトロイドプライムシリーズのもの。
実際のサイズよりは若干小ぶりなものの、成人男性が右手に嵌めて違和感のない程度にはしっかりした作りをしている。

モーフボール

サムスの身長の半分程度の大きさの球体に変形する機能。狭いところにもスイスイと転がっていくことが出来る。球体ではあるが自走可能で坂道で静止したり、ジャンプも可能。
原則として変形の原理が謎に包まれており、スペースパイレーツが特に解析に四苦八苦していた装備として有名。明らかに人間の骨格では実現不可能な大きさと動きを見せるが、今の所サムスの体が柔らかいからではなくスーツと一体化する性質と、鳥人族の技術の賜物…と言う説が有力。スペースパイレーツがこの技術を模倣して自身で試したところ、全身の骨がバキバキに折れる重症者を出して実験が頓挫してしまったらしい。

プライム1でボール系機能を取得した際のムービーではサムスが膝を抱えた体勢で丸まり高速回転し、左右からボールの装甲が挟み込むように展開して変形完了するというシークエンスを挟んでいる。続くプライム2やプライム3では、サムスが回転ジャンプして光をまとって変形する描写になっている。視界に関しては、Other Mにてサムスの視点がダイレクトにアダムに届く状況で、彼から特に意見がないため通常通り見えている可能性が高い。
この状態で“ボム”やボムの数十倍の威力を誇り周囲一面の敵を消し飛ばす強力なパワーボムを仕掛けることも可能。パワーボムは人間程度なら勿論、巨大な重機であるディガーノートすら一瞬で蒸発させる程強力で、その攻撃範囲は画面全体に及ぶ。グリード団はサムスから奪ったボム能力で一発で星を丸ごと一つ消し飛ばす爆弾を生み出しているあたり、パワーボムも大概強力な切り札である。
モーフボールは加速突進も非常に強力で、敵に大ダメージを与えたり、障害物を破壊する事もできる。作品によっては、シャインスパークやパワーボムと組み合わせた強烈な突進攻撃も可能とする。

その他の機能

  • 強力なエネルギーを帯びた状態で無敵と破壊力抜群の攻撃を併発するジャンプ「スクリューアタック
  • 天井、壁に張り付いてロープや敵のバリアやシールドを引き剥がす、あるいは敵を釣り上げたり地面に叩き落とす「グラップリングビーム
  • 壁や地面を透視して隠し通路や隠しアイテムを探索できる他、姿を消した敵を視認する「Xレイバイザー
  • 空中ジャンプが(何度でも)できるようになる「スペースジャンプ

など、過酷な状況の星や施設を探索する上で非常に便利な機能がここには書ききれない程多く詰まっている。
加えてサムスがあらゆる武器、ビークルに精通していることもあり、その場にあるものを効果的に使いこなす事で敵から見た際の彼女の脅威度合いを大いに高めている。

だが何より強力なのは「プライム」シリーズの「スキャンバイザー」だろう。対象の生物・兵器などのデータをその場で解析し(あるいは情報をダウンロードし)、瞬時に撃退法や弱点を確認可能な、かなり便利な機能である。見方によっては敵施設へのハッキングもこなす辺り、これもなかなかに優秀な機能である。
この”バイザー機能”は他にも温度や音響を視覚表示したりするものも存在し、異次元に存在する物体や敵にも干渉可能かつ攻撃・撃破可能な機能を持つものまである。
(このバイザーもモジュール機能に対応しており、鳥人族製でないものでも取り込み運用が可能)。

スーツ大集合
探索中なう....



アイテムを回収し徐々に能力を拡張して、ダンジョンを探索していく」というスタイルが
作品そのものの軸となっているため、作品が進むごとに前作からの武器、能力に加え新しい機能も次々追加され際限なく強くなる」という敵からすれば理不尽極まりない仕様を持つ。
プライムシリーズでは基本的によく使うパワービームの連射だけでも、ゲーム中で見る限り大型の鳥を跡形もなく消滅させたり霊など干渉が困難な敵にも直接ダメージを与え倒すことが出来、更にそのチャージショットをミサイルと組み合わせて「スーパーミサイル」を再現するなど、初期武器ながらかなりのポテンシャルを持つ。

このパワービームも漫画版メトロイドプライム2冒頭でスターシップ上からの狙撃でパイレーツ母艦を粉々に粉砕していることから、少なくとも連邦の技術の更に上をいくパイレーツの母艦も一撃で沈める破壊力があることが窺える。
ノーマルスーツの時点で非常に高機能で、そこにサムスの身体能力も付加されるのだから強くない訳が無い。

※以下は時系列順

射程の短いショートビームが初期装備。ロングビーム入手後は、画面端まで届くビームが撃てる。ミサイルはもちろん、アイスビーム、バリア、スクリューアタックなどのおなじみの機能が、惑星ゼーベスに眠っている。
上記のリメイク作品。当然こちらもショートビームが初期装備となる。「メトロイド」に登場したモーフボール等の装備のほかに、「メトロイドⅡ」「スーパーメトロイド」などで登場した機能や、崖につかまる新機能パワーグリップなどが追加され、「メトロイド」からサムスの操作性が飛躍的に上昇した。
リメイク要素としてクリア後ストーリーが追加され、そのストーリーではパワードスーツを失ったゼロスーツ状態を操作してスーツを取り戻すために潜入することになる。
パワービームが初期装備。
歴代の様々なアイテムに加えフェイゾンスーツが登場。
バイザーシステム、マッピング機能やレーダーなどが追加されスーツの高性能さが窺える。
スペースパイレーツの宇宙船から脱出する最中、爆発の衝撃でスーツの機能を失ってしまい、惑星ターロンIVでアイテムを集め直すことに。
初期装備はバリアスーツとミサイルとモーフボール。
究極の力を求める6人のバウンティハンター達の能力を得ながら、「究極の力」の正体に迫る。
初期装備はパワービームとモーフボール。
DNAレベルで対象と同化して完全に支配するというスナッチという能力を使用する未知の生命体イングの攻撃から辛くも脱出するものの、大半の能力を喪失してしまう(漫画では仲間を庇う形でスナッチを受けたが、能力の大半を喪失だけで済んだ、ということになっている)。
惑星エーテルを舞台に奪われた能力を再回収して回ると同時に、定住していたルミナス族の族長U-Mosの頼みを引き受けて奪われた惑星エネルギーを奪還するため、ライトエーテル・ダークエーテルと呼ばれる2つの世界を往来しながら星を救うために奔走する。
スーツはバリアスーツからのスタート。
本作の黒幕「ダークサムス」に襲撃され体をフェイゾンに汚染されてしまうが、この体内フェイゾンを利用する「PEDスーツ」へ改修。
今作ではテルリアン系と呼ばれる星域内の様々な惑星が舞台となっており、各惑星にて新たな能力を得ていく。
ダークサムス討伐依頼を受けた仲間たちが次々と完全に洗脳されて行き、サムスもフェイゾンに蝕まれつつも、最後までしっかり自我を保ち見事宇宙を救ったことから、洗脳に抗うほどの強靭な精神力が窺える。
決着後はPEDスーツから元のバリアスーツに戻っていることが確認できる。
主人公として登場しないが、連邦軍からの依頼で参加。他のシリーズと違い、最初からベストコンディションであることもあり、サムスの超人的な力を、一般人視点で見ることができる。
その後、如何なる経緯かスペースパイレーツに囚われており、ヒュージネートビームにより巨大なモーフボールとなって暴走した。プレイヤーたちフェデレーションフォースの活躍で正気を取り戻した後は、脱出する彼らを援護してくれる。
初期装備はノーマルスーツに逆戻り。ゲーム開始時はミサイルを30発程度保有している。
スペイザーやプラズマビームなど高い破壊力を持ったビーム拡張が初登場した。GBの仕様上ミサイルがややちんまりしたビジュアルに。
上述のリメイク作品。リメイク元と異なり、24発のミサイルが初期装備となった。サムスの基本アクションに、敵の攻撃に合わせてカウンターを行う「メレーカウンター」と、
360°すべての方向に攻撃可能な照準方法「フリーエイム」の二つが追加されている。
ビームはメトロイドⅡとは違いアイスビーム以外は複合化できるようになったほか、グラビティスーツやパワーボムなどのⅡにはなかった機能として周囲の地形をスキャンしたり、攻撃を無効化するフォースフィールドを纏う、果ては周囲の時間を遅らせるなどの強力な新機能「エイオンアビリティ」も登場した。
一方で、スクリューアタックも含め防御力の著しい低下が問題に。
初期装備はノーマルスーツ・ノーマルビームからのスタート。
この作品で、スーパーミサイルやグラップリングビームなどが初登場する。
現地の生物エテコーンにキッククライム、ダチョラにシャインスパークを師事される。
  • メトロイド アザーエム
序盤では、アダム・マルコビッチの指示で機能にリミッターをかけている。
たくさんの武器や能力は任務を進めるうちに使用可能になっていく。ちなみにこの作品の序盤でパワーボムの危険性が説明されるため、クライマックス以降まで使用が解禁されない。
ノーマルビームからスタート。
バイオテクノロジー企業B.S.Lの警護依頼を受けたが、警護中に謎のクリーチャー「X」に取り付かれ、中枢神経まで冒されてしまう。X除去手術が行われたがこれによってパワードスーツの切除を余儀なくされた。
シリーズの中では名実ともに防御力が弱い設定だが、手術の際に用いられたベビーのワクチンの効果でXを吸収する効果が付与。Xから能力を取り戻したり、銀河連邦が再現したミサイルやバリアスーツ等の能力を改めて得ていく。
切除されたパワードスーツに取りついた「X」が「SA-X」(サムス自身に擬態したX)誕生のコアとなり、それぞれの能力を宿している。SA-Xにはスクリューアタックかチャージしたウェイブとプラズマの複合ビーム以外にダメージを与えるすべは無く、それ以外のあらゆる攻撃を無効化してしまう。すなわちそれはベストコンディションのサムスを倒すには彼女の持つ上記3つの武器が必須という事を意味する。
パワービーム、ミサイルからスタート。
惑星SR388ごと絶滅させたはずのXの生存が示され、真偽を確かめるために映像が送ってきた未開の惑星『ZDR』へ調査に赴く。しかし、そこに待ち受けていた銀色のパワードスーツを纏った謎の鳥人族に襲われて敗北し、能力の大半を失う羽目になる。
前回のフュージョンスーツから少しずつ以前のパワードスーツに戻りつつある設定であり、シルエットが元のパワードスーツにかなり近づいている。失った能力は鳥人像の他、新エネミーE.M.M.I.を撃破するなどで取り戻していく。
従来の能力の他、新アクションとしてスライディングが追加され、サムスリターンズで使用したものとは異なる「エイオンアビリティー」を使うことができる。
フュージョンの後の時間軸であり、低温環境が弱点である事や、触れるだけでXを吸収するという特徴は健在である。

ゼロスーツ

Metroid poster


パワードスーツの下では、基本的には全身を覆うラバースーツのような、水色のインナースーツを着用している。
『フュージョン』までの作品ではハイレグビキニや長袖レオタードなど作品・媒体によってまちまちであった。
また私服の状態でもパワードスーツは瞬時に展開可能で別にこれがなければ通常よく知られるサムスの姿になれないという訳ではない。

この状態でも高い身体能力に変わりはなく、上記の通りの格闘技能や怪力、岩山を平然と飛び越えたり人の身でありながら本来生身の人間ならば体に巨大な風穴を空け即死するゼーベス星人の砲撃にもエネルギータンク×1回分は耐えるなど、この状態でもなかなかに人間離れしている。
反面手持ち武器は麻痺銃のパラライザーのみであり、流石に普段の脅威的な破壊力は発揮出来ない。
長寿である鳥人族のDNA、メトロイドのDNA等を取り込んだためか常に若々しい容姿を保っているが、パワードスーツが上位互換に等しいため生身でいることはほとんどない。

詳細は「ゼロスーツサムス」を参照。

スーツバリエーション


ノーマルスーツ

百戦錬磨


初代・スーパーメトロイド・ゼロミッション・メトロイドプライム1・サムスリターンズに登場
能力としてはあくまでも戦闘や過酷な環境への必要最低限の機能があるだけなので性能は従来のスーツより劣っており、規格外の極度の環境には弱い。
見た目の違いは肩が球体型ではなく三角形型のアーマーになっており、細かい違いとしては脚と腕部に付属している膝・肘のアーマーが小さく(又はない)なっている。
スーツとしての機能はサムスのパワードスーツの中でこそ最弱だが、彼女自身のスキルやパワービーム、ミサイル等の武装は問題なく使用可能で機動性やパワーもあるため総合的な戦闘力は高い。
大きな肩が目立つデザインは後述する伝説のパワードスーツによるものであり、現にOther Mでは機能のオンオフこそあれどスーツの形が変化することはなかった。
しかし後の伝説のパワードスーツ獲得後の時系列であるプライムではスーツの機能を失ってバリアスーツがノーマルスーツと化し、サムスリターンズでのノーマルスーツは再び旧来通り三角形のアーマーや縮小された各部位が目立つデザインになっているため、スーツの形そのものが大きく変形する機構も搭載されていたようだ。
Other Mの回想にも登場することから、惑星ゼーベス攻略以前(早い話が初代メトロイド以前の任務)はずっとこのノーマルスーツで戦ってきた事になる。

バリアスーツ

サムス



メトロイドシリーズでは基本的なスーツ。プライム1冒頭、プライム2、プライム3、Other M、フュージョンのオープニングでは最初からこの姿である。
主な性能はノーマルスーツより向上しており高温、低温等環境ダメージを受けず、また肉食性の昆虫に集られても全く無傷で、毒や酸すら防ぐ。
また、前述の無限に上昇する戦闘力の影響か、マガジンZの漫画版では地球人を骨すら残さず消し炭にし、チョウゾの建造物も易々と粉砕するリドリーのプラズマブレスすら無効化している(この時は、直前にグレイヴォイスの残留思念から彼の理想を託された後だったため、スーツの機能が最大限活かされた状態だったと言える)。
スーパーメトロイド時点の最強状態のサムスが使用するアイスビームでも凍結しない事から冷気攻撃や時間停止攻撃もその効果を無効化する。(しかしダメージは受ける)更にメトロイドフュージョンではSA-Xの体質から、スクリューアタックやウェイブ+プラズマビーム以外のあらゆる攻撃を無効化することが判明した。
パワードスーツの項目でも記載したように脅威的な防御力を持つが、ゲームの都合上溶岩やフェイゾンのように劇物によるダメージは受け、星やステーションの自爆からの脱出が間に合わなければ即アウトである。

作品によって見た目がだいぶ違うため見分け辛かったりする。
分かりづらいが2と比べスパメトはアームキャノンが少しゴツくなっている、プライム1・ピンボールは肩のアーマーが大きくなり、プライム2・3・Hは逆三角形型のバイザー(サムスの額部分)が少し拡張されている。
Other Mは全体的にデザインがスタイリッシュになっており、サムスリターンズで肩が再び巨大化、顔がプライム2・3のダークサムスに近いデザインになっている。
なお、ゼロミッションのバリアスーツは下記の伝説のパワードスーツとの差別化のためか、ノーマルスーツをバリアスーツカラーにしたものになっている(ドット絵や、1度目の脱出シーンなどでわかるが、肩が球体型ではない)。上述のマガジンZの漫画版も、ゼロミッションをベースとしているため、こちらのデザインになっている。
プライム2で敵のウィルス(サイバー的な方)攻撃からの再起動時のメッセージによれば、パワードスーツのバージョンはver.SA1-4468-VM6-P

グラビティスーツ

Samus Returns: Gravity


スパメト・ZERO・フュージョン・プライム1・Other Mに登場。
水中や宇宙空間など重力の影響を受けないため行動能力が上がっている。また、防御力も更に向上している。また、プライム1では水中の視界が良くなる機能もある。
熱耐久が上がったためマグマに入ってもダメージを受けないが強酸などのダメージは受ける
主に見た目が紫を基調としたデザインとなっているがスパメトはピンク、Other Mはスーツではなく、あくまで機能なので重力制限を受ける所で紫のオーラが出るのみとなっている(開発者によると、紫色の姿でシリアスな場面に入る事を避けるためなんだとか。あとはフュージョンへのつじつま合わせ)。
また、あくまでカラーが変わるのみだったそれまでに対しサムスリターンズでは装甲の追加を始めとしてバリアスーツよりも更に堅牢な鎧としてデザインされている。

フュージョンスーツ

Fusion Mode


フュージョンに登場。
水色を基調とした生物的なデザインになっており、筋肉のついた体つきがはっきりと浮き出ている。
また腕にヒレのようなブレードがついているが、ゲーム中では使わない。

謎の生命体Xに体を侵食されスーツを着たまま意識を失ったサムスが治療のための手術を受けた際、Xに汚染されたアーマーを外科手術で切り離していった結果こうなった。
ようするに不慮の事故で生まれたスーツである。
装甲が薄くなったため敵からのダメージが従来より増している一方、軽量化に伴いジャンプ力が増しており、梯子を使ったアクションが見られる。またそれを補うためか獲得出来るエネルギータンクは歴代最多で、理論上のタフネスは依然として驚異的。
メトロイドの特性を受け継いだため宇宙で唯一Xに対抗する存在となったサムスだが、副作用で寒さに極度に弱くなってしまった。(後に改善されるが)
なお、本作のバリアスーツやグラビティスーツは、フュージョンスーツがそれぞれ黄色、紫色に変色し、SA-Xを取り込んだ際は本家バリアスーツ同様のオレンジ色になる。
ちなみにプライム1リターンズでも、特定の手順を踏むことでこのフュージョンスーツで遊べるようになる。

メトロイドドレッドのパワードスーツ

メトロイドドレッド


ドレッドに登場。
頭と胸部、及び全体的なシルエットは従来のパワードスーツに似ているが、肩や足などが青く、それ以外は白い装甲になっている。また、生体スーツの上に装甲を追加したようなデザインである様に見え、背中にはフュージョンスーツにもあったメトロイドのコアのような装飾がある。
このような姿になったのは、前述のフュージョンスーツが、以前のようなメカニカルなスーツに戻りつつある事を表しているとか。
バリアスーツやグラビティスーツはそれぞれ青い部分がオレンジ、紫色に変わり、装甲が追加される仕様になっている。スーツが変わっただけでサムス自身の体質が変わったわけではないため、フュージョンと同様に低温に極度に弱いという弱点もそのまま。

サムスリターンズにおけるメレーカウンターとフリーエイムは健在であり、更には新機能として新エネミーE.M.M.I.の追跡をやり過ごすのに重宝される光学迷彩『ファントムクローク』や、特定の壁や天井に張り付いて移動や攻撃が可能になる『スパイダーマグネット』などが搭載される。更に、新たなアクションとしてスライディングが追加された。
当初はバリアスーツだったのだが、惑星ZDRを探索中に謎の鳥人族の襲撃にあい、追い詰められたその時、自身の体から何かが上昇し、それがピークに達した事で気を失った。目覚めるとスーツの能力が初期化された状態で倒れており、この状態のままZDRを探索する事になる。

伝説のパワードスーツ

SAMUS


ゼロミッションに登場。
バリアスーツの能力をプラスしたスーツ。
チョウゾの試練を突破した選ばれた戦士にのみ与えられるパワードスーツで、強力なスペースジャンプやプラズマビーム、グラビティスーツはこのスーツでないと使用できない。また肩が丸くなったのもこのスーツの影響である(上記にもあるが、ゼロミッションのバリアスーツはノーマルスーツの色ちがい)。時系列を考えれば、プライムシリーズやⅡ以降のバリアスーツは皆、この伝説のパワードスーツに置き換わったと思われる。
古代チョウゾの鎧がデザインの原型となっているため、試練を課す大軍神自身もこれに酷似した鎧を象っている。
ちなみにバリアスーツを入手していなくても、伝説のパワードスーツ入手時におまけと言わんばかりに付属してくる。そのためか、バリアスーツを入手せずに進めるTASも存在する。

フェイゾンスーツ

フェイゾンスーツ


プライム1に登場。
能力は外部からのダメージ軽減・フェイゾン接触によるダメージ無効。グラビティスーツより更に防御力が上がるため敵によっては受けるダメージが1以下になることも。黒とシルバーを基調にしたカラーのスーツでバイザーはオレンジ寄りの赤とアーマーの隙間から発光する光は赤。特定の状況で生成される液状フェイゾンを吸収し強力無比なフェイゾンビームとして撃ち出すハイパーモードを起動可能。
ちなみに日本版(wii版も込み)と海外版(GC限定)では、このスーツを入手するときのムービーに差異がある。
日本版&Wii版では立ち上がり不思議そうに身体を眺める程度だが、海外版GCでは身体を強く震わした後にポーズを決めている。スタチューに使用されているのはこのポーズ。
この変更について公式は発言していないが、ファンの間では以下の理由ではと考えられている。

  • オメガパイレーツに潰されたはずなのに、海外版は最初から立っており潰された描写と一致しない
  • 他の能力と違って不意に入手した能力なのに、怪しむ間もなく即座にポーズをするのは違和感
日本ではあまり知られていないが、スタチュー以外にも二種類のアクションフィギュアが発売されている。
プライム1の100%隠しエピローグにて、このスーツが図らずもある存在の誕生に関わる事となる。

ダークスーツ

SANCTUARY FORTRESS


プライム2に登場。
主にダークエーテルの大気ダメージ軽減がメイン。
肩アーマーが縦長の円盤状になり胴体アーマーが胸部までしかなく、腹部が大きく露出したようなデザイン。機械とも生物とも取れる見た目をしている。本作ではグラップリングビームやグラビティブーストが外付け式のため重装の印象を抱かれやすい。
フェイゾンスーツ同様に朱色のバイザーを持ち、中盤から終盤までかなりの期間をこのスーツで活動する事になる。

ライトスーツ

26作目 メトロイドプライム2のライトスーツのドット絵


プライム2に登場。
プライム2の舞台『惑星エーテル』のエネルギーをルミナス族の技術で凝縮、光の鎧として昇華させたダークスーツの完全版であり光の世界の切り札。
ダークエーテルの大気やダークウォーターから受けるダメージの無効化や、光を経由してのテレポートシステムなどを有している。
防御力も凄まじく、大規模な群れで飛び回りダークエネルギーへの耐性が無ければ最高クラスの金属も容易く溶解するという超小型イング「イングストーム」に至っては、このスーツで接触するとイングストーム側が消滅してしまうほど。
色は白を基調としており、プライム2本編のボスであるアモービスの意匠を持つ。
Other Mの様な細くスタイリッシュなデザインになっており、鎧というよりも聖堂の天井や彫像を思わせる神秘的なデザインが特徴。
First 4 figuresでも早い段階でスタチューとして立体化されており、サイズも相まってその風格や存在感は圧倒的。
元々ルミナス族の鎧であるため、事件解決後はきちんと返却している。

PEDスーツ

PEDスーツ サムス


プライム3に登場。
サムスがダークサムスの攻撃を受けたことで、彼女の体内で生産されるようになったフェイゾンエネルギーを利用すべく連邦が開発した「Phazon Enchantments Device」を装着されたスーツ。胸にはPED本体が剥き出しで装着されており、肩アーマーが某チョ○ボ頭のそれにそっくりなディテールに代わっている。
後にその両肩にスペースパイレーツの開発した「ハザードシールド」を装着し、超高温のブリオジェルやあらゆる物を腐食させる酸の雨から受けるダメージを完全に無効化するようになった。
また、今までは触れるとダメージだった液状フェイゾンに浸かると、体力とミサイルを凄まじい早さで回復するようになっている。

最大の特徴はエネルギータンク1つ分のフェイゾンを消費することで戦闘力をブーストする「ハイパーモード」。使用中は無敵であり、攻撃力も飛躍的に上昇するためボスや手強い敵への必殺技となる。しかし、ハイパーモードは何度も起動したり発動中に大量のフェイゾンを浴びると暴走し、際限なくフェイゾンエネルギーが供給され続ける「コラプションモード」になる諸刃の剣でもある。
コラプションモード中にフェイゾンゲージが満タンの状態が続くと、サムスの体が完全にフェイゾンに汚染されてそのままゲームオーバーになってしまう(通常のゲームオーバーは流血を示すような赤い画面になるが、こちらはフェイゾン汚染を表現したのか青黒い画面になる)ため、暴走が始まってしまったらとにかく撃ちまくってフェイゾンエネルギーをすべて排出するか、ゲージが満タンにならないように数秒間維持することで緊急停止装置を発動させる必要がある。

最終決戦の地、『惑星フェイザ』では濃厚なフェイゾンを大量吸収したため、コラプションモードが解除できなくなってしまう。サムスは最後の手段として、PEDの緊急排出システムを発動し全エネルギータンク内のフェイゾンを排出する。
しかしこれは一度しか使えない上にDNA認証の障害をきたしてスターシップにも帰還不能になり、サムスは自身が完全汚染される前にダークサムスを撃破する命懸けのタイムアタックを強いられることになる。
道中の敵を倒すことでゲージ低下アイテムを回収する、フェイゾンを吸収してくる敵に減らしてもらう(吸収後に強烈な攻撃を飛ばしてくるのでタイミングをよく見ること)など一応道中で詰まないための配慮はされている。が、ダークサムスとの最終決戦では途中からゲージを減らせなくなるため難易度設定とゲージ量によっては辛い戦いを強いられる事もある。

なお、ストーリーが進むに連れてフェイゾン汚染度が上がりスーツの色も青く変色するため、素の状態のこのスーツをゲーム内で見る機会は意外と少ない。
ダークサムスに勝利して汚染が除去されると一気にスーツの青みが引き、本来の色合いが改めて確認出来る。

その他

私生活がどういったものなのか、そもそも任務以外の時は何をしているのか、といったパーソナリティに関しては、上述通りほぼ全てが不明。
生みの親である坂本賀勇曰く「常に謎の多い人物なので、私生活も謎」とのこと。またサムスリターンズの公式サイト及び電子説明書においても素顔を知るものはほとんどいないことが明記されている。
比較的台詞やキャラクター描写の多い漫画、メトロイドEXにおいてもジョイと共に各星で情報収集する際はパワードスーツにマントを纏った状態で行動しているため、日常でもほとんどパワードスーツで過ごしている点が示唆されている。(サムスの名前や姿に対し素性がほとんど知られていない事にも納得出来る)
クリア時に表示されるイラストにはバーらしきところで寛いでいる姿があることから、飲酒の習慣があるのかもしれない。

頻繁にスターシップが変わることについてはファンからは任務の報酬で買い換えているのでは?と推測されることが多いものの、これも詳細は不明。
プライム3のエンディングでサイラックスのスターシップに後を付けられていた描写から、(バウンティハンターの仕事柄)報復に警戒して買い換えているのではないかという意見もある。
または、作品の時系列を考えれば、初代スターシップはゼロミッションにてスペースパイレーツの攻撃で大破しており、スペースパイレーツの宇宙船に奪って脱出した後にプライムシリーズのスターシップに乗り換えたと思われる。メトロイドプライムのスターシップには二連パワービーム砲とリアマウント式プラズマキャノンが装備され、火力面での不足が一切ないことが海外版メトロイドプライム公式サイトに記載されており、ゼロミッションの反省を踏まえた物とすれば辻褄が合う。
後に、プライム2では惑星エーテルに突入した際に磁気嵐で故障していたため、惑星エーテルから帰還した後にプライム3のスターシップに買い換え、または改装したのかもしれない(プライム3でゴアに攻撃されて煙が上がっていたにも拘わらず、飛行は可能だった)。
フュージョンではオープニングでサムスがXに寄生されて意識を失い、操縦不能になったスターシップがアステロイドベルトに衝突して大破してしまう。その後、新たに入手したフュージョンのスターシップは、コンピュータAIの指示に従う事を条件に、銀河連邦軍から支給されたものだとサムス自身の回想で語られている。

Other Mではリドリーへのトラウマを抱えているような過度な描写が目立つが、時系列が最も最初のコミック版メトロイド終盤で既にトラウマは克服している。Other M以外の全てのシリーズにおいてトラウマを発症する場面は無く、漫画版メトロイドでもトラウマやPTSDに関して「もう大丈夫」とサムス本人が明言している。PTSDには自覚症状がない場合もあるが、プライム3の冒頭においてスターシップ内で体調管理やバイタルチェックを定期的に行っている事が確認されているため、サムスも日々の体調と精神状態に気をつけていると思われる。
Other Mに関しては社長に訊くから分かる通り本作がそれまでのメトロイドシリーズで培われたサムスのイメージと坂本氏の思い描いていたサムス像がかなり異なったため、坂本氏の「これが僕の考えるサムス」という旨の主張の元でサムスのキャラ付けが成されている。
メタ的に言えば批評や賛否はともかく該当シーンを初めとした不自然とされがちなムービー群はあえて漫画版メトロイドの描写に寄せる事で坂本氏の思うサムスを公表、印象を変えようとした結果である。
坂本氏は「社長が訊く」で自分はサムスの生みの親であって育ての親ではないこと、また批判されるのは承知の上だったことを語りつつ、それでも全てのムービーが完成した時はまるで我が子の成長を見たようで涙ぐんだ旨を話している。
現に、Other Mの後に発売されたサムスリターンズにおいても、ベビーを拐おうとしているプロテウスリドリーに、果敢にも挑んでいる。

外部出演

スーパーマリオRPG

マシュマロの国まで進めた段階でキノコ王国の客室に行くと会える。バリアスーツの状態でベッドにもぐりこんで熟睡しており、話しかけると「……オモロイド」と寝言を言う。
英語版では寝言が「……I'm resting up for Mother Brain.」になっており、ここでマザーブレイン討伐をサボっていたところをマリオに見つかった事になっている。

星のカービィ3

レベル5「アイスバーグ」のステージ2に登場する。
洞窟内に隠れている6匹のメトロイドをすべて倒すと、ヘルメットを脱いだ状態でゴール前で待っており、ハートスターをくれる(全滅しなかった場合はヘルメットを被ったまま)。
ちなみにここで登場するメトロイドは、あらゆる環境に最適な形で適応する性質上住み心地の良いプププランドにも全力で適応してしまったとはいえ、その場所がよりによって寒冷地帯だったため、噛みつかれてもちょっと鬱陶しいだけでダメージさえ起こらないほどに弱体化している。カービィがアイス能力を持ち込めば、凍らせた後は壁へ激突させるだけで倒せる。

大乱闘スマッシュブラザーズ

第一作から初期使用可能キャラクターの一人として参戦している皆勤賞。

詳細はサムス(ファイター)を参照。

その他作品など

その他にもGBのF1レースにゲスト出演していたり、海外で有名な粉末ドリンク、「Kool aid」とメトロイド2がタイアップした際には同商品のCMにも出演。
ファミコンウォーズでは「サムスーン大佐」なるやけにサムスに似た人物が登場したり、Nintendo monopolyにもコマとして存在する等シリアスで掴みどころの無いキャラ描写の割には意外と様々な場面に顔を出している。
また、わんぱっくコミックではスターシップで移動中リンクの冒険をプレイしていたり、テトリスではチェロを弾いていたり(このとき右手は左手同様通常の手になっている)と案外フリーダムな面も目立つ。

漫画『スーパーマリオくん』では、サムスのパワードスーツをマリオやワリオが着用するネタが存在する。この頃はサムスの設定があまり認知されていないため、パワードスーツの事をメトロイドと呼んだり、所謂ロボットスーツで重すぎて地面に埋まったり、崖を登れなかったりと設定が異なっている。また、ワリオが装着した際はアームキャノンからオナラなどが発射される下ネタが使われたり、モーフィングボールにトゲが生えるなどのオリジナル設定が付けられている。
初期の頃は他の任天堂作品のネタを使うことは珍しくもなく、メトロイドに限らず、ゼルダの伝説星のカービィスターフォックスF-ZEROネタも使われている。

1990年代から2000年代初期にかけては人気に対して商品化に恵まれないキャラクターだったが、2010年代後期からは頻繁にアクションフィギュアが発売されており、中でもメトロイドプライム3verのfigmaは非常に高い評価を得ている。

二次創作において

サムスは『フュージョン』と『Other M』(と次点で『スーパーメトロイド』)でしかセリフが無く、また生身の姿を見る機会も少ないため、多くのオリジナル要素を加えられている。
近年では「大乱闘スマッシュブラザーズX」の「亜空の使者」におけるピカチュウとの共闘と、元からあった「寡黙でミステリアスながら慈み深い」と言う設定から、心優しい女性として描かれることもある。

戦士としての使命を受け、鋼鉄の精神と強大すぎる力を持ちながらも人間性までは失っていないというのは公式も二次創作でも共通するところがある。彼女は「守る側」の人間であり、そこに悪がある限りサムス・アランの戦いは終わらない。

戦士の休日



担当声優


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MMDメトロイド詰め合わせ


Mother Brain's Advent
メトロイド


【メトロイド】
スパメト頭身



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メトロイド 任天堂
スペースパイレーツ リドリー ダークサムス ベビーメトロイド SA-X

2Dアクションゲームであり、チャージショットを使って戦うなど共通点が多い。

HALOの主人公。「パワードスーツを着込む」「基本的に顔が見えない・無口」ということからサムスと同様に寡黙なヒーロー好きにはとても人気。

サムスの代表的なポーズといえば、これかサムズアップ。
メトロイドプライム1、2のOPは勿論、other Mでもよく使われサムスリターンズに至ってはムービー内の着地で使われない方が珍しいほど。

シリーズよって、素顔の髪型が変わる部分は彼女に似てる。





【警告】この先は最新作『メトロイドドレッド』にて判明したサムスの秘密が記載されています。
メトロイドドレッド終盤のネタバレを含むため、閲覧注意。

































惑星ZDRの探索中、サムスは自分の左腕に違和感を感じる事があった。
そして最後のE.M.M.I.である07PBの強襲と、続け様に襲いかかってきた赤い鳥人兵士との戦いで、サムスは左手で掴んだモノのエネルギーを吸収する力に目覚めた。
その吸収強度はメトロイドのエネルギー吸収能力と全く同じものであり、サムスが感じていた違和感はメトロイドフュージョンで移植されたメトロイドのDNAが多くの戦いを経て覚醒し、サムス自身の体質がメトロイドに限りなく近しいものに変化したことにより起きたものだった。

この変化は本来ならばメトロイドのDNAが移植されてすぐにでも発症するはずのものだったが、サムスがそうならなかった原因は彼女の過去にあった。

かつてサムスの中に移植された鳥人族のDNA。
その提供者は、鳥人族の中でも穏健でありメトロイドをコントロールする力を持つ民族『ソウハ族』の出身であった。
そう、サムスの持つ鳥人族の遺伝子の提供元……グレイヴォイスはソウハ族だったのだ。
サムスにとって第二の父とも言える彼のDNAが、サムスのメトロイド化を抑制し理性を保ち続けていたのである。

そして、抑制されていたにも拘らず体質変化が進行していたことにもまた理由があった。
今まで明かされることのなかった真実……
サムスに鳥人族のDNAを提供したのはグレイヴォイスだけではなかったらしい。
彼女の体には『ソウハ族』のグレイヴォイスのDNAの他にもう一つ、鳥人族の中でも武闘派で『戦士型』と呼ばれる民族『マオキン族』のDNAが移植されていたのである。
方々で披露されて来た生身の状態のサムスが持つ高い身体能力はマオキン族のDNAに由来していたらしい。

サムスに移植されたのがソウハ族のDNAだけならメトロイドのDNAを完全に制御できたはずだったが、メトロイドの標的に含まれていたマオキン族のDNAも移植された事でソウハ族の力が弱まってしまい、メトロイド化が徐々に進行されていたのだった。

そしてそのマオキン族のDNAの提供者は、惑星ZDRでサムスを襲撃した謎の鳥人族の正体、マオキン族の長レイヴンビークである。
実は方々でサムスとレイヴンビークの共通点があり、「一縷の可能性を見出せば、どんなに自分が不利な状況でもそれに賭ける」、「敵と見なせば、それが誰であれ全力を持って倒す」、「敵と対峙しつつ静かにアームキャノンをチャージし、相手が飛び掛かろうとしたと同時にチャージビームを叩き込む」少なからずサムスもレイヴンビークから、身体能力以外にも受け継がれている部分がある。(※)
サムスにとっては、彼もまた父親というべき存在であり、レイヴンビークもサムスを「我が娘」と呼んでいるが、当のレイヴンビークはその娘を自身の野望のための駒としか見做していなかった。
メトロイドによる銀河の支配を目論んでいたレイヴンビークはサムスに移植されたメトロイドのDNAに目を付け、Xの情報を流して彼女を惑星ZDRに誘き寄せたのであった。メトロイドの絶大な力はスペースパイレーツや銀河連邦だけでなく、鳥人族すらも狂わせたのである。

しかしサムスが一時的にでもメトロイドのDNAを覚醒させたのを見て計画を変更し、あえてサムスに死闘を続けさせメトロイド化を促進させようと企んだ。
最終的にメトロイド化の進んだ彼女をアダムを装って懐柔しようとしたレイヴンビークだったが、サムスは彼がアダムを騙る偽物であることを看破しこれを拒否し、レイヴンビークとの最後の決戦に挑む。

(※)サムスのはあくまで数多の脅威から銀河を護るための思想と手段であり、己の野望のためだけに銀河を支配しようとするレイヴンビークとは決定的に異なる部分である。

死闘の果てに倒されかけたサムスは雄叫びと共にメトロイドのDNAを覚醒させ、パワードスーツが左手を起点に緑色の禍々しい『メトロイドスーツ』へと変化。
鉤爪に変化した左手でレイヴンビークのアーマーを突き破り、空中要塞もろともエネルギーを吸収する事で戦闘不能へと追い込んだ。
その強大な力でレイヴンビークを倒したサムスだったが、メトロイドスーツとなったサムスはその意思に関係なく左手で触れたモノのエネルギーを無差別に吸収する危険な存在に成り果てていた。
これによりスターシップの操縦すらままならなくなるが、そこへソウハ族のクワイエットローブに擬態したXが現れ、なんと自らサムスに吸収される。
彼の遺伝子をさらに取り込んだ事によってサムスがメトロイドを制御する力もまた完全なものとなり、メトロイドスーツが解除され、無事にスターシップでの脱出が成った。

何故、意思を複製しないとされたXが、クワイエットローブに擬態してサムスを助けたのか……。
サムスが生存する事こそ、Xとしての種の繁栄に繋がる事と見出したのか。
もしくは、進化し手に負えなくなりつつある天敵を弱体化させる為に、一矢報いようとしたXの最後の抵抗か。
それとも、クワイエットローブの精神がXの本能を抑え込み、サムスを救おうと奇跡を起こしたのか。
真相は宇宙の塵と消えたが、彼の行動がサムスを最後の最後に救ったのは言うまでもない。

なお、レイヴンビークが倒された直後、彼はXに寄生されて巨獣に成り果て、サムスのハイパービームに撃ち倒されるが、サムスはレイヴンビークに寄生したコアXを吸収せず、これまたハイパービームで跡形もなく消し飛ばしている。
これはレイヴンビークに寄生したXを吸収するとマオキン族のDNAが強くなってしまい、メトロイドの力がさらに抑制できなくなってしまう恐れが高かったことに加え、
(吸収する事でしかXを倒せなかった頃に戦ったネオリドリーの時はともかくとして)ハイパービームでXを消し去れる以上、SR388開拓期から幾数年、己の野望の為に人を人と思わない残虐な行為を繰り返したレイヴンビークを取り込む事は、サムスには耐え難い事であったためと思われる。

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