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概要編集

ナイトメアが、レジスタンスだった銀河戦士団のほとんどを打ち倒したのち、宇宙支配のために設立した巨大軍事企業である。

星の戦士の抹殺を徹底することや惑星の乗っ取りなどに役立つであろう魔獣を製造・販売することを主なビジネスとする。主要な社員としてカスタマーサービスなどがいる。


それぞれの惑星をターゲットに、金に飽かした富豪や統治者と巧みに取引をして、魔獣を送り込む商売を行うのが基本スタイルである。また、特殊な転送装置『デリバリーシステム』にてボタン一つで一瞬にて魔獣を転送できるため、客側の判断によっては即座に魔獣を行使させることが可能である。

取引は基本的にカスタマーサービスが仕切っているが、魔獣の選定にはナイトメア本人に意見を伺うこともある。大したことの無い客には弱い魔獣しか出さないが、敵対する星の戦士が対象の惑星に潜伏していることがわかると、『最強魔獣』など高ランクの強力な個体を送り込むようになる。


基本的に魔獣はナイトメアによって無尽蔵に生み出され、この物量作戦が銀河戦士団に勝てた要因である。

しかしいきなり戦力になるわけではないようで、まずは専用の養成学校にて「星組・花組・月組・雪組」の4グループに分けられ、トップスターを目指す厳しいレッスンを経て実戦投入されるというどこぞの歌劇団みたいな構図になっている。訓練に耐え切れず逃げ出してしまうモノや、実戦投入の段階になっても戦力にならないモノもおり、個体差は千差万別である。


魔獣は基本的に残酷で心を持たない存在とされているが、中には善良な心を持つ者や、戦う意思のない者も存在している。言語を扱えるかどうかも個体差がある為、知的生命体もそうでないものも取り扱っているようだ。

作中では客であるデデデの命令に従った例がほとんど見られないこと、カスタマーサービスの命令で動き出すシーンが多々見られることから、たとえ購入した後でさえ、魔獣の実質的なコントロールはカスタマーサービスに握られている(2話ではカスタマ自身もザコ魔獣たちに襲われていたが)。


また、作中ではカスタマーサービスがプププランドを監視している様子がしばしば見られるため、何がしかの監視装置を使用しているものと見られる。監視できる範囲は不明だが、顕微鏡レンズのような物で覗き込む形になっており、フームという優秀なサポーターの対策をするために送り込まれた魔獣が(フーム個人に因縁のあるバンチョーキングコングのパロディをやる都合で誘拐しただけのボンカースを除いて)いないことから、フームを見たことをあるものの、彼女の重要性を把握していない可能性が高い(ただし、64話ではそれらを知っているかのごとくクイズを出題しており、82話ではプププビレッジのの料理ブームを認知していたため、デデデに商品を売る口実を考えるために、細かいところも見ていると思われる)。いずれにせよその辺りはやや曖昧である。


なお、作中ではデデデの頭の悪さに付け込んでいる可能性はあるとはいえ、具体的に購入前にどんな魔獣であるか紹介することは基本的になく、買う側からすれば買ってみるまで何を掴まされるか判らない大変危険な取引となっているうえ、クーリングオフが有効なのはたったの1時間しかないため、詐欺まがいの取引もしばしば行われていると思われる。

お得意様に対する新年の挨拶もロクにやらないなどの細かい点から見るだけでも、一企業としてはけっこう杜撰な体制が垣間見える。

もっとも、デデデは多額の代金を踏み倒し続けているので、ある意味当然の対応である。


料金は請求書にて後日送られるシステムで、割引もあるが客の足元を見て特別料金を追加したりするなど、かなりのやり手でもある。ただしツケも容認してくれるなど、柔軟な一面もある。

もっとも作中でのデデデは100話中72話の時点で「117京411兆2464億1370万8686デデン」という膨大なツケを溜めており、その割に代金回収があまりにも寛容だったが、宇宙支配が第一であり金儲けは二の次であろうことを考えれば、その一見不自然すぎる寛容さもある程度納得がいくというもの。既にこの会社の設立前の段階でも魔獣はナイトメアによって無尽蔵に生み出されているのだから、製造コストも実質タダみたいなものと考えられる。


また、本業以外にも多方面に商品展開をしており、日用品から電化製品乗り物、果ては小型~大型の武器などおよそ我々が知る現実社会にあるほとんどのものを取り扱っていると思われる。

しかしそれも上記の本業をアシストするための手段に過ぎず、それぞれの商品には何らかの裏があることがほとんどである。なにしろ、宇宙支配のために魔獣を送り込むホーリーナイトメア社のやることなので、通常の生物や機械を魔獣にしてしまう仕掛けが仕込まれていたり、あるいは魔獣自体が潜んでいたり、魔獣の攻撃とセットで利用されたりするので、これらも大変危険である。

そもそも関連子会社自体、アパレルおもちゃ産業・観光業・放送局等多数擁しているので、多種多様な産業に手を伸ばしているのも当然であり、それでいて主力が魔獣であるため、さながら軍産複合体のような様相である。


そんな関連子会社の一つ『ナイトメアツーリスト』は観光事業を手掛けており、観光業で儲けたいデデデがプププランドを観光地として売り込んだことがある。

しかし、観光客からはほとんどの場所が普通過ぎてつまらないと初日からマイナス評価であり、最終評価は「サービスは悪いわ、食べ物はマズいわ、イベントの度が過ぎていて酷い目に遭った、特に『太ったオヤジ』が気に入らない」等と散々な有様であり、プラス評価は「魔獣と戦うカービィが最高に格好良かった」のみ。

審議の結果プププランドはナイトメアツーリストからも観光地に認定されず、デデデは観光客に翻弄され散々な目に遭わされまくったことから「もう二度と観光客なんか呼ばん!!!」と(当然)憤慨し、同じく観光客のマナーの悪さに辟易していたフーム達にもめっぽう喜ばれていた。妥当な判断ではあるのだが、ナイトメアツーリストが手配した観光客達はマナーが極めて悪い上にモラルの欠片も無い事から、旅行代理店としても相当な悪徳経営を行っているものと思われる。


本社である宇宙要塞は一つの星と呼んでも差し支えない『ナイトメア大要塞』であり、それ自体が独立して宇宙空間に存在する(メタナイトによるとププビレッジから約900光年離れた場所にあるらしい)、本作最大の人工建造物である。無数の巨大円盤デスタライヤーによる迎撃体勢と、要塞内の攻撃システムが整備されており、容易に進入はできないようになっている。

のちに、カスタマーサービスはデデデ城を破壊した件の謝罪という体裁で、カービィたちの動向などを探るための携帯電話型発信機をデデデに首尾よく渡したが、電波を逆探知されたことで司令室の位置が割り出される。司令室は要塞すべてを(物理的な意味でも)司るコアとなっているという弱点を持っていたため、最終話で司令室を時限爆弾で爆破されたことで要塞全体が誘爆し、全壊に至った。

爆弾数個で惑星サイズの要塞を爆破させた原理は不明だが、司令室に最後の手段として要塞を自爆させる装置を設置していた可能性がある。


この時すでにナイトメア本人はカービィによって倒され、プププランドの住民達は全員デリバリーシステムで脱出を済ませていたため、主を失い逃げ遅れたカスタマーサービスは断末魔の悲鳴を上げながら爆発に巻き込まれ、生死自体は不明だがここで本作における出番を終えた。(なお、英語版では叫び声を上げていなかったが、生死不明で出番を終えたことは変わらず)


なお、関連子会社を含めた全ての企業は要塞に集約されているのか不明。


また、要塞があまりにも大きすぎるせいか、作中では要塞内の警備が手薄になっており、要塞を爆破される以前にもネットワークをハッキングされたり、それが原因でダウンロードされた魔獣もいるばかりか、魔獣に脱走されるなどの被害を何度も受けている。



デリバリーシステムについて編集

デリバリーシステムは、デデデ城の場合は玉座にコントロールパネルがあるほか、部屋中の壁・天井・床の裏側に装置が隠されており、起動そのものもボタン一つで行える簡単操作である。

映像越しにカスタマーサービスとその場で対話できるため、客の柔軟な要望に応える形で魔獣の販売をすることができる。


その他、作中ではデデデ側の操作なしにカスタマーサービス側が起動させたり、別の空間から物を送りつけることもあるため、その気になれば取引とは関係なく一方的に魔獣を送りつけることも可能な構造である。

また、65話のように滅ぼされた惑星にデリバリーシステムが設置されていたシーンがあることから、購入した魔獣の破壊活動が客側の想定を越えていた可能性、果ては用済みとなった惑星を滅ぼすためにナイトメア社の独断で装置を使われた可能性までもが考えられ、いずれにしても悪魔を売った者の末路を暗に示している。


ただし、ホーリーナイトメア社の承諾なしにデリバリーシステムを単純な転送装置として客側が利用することも可能になっているため、不要になったゴミを送り付けられたり、ホーリーナイトメア社の本部とは無関係に、デリバリーシステムのある惑星間を移動する手段として非常口のような使われ方をしたこともある。

この事へのリスクはホーリーナイトメア側は把握していないものの、一部の魔獣や兵器で装置が破壊されることもある。


主な構成員・関係者編集

ホーリーナイトメア社の会長

前述の通り、無造作に魔獣を生み出す力を持つ。

カービィ絵詰め


ナイトメア社の魔獣の販売を担当するセールスマン。

まともに料金を支払わないデデデに頭を悩ませている。

カスタマーサービス


ナイトメアによって生み出された怪物。

見た目はゲーム版に登場する敵キャラのほか、アニメオリジナルのモノなど、様々な種類の魔獣がいる。

ワンドロ【スクイッシー】キッタリハッタリ


  • ゴミ投棄会社のエイリアン

ゴミ投棄会社のエイリアン

第33話『え~っ!宇宙のゴミ捨て場』で巨大UFOによる不法投棄で、ププビレッジをゴミだらけにした3人組のエイリアン。

見た目は長身・デブ・チビの3人組で、目より上に口があり、全員チャラい口調である。

意外にも話が分かるようで、フームや村人たちに不法投棄に関する文句を言われたことで、UFOにある巨大なホウキとちり取りでゴミをほぼ全部回収して去っていった。

その後、回収したゴミはどこにも捨て場がなかったようで、宇宙空間に捨てることでゴミを焼却している(フーム達には燃え尽きたゴミが流れ星に見えている)。

魔獣であるかどうかは不明。


  • 異星人観光客

異星人観光客

第48話『プププランド観光ツアー』でププビレッジにやってきた観光客たち。

見た目はキャピィ族を白くした外見をしており、全員アロハシャツ姿でサングラスをかけ、カメラを持っている。


基本的に「ワニャワニャ~」としか喋らないが、ワドルドゥ隊長は彼らが何を言っているのか分かるらしく、彼らの通訳係となっている。

上記で述べた通り観光客としてのマナーやモラルはかなりひどく、村に大量のゴミを不法投棄したり、重要文化財にラクガキしたりしている。また、観光地に何らかの刺激を求めている人物が大半である。


関連項目編集

星のカービィ(アニメ) ナイトメア カスタマーサービス 死の商人 腹黒企業

ハルトマンワークスカンパニー……同じく、宇宙全土を荒らしていた巨大軍事企業。

ホラインコーポレーション……こちらはかつて存在していた巨大企業。


ナイトメア(プリキュア)……悪の企業&名称繋がり。


プリカーサー……Kaijuを繰り出す理由と方法が、ホーリーナイトメア社が魔獣を送り込む理由と方法に似ている部分がある。

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星のカービィ(アニメ) あにめばんほしのかーびぃ

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