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『精一杯頑張るわ!』

CV.小松由佳

概要

フレッシュプリキュア!」の登場人物。第23話以降、幸せのプリキュア・キュアパッションに変身する。

元々は管理国家ラビリンスの幹部・イースの仮の姿であったが、何度も結果を出せなかったことで寿命を縮められ、第23話終盤にて落命。直後アカルンの力でプリキュアに転生し、以降はこちらが本来の姿となる。

転生した直後は過去に自分が犯した過ちと罪の意識に苛まれ、ラブ達の仲間になることを拒んだが、紆余曲折を経て、皆の幸せや笑顔を守るためにプリキュアとして戦うことを決意する。

転生してからは身寄りが無かったが、第25話からはラブと同棲…ではなく、桃園家にお世話になることとなった。ラブの父親母親からは「せっちゃん」と呼ばれるようになった。

転生しているため年齢不詳に思えるが、公式によれば年齢は14歳となっており、第31話以降はラブと同じ公立四つ葉中学校にも通うようになった(クラスも同じ)。

転生前後で外見上の変化は無いが、イース時代と違って瞳にハイライトが入っている。

転生当初はハイライトが入っていなかったが、第24話でウエスターと対峙し、「それ(幸せ)を奪う権利なんて、誰にも無いわ!」と、変身を決意し叫んだのと同時にハイライトが入るようになった。(キュアパッションとしては第23話の初変身時点で既にハイライトが入っている)

性格

転生を果たした後は人格の裏表が無くなり、きつい言動や行動もなくなった。しかし、そこをラビリンスに付け込まれたこともある。

顔芸とまではいかないものの、イースだった頃には想像もできないようなギャグ顔もできるようになっており、すっかりプリキュア達の一員である。

なお、転生した後もウエスターからは一貫して「イース」と呼ばれている。彼女自身も後悔はないとはいえ、祖国を裏切ってしまったという負い目は少なからず抱いており、またイース時代に犯した悪行に対する罪悪感を強く有している。故に転生した最初の頃は「あまりに手を汚しすぎた」としてラブ達の仲間になることを拒み、イースとしての行いに対する悪夢にもうなされていた。

プリキュアとして戦うようになった後も過去の出来事に顔を曇らせたり(ダンス大会を中止にしてしまった一件等)、第45話にてラビリンスに乗り込む話が出た際は自分がイースに戻るのではと不安に苛まれたこともある。

上北ふたご氏の手掛ける漫画版ではこの一面が特に強調されており、改心直後の時系列にあたる話では、執拗に歯を磨いたり、自らボロボロになりながら大きな石を運び続ける描写がある)

仲間や周囲の人々を失うことを恐れており、第33話では自身の怖いものを「わたしが一番怖いのは、あなたたちがいなくなること」と美希に打ち明けた他、第43話でノーザの幻覚によって見せられたせつなの「一番望まない未来」は誰もいない桃園家であった。

転生後は「自分はイースではない」と頑なに否定し続けていたが、最終決戦でウエスターたちとの和解を経てイースとしての自分自身を受け入れた。

勉強・身体能力は非常に高く、大抵のことはソツなくこなせるスペックを持つ。第32話ではタルトの両親(スウィーツ国王夫妻)を遥か遠方から見てタルトが母親似とまで分析しており、常人離れした視力も有している模様。

しかしこの世界に住むようになってからは彼女にとって色んな事が不思議に思える様で、天然ボケキャラクターとしても確立するようになる。下の画像にある通り「どして?」とも聞こえる聞き方が特徴的。

しかしピーマンは苦手だったりする(ちなみにラブはニンジンが嫌い)。

最終回では(ネタバレ注意)

全てが終わった後、ラビリンスを再建させるため四つ葉町を去る道を選ぶ。

終盤での戦いを通じ和解したウエスター・サウラーと共に、ラブ達とのダンス大会を終えた後ラビリンスへと戻っていった。

その後のオールスター映画では何事もなかったかのようにラブ達プリキュア仲間と共にいる様子が描かれているが、『春のカーニバル♪』ではせつながラビリンスにいて中々会えないことがラブの口から語られている。(元よりアカルンで自由に行き来はできるのだろうが、ラビリンスの再建に注力していることに加え、せつなの性格上、軽率に四つ葉町に戻るわけにはいかないとも思ったのだろう)

なお小説版では、アカルンが憑依したリンクルンごとスウィーツ王国に返還していたため、1年もの間ラブ達と会えずにいたことがわかっている。また故郷では現在も「イース」を名乗っている。

トリビア

チームが三人体制だった頃の、「変身前の姓」と「変身後の名前のモチーフ」にイメージカラーが反映される法則は彼女の加入で一見崩れたように見えるが、風水においては概ね「東」と「赤」の組み合わせが幸運を呼ぶとされており、ある意味で繋がりは残っているとも言える。

プリキュアとしての登場は他3人と比べるとかなり遅いタイミングではあったが、もともとイースだった頃から人気が高かったこともあり、今でもなおフレプリメンバーの中でも屈指の人気を誇っている。2019年に行われた総選挙のプリキュア部門では6位と唯一トップ10入りを果たした。

声優について

小松由佳は本作がプリキュアシリーズ初出演である。

第23話でイースが東せつな/キュアパッションへ転生する展開は、オーディションの時点で既に聞かされていたという。

本作の出演を経て、彼女はフレプリを「自身の声優生命を変えた作品」と評している。

各話ネタ

ラビリンス時代

  • 第1話
    • 占い師として占いの館に来たラブと初対面。
  • 第7話
    • プリキュアに相次いで作戦を妨害され激怒するメビウスに、自分がプリキュアを倒すことを宣言。
  • 第15話
    • ラブたちとボウリング場に来たが突如美希と祈里が非難めいたことを言いだす。サウラーの作戦と気付きこれを利用、嘘泣きをしてその場を離れる。
    • 追ってきたラブにも本音が言わされるが、美希たちとは違って肯定的だったので自分の方が呆気にとられてしまった。
    • ラブのリンクルンを奪おうとするが不思議な光を発したため失敗に終わる。

プリキュアに転生後

  • 第24話
    • 草原に一人寂しく座っていたところにあゆみが話しかけてくる。
    • その後は一人街を彷徨い歩いていたが、18時頃にラブたち3人と再会。そのままラブと共にお店に行き、そこであゆみと再会する。
    • 桃園家と共に食事をすることとなり、家族の温かさを知る。また、その幸せな時間を壊したラビリンスに対してプリキュアに変身し、本当の意味で覚醒した。
    • 帰りにはラブの家に住むことを提案され、その際にあゆみから「一つ一つやり直していけばいい」と励まされ、涙を流す。また、この時に口癖の「精一杯頑張るわ」を初披露。
  • 第25話
    • ラブと一緒に買い物に出かけると、かつて自分がラビリンス時代にナケワメーケにした犬のラッキーと飼い主の少年に再会する。
  • 第26話
    • ラブたちのダンスレッスンに同行するが、最初は笑顔を作るのが苦手だったこともあり一緒にやるという誘いに対して断る。しかし、祈里を心を通わせたのを機に3人とダンスをやることを決意し、新生クローバーが誕生する。
    • また、この回でチートすぎる瞬間移動能力を持ったアカルンの能力初披露。便利すぎるせいか、メンバーたちの忘れ物をわざわざ取りに行かされるハメになり、ラブのレッスンに関係のないものまで取りに行かされた(しかも実際持ってきていた)ことで遂に堪忍袋の緒が切れ、「忘れ物なんてもう取りに行かないわよー!!」と激昂した。
  • 第27話
    • 初めて浴衣を着る。
    • 本来はダンスユニットに出場する予定がシフォンの起こしたハプニング(を知る由も無く)で漫才ユニットに出場することになってしまった(用紙を片付ける際に分別の見落としの受付委員にも責任がある)。
    • 彼女は漫才の意味がわからないので、えらいボケをかまして見物人を笑わせた。
  • 第50話(最終回)
    • 祖国であるラビリンスに帰国することを決意しラブたちに伝える。四ツ葉町を離れる際に何かつぶやいていたようだが…。

特別出演

映画

呼称について

関連人物呼び方呼ばれ方
桃園ラブラブせつな
蒼乃美希美希せつな
山吹祈里祈里→ブッキーせつなさん→せつなちゃん
タルトタルトパッションはん
シフォン(インフィニティ)シフォンせちゅなー
桃園あゆみおばさま→お母さんせつなちゃん→せっちゃん
桃園圭太郎おじさま→お父さんせつなちゃん→せっちゃん
タケシタケシ君せつなお姉ちゃん
メビウスメビウス/メビウスさま不明
ウエスター(西隼人)ウエスターイース
サウラー(南瞬)サウラーイース
ノーザ(北那由他)ノーザイース

変身前の姿と変身後の姿のタグの使い分けに関する注意と配慮について

プリキュアに変身する前の姿しか描かれていないイラストに対して、変身後の姿である『キュアパッション』のタグを付ける行為は、変身後の姿のイラストだけを見たい人にとっては検索妨害になってしまうので、そのような行為は避けるべきである。

また、変身後の姿しか描かれていないイラストに対して、『東せつな』等の変身前の姿のタグを付ける行為に関しても同様に避けるべきである。

中にはもちろん、別の姿のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。

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