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概要

古くは、中国三国志の時代から存在する役職であり、当初の役目は字の如く「国家の重要書類を秘する」、つまり管理する職であった。の時代には、史書に見えなくなり、以後は「著作」や「太史」という名に変わった。日本では右筆が、この役割に近い。

明治維新により、西洋の概念が日本に入ってきた時に、セクレタリー(Secretary)という職業の訳語として、「秘書」の字が与えられた。

企業などの幹部、学者政治家等、あるいは組織全体の重要書類に関する業務を担当する職務、職業にある者。職務は幅広いが、共通するのは、重要書類を扱う仕事であるということである。

その他にも上司の身の回りの世話、メール電話の応対、来客の接遇、スケジュール管理、書類・原稿作成など「総務の専門家」として機能する。

要するにお偉方の側近であるわけだが、上司からどれほどの権限を与えられるかはケースバイケース。政治家の場合、秘書もまた政治家の卵である場合が多く、経験を積むために上司から重要な仕事を任せられることも少なくない。ただしそれを逆手に取って、汚職が発覚した時にその罪を被らされることも。所謂「秘書がやりました」というやつである。

英語のSecretaryでは、高い地位の側近という印象の単語であり、政府なら大臣に付く秘書、軍なら大佐や将官級の副官などを指す。一般の事務員はClerkやassistantなど呼び分けることが多い。一方、日本では、これらを特に区別せず、まとめて秘書と呼ぶことも多い。本来の意味のセクレタリーは、取締役クラスを意味するため、事務局長など実体に合わせ和訳に注意が必要である(ただ、英語でも一般事務員をSecretaryと呼び、混同する事はゼロではない)。

また、軍隊においては、秘書と役割が一部重なっている副官という役職がある。

詳しくは副官の項目を参照されたい。

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