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我々のプロジェクトは偉大なるデスパライアさまの尊い願いを叶えること。

そのために我々は存在している。

ブンビーによる組織の説明より)


概要編集

Yes!プリキュア5』に登場するココたちの生まれ故郷・パルミエ王国を滅ぼした邪悪な集団。

彼らは人間界ともパルミエ王国とも異なる別の世界からやってきた侵略者であり、異次元空間にそびえ立つ、屋上にヘリポートらしき施設が備え付けられた悪魔的な高層ビルを本拠地としている。


デスパライアが望む、すべての者が永遠に絶望にひれ伏す世界を作り上げることを目的に掲げているが、デスパライアは老いによる衰えでそれが成し遂げられなくなることを強く恐れている。

そんなデスパライアの不安を払拭する為、パルミエ王国に伝わる、なんでも願いが叶うという「ドリームコレット」を欲している。


企業に近い組織運用が行われており、構成員にはちゃんと給料も支払われている模様。さらに幹部職はサービス残業を迫られる場合もある。

ただし、その行動原理はデスパライアの個人的な願望を叶えるという極めて私的なものであり、組織の活動を通じて顧客や社会に貢献しようとする経営理念というものが建前上にも存在していない。

実態としては企業というより、「高度に組織化された窃盗団」という方が正確である。


構成員編集

上層部編集

デスパライア(声:杉山佳寿子
センシティブな作品
ナイトメアの女帝。ドリームコレットを求めている。最終話でキュアドリームの説得で改心し、自ら封印される。
カワリーノ(声:優希比呂
カワリーノ
デスパライアの側近で、幹部たちの上役。戦闘時はカメレオンの怪人に変身する。第49話で絶望の闇へと堕ちた。

ブンビーの部署編集

第1話から第30話まで活動していた対プリキュア専門の部署。所属メンバーのギリンマアラクネアが殉職したことを受けて解散する。

下記の他にも「絶望の仮面」を付けた最下層の社員が多数在籍しているが、彼らの正体はパルミエ王国の国民たち。


ブンビー(声:高木渉
ひと昔前は大企業で管理職でした。
ナイトメアの幹部で、現場責任者。戦闘時はハチの怪人に変身する。第31話から降格され、第46話でカワリーノに粛清される。
ギリンマ(声:檜山修之
ギリンマくん
冷酷非情なナイトメアの一員で、ブンビーの部下。戦闘時はカマキリの怪人に変身する。第24話で殉職。
ガマオ(声:陶山章央
160224ワンドロ
怠惰的なナイトメアのアルバイトで、ブンビーの部下。戦闘時はカエルの怪人に変身する。第36話で殉職。
アラクネア(声:沢海陽子
アラクネアさん
エリート意識が強いナイトメアの一員で、ブンビーの部下。戦闘時はクモの怪人に変身する。第30話で殉職。

新部署編集

第31話からメインとして活動する対プリキュア専門の新部署。ナイトメアの実力者たちが配属されており、デスパライアが最も信頼を置いている部署でもある。

なお、自分の部署が解散されて降格処分を受けたブンビーに加え、最下層の社員たちもこの部署に異動している。


ブラッディ(声:丸山詠二
ブラッディ
狡猾なナイトメアの幹部で、カワリーノの元上司。戦闘時はコウモリの怪人に変身する。第31話から登場。第46話で絶望の闇へと堕ちた。
ハデーニャ(声:小宮和枝
ハデーニャ
横暴なナイトメアの幹部で、実力者。戦闘時はの怪人に変身する。第31話から登場。第44話で殉職。

怪物編集

コワイナー(声:桜井ちひろ
コワイナー
ナイトメアが使役する怪物。仮面を物体・生物に取り付けることで誕生する。「黒い仮面」による固体は強力だが、使用者は自我が消滅する。
コワイナーソルジャーズ(声:桜井ちひろ)
デスパライアのカゲ
デスパライアが使役する強力な怪物。デスパライアの力から誕生した存在(名称は設定資料によるもの)。

経緯編集

パルミエ王国を襲撃して滅ぼすという暴挙に出るが、ナイトメアにコレットを奪われる直前、パルミエ王国のココ王子がそれを持って人間界へと逃走した為、当のドリームコレットを回収することはできなかった。

デスパライアはナイトメアのメンバーに「ドリームコレットの収奪を最優先目標とせよ」と檄を飛ばし、こうしてナイトメアの人間界へ干渉が始まった。

その一方、ココはそんなナイトメアに対抗するため、人間界の少女たちの中から「伝説の戦士プリキュア」の資格を持つものを5人選抜した。それがプリキュア5である。


組織体質…プリキュア史に残るブラック企業編集

ナイトメアという組織は、デスパライアの私的な欲望をかなえるためだけの組織であり、業員たちはこの組織のために頑張ろうなんて腹の底では誰も考えていない。


徹底した成果主義の下、従業員たちを常に競争させており、成功者には絶大な権力が与えられる一方で、失態をすると「絶望の闇の奈落」に突き落とされたりなどの制裁が加えられ、更にそれが度重なると組織を辞めるか、組織の為に自身の命を掛けて戦いに挑むかのどちらかを選択しなければならなくなる。

なお予算は贅沢にあるようだが、成果を出すことができない部署や人材への支出は著しく制限され、最終的には解散させられてしまう。

それを裏付けるように、物語では任務に失敗したガマオへのバイト代は支給されていない。

従業員たちはみな組織に対して不満を持ちながらも、下に落とされたくないから、そして同僚の出世の踏み台にされることへの口惜しさから、組織の締め付けに我慢しながら「自分が蹴落とす側になってやる」という執念で働いている。


いわゆるブラック企業な組織ではあるが、ブラッディの話によれば、かつては組織としての結束力が強かったらしく、従業員たちが組織への愛着をもって自発的に頑張ろうととしていた時代もあったようだ。

しかし、ブラッディの部下であった現社長秘書であるカワリーノが台頭して彼の権限が強くなってからは、従業員を徹底的に管理する「目的至上主義」に傾倒してしまい、以前の結束力は皆無となったらしい。


物語の後半、ブンビーの部署からカワリーノの部署へとドリームコレット奪取の任務の権限が移ると、人材を道具のように平気で切り捨てる傾向が強くなっていく。

最後の手段にして最後通告である「黒いコワイナー仮面」が平気で(しかも無理やり)支給される事態に陥ってしまったことが組織崩壊の一因に繋がった。


モチーフ編集

プリキュア5がをモチーフにしたプリキュアのため、ナイトメア社員は蝶の天敵や捕食者をモチーフとしている特徴がある。

ただし、首領のデスパライアは蝶の対比存在としてがモチーフ。


関連タグ編集

プリキュア5 Yes!プリキュア5 ブラック企業 プリキュアの敵一覧

ナイトメア


ディスダーク:こちらも絶望の力を行使する組織且つブラック企業であり、首領も女性である。

クライアス社:企業タイプの組織の系統を継ぐ敵組織。


臨獣拳アクガタイマジンニチアサ同期作品に登場する敵対勢力。


アンダーグ帝国:次世代4番目の作品の登場する敵対勢力。


プリキュア歴代敵組織編集

ダークフォールナイトメアエターナル

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