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著:前川淳、イラスト:香川久

概要編集

先に発売された『小説ふたりはプリキュア』、『小説ハートキャッチプリキュア!』に続く、講談社キャラクター文庫シリーズにおけるプリキュア小説第3弾。


「初代」が、少しパラレルの入ったサイドストーリー、「ハートキャッチ」が主人公を変え、前日談を交えた再編集版となっていた中、本作はプリキュアシリーズとしては初めての特別な後日談である。

せつながラビリンスへと帰ってから1年、中学3年生となり、進路に悩むラブ達3人の姿を交えつつ、新たなる敵「魔フィスト」と、彼が生み出す怪物「フシアワーセ」との新たな戦いが描かれる。

プリキュアの復活、TV放送時のレギュラーのその後、あのキャラの驚きの姿など盛り沢山の内容である。

丁度フレッシュプリキュア!のBlu-ray BOXの発売が重なったこと、執筆者がTVシリーズの構成を担当した前川淳であること(イラストはTV放映時のキャラクターデザイナーが全て担当しているが本文著者はまちまちなため、ファンから喜びの声があがった)など、思いがけないサプライズが満載だった。

これにはファンは勿論、Blu-ray発売記念に同窓会などを催した出演者や関係者などからも話題にされた。


本作の表紙を担当し、自身も内容を読んだという香川久は、後にBlu-ray発売記念として、この小説の内容を多少意識しつつ、大人になったクローバーの4人のイラストを個人で描き上げた(公式設定ではなく、あくまで香川久個人の想像)。


ちなみに当初は『小説Yes!プリキュア5』と同時発売の予定だったが、諸事情により発売延期となったため、本作のみ予定通り発売されることとなった。


ストーリー編集

ラビリンスとの戦いから1年、3年生となり卒業が迫るラブ達は、それぞれの進路に勤しんでいた。しかしラブだけは明確な進路が見い出せないでいた。そんなある日、街で怪物が出現し、大パニックになる。1年ぶりに変身したラブ達はなんとか怪物を退けるが、その影では魔フィストを名乗る謎の男が暗躍していた……。


主な登場キャラクター編集

プリキュア編集

ラビリンスとの戦いの後、リンクルンはスウィーツ王国に返したことが判明(リンクルンは元はラブ達の携帯だったのにとツッコんではいけない)。しかしラブ達の求めとシフォンの力により、リンクルンを再び呼び寄せプリキュアへと変身する。

主人公。本作でも他人の幸せを願う明るい性格は相変わらず。しかし美希や祈里が明確に進路を見出している中、自分だけハッキリとしないことを気に病む。

本編以上にツッコミ役をしている。本作ではいきなり「モデルに興味がなくなった」として、母レミの美容室を継ぐことを決めるが…。

ブッキーの愛称で知られるおっとり少女。獣医大附属の高校に入るために猛勉強中。その傍らでラブの受験勉強に付き合っている。

元ラビリンス幹部で、今はラビリンス復興の中心人物。復興は順調なようで、ウエスターやサウラーにドーナツを作って見せるなど、1年前管理国家だったとは思えないような余裕も。再登場の時はまるでアメコミヒーローのように参上した。フシアワーセの最初の襲撃後ラビリンスのためすぐ帰ろうとしていたが、桃園家との再会に加え部屋がそのままにしてあったことに感動し、「魔フィスト事件に対応するため」ということを理由にちゃっかりしばらく滞在することとなった。今回でアカルンの秘密がいろいろわかることに。

可愛い可愛い妖精さんで、やっぱりツッコミ役。実は最終回で完全にお別れ…かと思いきや、せつなと違いちらほらとラブ達に会いに来ていた様子。シフォンに名前を呼ばれるようになったが、兄貴分なのに呼び捨てされるのが気に入らないようだ。

お馴染みチート妖精。本作ではすっかりスウィーツ王国に馴染んで、「もうかりまっかー」など関西弁ならぬスウィーツ語をたまに喋るようになった(どうにもタルトの影響であるらしく、あまり意味は理解していない)。今回も本編よろしくその超能力でプリキュアを支える。

タルトの許嫁だが、相変わらずのヤキモチ焼き。しかしタルトとは本編以上にラブラブで、カオルちゃんも思わず「仲人しようか?」と言うほどだった。

イースとともにラビリンスの再建に尽力する。すっかり悪役っぽさは消え、せつながパッションするところを見て思わず拍手してしまっている(せつなは恥ずかしがっていた)。

お馴染みチートおじさん。本編と変わらぬ飄々とした物言いと、謎だらけの素性で大活躍。

ダンスユニット「トリニティ」のリーダー。ラブ達の受験勉強もあって現在はやや疎遠になりつつある。本作では大きな壁にぶち当たることに…。

ラブのクラスメイト。野球部は引退しているがしばしば顔を出している。ラブからあれ以来返事を貰えていないらしく、告白したのに良くも悪くも前と変わらない関係が続いている。ラブと同じく進路に悩んでいるがその理由は…。

三色だんごの仲間にして大輔の親友。裕喜は実家が寿司屋であることが判明し、板前修業をするため進学せず。健人は海外留学が決まっているなど、全く進路に困っていない。唯一中学時代の恋愛を成就させる可能性のある大輔に夢を託している。進路に困っていないためか、受験生の大輔を平気でしばしばゲームセンターに誘っている。なお、本作で健人がかなりのゲーム好きであることが判明。

ラブの両親。せつなが帰ってきた時はとても喜んでいた。しかし圭太郎は流石に年頃の娘を抱きしめることが出来ず、ちょっと寂しそうにタルトを抱っこしていた。

本編では登場しなかったパパも登場する。

  • 工藤愛美(くどうまなみ)

ラブ達の担任教師。本編で出てくる担任教師と同一人物かは不明(どの道あまり目立っていなかったが)。ラブの進路指導のこともあって本作では出番が多い。婚約者と結婚間近らしいが…。

  • イルカキーホルダーの男

本作で起きる怪事件の現場に現れる謎めいた男。今回の事件の鍵を握っているようだが…?

「ヘソのないフェレット」騒動でクローバータウンを騒がせたあの男。あの事件以来、動物に真摯に向き合いハートフルな番組作りを目指していたが…。

新たに登場した巨大な悪。フード付きのマントを羽織った謎の男。人々の些細な悩みから大きな心の傷にまで漬け込んで、新たな怪物「フシアワーセ」を生み出す。その目的や正体などは不明。

魔フィストが生み出す怪物。人間の心の闇に漬け込み、ある言葉を唱えさせることで、人間を各々の個性に合わせた怪物に変えさせる。本編では第3話の犬を除いて、登場した怪物はほとんどが無機物に取り憑いて暴れるものだったが、本作では次回作であるハートキャッチプリキュア!に似た性質の怪物となっている。ただしプリキュアシリーズでは触媒として生み出すのに対し、フシアーワセの変貌の方法は人間そのものが怪物へと姿を変えるというなかなかショッキングなもの。フシアーワセとは暴れている時の鳴き声にちなんでラブ達が便宜上付けた名前。喋っていることはナケワメーケにそっくり。各怪物の名前はフシアワーセ・○○(そのフシアーワセが模したものの名前)となっている。


関連項目編集

フレッシュプリキュア 小説 講談社キャラクター文庫




























ネタバレ編集

登場キャラクターのネタバレ編集

  • 桃園ラブ

本作では、自分の進路に悩みつつも、出勤拒否をしている愛美先生を気遣っていろいろと行動している。人々の心の闇や不幸の存在について悩むものの、最終的には魔フィストとの戦いを通じて自分なりの結論を出す。オールスターズでは将来の夢がダンサーであることが示唆されていたが、本作ではなんと最後の最後で教師になるという夢を見つける。最後は魔フィストの事件の最中で勉強時間が削られる中、志望校に合格した。


  • 蒼乃美希

母・レミが足を挫いて店を長らく休んでいる時に放った弱音がキッカケで、母のために店を継いで、ずっと側にいようと決心。しかし実はモデルの夢自体は今でも強く持っており、父・克彦から持ちかけられた「パリでのモデル修行」の話を口では断っていたが、父やその光景を目撃した祈里にすら無理をしていることを看破されていた。それを祈里に指摘されてつい酷い言葉を浴びせてしまったことで自己嫌悪に陥り、様々なことで悩む心の闇に漬け込まれて魔フィストによって「プリキュアの弱点」としてフシアワーセにされかける。が、リンクルンの存在もあって甘い誘いを振り切る。やっぱりmktn完璧!である。最後は自分の夢に進むことを決めるが、実は悩みが全て空回りだったことが発覚。やっぱりどこか報われないmktnなのであった。


  • 山吹祈里

本作ではラブの勉強に付き合いつつ、ラブに進路について相談に乗ってもらっていた。実は獣医の学校は倍率が高く、しかも学費が桁違いに高いため、両親にそんな負担はかけられないと夢を諦めようとしていた。が、ラブが奨学金について一生懸命調べてくれたことで夢を取り戻し、この経験から夢を無理に捨てようとした美希を、普段とは違って強く説得しようとしていた。出しゃばった真似をしたことを気に病んでいたが、全てが終わった後で本当のことを打ち明け、お互いに本当の和解を遂げた。後に獣医の学校に合格している。なお、本編で出番の多かった両親は「改めて進路を相談した」と話題に出るだけで登場せず。


  • 東せつな

アカルンがあるからいつでも会いに来られる…と思われていたが、リンクルンを返していたため1年もの間ラブ達と再会出来ていなかった。ラビリンス復興が順調なこともあり、唯一進路に悩んではいなかった。が、桃園家との再会、美味しい登場シーン、「わたしを誰だと思っているの?」などと平気で宣言してみたり、終始頼りになる行動力と、身を挺した戦いなどなど、本作では八面六臂の大活躍を見せる。実はアカルンの能力は使う際にパッション自身の力を消耗させることが発覚。連続で瞬間移動したりするとかなり体力が削られるらしい。チートに制限があったことが判明かと思いきや、人の過去の記憶にすら飛べることが判明し、別の意味でチート(ただし三分が限度で、それ以上はパッション自身もそうだが何より相手の命に関わるらしい)力がアップした。魔フィスト事件の後もしばらく滞在し、ラブ達の学校にも期間限定で復帰した。最後は美希のパリ行きを見送っており、かなり長い間滞在しているらしいことがわかる(ウエスターとサウラーも気を遣ったようだ)。


本編ではラビリンスの民のハートで変身したが、今回はクローバータウンの人々のハートを受け取って変身した。サブタイトルにラビング・トゥルー・ハートの名前があったため登場こそ予測されていたが、カオルちゃんやミユキさんなどのサブレギュラーの力も混ざっていることもあり、本編の集大成とでも言うべきパワーアップシーンとなっていた。


  • タルト、シフォン、アズキーナ

何故タルト達だけラブ達に会いに来ているか疑問に思われるかもしれないが、元々本編第1話でタルトは自力でクローバータウンにやってきており、距離こそ遠いが一応人間界とスウィーツ王国は異世界のようだが繋がりがあるらしいことがわかる。本作ではアイテムを運んだりプリキュア達をサポートしたり活躍していたが、アズキーナがアニマル吉田に誘拐されたりなど不幸な巡り合わせにあう羽目に。最後はキュアエンジェルにハートを送るよう、ミラクルライトよろしくクローバータウンの人々に声をかけていた。なお、今回シフォンが誰かに利用されたりはなかった。良かった良かった。


  • ウエスター、サウラー

せつなに呼ばれて、後半は魔フィスト対策に借り出される。ウエスターは医者、サウラーはまさかのナース姿に変装して医療スタッフになりきって、魔フィストに存在を気づかれないようにしていた(サウラーは「夜の見回りに男性医師が二人では不自然」という理由で女装させられたが、「そもそも医者が見回りしていること自体がおかしい」とサウラー本人にバッサリ突っ込まれた)。ちなみにこのシーンはイラスト担当の香川久に「もし挿絵を描くなら一つはここ」と言わしめるほどの一押しシーンである。なお、変身の掛け声は「スイッチオーバー」のまま。最後はラビリンスでの最終決戦よろしくプリキュア達とともに命懸けでクローバータウンのために戦った。


  • カオルちゃん

警察に何かを見せて無理矢理プリキュア達の戦いの現場に押し入ったり(あのドーナツワゴンで)、謎のドライビングテクニックで、合格発表のため本来は美希のパリ行きを見送れないはずだったラブを出発直前で間に合わせたり(法定速度は破っていないらしい、本当か…?)。そりゃタルトも「何者やねん」と終始突っ込むわけである。本作でもドーナツが大活躍で、プリキュアと魔フィストの戦いに戸惑う人々の気持ちを落ち着かせた。


  • ミユキさん

なんと、トリニティのメンバーの一人であるレイカが実家の都合で芸能活動を引退せざるを得なくなり、トリニティ解散という憂き目に合う。この時、涙ながらに謝るレイカに冷たい態度を取ってしまったことを悩み、その心の闇を魔フィストに漬け込まれて、フシアーワセ第1号にされてしまう。姉が怪物化する光景を目の前で見せつけられた大輔もなかなか可哀想である。事件後は、ラブの明るさに救われたようだ。トリニティ解散後、どういう道を歩んだかは判然としないが、ミユキさんのことだからきっとなんとかやっていくに違いない。ちなみに本作でもフルネームは判明せず。


  • 知念大輔

実は野球に専念するため名門校を目指すか、ラブと同じ高校に行くかずっと悩んでいた。最終的にはラブと同じ学校を受験して合格。合格発表の際、受験結果を見る勇気がないラブに「私の結果は?」と聞かれて「言っわなーい!」と本編最終回の意趣返しをした。が、そもそも受験番号知らないのにわかるわけがないとすぐツッコミを入れている。この人もやはり報われない。


  • 蒼乃レミ、一条和希

レミは本編でも最後まで美希のラビリンス行きを反対している程、娘への依存度が高く、それを知った美希が多少母の寂しがりを気にしすぎていた感はあった。が、足を挫いて店を休んだ際、何気なく放った「いっそ美希が店を継いでくれたら…」の一言が、レミを気遣う美希の気持ちに火を付けてしまう形となった。結局当のレミは美希のことを振り回す結果となり、相変わらずのマイペースっぷりを見せた。なお、和希と住むから寂しくないと強がっていたが、美希との別れのシーンでは最後の最後で子供のように泣いてしまった。和希は最後の見送りシーンのみの登場し、美希からレミのことを託されている。


  • 一条克彦

美希の父は先にも記した通り、本編で存在こそ明かされていたが、素性は完全に不明だった(本編第9話にて「芸能関係者と知り合い」と言及された程度)。本作において一条克彦という名前、一流の音楽プロデューサーという肩書き、そして離婚後の家族関係が初めて描かれた。小説内での描写によると、ダンディな容姿である模様。台詞は3つ程しかないが、それらは全て娘を思う親としての心情が出ている台詞だった。元妻のレミにもちゃんと話を通しており、決して横柄な性格の男性ではないことがわかる。美希の夢を応援するためとはいえ寂しくなってしまうので、「自分の元に和希を預けて欲しい」というレミの催促に応じるなど、レミのことも今でも大切に考えている模様。なお、離婚原因は最後までわからなかったが、美希に「和希が住むならいっそ再婚したら?」という趣旨のことを言われたレミが「それはないわね」と突っぱねているため、どちらかと言うとレミにだけ嫌われてしまっているらしい。


  • アニマル吉田

動物スクープ番組が打ち切りの危機に追い込まれ、追い詰められていたところで、喋るフェレットとしてアズキーナを目撃し、魔が差して誘拐を計画。黒マントを羽織ってバイクに乗り、アズキーナを本当に誘拐してしまう。しかしアズキーナに手を噛まれてコントロールを失い事故って病院に搬送される。この時、アズキーナを怪我させまいと無意識に身を挺しており、悪行を働いたとはいえ本質的には悪い人ではないことが描かれている。入院中にフシアーワセ・ミイラにされてしまうが、キュアピーチによって浄化される。この時、アズキーナのことに感心したためか、足の骨折まで治してもらっていた。魔フィストの正体かと一瞬読者に思わせたが……。


  • 工藤愛美 / 魔フィスト / 大魔フィスト

まさかの本作のキーパーソン。許嫁から理由は不明だが一方的な婚約破棄を言い渡されて精神的に追いつめられてしまう。しかし許嫁への思いを振りきれず、幼馴染の健太郎に思い出の品であるイルカのキーホルダーを捨てろと言われてしまう。自分でケリを付けようとするも結局それが出来ず、やがて他人の幸福を妬むようになるほど心が闇に染まり、その闇が原因で魔フィストという悪の存在が生まれでてしまう。魔フィストは愛美とほぼ一心同体であり、魔フィストの存在が具現化すると同時に愛美は気を失う。やがて大量の闇を得た魔フィストは愛美の意識すら乗っ取り、ついには愛美から分離して個の存在へと成長。さらにはパワーアップして大魔フィストへとパワーアップした大魔フィストは大きな口を持つ怪物態であり、人間達を体内に吸収してしまう力を持つ。プリキュア達の浄化技を全て跳ね返すほどの強敵で、キュアエンジェルですら大いに苦戦したが、最後は愛美の正気を取り戻したことで自身を維持できなくなって消滅した。なお、TV版における言葉の自主規制がないため、フレッシュプリキュアでは唯一「死ねぇぇ!」と叫んでいる(基本的にシリーズにおいて「死ね」や「殺す」という言葉は避けられている)。


  • フシアワーセ

本の帯に付いている「幸せなんかいらない」はフシアワーセに変身させるための呪文であり、魔フィストに誘導された人間が無意識に唱えてしまうことで変身させられてしまう恐怖の存在である。ビジュアルは不明だが、ミユキさんのフシアワーセに細長い手がたくさんあったりなど、かなりクリーチャー系であることが窺える。


  • 風間健太郎(かざまけんたろう)

イルカキーホルダーの男の正体で、愛美の幼馴染。許嫁にこだわり苦しむ愛美を救おうと心を鬼にして接していたが、そのことが逆に愛美の心を闇に向かわせてしまうこととなった。いち早く魔フィストの正体に気づいており、いろいろと行動していたが、ラブ達に魔フィストの正体と勘違いされ、せつなによってアカルンの瞬間移動で何度も先回りされるという憂き目に。実は幼い頃にかわした結婚の約束を覚えており、その時の思いが忘れられず愛美に陰ながら尽くしていた人。大魔フィストに取り込まれて危機に陥るが、プリキュア達に救われる。全てが終わった後、愛美に改めてプロポーズをして結婚の約束を取り付けたらしい。




















ネタバレ終わり、以下関連商品など編集

以下に小説が表示されるはずなので、興味があれば是非ご一読願いたい。

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