CV:國府田マリ子
注意! ストーリーの根幹に関わるネタバレがあります。
概要
300年前、ブルーとともにシャイニングメイクドレッサーの力を開放し、「巨大な悪」を封印したという。
変身者はブルーに仕えていたぴかり神社の巫女。
キュアミラージュは巫女としての立場でなく、一人の女としてブルーを愛していた。
ブルーも彼女のことを本心では愛していたのだが、神として一人の女性に縛られる事を禁忌とし、ミラージュの元を去ったようである。
これによりキュアミラージュは心を深く傷つけられた。そこをディープミラーにつけ込まれ、洗脳されたものと思われる。
第43話で彼女の洗脳が解かれ、ミラージュは元の姿に戻る。
その後は変身せずブルースカイ王国大使館に滞在していたが、第48話で赤いサイアークの脅威に対抗するため、キュアミラージュとして復帰した。
初登場は第30話予告。ピンク髪のプリキュアが一瞬だけ映っており、彼女の正体について若干の議論がかわされたが、この時点でミラージュのかつての姿であることは有力視されていた。
第30話本編でのブルーの独白により、確定する。
容姿
ハピネスチャージプリキュアの4人とコスチュームは共通する。ただし、肩出しなこと、アームカバーではなく指も覆われたロンググローブを腕にはめている等が相違点。
300年前の日本は江戸時代中期であったことを考えると、一種のオーパーツといえる。但し、その前の戦国時代に南蛮貿易で手に入れたカピタン系の服を模している可能性がある。
前作では縄文時代のプリキュアが登場していたが、こちらはフリルが多めであるものの、和風または琉球風の服装になっている。
色のカテゴリーとしては桃キュアの印象が強いが、コスチューム配色の視点から見ると赤キュアかも知れない。
少しカールしたピンク髪は、1990年代のヒロインアニメの主人公を彷彿させる。
中の人がアイドル声優として活躍していた時期と合致するため、若干のオマージュがあるのかもしれない。
瞳の色も変化しており、変身前は黒に近いが、こちらでは緑色に変化する。
パートナー妖精
ファンファンが担当していた。
しかし、ミラージュがクイーンミラージュとなった際に彼もまた悪の手に堕ち、ファントムとなってしまった。
プリキュア悪堕ち
過去、『フレッシュプリキュア』に登場した東せつな(キュアパッション)と『スイートプリキュア』に登場した黒川エレン(キュアビート)は元々プリキュアと敵対する組織の幹部だったが、プリキュアの力に目覚めた後は自分が犯した過ちを反省し、再び悪事を働くことはなかった。
加えて劇場版『MaxHeart』でキュアブラックとキュアホワイトが敵に操られて同士討ちしたシーンが子どもにトラウマを与えた反省から、以降のプリキュアシリーズには一旦プリキュアに覚醒した者は悪堕ちしないという不文律が存在した。
ただし、プリキュア以外のキャラクターならば、レジーナのように一旦プリキュアの味方になった後で再び敵になるケースはあった。
また、来海えりかと明堂院いつきはプリキュアに覚醒する前にデザトリアンの素体にされた事があるが、プリキュアになった後は当然そんな目には遭っていない。
今回、彼女のような元プリキュアの悪役と、敵に捕らえられて傀儡となったプリキュア・キュアテンダーが登場したことにより、この不文律は破られることになった。
しかし、いずれも敵の洗脳が直接の原因であり、例えば「敵の思想に共感し、自ら悪堕ちした」など、本人の意志による寝返りは登場してない。
すなわち、「プリキュアは、自分からは悪事を働かない」という不文律は依然有効である。