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クライアス社

くらいあすしゃ

「HUGっと!プリキュア」に登場する悪の組織。
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クライアス社は創立以来、世界中の人々の幸福を願ってまいりました。
世に蔓延る明日への希望、そこに永遠はありません。
未来は必ずしも明るいわけではないのです。
我々はこれからも皆さまに本当の幸福を提供できるよう精進してまいります。

(公式サイト「ご挨拶」より)

概要

HUGっと!プリキュア」に登場する悪の組織。
はるかな未来に存在する大企業であり、時間の流れを遡って現代世界に社員を送り込んできた。
東映の公式サイトの紹介も個別に「ご挨拶」「社員紹介」「会社概要」等の項目がある一般企業の公式HPらしい作りになっており、本編の展開に応じて更新されている。
欧文表記では "Criasu Co., Ltd"とあり、株式会社であるらしい。
なお、組織名が明確化されているのは『Go!プリンセスプリキュア』に登場する「ディスダーク」以来。

ミライクリスタルの獲得と未来の消滅」を経営理念に掲げており、社員達にはその業務を達成するために怪物オシマイダーを使役する権限が与えられている。
彼らが時間を遡って現代世界にやってきた元々の目的は、ホワイトのミライクリスタルを持って現代世界へと逃亡した「未来世界で活動していたとあるプリキュア」の捜索のためだったが、この現代世界でキュアエールをはじめとした新たなプリキュアが生まれたため、「現代世界のプリキュア」が持つミライクリスタルを奪うことも新たな目的になっている。

仕事の成果を上げれば昇進出来る、稟議書を提出してボスとも呼ばれる社長の承認の印鑑を貰ってから社員が出撃するなど、企業としての面が前面に押し出された演出がされている。
第15話ではバイト社員含め有給が存在することが明かされた。
また、「アスパワワ」や「トゲパワワ」を感知測定するセンサーが各社員に支給されているなど、プリキュアシリーズの悪の組織にしては珍しく科学力が高い。何より、彼らは時間を過去へ遡行するタイムトラベルの技術を有している。
ルールーも当社の技術力で製造されたアンドロイドであり、第17話でリストルがルールーを「クライアス社の優秀な製品」と呼んでいたことから、相応の製造業務も行っている模様である。
その一方で書類や口頭による報告を強く推奨している(裏を返せば監視が徹底されておらず、不都合な事象を隠蔽できる)など、内部統制に関しては前時代な側面もある。

クライアス社はハリハム・ハリーはぐたんの故郷を侵略して未来を奪っているのだが、第2話ではながはぐたんの記憶を通して見た夢の中の場面で、ハリーとはぐたんの故郷では4人のプリキュアがクライアス社と戦っていたことが示唆されている。
つまりクライアス社はその地のプリキュア達に勝利したわけであり、その戦力は第10作目に登場した敵対勢力並みに高そうである。

なお、公式サイトの作品紹介では「クライアス社という悪い組織がはぐたんの持つミライクリスタルを狙って現れた」という表記がされているが、少なくとも第1話時点でクライアス社がミライクリスタル・ホワイトの所持者として目をつけていたのははぐたんではなく「第1話より前から存在しているとあるプリキュア」であった。
そこに「新しいプリキュア」としてキュアエールが誕生したことで、クライアス社が狙うミライクリスタル自体が増えたのである。
この後になんらかの情勢変化があり、クライアス社がはぐたんを狙うようになるのかもしれない。

未来が奪われた世界

「未来の消滅」を目的にしたクライアス社だが、これは抽象的な意味ではなく言葉通りの意味である。彼らによって未来を奪われた世界は時間が止まり、未来という概念自体が無くなってしまう。

上述している公式サイトの挨拶文からもわかるように、クライアス社はその恐ろしい行為を人類社会への奉仕だと考えている。
第17話でルールーが思い返したところによれば、「時間が止まることで人類は一切の活動をする必要がなくなり、過去の幸せな思い出に永遠に浸り続けられる」ことこそがクライアス社が考える理想の世界のあり方らしい。
そして全てが止まった世界のメンテナンスを心のないアンドロイド達が担うことで、人類は未来への不安に怯えることなく幸福な夢を見続けられるのである。

未来を作る力であるアスパワワに干渉することで未来を消し去ることが可能で、そのためにアスパワワの結晶であるミライクリスタルを奪おうとしている。
ハリハム・ハリーがいた未来の世界は実際に時間が止められてしまったが、最後のミライクリスタルである「ホワイト」を持って過去の時代(はな達の時代)に逃げ出した。このことはクライアス社の最終計画を狂わせてしまったらしく、ミライクリスタル・ホワイトを探し出すために彼らもこの時代へとタイムワープしてきた。
またハリーは「はな達が生み出した新しいミライクリスタルがクライアス社の手に落ちてしまえば、この世界(現代世界)でも未来が奪われる」としている。
そして今は力を失っているミライクリスタル・ホワイトにアスパワワの力が戻れば、ハリーがいた未来世界の時は再び動き出すのだという。

あざばぶ支社

公式サイトによると、本作に登場している殆どの社員は「あざばぶ支社」の社員とされる。
あざばぶ支社の社屋は現代日本のオフィス街に建てられた高層ビル。屋上に設置された巨大なパラボラアンテナが目を引き、周囲のビル群の中でもっとも高く威容を放っている。
「あざばぶ」の元ネタはおそらく「バブル期の麻布」。はな達が暮らしている街は「はぐくみ市」の「のびのび町」であり、距離的な関係は不明だが、一応劇中の描写から頻繁に車で移動できる程度と推測される。
なお第27話以降プリキュアたちがあざばぶ市にお出かけするシーンが出るようになったため作中で実在する地域だと判明したが、どういうわけかあざばぶ支社のことは一切気づいていないし話題にも出ない。

クライアス社は遥か未来からタイムトラベルで現代にやってきた存在であるため、社員たちも未来世界の住人である模様。
公式サイトの会社紹介ではあざばぶ支社の設立日が“2018年”(本作の放映開始年)となっている。ミライクリスタル探索のために「この時代」に設立した橋頭堡があざばぶ支社というわけだ。公式サイトによると支社は他にも多数あるようだが、これが「他の場所」なのか「他の時代」なのかは不明。

社屋の内部はなかなかに未来的で、円筒状の水槽のような空間となっている。下の方は暗く青黒いが、水面に当たる上の方は明るいマリンブルーとなっていてそこからうっすらと光が下へと届いている。社員たちのデスクはこの円筒状の空間の壁から突き出る形で設置されており、役職が上がるほどデスクの位置も高所に置かれる。ただし支社のトップにあたるリストルも、水面に当たる最上部にデスクが届くことはない。最上部は支社の社員が座る場所でなく、本社社長のホログラムが投影される場所なのである。

あざばぶ支社の社員の多くは本社がある未来世界に戻りたがっているが、本社への帰還は成果を上げなければ許されないようで、オシマイダーを投入しても作戦に失敗すれば始末書を書かなければならないなど、それ相応のペナルティが課せされるようだ。
そして失敗が連続した場合は通常業務からは外されて「左遷部屋」なる部署に送られ、許可なく部屋から出ることが許されない一種の監禁状態に置かれる。
実態のほどは不明だが、第11話にて約一ヶ月振りに左遷部屋から引きずり出されたチャラリートは、正気を失った瞳で「暗い…怖い…助けて…」とだけしか呟けない極限状態に陥っていた。

しかし社員たちが左遷部屋よりも恐れているのは解雇されることであり、社員たちは自分が酷い境遇に置かれたとしても会社にしがみついている。
これは単なる社畜体質というより、会社から放逐されると「自分がいた未来の時代」へ帰還できなくなるからということが大きいだろう。

一応、クライアス社は会社を辞めたければ勝手に辞めればいいという「去る者は追わず」が基本のスタンスであり、解雇された(または自主退職した)後にこの時代をどう生きるかは本人たち次第かつ自由である。
ただし、ハリーが言うには「クライアス社は裏切り者は許さない」とのことなので、会社に翻意を見せた離反者についてはその限りではない模様。
現在本編中で会社を去った社員は、早い順番から、チャラリート(第13話)、ルールー(第17話)、パップル(第22話)。チャラリートとパップルはプリキュアに敗れて戦意を失った後に綺麗に辞めることができているが、これは最後まで会社の手駒として忠実に働いた(=裏切ってはいない)からだろう。
ちなみに退職者/離反者が出るたびに、クライアス社の公式サイトにて社員募集広告がかけられるという小ネタがある。

HUGっと!プリキュア  <クライアス社>


第22話にて課長であるパップルが退職し、残るのは部長であるダイガンだけであったが、初出撃の際に「会社のお荷物」のレッテルをはられて粛清されてしまった。
このことから、立場が上で解雇させにくい社員に対しては、空気を読んで自主退職しないならば処分するという恐ろしい側面があることが判明した。

ダイガンが消された事によりあざばぶ支社の初期メンバーは誰もいなくなってしまったが、第23話のリストルと社長の発言により、そもそもあざばぶ支社の初期メンバーはプリキュアにミライクリスタルを生み出させるためのかませ犬として用意された捨て駒であることが判明。
そして必要なミライクリスタルが揃ったので、ダイガンの処分を持って初期メンバーを意図的に一掃したのである。その後、あざばぶ支社にこれからの新しい計画のためのメンバーとしてジェロス、ドクター・トラウム、ビシンが配備された。
ただしこの三名の補充メンバーとリストルも失敗が続けば初期メンバーと同じような目にあうことは想像に難くない。

本社について

公式サイトによると本社の設立日は"XXXX年"となっており、いつ設立したかが不明な記載となっている。だがクライアス社が「ハリハム・ハリーが住んでいた遥か未来の世界を襲撃した組織」であることが第12話で判明しているため、おそらく本社も未来の時代に設立されたものと思われる。
(ただし、クライアス社の本社がハリーのいた未来世界と同時代に存在しているかは不明。ハリーのいた時代とは異なる時間軸から侵略していた可能性もある)

第11話で生成されたプリキュアの浄化アイテム「メロディソード」が、ハリーが生まれた未来に繋がる歴史には存在しなかったことが示唆されているため、本作においては未来の可能性ごとにパラレルワールドが存在しているのではないかという考察もされており、そうなるとクライアス社も単に未来から来ただけでなくパラレルワールドの住人である可能性もある。

構成員

上層部

代表取締役社長

ハグプリ8話2


※序盤では普通の一般人として登場していたが、中盤以降から正体を露わにして活動を本格させる。それ以降はあざばぶ支社に常駐して直接指揮をとるようになった。なお、社員たちからは主に「プレジデント・クライ」という敬称で呼ばれている。

相談役

相談役と社長


※クライアス社の組織内では代表取締役社長のジョージ・クライと同程度の地位。ジョージ・クライがあざばぶ支社の直接指揮をとるようになった第23話で招聘され、あざばぶ支社で活動するようになる。

社長秘書

リストルさん


※第1話時点で「本社からの監督役」という名目であざばぶ支社の事実上のトップとして君臨していた。ジョージ・クライ社長があざばぶ支社の直接指揮をとるようになった第23話以降でも、あざばぶ支社の監督役を引き継いでおり、社長は幹部社員に対して直接的な口出しをすることは少ない。自分より立場が上になるドクター・トラウムの扱いには色々苦労もあるようだ。

あざばぶ支社の幹部社員(前期)

ジョージ・クライ社長が組織改編する第23話以前に暗躍していたクライアス社の幹部社員たち。いずれもプリキュアとの関わり合いでクライアス社を去ることになり、本編後半からはパップルが起ち上げた芸能事務所まえむきあしたエージェンシー(MAA)」に所属している。

部長

ダイガン部長


※何のミスもしていないのにドクター・トラウムから「会社のお荷物」呼ばわりされ粛清される。だが、なんとか命はとりとめてパップルに拾われる。本編中、4番目の離脱者となる。

課長

課長さん


※度重なる失敗と恋人の裏切りで自暴自棄になったが、退職し芸能事務所を立ち上げた。本編中、3番目の離脱者となる。

係長

チャラリート


※最初にプリキュア達と敵対した幹部社員。失敗続きのために早々に「左遷部屋」行き→その後に特攻兵士として使い捨てられたが、プリキュアとの戦いで改心して退職。その後は動画投稿者に転向した。本編中、最初の離脱者となる。

アルバイト

データの分析が完了しました


※スーパーコンピューター並の情報分析能力を持つ少女。その正体はクライアス社によって製造されたアンドロイドで、型番はRUR-9500
女子中学生として就学する形でスパイ活動に入るが、心を獲得してしまい会社を裏切る。本編中、2番目の離脱者となる。

あざばぶ支社の幹部社員(後半)

ジョージ・クライがクライアス社を組織改編した第23話から登場する新たな幹部社員たち。

ジェネラルマネージャーとその従者

ジェロス with B(?)
ハグプリ31話


※初登場時は新入社員として登場し、先輩であるパップルを追い落として後釜におさまる。
※タクミ(右側)とジンジン(左側)は、ジェロスが引き連れている2人の従者。クビの危機に際しトラウムの開発品を無断で使用し、その結果融合して怪物化する。プリキュアとの戦いで浄化され退職した。本編中5、6番目の離脱者となる。

カスタマースペシャリスト

いいの?ボク全部壊しちゃうよ


※クライアス社によって生体兵器として改造された小動物(ハクビシン?)。人間の姿に変身でき、高度な知性も持つ。
強すぎる破壊衝動の持ち主であるがゆえにクライアス社内で危険視されて長らく幽閉されていたが、23話の新体制発足によって解放された。OPのポジションからすると以前のルールーと同じ立場か?

怪物

発注! オシマイダー!



ドクタートラウム&猛オシマイダー



元社員

ハリネズ・ミー


※ビシンと同様に生体兵器として改造されたハムスター。本編開始時点で既に離脱済み。

No Image


※漫画版に登場するクライアス社のアンドロイド。名前はおそらく「ヘイト」だと思われる(ただし作中では「ハート」と名乗っている)。

名前のモチーフ

社員の名前は一部を除いて社会に関連した世代や用語をもじったものからきている(『アニメージュ』のスタッフインタビューにて)。


なお、組織名である「クライアス社」は「未来を奪う」ということから「暗い明日」と「クライシス(=危機。某太陽の子敵組織名でもある)」をかけたものと思われる。
上記サイトでの表記が "Criasu" と"Crisis"にかけた綴りになっていることがこの説を裏付ける。

余談

企業型の組織はプリキュアシリーズでは初めてではないが、時勢の変化を反映してか本作では「稟議承認」「発注」「納品」「始末書」「ヤメサセテモライマス」等、第1話からリアルな用語が多用されて大いに話題を呼び、日曜の朝に現実逃避していた大きいお友達をげんなりさせ、トゲパワワが大量放出されたとか。
さらになんと日本経済新聞社発行の「日経MJ」でも取り上げられた。

関連イラスト

ハグプリ3話
度重なる失敗によってバイトに降格されたチャラリートという夢


めちょっくラクガキ3
はぐっと2


働き始めた頃のルール―ちゃん♪(想像図)
おでん屋



関連タグ

キラキラルをうばう存在→クライアス社→???

HUGっと!プリキュア
プリキュアの敵一覧
ブラック企業

ナイトメア … シリーズ第4作『Yes!プリキュア5』に登場する敵組織。同じ企業タイプ。離脱者が出ると新メンバーが追加されたり、メンバー間の仲間意識が皆無な点も共通。ただし、クライアス社の方は基本的にプリキュアによって救済されるという明確な相違点がある。

エターナル … ナイトメアと同じく同じ企業タイプ、ナイトメア同様部下達の扱いが共通している。又、味方側のメンバーが過去に所属していた時期があったと言う点も共通している。


ラビリンス … シリーズ第6作『フレッシュプリキュア!』に登場する敵組織。科学力の高さが共通。人々を徹底した管理のもとで支配し、それが人々の幸せにもなると考えている理念も似ている。ただし、クライアス社の方が物語の早い時期から離脱者が出始めていくという明確な相違点がある。

アカルイアス社 … クライアス社社員達のギャグ系イラストを見たい方はこちら。
芸能事務所まえむきあしたエージェンシー - 元クライアス社社員達が立ち上げた企業。上述のアカルイアス社が公式化したと言えなくもない。

プリキュア以外の作品

ロンダーズファミリー:18年前の1時間違いの世界における敵組織。クライアス社と同じく未来からやって来た。

イマジン:11年前の30分違いの世界における敵怪人。クライアス社と同じく時空を越えた怪人である。

外部リンク

クライアス社 | HUGっと!プリキュア | 東映アニメーション

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