CV:喜多村英梨
概要
「フレッシュプリキュア!」の登場人物。キュアベリーに変身する。
芸能系の私立鳥越学園に通いながら読者モデルとして活躍しており、将来の夢は世界的なファッションモデルになる事。ラブの勧誘により、ラブ・祈里(後にせつなも)と一緒にミユキさんの下でダンスを教わっている。
口癖は「アタシ、完璧!」。
読者モデルだけあって女子中学生としては身長が164cmと高く、スレンダーなモデル体型をしている。本人も美貌や体型維持には気を使っており、ダンスを教わりたい動機もシェイプアップ目当てだった(次第に真剣に取り組んでいる)。
初変身回である2話では弟の和希と一緒にデートしたところ、ファミレスでナケワメーケに襲われ、トイレに逃げ込んだところをジュースの津波に襲われてしまうが、ピックルンに守られ、シフォンによって強制変身させられる。
中盤ではラブが新たな必殺技であるピーチロッドを習得すると知ると、2人でもラビリンスと戦えるからとプリキュアを卒業して海外留学を目指そうとしたが、ピーチロッドすらナケワメーケにはたき落とされて苦戦しているプリキュアの報道を見てすぐに止めて救出に向かった。
性格
一見するとクールで、高飛車に見えるが、目標のためなら決して努力を怠らず、人に弱みは見せないなど自分に厳しい性格。
日頃の努力の甲斐あってプロポーションは抜群、男子からは常にモテモテ、彼氏とよく勘違いされる眉目秀麗な弟が居るなど、この年頃の女の子としては本当に完璧であり、弟の和希も常に完璧であろうと心掛けている姉を尊敬している。
だが、幼い頃のトラウマからタコだけは苦手で、生きているタコはもちろん、たこ焼きの屋台にある蛸の人形を見ても青ざめてしまう。
両親の離婚を経験していたり、中学生ながら読者モデルとして社会に出ている影響なのか、性格が四人の中で一番大人びており、チームではお姉さん的ポジション。チームでは一番の切れ者で、せつながラビリンスのスパイとして潜入していた頃は「四つ葉町の住人と名乗っているにもかかわらず、近辺の中学校(=自分を含めたラブ達3人がそれぞれ通う3校)に全く在籍していない」点を根拠に彼女を一番早く怪しんだ他、せつながナキサケーベの連続使役で心身共に擦り切れていた際、彼女のポケットに入れられていたナキサケーベのカードを目ざとく発見している。
他のプリキュアと比べて必殺技の習得が遅いのをコンプレックスに抱いており、シフォンを喜ばせようとするも過剰すぎたことで失敗し、赤ちゃんの育て方の本を朗読して母親に呆れられている。
家族構成
父:一条克彦
母:蒼乃レミ
弟:一条和希
ヘア・ネイルサロン「BEAUTY SALON」を経営する元タレントの母・レミとの2人暮らし。
両親は離婚しており、父は本編未登場で、後日談の小説版で名前と職業(音楽プロデューサー)が判明した。
弟の和希は父親の方に引き取られたが、今でもよく会っており、姉弟の仲も極めて良好(カップルと間違われてしまうほど)。
ただ、和希が病弱なためなのか、美希は弟に対して過保護なところがあり、ブラコンっぽい一面も見受けられる。
人間関係
ラブと祈里とは幼馴染で、三人とも異なる中学に通っているが、今でも一番の親友。
ラブからは普段「美希たん」という愛称で呼ばれているが、美希がピンチになった・ラブが感極まった等、ラブが素の感情を表に出したときには「美希」と呼び捨てにされる。ラブと美希の絆の深さをうかがわせる。
せつなとは最初、会話が長く続かず意見も対立しがちで、少々軋轢が生じていたが、その後彼女の真面目さとタコが苦手なことを知っても笑わずに受け入れられてからは、互いに理解し合うようになる。
祈里とは長い付き合いゆえに一緒にいると落ち着くのか、割と一緒に行動することが多い。
設定上は「セクシー美少女なので同級生の男子からよくモテる」ということになっているが、本編中では初期の放送回しかモテ描写が出てこず、さほど特別扱いされるようなこともなかった。むしろ、ラブや祈里の方が男子との交流シーンが多い。
呼称について
関連人物 | 呼び方 | 呼ばれ方 |
---|---|---|
桃園ラブ | ラブ | 美希タン |
山吹祈里 | ブッキー | 美希ちゃん |
東せつな | せつな | 美希 |
タルト | タルト | ベリーはん |
シフォン(インフィニティ) | シフォン | 美希 |
一条 克彦 | パパ | 美希 |
蒼乃 レミ | ママ | 美希 |
一条和希 | 和希 | 姉さん |
沢裕喜 | 裕喜君 | 美希さん |
カップリング
上述の通り「男からモテる」という設定が生かされる機会が奪われたあおりで、美希はカップリングには恵まれないキャラクターと思われていたが、第38話で敵組織ラビリンスの一人サウラーとの因縁が生まれ、そこからカップリング妄想するイラストも多数見られるようになった。
この二人の関係は美希の封印設定である「男からモテる」とは全く無関係なところから生まれたもののため、さらなる進展が期待されていたが、第46話でこのカップリングが半ば公式化してしまった。
声優について
担当声優の喜多村英梨氏は2009年1月16日に行われた放送前の記者会見で、「プリキュアシリーズが始まったとき、私はちょうどテレビで見ていた世代なので、まさかこの作品にかかわれるとは思っていなかったです。お仕事を頂いて、正直驚いています。視聴者のときの気持ちと作り手の気持ちの両方を力に変えて頑張っていきたいです。美希は3人のなかでいちばん大人のように感じています。弟がいて、ともだち思いのお姉さんタイプ。私は一人っ子で美希とは違いますが、私にも、完璧でないといけないと自分を追い込んでいくところがあり、そこが似ているかなと思います。」と美希を演じる意気込みを語った。
各話ネタ
テレビシリーズ
- 第2話
- 第15話
- サウラーの作戦でせつなに本音を言ってしまう。
- 第17話
- 自分のリンクルンに宿っているピックルン・ブルンを出してもらうためシフォンのお世話を買って出る。
- ところがひょんなことでシフォンが拗ねてしまいなだめるのに苦労することに。
- 挙句の果てには某子供番組のお姉さん風のコスチュームに身を包んで大量のおもちゃでシフォンの機嫌を取ろうとするものの、逆に嫌がられてしまう。
- 第33話
- 新しい服を買いにラブたちとともに街に出ようとするが、ラブは発熱、祈里は実家の手伝いで忙しくせつなと二人だけに。話もかみ合わず服を買うときもいろいろダメ出しをくらい疲れてしまう。
- しかしたこ焼きの看板を見て悲鳴を上げ逃げ出す。実は美希は幼少時のトラウマでタコが大の苦手だったのだ。
- 第38話
- サウラーとの戦いでクローバーボックスを奪われ苦戦するが、ベリーソードを投げておとりにしクローバーボックスを奪還する。
特別出演
- ハピネスチャージプリキュア!第16話
- プリキュア10周年おめでとうメッセージにキュアベリーとして登場。
- HUGっと!プリキュア第37話
- キュアベリーとして登場。キュアビューティ&キュアソードと組んで、上述の本編38話同様ベリーソードを投げておとりにし、二人を援護。この話で花海ことは/キュアフェリーチェ(「魔法つかいプリキュア!」)以降の後輩のプリキュア戦士12人(花海ことは(キュアフェリーチェ)から「キラキラ☆プリキュアアラモード」の6人にルールー・アムール(キュアアムール)(HUGっと!プリキュア)まででの約12人。)12人と初共演をした。
映画
- おもちゃの国は秘密がいっぱい!?
- スゴロクの森で「宇宙旅行を楽しみましょう。」というマスに入り宇宙空間らしき場所に来てしまい、ハイレグっぽいコスチュームを身につけていた。
- トイマジンとの戦いで戦意を喪失したピーチを引っ叩いて叱咤激励。
関連イラスト
変身前の姿と変身後の姿のタグの使い分けに関する注意と配慮について
プリキュアに変身する前の姿しか描かれていないイラストに対して、変身後の姿である『キュアベリー』のタグを付ける行為は、変身後の姿のイラストだけを見たい人にとっては検索妨害になってしまうので、そのような行為は避けるべきである。
また、変身後の姿しか描かれていないイラストに対して、『蒼乃美希』等の変身前の姿のタグを付ける行為に関しても同様に避けるべきである。
中にはもちろん、変身前後の姿の両方のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。
関連タグ
キュアベリー スペースミキタン あたし完璧 ナルシスト 必要悪
キュアナルシ 美希プルーン(一部) 胸がベリービューティフル