概要
シリーズのタイトルにもなっているフェイゾン究極生命体。
惑星ターロンIVに落下した隕石のインパクトクレーター最深部に潜む本作のラスボスにして、プライムシリーズの全ての元凶でもある。
フェイゾンを生成する能力を持ち、ターロンⅣがフェイゾンで汚染されていた原因である。
そのため、鳥人族によって封印されていたがそれでも星を汚染するほどの力を持っていた。
全身を黒く非常に強度の高い甲殻で覆い、目の部分の隙間以外一切攻撃が通用しない。しかしメトロイドプライムピンボールで使用可能になる「フォースボール」のようにあまりにも圧倒的な破壊力を持った攻撃なら甲殻ごとダメージを与えることが可能。
生態
ハンターメトロイドのようなロープ状のビームで獲物を捕えエネルギーを吸収する。サムスと対峙するまでは菌糸のような物でぶら下がっており、さながら「歯を食いしばった人面」の様相。
インパクトクレーターのフェイゾンエネルギーによって、ターロンメトロイドやハンターメトロイド、デバイドメトロイドを繁殖できる。
攻撃と弱点
攻撃方法はサムス同様、エネルギービームやグラップリングビームにミサイル攻撃、体当たりを行う。強靭な前肢は打撃武器としても強力。
プライムの装甲は硬く、目が唯一の弱点で属性ごとに通用するビームが決まっており、該当ビーム以外ではダメージを与えられない。
最終形態であるメトロイドプライムヘッドはフェイゾンビーム以外一切攻撃が通用しないが、威力の大きな衝撃波とメトロイドを呼び出す以外に攻撃手段は持たない。
考察
厳密には鳥人族が作ったメトロイドとは違うものの、ターロンメトロイド達を産み出す能力を持ち、プライム2ではダークサムスもパイレーツの施設に捕らわれていたメトロイド達を解放して回っており、「メトロイド」の名を冠していることから何かしらの関係性を臭わせている。
また「起源」を意味するプライムから、メトロイドプライムやターロンメトロイドを目撃した鳥人族が、それを参考にメトロイドを作成したのではないかと推測するファンも存在するが、真相は今のところ不明である(そうなれば、ターロンメトロイドは突然変異ではなく先祖返りということになる)。
後にプライム3にて、ターロンⅣやエーテルに衝突した隕石は惑星フェイザから送り込まれたものではないか、という意見がある。
現にフェイザ内ではメトロイドプライム似の脱け殻がある他、フェイゾンメトロイドとその亜種が生息している。
なお、海外版では隕石の中に迷い込んだメトロイドが、フェイゾンの影響でメトロイドプライムになったという設定だが、こちらは今のところ海外のみの設定である。
関連タグ
インパクトクレーター最深部での死闘の末に撃破されるが、死に際にサムスを道連れにしようと、触手を突き刺して彼女を取り込もうとする。
しかし、フェイゾンスーツのマトリクスが剥がれただけでその目論見は失敗に終わり、サムスの脱出を許してしまった。
メトロイドプライムの自爆と同時にクレーターも崩壊し、ターロンIVは長きに渡るフェイゾンの脅威からやっと解放されたのだった。
だが、最深部に残ったフェイゾン溜まりから、手の甲に目玉を浮かべた不気味な黒い腕が突き出ており……?