「ピンク色のコスチュームは伝説の戦士のアイコン 誰のことも壊さないと伝えるためにある色」
━フレッシュプリキュアイメージソング『lalala Shangri-ra』
※令和になって公式にピンクではない主役キュアが増えている為、後述する元の映画以外は主役キュアタグを推奨します。
概要
ピンクチームとは、「映画プリキュアオールスターズDX3」でプリキュアたちを三つのチームに分けるときに使われたチーム名。
この映画では色別に各プリキュアがチーム分けされて個別に行動したのだが、この時に黒キュアであったキュアブラックが、桃キュアのチームである「ピンクチーム」に編入されることになった。
ピンク=メイン主人公のシンボルカラーという概念がこの時点ではっきり示されたといえる。
ピンクのコスチュームの集団の中に、黒衣の戦士が一人混じっているのは、悪目立ちしないかと思われるかも知れないが、キュアブラックは初代という事もあって、元々目立つ位置に配置される事、また前述の差し色にピンク色がちりばめられているので、そこまで見た目の統一感は崩れていない。
「DX3」では、ピンクチームは特別扱いで、このチームのみ、全員で放つキメ技「プリキュア・コラボレーションパンチ」を放っている。
「ピンクチーム」一覧
この映画「DX3」でピンクチームに配属されたプリキュアは以下の通り。
- 美墨なぎさ/キュアブラック (ふたりはプリキュア/ふたりはプリキュアMaxHeart)
- 日向咲/キュアブルーム(キュアブライト) (ふたりはプリキュアSplash☆Star)
- 夢原のぞみ/キュアドリーム (Yes!プリキュア5/Yes!プリキュア5GoGo!)
- 桃園ラブ/キュアピーチ (フレッシュプリキュア)
- 花咲つぼみ/キュアブロッサム (ハートキャッチプリキュア)
- 北条響/キュアメロディ (スイートプリキュア) CV:小清水亜美
「ピンクチーム」という言葉は公式では「DX3」以外では使われていないので、厳密な意味での「ピンクチーム」はこの6名だけである。
ただし、現在でもプリキュアオールスターズ関係のコンテンツでは「各作品のメイン主人公だけ集めたチーム」を特別なものとして演出することはしばしばある。例えば、「映画プリキュアオールスターズNewStage3」では、初代作から当時最新作である「ハピネスチャージプリキュア」までのメイン主人公たち全員がエンディングテーマ「プリキュア・メモリ」を歌唱している。
また、「映画プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!」では、梅澤淳稔プロデューサーが担当した作品のメイン主人公4人によるチームが結成されている。
pixivにおいて
DX3以降の作品も含めた「プリキュアシリーズ」のピンク・桃色を基調としたプリキュア達の集合絵に付けられるタグとなっている。
別の呼び方としては桃キュアがあるが、タグ使用率としてはこちらが優勢となっている。
現在のプリキュアシリーズでは、その作品におけるレギュラープリキュアの中では、メイン主人公のみピンク色が目立つコスチュームを着るのが慣例となっている。よってピンクチーム=メイン主人公のプリキュアを総称するタグと言い換える事も出来る。早い話、戦隊レッドのプリキュア版の概念という事である。
…しかし実際のところ、アカレンジャーからはじまった戦隊シリーズと違い、プリキュアの主人公の中には、初代のキュアブラックをはじめとして、キュアブライト、キュアサマー、キュアスカイ、等の素直にピンクとは言い難いキャラが何人も居る。
ただ、そういうキャラも、ピンクが差し色としてピンクが目立つように配色されているので、一応「ピンク色はメイン主人公のシンボル」という体裁は保たれている。
なおこのうち、「ふたりはプリキュアSplash☆Star」の主人公の一人である日向咲は、キュアブルームとキュアブライトの二種類のプリキュアに変身する。キュアブルームはピンクが目立つ配色だが、キュアブライトは黄緑色というとても特殊な配色となっている。
しかし変身者自体は同じわけで、映画「DX」シリーズでは、咲は最初キュアブルームに変身し、途中からキュアブライトに変身する。差し色にピンクが使われているので、キュアブラックと同じ扱いとすれば説明が付かない事も無い。
しかし、キュアサマーとキュアスカイは公式が前者は白キュアで後者が青キュアであると公言しており、髪の毛や衣装の差し色に多少ピンクが使われている程度である。
レギュラー以外のいわゆる番外戦士であれば、キュアミラージュのように、主人公でなくてもピンクのコスチュームを着ているプリキュアも居る。
2023年の「ひろがるスカイ!プリキュア」には、レギュラーかつ主人公ではない桃キュア、キュアバタフライが登場した。
「ピンク色のプリキュア=メイン主人公」として扱う必要がある場合、彼女は赤キュア扱いされていたことから、キュアバタフライはピンクチームではなくイエローチームに入るものと思われる。
ピクシブ百科事典における扱いでは、「ピンクチーム」という言葉には、単にコスチュームの色によるチームというより、各作品の主人公を集めたチームという認識の方が強いようだ。
扱いが微妙なキャラクターとして、「ふたりはプリキュアMaxHeart」に登場するシャイニールミナスが居る。彼女は2022年までのプリキュアシリーズに於いて、ピンクチーム以外でピンク色のコスチュームを着ている唯一のキャラクターだった。
これは何故かというと、制作当時は「ピンクはメイン主人公の色」という考え方自体が無かったからである。「メイン主人公」の節も参照。
もっとも、ルミナスは厳密にはプリキュアではなく、キュアブラックとキュアホワイトのサポーター的な位置づけであり、加えて金髪が目立つためか、映画『DX3』では、プリキュアとして扱われてこそいるものの、ピンクチームではなくイエローチームに入れられている。
なお、MaxHeartでシリーズディレクターを務めた西尾大介も「ルミナスは光のクイーンのゴールドのイメージでデザインされた」と語っており、ピンクは差し色という意識でいたのは確かである。
その為、ルミナスは黄キュアに分類されることが多いのだが、ピンクコスチュームでも金髪が目立つなら黄キュアとするとキュアピーチやキュアハート、キュアフローラにキュアミラクルも黄キュア扱い出来てしまうことになってしまう為、ルミナスは色別カテゴリでは扱いが難しいキャラクターとなっている。→金髪桃キュア/黄キュア?の項目も参照。
もっとも、イエローチームには暖色系の黄キュアと赤キュアの他に、寒色系である紫キュアまで所属しており、ピンクチームやブルーチームと比べて統一性が無い為、ルミナスの髪や衣装の色など些細な問題なのだが。更に、イエローチームはルミナスのような追加戦士枠のプリキュア(ミルキィローズ、キュアパッション、キュアサンシャインなど)が多数を占めているため、ルミナスのイエローチームへの配属は妥当であると言えるかもしれない。
シリーズにおいて「ピンクはメイン主人公の色」という扱いがはっきり確立したのはシリーズ四作目の「Yes!プリキュア5」からである。それ以前の作品には「ふたりはプリキュア」という言葉が必ず付いていた事からわかるように、ふたりのプリキュアは「どちらも主人公」という扱いであり、「メイン主人公」という概念自体が避けられていた。
とはいえ、その「ふたり」のうちどちらか片方にどこかしらピンク色が使われている為、「各作品においてピンクのプリキュアが必ず居る」という扱いは初代から崩れていないルールである。
Pixiv上では桃キュアというタグもあり、メイン主人公か否かではなく、文字通りの意味でピンク色をくくりたい場合は、そちらの方がよいのかも知れない。
「DX3」以降の作品を含んだシリーズ全般のメイン主人公については主役キュアの記事で取り扱うこととする。
関連タグ
ピンク 桃色 黒 戦隊レッド 戦隊ピンク 主役キュア 1号キュア
この他、他作品のキャラクターはピンクヒロインを参照。