曖昧さ回避
概要
「ホーリーナイトメア社」のセールスマンを請け負うナイトメアの忠実な部下で、顔が薄い灰色であることを除き(ぱっと見では)人間そっくりの姿をしている。公式サイトによると、「ヒューマノイド」という設定らしい。
アニメ内ではナイトメアの片腕のようなポジションとして描写され、彼以外の販売員やオペレーターは確認されていない。
カスタマーサービスという名前が本名かどうかは不明。デデデらからは「カスタマ(カスタマー)」と縮めて呼ばれることがある(「カスタマー」は英語で顧客を意味するので、これでは客であるデデデ本人を指してしまう)。
慇懃無礼な言葉遣いや「ホホホ」と高い笑い声が特徴で、アニメ内ではデデデに対し、デリバリーサービス経由で魔獣の販売や、デデデが思いついた企画の協力などをしている。
デデデに対して言葉巧みに高額な魔獣を推奨し購入させるなど、セールスマンとしてのトーク技術に長けていることが窺え、「本来なら1億デデンのところ2億デデンで」と、半額の売り言葉を用いた倍額の請求をしていながら契約を成立させている(デデデがそれを理解していない程のおバカというのも原因であり、後述のように代金をまともに払って貰えないことも多いため、当然の仕打ちといえる)。
デデデとはカービィ撲滅という点での利害こそ一致しているが、顧客であるデデデ達や大勢の無辜の犠牲も厭わないことが多く、ナイトメアの指示によりデデデの意思とは無関係に魔獣や破壊兵器を送り込んでププビレッジに被害をまき散らす事も多い。
そうしていくら魔獣が暴走しようと、決して死ぬ事も懲りる事もなく毎回大金を使いまくるデデデを最上のカモと見ており、彼の気の多さゆえに魔獣以外の商品を卸す機会も多い為、ある意味では上客とも捉えている節がある。
反面、度重なる代金の踏み倒しや城で出たゴミの押し付け等、他の客ではありえないレベルの無茶ぶりにストレスを抱える事も多く、中々に苦労もしている模様。
衝撃の事実(ネタバレ注意)
常にモニター越しの上半身しか写っていなかったが、実は下半身が無いに等しいアンバランスな体系の持ち主である事が(最終回たる)第100話でようやく発覚した(公式サイトのキャラクター紹介で3頭身である事が記載されているが、 全身が明かされるのは最終回のみ。また、一部の正月回では全体がモニターで表示されていたが、袴姿で如何にも正座している様な構図だった為、上手い具合で全体像を隠していた)。
彼曰く、自身が3頭身なのは世界観を守るためらしいが、メタナイト卿が語った回想にて星の戦士団の中に6頭身のキャラクターも普通にいたりする(あちらは彼のように人間の見た目をしていないため、世界観的にセーフなのだろう)。
アニメ内でのおもなセリフ
敵サイドのキャラでありながら登場話数の合計は76話(次回予告しか登場しない回は除く)と多い。
また、アニメ内ではデデデに計16回もの借金の請求をおこなっている。
1話
- 「我がホーリーナイトメア社の魔獣サイトにようこそ。」
- 「カービィはどうやら…真(まこと)の星の戦士のようです…(ナイトメアに対してオクタコンが倒されたことを報告)。」
3話
- 「では選り抜きの魔獣を…おっとその前に、これまでの魔獣配信料をホーリーナイトメア社にお支払いください(初めての請求)。」
4話
- 「(デデデの返品要求に対して)その程度のリスクはご勘弁を。フフン…あいにくクーリングオフ(契約の申し込みを撤回できる期間)は1時間以内の契約となっておりまして…。」
9話
- 「その名もズバリ、『キッタリハッタリ』。どんな生き物も自由に切り張りできる。」
- 「それも解説ビデオとセットで、お値段何と3・9・8!(サンキュッパ)さらに、キッタリハッタリの武器2点もペアでサービス!」
- 「デデデが新しい魔獣を要求しています(彼に不満があるのか、上司の前ではデデデを呼び捨てにしている)。」
- 「お前(ローラ)は空を飛ぶ以外取り柄のない役立たずだ。2つに分けて売り飛ばす!」
19話
- 「(ナックルジョーに対して)どなたです?我がホーリーナイトメアサイトに不法侵入しているのは(珍しく不機嫌そうな顔をしている)。」
- 「(ナックルジョーの)システム回線の特別使用料(9999億9999万9999デデン)をいただきます(この回に関してはデデデは一切魔獣を呼んでいないため、彼はまるっきり被害者である)。」
31話
- 「(デデデに対して)カービィでウォーキーに歌わせなさい(謎の命令口調)。ステージ代わりにその転送装置の上に立たせるのです。」
37話
- 「おやめください!デリバリーシステムは焼却炉ではありません!!あ、あああああ〜〜〜〜っ(デデデが大量発行した新聞デデデミラーを村人からいらないとカービィ伝いに全て返された彼にデデデミラーを押し付けられて紙の山に埋もれるハメに。敵とはいえやや気の毒である)」
40話
- 「今回はナックルジョー目に一杯食わされました。申し訳ございません。」(ナイトメアに対してマッシャーが倒されたことを報告)
49話
- 「陛下のアニメがあまりにもひどすぎて、視聴率が0.001%でした。損失は…900億デデン!直ちに請求書をお送りします。」
52話
- 「(デデデに対して)よくお気づきになられましたな…踊らされる阿呆より踊らす阿呆がよろしいようで…。」
58話
- 「陛下のような遅れきった方が支配するような国では、致し方ないのでは…。」
- 「ホホホホホホ…ホーリーナイトメア社の学校は、子供たちを閉じ込め、大人しいヒツジ(※このアニメのヒツジは凶暴です)のように飼い慣らす、究極の施設でございますよ。」
61話
- 「これはようこそ…。(太ったデデデが)んなモノが(目に)入ったら大変ですが…(笑)。カービィではなく何故陛下がおデブに?」
- 「肥満はいけません…。では、お値段は張りますが、至急…ダイエットのインストラクターをお送りします。」
63話
- 「で、寛大なお心と莫大な資産をお持ちの陛下に、何か1つ魔獣でもお買い上げいただけないものかなぁ~と(若干オネエ口調)。」
- 「(バカは風邪をひかないと言われて)誰がそんなことを…。それは科学的事実…脳を使わないといろいろなところが鈍くなり、結果的に身体がバイ菌に近くなるから風邪をひきません!これを免疫と…(※本当は単に風邪をひいても気づかないのが理由です)。」
- 「はぁ…では…こんなものはいかがで…?『風邪ウィルス魔獣』でございます。しかしとてもお高いのでケチな陛下にはとても…。」
- 「私は…ちょっと人にうつして…(治しました)。そうそう!昔から風邪は他人にうつすと治ると申しますゆえ…(※医学的に風邪を他人にうつして治ることはありえないため、彼は薬などで治した可能性が高い)。」
64話
- 「では…おっとここでコマーシャル。」|
- 「では問題!世界の滅亡を前にデデデ陛下は最後まで善いおこないを貫きました。それはホントか嘘か!(正解は「本当」ということになっているが、問題文の内容が本当であった場合、悪名高きデデデが日常的に良いことをしている意味になるため、実際は「嘘」が正しい)」
72話
- 「これだけお支払い下されば済むのですが…(1170411246413708686デデンの借金、これ以降のデデデの借金は不明)。」
78話
- 「(エスロボの赤のボタンを押そうとするデデデに対して)それはいけません!赤のボタンは決して押さぬように…。理由は言えませんが甚だ危険ゆえに押してはなりません、絶対に!」
88話
- 「殻が割れた…?ではエスカルゴン閣下は単なるナメクジに退化されて?(カタツムリからナメクジの場合は、退化ではなく進化が正しいのだが)」
89話
- 「(星のデデデの)ホホホホホホ…視聴率0.001%。あの記録は未だ破られておりません。」
- 「えぇ!?まだ諦めてないので?しかし、アニメやコミケの専門家はマイノリティゆえ、簡単には…。」
- 「マッチョー・マウスを始め、数々の傑作アニメで名高い『オワルト・デゼニー』氏です!それでは…。」
91話
94話
- 「ワタクシ共の魔獣養成学校は…花組(Mr.フロスティとヤバン)…星組(ジュキッドとウィスカース)…月組(ドゴンとポピーブロスJr.)…雪組(ホッドヘッドとポピーブロスSr.)の四班体勢でトップスターを目指し、しかも(?)厳しいレッスンの毎日なんです。」
96話
- 「(デデデに対して)カブーがここに?それを早く言って下されば…。では、ワープスターは修復され、蘇ってしまいます。」
- 「カブーはワープスターと星の戦士を守る、いわばシェルターだからです!」|
- 「カブーは1人ではありません…。宇宙の至る所にあって、星の戦士を守っているのです。」
98話
- 「(ケータイの着メロは)ホホホホホホホ…カービィのオープニングテーマゆえ、どこで鳴っても怪しまれません(宿敵の曲が着メロでいいのか…)。」
- 「(ケータイごしから戦艦ハルバードを見て)これは宇宙戦艦ハルバード…。もはや一刻の猶予もなりません。」
- 「(デリバリーシステムが壊れたのは)単なる誤爆です、お許しを。」
- 「取り換えには9000億デデンかかります…(流石にこれは壊しておいて言うセリフではない)。」
99話
- 「(デデデに対して)お楽しみに…。これより戦艦ハルバードを木端微塵に破壊します…ホホホホホホホ(つまりデデデに死刑宣告)。」
100話
- 「(3頭身なのは)ホホホホホホ…世界観を守るためには、あしからず…。」
- 「(カワサキのレバニラ炒めを食わされて)ひぇー!マッズイ!
」
- 「(歯磨きをしながら)こんなえげつない味は…(※ただし、デデデは美味しそうに食べていた他、ハルバードでの食事はレトルトだと明言されていることから単にレバニラが苦手だった可能性がある)。」
特別編
- 「これはこれはデデデ陛下にエスカルゴン閣下…。ではお詫びに最強の魔獣1憶デデンのところを…2億デデンにお割引…(計算ができないデデデ相手にぼったくりもいいところだが、彼が日ごろから借金を滞納していることを考えたら残当である)。」
外部出演
元々はアニメオリジナルキャラクターなのだが、後に任天堂より発売された『あつめて!カービィ』にてエスカルゴン・マッチョサン・コックオオサカとともに再登場を果たした。
ゲーム内ではサブゲーム『空中探検隊EOS』のゲームオーバー画面にて登場。ナイトメアもこのモードにおけるラスボスを担当しており、何気に上司と揃ってのゲスト出演を果たしている。
関連タグ
星のカービィ 星のカービィ(アニメ) あつめて!カービィ ナイトメア(アニカビ) ホーリーナイトメア社
その他
チンジャ・ルース…こちらも商会のボスの忠臣のセールスマン繋がり。ちなみに彼が相手した顧客のうち一人はデデデと同じ声。
spamton…セールスマン繋がり。更に小柄な体型が似ている(ただspamtonは彼と違って壊れかけのロボットのような話し方をするキャラクターである)。
ZUN:ニコニコ動画で見た目が似ているとネタにされている。