「ピンク色のコスチュームは伝説の戦士のアイコン 誰のことも壊さないと伝えるためにある色」
━フレッシュプリキュアイメージソング『lalala Shangri-ra』
【注意】
※各プリキュア間の身長・学力・運動神経の比較について公式の設定は存在しないため、コメント欄での議論の結果、公正を期すためキャラクターのスペック表は廃止しております。スペック表の新規作成、差し戻しはしないでください。
令和になって公式にピンクではない主役キュアが増えている為、後述する元の映画以外は主役キュアタグを推奨します。
概要
ピンクチームはプリキュアシリーズで言う、ピンク色を基調としたプリキュア達のことである。
元々は「映画プリキュアオールスターズDX3」でプリキュアたちを三つのチームに分けるときに使われたチーム名なのだが、Pixiv上ではDX3以降の作品も含めた桃色のプリキュアの集合絵に付けられるタグとなっている。
別の呼び方としては桃キュアがあるが、タグ使用率としてはこちらが優勢となっている。
桃キュアではないピンクチーム
現在のプリキュアシリーズでは、その作品におけるレギュラープリキュアの中では、メイン主人公のみピンク色が目立つコスチュームを着るのが慣例となっている。よってピンクチーム=メイン主人公のプリキュアを総称するタグと言い換える事も出来る。早い話、戦隊レッドのプリキュア版の概念という事である。
…しかし実際のところ、アカレンジャーからはじまった戦隊シリーズと違い、プリキュアの主人公の中には、初代のキュアブラックをはじめとして、キュアブライト、キュアサマー、キュアスカイ、等の素直にピンクとは言い難いキャラが何人も居る。
ただ、そういうキャラも、ピンクが差し色としてピンクが目立つように配色されているので、一応「ピンク色はメイン主人公のシンボル」という体裁は保たれている。
なおこのうち、「ふたりはプリキュアSplash☆Star」の主人公の一人である日向咲は、キュアブルームとキュアブライトの二種類のプリキュアに変身する。キュアブルームはピンクが目立つ配色だが、キュアブライトは黄緑色というとても特殊な配色となっている。
しかし変身者自体は同じわけで、映画「DX」シリーズでは、咲は最初キュアブルームに変身し、途中からキュアブライトに変身する。差し色にピンクが使われているので、キュアブラックと同じ扱いとすれば説明が付かない事も無い。
しかし、キュアサマーとキュアスカイは公式が前者は白キュアで後者が青キュアであると公言しており、髪の毛や衣装の差し色に多少ピンクが使われている程度である。
ピンクチームではない桃キュア
レギュラー以外のいわゆる番外戦士であれば、キュアミラージュのように、主人公でなくてもピンクのコスチュームを着ているプリキュアも居る。
2023年の最新作「ひろがるスカイ!プリキュア」には、レギュラーかつ主人公ではない桃キュア、キュアバタフライが登場する。
ピクシブ百科事典における扱いでは、「ピンクチーム」という言葉には、単にコスチュームの色によるチームというより、各作品の主人公を集めたチームという認識の方が強いようだ。
シャイニールミナスの扱い
扱いが微妙なキャラクターとして、「ふたりはプリキュアMaxHeart」に登場するシャイニールミナスが居る。彼女は2022年までのプリキュアシリーズに於いて、ピンクチーム以外でピンク色のコスチュームを着ている唯一のキャラクターだった。
これは何故かというと、制作当時は「ピンクはメイン主人公の色」という考え方自体が無かったからである。「メイン主人公」の節も参照。
もっとも、ルミナスは厳密にはプリキュアではなく、キュアブラックとキュアホワイトのサポーター的な位置づけであり、加えて金髪が目立つためか、映画『DX3』では、プリキュアとして扱われてこそいるものの、ピンクチームではなくイエローチームに入れられている。
なお、MaxHeartでシリーズディレクターを務めた西尾大介も「ルミナスは光のクイーンのゴールドのイメージでデザインされた」と語っており、ピンクは差し色という意識でいたのは確かである。
その為、ルミナスは黄キュアに分類されることが多いのだが、ピンクコスチュームでも金髪が目立つなら黄キュアとするとキュアピーチやキュアハート、キュアフローラにキュアミラクルも黄キュア扱い出来てしまうことになってしまう為、ルミナスは色別カテゴリでは扱いが難しいキャラクターとなっている。→金髪桃キュア/黄キュア?の項目も参照。
もっとも、イエローチームには暖色系の黄キュアと赤キュアの他に、寒色系である紫キュアまで所属しており、ピンクチームやブルーチームと比べて統一性が無い為、ルミナスの髪や衣装の色など些細な問題なのだが。更に、イエローチームはルミナスのような追加戦士枠のプリキュア(ミルキィローズ、キュアパッション、キュアサンシャインなど)が多数を占めているため、ルミナスのイエローチームへの配属は妥当であると言えるかもしれない。
「メイン主人公」について
シリーズにおいて「ピンクはメイン主人公の色」という扱いがはっきり確立したのはシリーズ四作目の「Yes!プリキュア5」からである。それ以前の作品には「ふたりはプリキュア」という言葉が必ず付いていた事からわかるように、ふたりのプリキュアは「どちらも主人公」という扱いであり、「メイン主人公」という概念自体が避けられていた。
とはいえ、その「ふたり」のうちどちらか片方にどこかしらピンク色が使われている為、「各作品においてピンクのプリキュアが必ず居る」という扱いは初代から崩れていないルールである。
Pixiv上では桃キュアというタグもあり、メイン主人公か否かではなく、文字通りの意味でピンク色をくくりたい場合は、そちらの方がよいのかも知れない。
映画でのピンクチーム
「ピンクチーム」という言葉の初出は映画「DX3」である。
この映画では色別に各プリキュアがチーム分けされて個別に行動したのだが、この時に黒キュアであったキュアブラックが、桃キュアのチームである「ピンクチーム」に編入されることになった。
ピンク=メイン主人公のシンボルカラーという概念がこの時点ではっきり示されたといえる。
ピンクのコスチュームの集団の中に、黒衣の戦士が一人混じっているのは、悪目立ちしないかと思われるかも知れないが、キュアブラックは初代という事もあって、元々目立つ位置に配置される事、また前述の差し色にピンク色がちりばめられているので、そこまで見た目の統一感は崩れていない。
「DX3」では、ピンクチームは特別扱いで、このチームのみ、全員で放つキメ技「プリキュア・コラボレーションパンチ」を放っている。この映画「DX3」でピンクチームに配属されたプリキュアは以下の通り。
- 美墨なぎさ/キュアブラック (ふたりはプリキュア/ふたりはプリキュアMaxHeart)
- 日向咲/キュアブルーム(キュアブライト) (ふたりはプリキュアSplash☆Star)
- 夢原のぞみ/キュアドリーム (Yes!プリキュア5/Yes!プリキュア5GoGo!)
- 桃園ラブ/キュアピーチ (フレッシュプリキュア)
- 花咲つぼみ/キュアブロッサム (ハートキャッチプリキュア)
- 北条響/キュアメロディ (スイートプリキュア) CV:小清水亜美
「ピンクチーム」という言葉は公式では「DX3」以外では使われていないので、厳密な意味での「ピンクチーム」はこの6名だけである。
ただし、現在でもプリキュアオールスターズ関係のコンテンツでは「各作品のメイン主人公だけ集めたチーム」を特別なものとして演出することはしばしばある。例えば、「映画プリキュアオールスターズNewStage3」では、初代作から当時最新作である「ハピネスチャージプリキュア」までのメイン主人公たち全員がエンディングテーマ「プリキュア・メモリ」を歌唱している。
また、「映画プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!」では、梅澤淳稔プロデューサーが担当した作品のメイン主人公4人によるチームが結成されている。
メンバー
上述したようにPixivでは各作品のメイン主人公たちを集めたチームを「ピンクチーム」のタグで表すことが多いため、本項目では「DX3」に登場した6名に限らず、「プリキュアのメイン主人公たち」に関することについて記載する。
その多くは桃キュアであるが、一部には桃キュアとは単純に言いがたいキャラもいる。それについては個別に注釈を設けている。
凡例
☆:追加キュア。
▲:準追加キュア。
◆:異世界人や異種族出身。
👭:兄弟姉妹持ち。
🐹:パートナー妖精持ち。
🏠:人間界に住居を持たぬ居候キュア。
🏫:転校生キュア。
⚓:複雑な事情持ち(各記号には関連項目へのリンクあり。一部ネタバレあるので注意)
主:女子主人公、もう一人の主人公
生:キュア生徒会長及び生徒会役員、クラス委員長。
嬢:お嬢様キュア。
姫:姫キュア。
店:自営業キュア。
光:光堕ちキュア。
初:公式的な初期プリキュアメンバー。
美墨なぎさ/キュアブラック (ふたりはプリキュア/ふたりはプリキュアMaxHeart) CV:本名陽子 |
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プロフィール:中2⇒中3/👭/🐹/⚓/主/初 |
注釈(イメージカラー):キュアブラックのイメージカラーは文字通りに黒であり、ピンクはサブカラーである |
日向咲/キュアブルーム(キュアブライト) (ふたりはプリキュアSplash☆Star) CV:樹元オリエ |
プロフィール:中2/👭/🐹/⚓/主/店/初 |
注釈(イメージカラー):キュアブルームのイメージカラーはワインレッド。キュアブライトのイメージカラーは黄色だが、桃キュアであるキュアブルームの別フォーム扱いでありピンクはサブカラーである |
夢原のぞみ/キュアドリーム (Yes!プリキュア5/Yes!プリキュア5GoGo!) CV:三瓶由布子 |
プロフィール:中2/⚓/主/店/初 |
桃園ラブ/キュアピーチ (フレッシュプリキュア) CV:沖佳苗 |
プロフィール:中2/🏠/主/店※1/初 |
注釈(※1):祖父が存命の間 |
花咲つぼみ/キュアブロッサム (ハートキャッチプリキュア) CV:水樹奈々 |
プロフィール:中2/👭※1/🐹/🏫/主/店/初 |
注釈(※1):ただし、本編最終回に誕生された妹。某姉妹のように、まさに歳が一回り以上離れた姉妹 |
北条響/キュアメロディ (スイートプリキュア) CV:小清水亜美 |
プロフィール:中2/主/初 |
星空みゆき/キュアハッピー (スマイルプリキュア) CV:福圓美里 |
プロフィール:中2/🏫/主/初 |
相田マナ/キュアハート (ドキドキ!プリキュア) CV:生天目仁美 |
プロフィール:中2/🐹/🏠※2/主/生/店/初 |
注釈(※2):ただし、マナが居候させたのは和解した元王様とその娘 |
愛乃めぐみ/キュアラブリー (ハピネスチャージプリキュア!) CV:中島愛 |
プロフィール:中2/🐹/⚓/主/初 |
春野はるか/キュアフローラ (Go!プリンセスプリキュア) CV:嶋村侑 |
プロフィール:中1/👭/主/店/初 |
朝日奈みらい/キュアミラクル (魔法つかいプリキュア!) CV:高橋李依 |
プロフィール:中1⇒中2/🏠(①②)/主/店/初 |
注釈(外見について):みらいは変身すると大人びた容姿に変わる |
宇佐美いちか/キュアホイップ (キラキラ☆プリキュアアラモード) CV:美山加恋 |
プロフィール:中2/主/店/初 |
野乃はな/キュアエール (HUGっと!プリキュア) CV:引坂理絵 |
プロフィール:中2/👭/🏫/🏠/⚓/主/店/初 |
星奈ひかる/キュアスター (スター☆トゥインクルプリキュア) CV:成瀬瑛美 |
プロフィール:中2/主/初 |
花寺のどか/キュアグレース (ヒーリングっど♥プリキュア) CV:悠木碧 |
プロフィール:中2/🐹/🏫/🏠/⚓/主/初 |
夏海まなつ/キュアサマー (トロピカル〜ジュ!プリキュア) CV:ファイルーズあい |
プロフィール:中1/🏠/主/店/初 |
注釈(イメージカラー):キュアサマーのイメージカラーは白×トロピカルカラーであると公式で明言されており、ピンクはサブカラーである |
和実ゆい/キュアプレシャス(デリシャスパーティ♡プリキュア) CV:菱川花菜 |
プロフィール:中2/🐹/⚓/主/店/初 |
ソラ・ハレワタール/キュアスカイ(ひろがるスカイ!プリキュア) CV:関根明良 |
プロフィール:中2/◆/🏫/🏠※3/主/初 |
注釈(イメージカラー):キュアスカイのイメージカラーは青であることが公式で明言されており、ピンクはサブカラーである |
注釈(※3):ピンクチームでは初の居候キュアである |
舞台プリキュア
星河楽/キュアトップ(Dancing☆StarプリキュアThe_Stage) 演:田村升吾 |
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pixivimage::s] |
プロフィール:高2 |
注釈:ピンクチームでは初の男子及び高校生プリキュアである。 |
共通する傾向
ピンクチームのメンバーは各作品のメイン主人公なので、必ず第1話から登場する。
1年の物語がある程度進んだ後に新たにチームメンバーとなる。レギュラーではない番外戦士まで含めるとピンクのプリキュアも存在する。
メイン主人公だけあって性格も多面性を持って描かれる上、登場作品のテーマやモチーフを象徴するキャラクターとなるため全てのピンクチームのキャラを一言二言の同じ属性でまとめることは出来ない。
しかし、どんな困難にぶつかっても絶対に諦めないという強い意志を持つ点はピンク主人公全員に共通し、プリキュアシリーズの思想的な核とされる「少女の自立を凛々しく描く」を体現する存在として描かれている。
それゆえに、ピンクプリキュアはそれぞれのチームの仲間たちから最も信頼されており、仲間たちとの結束を強固にさせるチームの中核を担っている。
また全員何かしらの口癖や決め台詞を持っており、キャラクターを印象付ける物として描かれることが多い。直情的で感情移入しやすい性格のため、「理論よりも直感を最優先する」というのもピンクチームの特徴である。
なお、メンバー全員は良くも悪くも噓や隠し事が全くできない、またはやってもとても下手ですぐにバレる性格なのも本シリーズの主人公の最大な共通点でもある。
メンバーの大半が身体を動かすことが好きという肉体派寄りで、理論よりも直感を最優先する傾向にある。趣味や部活でスポーツを嗜んでいるものも多い。
ただし夢原のぞみ、花咲つぼみ、花寺のどか等、運動音痴なピンクプリキュアも居ない訳ではない。
学校での成績
勉強については同作品内のチームメイトに比べて苦手なキャラが多く、その性格も相まってアホな子扱いされる場合もある。
ただ、いわゆる劣等生のような描かれ方をすることは滅多になく、どちらかというと「他のチームメイトが学年上位といった設定を持つ優等生なことが多いので、相対的に主人公の立場が低くなる」という感じであることは留意しておきたい。
また、シリーズを重ねるにつれて作品コンセプトやキャラクター描写が多様化してきた影響で、近年は勉強をさほど苦手としない桃キュアの人数が増えてきている。例えば花咲つぼみは勉強好きが個性のキャラであり、相田マナは自分の成長のために勉強しなくてはいけないと理解しており成績は学年上位の優等生である。
そのため、学校での勉強への得手不得手をピンクチームの共通性とすることは将来的には難しくなるとも思われる。
部活
部活動に関しては、ピンクチームのキャラはその点が作中でクローズアップされることは少ない。美墨なぎさがラクロス部、日向咲がソフトボール部、花咲つぼみがファッション部と園芸部の掛け持ちに所属しており、夏海まなつはトロピカる部をゼロから新設し、既存概念に全く捉われない部活動を展開していく。
それ以外は北条響、相田マナ、和実ゆいが運動部の助っ人をしているくらい。星空みゆきに関しては初期設定ではチアリーディング部という設定があったが、本編で描写がない為はっきりしていない。
校外活動としては、ラブは仲間達と共にミユキさんからダンスを教わっており、春野はるかもみなみにバレエを教わっている他、仲間達と一緒にミス・シャムールのプリンセスレッスンを受け、朝日奈みらいは魔法学校で定期的に魔法の勉強をしており、宇佐美いちかは仲間達と共にキラキラパティスリーでパティシエとして働いており、野乃はなは仲間たちと共に赤ちゃんの育児やお仕事体験に奮闘、星奈ひかるはプリンセススターカラーペンの捜索のため、仲間達と共にスターロケットで宇宙を冒険している。和実ゆいも家業の定食屋を手伝うことがある。
花寺のどかは自身の虚弱体質と体力不足を克服するために、早朝ランニングを毎日欠かさずやっている。
ソラ・ハレワタールはヒーローに憧れスーパーヒーローを目指すために、今までの主人公が全くやらなかった変身なし(変身ありならパワーアップイベント程度で、修業と呼ぶには程遠い)での格闘技修業を我流ながら真剣に取り組んでいる(とある暗殺拳のように一子相伝な拳法なのかは不明だが、スカイランド神拳の正真正銘な使い手であり立派な格闘技有段者でもある)。
生徒会の役員をしているのは、生徒会長である相田マナのみ。
夢原のぞみ、愛乃めぐみは、プリキュア以外にこれといった活動を全くしていない。
言葉遣い
2023年現在で一人称が「アタシ」なのは、なぎさ、咲、ラブ、響、マナ、めぐみ、ゆいの7名で、残り11名は「わたし」である。
二人称が「あなた」なのは一応全員ではあるが、なぎさ、咲、のぞみ、ラブ、響はゲスい人物や親密な人物相手、または感情が非常に昂ぶった時は「アンタ」に変わることもある。
両親を「パパ」「ママ」と呼ぶのは北条響、相田マナ、野乃はなの3人で、彼女たち以外は「お父さん」「お母さん」と呼んでいる。
また、会話時は普段から敬語専門で会話する花咲つぼみ、ソラ・ハレワタールを除いたメンバーの全員が中性口調メインで会話する。厳密には美墨なぎさ、日向咲、夢原のぞみ、桃園ラブ、北条響、相田マナ、朝日奈みらいは簡単な女性語(~なのよ)が指折り数えられる程度に混じり、反対に、のぞみ、めぐみ、はなは男性語が指折り数えられる程度に混じる。
但し、絵本では何故か女性語を使う場面もある。
2023年現在で中性口調をメインに使う主役キュアは、モノローグ時のつぼみ、ソラも含め18名となり、全カラーリングの中でやはり最も多い。
家族構成
異世界の住人を居候させた主役キュアは、2023年現在でラブ、マナ、みらい、はな、のどか、まなつの6名である。ただし、マナの場合はプリキュア仲間ではなく、和解したレジーナとその父親トランプ国王を本編の最終回のラストから居候させたエピソードがある。そして異世界出身のソラが人間界のプリキュアの居候となる。
プリキュアの中には両親もしくは片親と死に別れていたり、親が離婚していたりする家庭で育った者それなりにいるが、ピンクチームについては両親が健在なのが通例になっている。
ただ、家庭環境としては両親のどちらかが仕事の都合で遠くで暮らしているという状況も結構ある。愛乃めぐみと星奈ひかると夏海まなつ(引っ越し前までは母親不在)と和実ゆいは父親不在、北条響と宇佐美いちかは母親不在で、実質的には片親の家庭となっている。異世界出身のソラ・ハレワタールは両親が不在。
そういう作品では主人公が「親と離れて寂しいと感じている」との描写がされることはあるが、片親と一緒に生活していない家庭環境を否定的に描くことはない。どちらかと言えば主人公の方が寂しさを乗り越えるという決着の仕方をすることの方が多い。これは家庭環境は多様なものであるのが当然という初代作以来のスタンスゆえである。
兄弟姉妹が居るのは美墨なぎさ、日向咲、花咲つぼみ、春野はるか、野乃はな、ソラ・ハレワタールの6人で、このうち、つぼみの場合は物語の終盤、それ以外はみな一人っ子である。相田マナはアイちゃんが、不思議な力で自分をマナの妹だと、彼女の家族に思い込ませていた時期がある。
因みに2023年現在、兄弟姉妹が居るピンクチームのメンバーは何故か全員が第一子で、弟や妹がいる場合でも1人だけである。一方で他の色のプリキュアは兄や姉がいるのも普通であり、2人以上の兄弟姉妹を持つことも珍しくない。弟が居るのはなぎさとソラのみで、他はみんな妹がいる形である。最近では3人以上の兄弟姉妹の末っ子やお嬢様キュアで下に兄弟がいる第一子というプリキュアパターンもようやく確立された為、設定のバリエーションが増える可能性が出てきた。
その他の傾向
パートナー妖精がいるプリキュアの場合、初期のキュアブラックやキュアブルームのパートナーは男の子の妖精だったが、キュアブロッサムのパートナーであるシプレ以降は女の子の妖精になることが多い。
プリキュアシリーズに登場するピンクではないプリキュアたちには、「異国の姫君」、「現役アイドル」等のように、国籍や血筋または肩書を、キャラクター上の個性としている者たちもいるが、ピンクチームのメンバーはそういった面について特別な個性化を避けるのが基本。逆に言えば、2022年迄はピンクチーム全員が「生まれも育ちも親の血筋も純日本人」という形に固定化されていた。
例外として、花咲つぼみには「祖母がかつてプリキュアだった」という血統の特殊性が存在するが、つぼみの覚醒はほぼ偶発的なものであり、血統による偏見もストーリー上で否定的に扱われている。また、ソラ・ハレワタールはシリーズ初の異世界出身者である(なお、同作では他の3人のプリキュアもスカイランド出身かつ亜人種である、スカイランドの混血、一番星からスカイランドの王族に託された運命の子のいずれかであるため、第32話放映時点で異世界にルーツを持つと確認されていないプリキュアはキュアバタフライのみである。よって、「生まれも育ちも親の血筋も純日本人」というピンクチームのもう一つの特徴はイメージカラー上の桃キュアに受け継がれたと考えることはできる。ちなみに、あげはは初の姉がいる&両親が離婚している桃キュアである。
プリキュアに覚醒する前から敵キャラとの因縁や関係性があった、等のケースもピンクチームにはほとんど適用されない。逆に、追加キュアは大半がこのケースになる。
プリキュアのことも、人々を襲う敵のことも、まったく知らなかった子が、偶然に巻き込まれる形でプリキュアに覚醒してしまう、というのがピンクチームの定番である。
ただこれにも例外は居て、病気がちだった以外は普通の女の子と思われていた花寺のどかは、作品の中盤で敵との因縁があることが明らかになった。
ピンクチームのメンバーの年齢は、「初めてプリキュアに変身した時点で中学2年生」が伝統だった。しかし10代目の「Go!プリンセスプリキュア」の主人公、春野はるかが中学1年生でプリキュアに変身したことでこの伝統が破られ、以降、11代目の主人公、朝日奈みらいが中学1年生の春休みにプリキュアに初変身し、第11話で2年生に進級、16代目の主人公、夏海まなつが中学1年生で初変身、18代目の桃キュア、聖あげはが専門学校1年生で初変身、等の例外が複数存在する。
類語
メイン主人公の総称については、別の呼び方としてブラック家族がある。
これは美墨なぎさ/キュアブラック役の本名陽子が提唱した物で、本来は担当声優の総称だが、転じてキャラクターの総称としても使われることがある。
ピンクチーム内ユニット
ピンクチームには、内部ユニットが存在している。
1.±ふぃに(ぷらふぃに)
夢原のぞみ/キュアドリームと北条響/キュアメロディのコンビ。
のぞみ役の三瓶由布子と響役の小清水亜美のユニットであることに由来。
2.スマギャンプリキュア
花咲つぼみ/キュアブロッサムと星空みゆき/キュアハッピーのコンビ。
つぼみ役の水樹奈々とみゆき役の福圓美里は、ラジオ番組『水樹奈々スマイルギャング』のヘッドと副ヘッドであることから。
3.ラブマナ
桃園ラブ/キュアピーチと相田マナ/キュアハートのコンビ。
両者共にピンクでありながら金髪だったり、トランプのハートがモチーフだったり、ラブ兄貴やマナ王子といったヒーロー性を前面に出すキャラであることなど共通点が多い。
4.マナはる
相田マナ/キュアハートと春野はるか/キュアフローラのコンビ。
『幸せの王子』に準えられているマナと『花のプリンセス』に準えられているはるかの対照的な二人だが、ハーレムの主に例えられるほど人を惹きつける魅力を持った、プリンス・プリンセスコンビである。
5.ラブひび
桃園ラブ/キュアピーチと北条響/キュアメロディのコンビ。
桃キュアの中でも一二を争うほど上背が大きく、胸が大きく描かれがちなコンビ。
オールスターズでは相棒関係になることが多く、息が合ったコンビネーションプレイを披露することもある。
HUGっと!プリキュア第37話では相田マナ/キュアハートとも合流し、イケメン桃キュアトリオとして共闘し、巨大オシマイダーと複数なオシマイダーを息が合ったチームワークで浄化した。
また、この二人は東せつな/キュアパッション、南野奏/キュアリズムとの関係が夫婦に例えられることが多い点も共通している。
6.ピンクカルテット
『プリキュアオールスターズみんなで歌う♪奇跡の魔法!』で集結した、キュアピーチ・キュアブロッサム・キュアメロディ・キュアハッピーの、梅澤淳稔プロデューサー時代での主人公4人による混成チーム。しかし……。詳しくは個別記事参照。
7.Triple♡
『プリキュアプリティストア』限定グッズ「アイドルシリーズ」内のユニットのひとつ。とうとう公式によるグループ名が付いた内部ユニットが登場したことになる。
8.ハルカノゾムミライ/ハルカノゾムミライノハナ
アイドルシリーズ第2弾。詳しくは個別記事参照。
9.のぞみゆはな、ひびマナひか
それぞれキャラクターデザインが川村敏江氏(川村キュア)、高橋晃氏(高橋キュア)によるピンク3人のタグ。
9.はるまな
キャラクターデザインが中谷友紀子氏(中谷キュア)による主役2人のタグ。
この他、ユニットではないもののアニメロサマーライブ経験者は2020年現在でキュアブロッサム・キュアラブリー・キュアミラクル・キュアグレース、プリキュア名義でキュアホイップと5人いる。⇒歌キュアを参照。
関連イラスト
ピンクの要素がある他のプリキュアたち
プリキュアオールスターズ関係
- キュアパッション、キュアスカーレット…赤キュアだが、髪色にピンクの要素がある。
- キュアリズム…白キュアだが、服や靴にピンクの要素がある。
- キュアマーメイド…青キュアだが、服にピンクの要素がある。
- キュアフェリーチェ…緑キュアだが、髪色にピンクの要素がある。
- キュアパルフェ…虹キュアだが、髪色にピンクの要素がある。
- キュアマシェリ…赤キュアだが、衣装にピンクの要素がある。
- キュアアムール…紫キュアだが、衣装や胸のネクタイにピンクの要素がある。
- キュアラメール…青キュアだが、髪色と服にピンクの要素がある。
- キュアプリズム…白キュアだが、髪色と服、靴にピンクの要素がある。
番外戦士
- ダークドリーム、バッドエンドハッピー…ピンク髪だが敵キャラなので含まれず。
- キュアフラワー…彼女もカラーリングはピンク。変身したのは44・45話のみ。
- キュアアール…「ハピネスチャージプリキュア!」のモブキュアチームの一つメルシィプリキュアのメンバー。コスチュームにピンクの要素がある。
- キュアペコリン…ピンク主体だが、物語最終盤で変身しているためレギュラー扱いではない。
- キュアトゥモロー…主体となる色は淡いピンクだが、服に白の要素があり、所持するミライクリスタルもホワイトである。
- キュアくるるん…ピンク主体だがそもそも夢オチなので…。
その他
関連タグ
ピンクキュア、桃キュア…表記揺れ。表現の整合性を取る場合に使用される事がある。
バトンタッチプリキュア!…新旧ピンクチームの引き継ぎ。
ぱんさーぴんく、チェリーブロッサムカフェ…プリティストアで販売されているグッズのシリーズ。
金髪桃キュア…変身前は(一部を除き)ピンク髪だが、変身後は金髪に変化する桃キュア。(黄キュア?)
ブルーチーム イエローチーム
白キュア 赤キュア 黄キュア 緑キュア 青キュア 紫キュア 虹キュア 橙キュア 金キュア
ピンク 桃色 黒 戦隊レッド 戦隊ピンク 主役キュア 1号キュア
この他、他作品のキャラクターはピンクヒロインを参照。