輝く未来を抱きしめて!!
みんなを応援!
元気のプリキュア!キュアエール!
CV:引坂理絵
概要
「HUGっと!プリキュア」に登場する野乃はなが変身するプリキュア。
元気のプリキュア。通常の戦闘では近接格闘を主体としている。
プリキュアオールスターズでは通算51人目のプリキュアとなる。
名前の由来
東映アニメーションのグッズ通販ページに掲載されている画像でアルファベット表記が"Cure Yell"になっていることからわかるように、キュアエールの名前は英語で「応援」を指す「yell」から取られている。しかし『アニメージュ』誌の記事によるとフランス語で「翼」を指す「aile」とかけたダブルミーニングでもあるとのこと。
これは「子供を応援することにより、新しい世界へと旅立たせる(自立を促す)」という母親の本質を極めて端的かつ的確に表現したネーミングと言える。
なお、他のメンバー達の名前もフランス語由来で、本作のプリキュアは全員名前がフランス語で統一されていることになる。特に初期メンバーのキュアアンジュとキュアエトワールについては、「ange(天使)」「étoile(星)」が由来になっており、「aile(翼)」と合わせて「天空」をイメージする言葉という共通点がある。さらにエールは「air」の綴りで「天空」そのものの意味にもなる。本編中でも第42話で若宮アンリがこれらの符丁を指摘しており、この3人をまとめて「未来に羽ばたく翼のプリキュア」と総括している。
なお、追加キュアのキュアマシェリとキュアアムールについては「ma chérie((女性に対して)最愛の人)」「Amour(愛)」が由来で、2人あわせて「愛のプリキュア」とされている。
ただし、「翼のプリキュア」の名に反して基本フォームでは空を飛ぶことができない(マザーハートスタイルでは飛行能力が加わる)。
外見
薄いピンク色のシニヨンの髪に、濃いめのピンクのコスチュームを纏っている。
ちなみに前髪は第1話で切り過ぎた形状のまま。
トップスが薄手なため、桃キュアでは珍しいことに胸のふくらみがわかりやすい(二次創作では巨乳化されがちだが、公式ではちっぱい(カップ?)に影が付いたようなデザインにされている)。
胸にリボンがないのは桃キュアではキュアピーチ、キュアハートに続く3人目となる。
チアリーダーならではの元気さとスポーティーさをイメージした結果、それがスニーカーやへそ出しルックといった形で表現されている。地味にシリーズ初のスニーカーを履いたプリキュアである。
シースルーで包まれたようなスカートを穿いていて、放送期間に発売された初期キュア三人組の植毛ドールでも再現されている。
サファイアスタイル以来2年ぶりとなる「腹部を露出したプリキュア」だが、桃キュアでのそれはキュアメロディ以来7年ぶりとなる。しかし、キュアメロディはへそがハイウエストスカートで隠れているので「へそ出しルックのプリキュア」としての桃キュアは『Yes!プリキュア5』時代のキュアドリーム以来11年ぶりとなる。
ただし、上記の2人と違い臍部の開いたワンピースであるため、セパレートタイプではない。しかし初報でキービジュアルしか公開されていなかった頃はセパレート衣装だと思えるようなアングルだったため、初報時期に投稿されたイラストの多くはセパレートとして描かれている。
また、イノセントフォーム以来4年ぶりとなる口紅の描写が明確になっているキャラでもある(これはキュアアンジュ、キュアエトワール、キュアマシェリ、キュアアムールも同じ)。
腕には房飾りがついたブレスレットをつけているが、浄化技を使う時はこの房が増量化して両手にポンポンを装備した形になる。そして浄化技はこのポンポンから放たれる。
こういう物理攻撃ではありませんので……
番組の最後の最後で明らかになったが、片方だけポンポンに変化させることも可能。
『キラキラ☆プリキュアアラモード』第49話で先行登場した時には、怪物化した長老のボディ相手に奮闘するキラキラプリキュアアラモードメンバーにポンポンを振って応援するシーンも見られた。
袖部分はアニメ本編ではシースルー素材の半袖となっているが、ED映像等の3Dモデルではノースリーブ+アームレットになっている(要するに服にくっついているか否か)。
(アニメや漫画で元の設定画と一部商品展開に細かい差異が発生するのは割とあること)
格闘戦時には手や足の部分に光の粒子が纏い、攻撃をヒットさせると周囲にその粒子がばらまかれる。これがプリキュアたちのパワーの源泉である「アスパワワの輝き」であるようだ。
第2話では軽々と鉄骨を持ち上げ、オシマイダーに投げつけると言った芸当も見られた。
しかし戦術的なセンスは「力のプリキュア」であるキュアエトワールに劣るため、「動きが直線的で読みやすい」「特に優れたところは無い」とルールーに分析されている。ただ、想定外の事態であるメロディソードを生み出したことで彼女に目をつけられることとなった。
先述の言われようだが、作中前半まではプリキュアとしては不可欠な存在だった。というのも、プリキュア・トリニティコンサートも含めてエール抜きでは止めを刺せなかったからである。後に浄化能力付きの個人技を有すキュアマシェリ、キュアアムールが登場したことでその負担も軽減されたが、2人の先輩として引っ張っていってくれることだろう。
また前述のシニヨンの髪型や白いボタンの付いたトップスという点から、どことなくチャイナ服要素も含まれているのがチャームポイントである。そのため、4年後の後輩キュアの色違いと言っても過言ではないとも言える。
持ち技
ハート・フォー・ユー
プリハートを使用した初期技。
手首の飾りをポンポンに変え「フレフレ!」と唱えたあと大きなハートマークを描きピンク色の光線を発射し、敵を浄化する。
他の初期メンバーはいずれも浄化技を持っておらず、第11話でメロディソードによる3人合体技「プリキュア・トリニティコンサート」が習得されるまでは浄化は常にキュアエール一人だけに頼られるという異例のケースとなっていた。
フラワーシュート
キュアエールが持つメロディソードであるエールタクトを用いた攻撃技。
エールタクトを振って薔薇型のエネルギー弾を放つ。
フォームチェンジ
- チアフルスタイル(キュアエール)
第31話から登場するパワーアップフォーム。全員共通の特徴として、ボンネット状のヘッドドレスと虹色のリボンが付いたヴェールが装着される。
この形態ではへそ出しが消失。また、腰のシースルースカートが無くなるかわりに透明な小さめのフリルと白いスカートタイプのフリルが追加され、腕に透明なパフスリーブが追加されている。
- マザーハートスタイル(キュアエール)
画像下。第39話から登場する最終フォーム。チアフルスタイルのパワーアップ版であり、背中に羽が生える以外に外見上の変化はない。
余談
チアガール風の衣装ということで、某先輩黄キュアのチアリーダー風ダンスフォームに身を包むキュアエールのイラストも投稿されている。
関連動画
関連タグ
キュアラメール:次のへそ出しプリキュア。
キュアウィング:「翼のプリキュア」繋がり。こちらは基本形態から飛行可能。