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モーフボール

もーふぼーる

サムス・アランのトランスフォーム形態、およびその能力を獲得できるアイテムの名称。
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概要編集

サムス・アランのトランスフォーム形態、およびその能力を獲得できるアイテムの名称。

『モーフィングボール』『丸まり』とも呼称される(初代作では「モーフボール」と言う名前は無く、「丸まり」と言う名前のままだった)。これによって、狭い隙間に入り込んだり、時限爆弾「ボム」を使うことが可能になる。

作品によっては特定のギミックを作動させるためのキーとなり、『スーパーメトロイド』および『ゼロミッション』における鳥人像が主な例。


明らかに現実では不可能なくらいに完璧な球体と化すが、これはサムスが鳥人族(スーツの開発者)の遺伝子を受け継いでいる上に特訓を積んでいたのと、スーツがサムスと半ば融合している為。なので他人が簡単に真似できるような代物ではなく、スペースパイレーツが再現しようとしたところテスターとなった隊員4名が全身骨折で死亡した為にプランそのものが凍結されたという話がある。

シリーズ定番のアクションでありながら常識的な技術では解析不可能という、ある意味ではサムスとメトロイドシリーズを象徴する能力。ちなみにメタ的な意味でも解析不可能であり、『メトロイドプライム』の開発チームに対して任天堂スタッフが「モーフボールの原理は説明しないでほしい」と釘を刺している。なので今後も語られることは無いだろう。

このような能力を持つに至った経緯だけは語られており、鳥人族の戦士の中に柔軟な体を変形させて球状にできる者がいて、その能力を模したものなのだという。


『メトロイドプライム ピンボール』では、モーフボールとなったサムスをピンボールの球に見立てて遊ぶゲームである。


スマブラ』では、空中以外の緊急回避やボム使用時にこの姿に変形する。


定番アクションとしてほとんどの作品では真っ先に入手可能、もしくは初期装備なのだが、例外的に『メトロイドドレッド』では入手まで割と焦らされる。

というのも、基本アクションとして「スライディング」が追加されており、単に狭い隙間というだけならこれで抜けられるマップデザインになっているため。

モーフボールが必要になるのは、スライディングで入れない高い位置にある隙間や、長すぎてスライディングが続かない通路になる。スライディングは足を止めずに動けて快適だが汎用性ではモーフボールに劣るので、その分入手した時の有難みが感じられる構成になっている。

ちなみにモーフボール入手後もスライディングの使用機会は多い。長い隙間にスライディングで入ると自動でモーフボールに変形するので速度を殺さないし、敵の攻撃を回避する際はモーフボールよりも咄嗟に使える。


Pixivのイラストではパロが多い。


ボム編集

全作品に登場。モーフボールの追加装備として割と序盤でどこかに隠されている。

カプセル式の小型爆弾であり、特定の物質を判別または破壊したりできる他、ギミックの起動にも用いる。主に探索用の装備であるが、閉所に潜り込んだジーマ等を排除できる程の攻撃力を有しており、一部ボスなどに対する有効打にもなりうる。またメトロイドに取り付かれた際に振り払うのに必須。

また、ボール状態でボムの爆風に接触することでボムジャンプが発動し、後述するスプリングボール入手まで移動手段としても使うことが可能。熟達したプレイヤーとなればタイミング良く設置することで無限にボムジャンプを行うことができ、装備が整っていない状態でも特定のルートに進む(シーケンスブレイク)ことができる。

ちなみに、『スーパーメトロイド』『メトロイドアザーエム』ではチャージビームを最大まで溜めてからボール状態になると、ボムを5個一気にばら蒔く「ポップンボム」という特殊コマンドがある。


  • パワーボム

『スーパーメトロイド』で初登場。設置すると一定時間後に画面全体を覆い尽くす大爆発を発生させ、射程圏内の敵を全て一掃する。特定のブロックやゲートを破壊・開通させることが可能。

『フュージョン』からは擬態解除状態のXをすべて爆発地点に引き寄せる効果が追加され、うまく使えば効率良く補給できる。

初出の『スーパー』では中盤入手で割と気軽に連発できたが、以降のシリーズでは「サムスの装備の中でも最大火力かつ段数制限の厳しい武器」という立ち位置になっており、入手も後半ないし終盤である。

  • クロスボム

『メトロイドドレッド』に登場。ボム爆発時、爆風が上下左右4ブロック先まで十字に広がるようになる。ボムジャンプも立て続けに発動するので、真上だけでなく真横に飛ぶことができる。

ちなみに設置コマンドがパワーボムと被っており(チャージしてボムを設置するとクロスボムになるが、フルチャージするとパワーボムになる)、パワーボム入手後は誤爆しがち。


派生能力編集

  • スプリングボール

メトロイドⅡ』で初登場。ボール状態でのジャンプ移動が可能になる。

アイテムとして登場しているのは同作の他『スーパーメトロイド』と2のリメイク『メトロイドサムスリターンズ』だけで、『フュージョン』『ゼロミッション』では通常のジャンプ力が高くなる「ハイジャンプ」に付属する能力になっている。

またWii版『メトロイドプライム』『プライム2』と『プライム3』ではボムの入手(プライム3では初期装備)に伴ってボムを設置せずにボムジャンプの高さに飛び上がる能力が得られ、これをスプリングボールとしている。『アザーエム』『ドレッド』に至ってはモーフボールの基本機能になっており、使用機会こそあるものの段々影が薄くなっている…。

  • ブーストボール

メトロイドプライムシリーズのみ登場。ボール状態での高速移動が可能になる。

勢いを付けて体当たりしたりパイプ状の地形に沿って飛び上がったりと多芸。またプライムシリーズにはスピードブースターが登場せずサムスの移動がやや遅いので、その代替能力にもなっている。

  • スパイダーボール

『メトロイドⅡ』で初登場。壁や特定のデバイス上に貼り付いて、ボール状態のまま移動することが可能になる。『サムスリターンズ』ではパワーボムと併用することでシャインスパークと同じ挙動で高速移動できる「スパイダーブースト」が使用可能。

『ドレッド』では未登場だが、特定の壁に手足を貼りつけて移動できる「スパイダーマグネット」という能力が登場している。


関連タグ編集

ボール 丸まり ローリングアタック 球体化

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