メトロイドプライムハンターズ
めとろいどぷらいむはんたーず
「メトロイドプライム2」で追加された対戦モードを主軸に据えた外伝作。
様々な銀河の最も強き者達に未知の星域「アレンビッククラスター」に「究極の力」が眠るという信号が突如発信された。
これをキャッチした銀河連邦はサムス・アランへ調査と究極の力の解明を依頼。各銀河最強の7人のバウンティハンター達が激闘を繰り広げる。
タイトルに冠されているメトロイドはメトロイドプライム ハンターズ ファーストハントという体験版のみに登場し、プライムシリーズの重要キーワードであるフェイゾンも全く関わらないという、ストーリー的な側面でも外伝の要素が強い。
時系列はメトロイドプライムの次にあたる。
マルチプレイで使用可能となるハンター達はサムスに匹敵する基本性能を持ち、それぞれが固有の得意武器とモーフボールに相当する変形能力を有している。
シリーズを通して主役を務めるご存知銀河の守り手にして最強の戦士。今回は珍しく最初から最後までずっとバリアスーツオンリーで戦い抜く。
ミサイルが得意武器として設定されており、チャージで追尾性能と威力UPの効果を持つ。
周りが濃すぎて地味に思われがちなサムスだが、実は敵に密着してモーフボールでボムをばら蒔き続けるごり押し戦法や危なくなったらひとまずブーストボールで逃走、回復で仕切り直しが非常に容易だったり、ミサイルの追尾性能と威力UPが動き回る相手に有効だったりとかなり強力。
アドベンチャーモードでサムスが最初に遭遇するバウンティハンター。
名前の通り電撃弾で相手を感電させて視界を歪ませる。肉食昆虫の遺伝子が組み込まれた人工生命体で、イモムシ型に変形できる。
不死の兵士を作り出す研究の失敗作で、自身の力を宇宙中に知らしめるため究極の力を狙う。
ハンター達の中で最も身長が高い。
謎の消失を遂げた古代の種族の生き残り。
岩石に命が宿ったような無機生命体で、溶岩に入ってもダメージを受けない。
自身の種族がなぜ唐突に消え去ったのかを知るためという、他の面々に比べやや切実な理由で究極の力を求める。
得意ウェポンでは転がるマグマ弾を発射する。威力は大きいが射程に乏しい。また爆風に巻き込まれると自身も炎上して継続ダメージを受けてしまう。
変形時は壁面をよじ登ることが可能で、攻撃性能は高いが対戦そっちのけでステージの踏破に勤しむプレイヤーも多かったとか。
かつてサムスに下半身まるごとを消し飛ばされるという惨い半殺しにされながらも生き延びたスペースパイレーツ。
究極の力を求める理由は当然サムスへの復讐。
失った下半身はもちろん身体のほとんどを機械化しており、上半身と下半身を分離して下半身を自動砲台とする変則的な変形能力を持つ。
得意ウェポンは連射と威力に優れているものの自爆の危険性が大きく、瞬間火力には欠けるため使いこなすには時間がかかる。
隠密行動・追跡術のエキスパートにして、射撃の名手でもあるバウンティハンター。
理由は不明だがサムスと銀河連邦を激しく憎んでおり纏うスーツも連邦のアーマーを改良したもの。アドベンチャーではサムスの動きに応じてサイラックスも動き回るという特徴的なスタイルで立ち回り、逆にサムスが止まっていればサイラックスも立ち止まりひたすら得意ウェポンを打ち続けてくる。
早い話が遭遇したら静止してヘッドショットを連発する事で簡単に撃退出来る。
一定距離内の敵を確実に捉え、更にダメージ吸収能力も持つ得意武器と、機動性とロマンに溢れた変形能力が猛威を振るった。
『メトロイドプライム3』と『フェデレーションフォース』にもちょっとだけ登場。
極寒の惑星出身の孤高のヴォゾン族の一員。
厳しい戒律によって統率された厳格なヴォゾン族の戦士であるノクサスは、相応しくない者の手に渡らぬよう誰よりも正しい自分自身が究極の力を管理するためこの銀河へやってきた。
そんな性格上トレースとはサムスの目の前で激突している。得意とする凍結武器は、チャージで近距離の相手を凍結させる効果があるが、あろうことかその攻撃範囲を非常に大きく拡大できるバグ技・シャドウフリーズが存在する。
このバグ技は対人でもさも当然のように使用可能だった。アドベンチャーモードでの上記の通り初遭遇時にトレースと戦闘中で、三つ巴の戦いとなる。
侵略行為を糧とする、銀河でもっとも忌み嫌われたクリケン族の戦士。自身の種族に更なる繁栄をもたらすべく究極の力を狙う。
静止しているとうっすら透明になる能力を持つ。変形時の瞬間火力は最強だがジャンプで簡単に回避出来てしまう上突進の性質上事故で場外に飛び出てしまうことも。
昆虫染みた外見ゆえ、カラーバリエーションがいずれも毒々しい。