「そうだよ、はーちゃんだよ!」
「はー!」
はじめに
ここでは 花海ことは としての詳細を記述する。
CV:早見沙織
概要
魔法つかいプリキュアの登場人物。3人目のプリキュアであるキュアフェリーチェに変身する。
その正体は第21話の終盤で行方不明になった妖精のはーちゃんが急成長を遂げた姿。
なぜ人間の姿になったのかは彼女自身ですらわかっていない。気付いたらリンクルストーン・エメラルドを手にし、この姿になってナシマホウ界にいたとのこと。
なぜ3人目のプリキュアに変身できるのかという理由も本人ですらわかっていないが、ミラクルとマジカルとモフルンの力になりたいと心から思った時に、エメラルドが変身の力を授けてくれるらしい。
23話にて勢いに任せて一人で敵と戦おうとした時にはプリキュアになることができなかったため、エメラルドが認めない限りは彼女はプリキュアに変身できない模様。
肉体の急成長に対して精神が追いついていないようで、リコや感性の幼さが目立つみらいと比べても精神年齢はかなり幼い。一言で言えば見た目はJC、中身は幼女。本作の頭身が低いキャラクターデザインも相まってことはとしては幼さが目立つが、キュアフェリーチェに変身すると精神的にも大人びたものに変貌する。
この姿で登場した当初は「花海ことは」を名乗らずはーちゃん名義のままだったが、23話にてこの名前を名乗ることになった。ただし、みらいやリコ、モフルンは愛称という形で「はーちゃん」と呼び続けている。
(変身前にメンバー全員から愛称で呼ばれ本名を呼ばれないプリキュアはブッキーに続き二人目。ただ、彼女の場合は「はーちゃん」の方が本名かもしれないという点では事情が異なる。)
苗字の「花海」ははーちゃんが人間の姿になってから意識の奥底に残っている「花の海」の風景からリコが、名前の「ことは」は校長がはーちゃんに対し「素直なことのは(言葉)は、時に魔法となって人の心を動かす」と語ったことから小さい頃からみらいたちにあたたかい言葉をかけて貰ったことを思い出したはーちゃん自身が名付けている。
ことはがエメラルドを持ってナシマホウ界に現れたことを知らされた校長は、彼女を自分の元へ呼び寄せるつもりだったが「みらいとリコとモフルンと一緒に毎日を過ごしたい」とことはが強い希望を示したためしばらくの間はみらいの預かりとすることにした。
ナシマホウ界では「リコの故郷の友人」という形になっており、みらいが母・今日子に頼みリコに続く2人目のゲストとして自分の家にホームステイさせている。
ことはのホームステイが決まったのは夏休み中だったので新学期になったら学校をどうするかは気になるところだったが、夏休み中の27話で母親代わりのみらいの方から校長に対して「何があっても、どんな事があっても、わたし、みんなと一緒にいるって決めたんです」と強い覚悟を告げたこともありリコと同じく津成木第一中学校への編入手続きを魔法界側で準備してくれた模様。学年及びクラスはみらいとリコと同じ2年B組。
ことはにとっての学校は妖精時代に毎日ついて行った場所なので勝手知ったる場所でもあるため、(彼女の出自もあるだろうが)これまでの異世界キュアとは異なり、特にギャップなどは感じずすぐに馴染んでいる。
出生の関係上、誕生日は公式では設定されていない(後述)。
外見
姿ははーちゃんのキラキラ期の姿とほぼ同じだが、大きさはみらいたちと同じにまで大きくなっており、はーちゃんの肉体的特徴の一つであった背中の羽根や花の形をした瞳のハイライトが無くなっている。
変身前の髪が薄い桃色なのはプリキュアシリーズ初である。
羽根が無くなったので飛行能力も失われており、魔法の箒がなければ空を飛ぶことは出来ない。
ただしキュアフェリーチェに変身すると背中の羽が生えるので、飛行能力が復活する。
- 私服
ことはが人間としてナシマホウ界に転生した時点ですでに着用していた。服のみ映った32話のワンカットから、トップス・ボトムスには分かれておらずどうやらワンピースのようだ。
- 魔法学校制服
魔法学校に学籍は置いていないが、第27話で「(妖精時代から)ずっと着てみたかった」と魔法で自ら制服を作り出した。
- 津成木第一中学校制服(夏服・冬服)
性格
みらいたちにお世話をされて大きくなったので、みらいの無邪気さや好奇心、リコの努力家なところや意地っ張りなところ……更に、両親である2人の口癖などを譲り受けている。
ただ、肉体は急成長したものの精神年齢がそれに追いついておらず、まだまだ幼い子供のような無邪気さが目につく。
公式な紹介文でも「大好きなみらいとリコ、モフルンにまだまだ甘えたいさかり」となっており、人間で言うなら小学校低学年くらいをイメージしているようだ。見た目はみらいたちと同い年くらいで淑女然とした外見の為、中身とのギャップが激しい。
その幼児性ゆえに日常生活の中では非常識なことをやらかすこともあるが、リコやみらいやモフルンに注意されればそれにちゃんと従う素直な子でもある。
ナシマホウ界の一般人の視点からみると世間知らずで子供っぽい女の子に見えてしまうと思われるので、今後はみらいやリコのフォローが求められるところではあるだろう。
コミュニケーション力はかなり高く、誰とでも仲良くなれる。ただ、みらいのように自分のペースに相手を巻き込むハイテンションなタイプではなく、相手のペースに合わせる聞き上手タイプ。このあたりは3人目のお母さんであるモフルンの影響を強く受け継いだようだ。
幼児的な無邪気さと母性的な癒し系の雰囲気を兼ね備えたことはは、ある意味で男をドギマギさせるタイプなのであるが、ことはは男女の機微には疎いのでクラスメイトのどんな男子とでも非常に近い距離感で接してくる。大きなお友達からは男を勘違いさせる罪な女の子という意見もちらほら。
コミカライズ版ではこのような面が実際に恋に結びつき、人魚の王子ジェイドとのラブロマンスが描かれた。また、アニメでもアイスドラゴンが彼女に恋心を抱いていた。お母さん達を差し置いて恋の話題が多い娘である。
小さかった妖精の時の感覚がまだ抜けておらず、羽が無くなったのに空を飛ぼうとして高い所から落っこちたり(良い子は真似しないでね)、狭いところに入ろうとして挟まったりしている。
妖精時代にもその片鱗を見せていたが、先輩緑キュアと同じく彼女も大食いなところがあリ、23話では大量のいちごメロンパンを頬張っていた。
その後の食事シーンでも事あるごとに良い食べっぷりを見せている。
また、「本から生まれた妖精」ということからか、映画版では魔法に関する本を読むのが好きと言う意外な側面がクローズアップされている。それも「願いの石」で叶えたい願いが自分専用の図書館をもつことというくらいなので読書家というよりビブリオマニアのレベルである。
ただ、TV本編では読書家っぽい様子は特に描かれておらず第29話で絵本に興味を示していた程度である。ことはが読書好きというのは本編に採用されなかった初期設定なのかもしれない(映画版の脚本やコンテはことはが本編に登場するよりもはるか前から進行している)。
スペック
身体能力は25話で難無く泳いだり、32話では魔法無しでもソフトボールで活躍したり、サッカーもそれなりにこなしていたのでそれなりに高い模様。
また学力に関しても、26話にて拙いながらも平仮名を書けていたり29話で魔法文字を読めていた事から吸収力の高さを窺わせている。32話では「花海」の漢字も書けるようになっていた。
32話より通う津成木一中の中学2年の学習内容についていけてるのかは気になるところだが、現状ではそのあたりで苦労してることをうかがわせるシーンはない。
コミカライズ版ではソフトボール部・吹奏楽部・演劇部から次々にスカウトされるほど、多方面に才能を発揮していた。
みらい曰く「文武両道なんでも出来ちゃう!」
ちなみに、野球やソフトボールをプレーしたプリキュアでは初めて左打席に立った人物である。
しかも前述したコミカライズ版では右打席を披露しているため、まさかの両打ちである。
ことはと魔法
ことはは他の魔法つかい達と異なり「杖の木」から魔法の杖を授かってはいない。
彼女はリンクルスマホンのまほうのペン(タッチペン)を魔法の杖の代替品として使用することができる。
また、フェリーチェに変身した時はリンクルスマホンのまほうのペンをフラワーエコーワンドに変形させることも可能。
ことはは魔法に関する教育は全く受けていないが、どんな難しい魔法でも当たり前のように使用することができる。
さらに彼女は空中にまほうのペンで何かを描くことで、その描いたものを実体化させて生み出すことが可能。
本作の魔法理論は「辺りを漂っている自然のエネルギー(魔力)にお願いをする」というものであるため、「無から有を生み出す」というような世界の因果律そのものを歪めることは魔法でもできないとされている。そのため、23話で空中からリアルな魔法の箒を生成した時はリコを驚愕させていた。
魔法を使う際はスマホンが共鳴する描写があるが、その辺りの関係は現在不明。しかしリンクルスマホンやリンクルストーンは世界が生まれたのと同時に出現したとされているので、ことはの万能すぎる魔法の資質は「世界そのものを自分の思った通りに書き換えている」ということなのかも知れない。
ことはにとって魔法とは息を吸うのと同じくらいに簡単に出来てしまう行為であり、魔法を使うのに苦労するという感覚がない。本作における魔法は「努力して得るもの」とされているので、ことはの魔法の万能性は明らかにそれとは対極の位置付けにある。ことは自身も人間の姿になったばかりの頃は、自分の魔法があまりに万能なので何でもかんでも魔法に頼り片付けようとしてしまっていた。
しかしリコが「(ナシマホウ界で過ごすならば)魔法を使わずに出来る手段をまずは探すこと」と丁寧に諭したため、以後は楽をするために魔法を使うことはやめている。
ただ、そのリコとみらいは、ナシマホウ界でも魔法を使う時は使っている。基本的に2人は、ことはに魔法を絶対に使わないようにしろというようなことは決して言わずに、せっかくの魔法の才能を正しく育てられるように見守ろうとする立場である。「魔法を濫用してはいけないが、無理に封印することもつまらない」というのが2人の基本的な教育方針のようだ。
ことはもそれは理解しており、魔法を使う時はそれが「正しい魔法の使い方」かどうかを考えるようにはなっている。
…が、第25話では「周りを楽しくさせるため」という親切心から魔法を多用してハチャメチャ大混乱を引き起こしており、そのあたりの感覚はまだまだ未熟。おまけに下記みたいな失敗をすることもしばしばある。
なお、30話でのラブーの発言から、彼女が使う事の出来る魔法は魔法の力とは全く異なる異質の力であるらしい。
また43話では、花の海を守護していたマザー・ラパーパと何らかの繋がりがあることが仄めかされた。
そして45話、ことははオルーバから自身がマザー・ラパーパの力を継ぐ者であると明かされる…
余談
本作のプリキュア・みらいとリコには誕生日設定が存在するが、ことはの誕生日は公式サイトにて公開されていない。ファンの間では、その誕生経緯からそもそも誕生日が設定されてないのではと考えられていた。事実、CDドラマ第4話でもことはの誕生日は分からないとされている。
当初はリンクルスマホンから生み出された日(第4話放送日の2月28日)が誕生日ではないかと言われていたが、後にプリティストアから突如キュアフェリーチェの誕生日グッズの発売を12月3日に行うアナウンスされた。
理由は全くもって不明だが(おそらくは伝達ミス)、その後最初の告知は取り消され、改めて誕生日とは関係ない「スイーツコレクション」という形で再告知されて発売されている。しかし、結果的に「12月3日」の日付はそのまま一人歩きし、現在でも同日を仮の誕生日として扱うファンは多い。
ちなみにGo!プリンセスプリキュア以降のプリキュアメンバーは地球人キャラはひらがなの名前、それ以外の人種のキャラはカタカナの名前に統一される中、彼女は人間なのか亜人なのかの定義が曖昧だからか例外的にひらがな表記の名前となっている。ことは以降はこの例外に当てはまるレギュラーメンバーが暫く存在しなかったが、8作後の犬飼こむぎ(地球出身だが、人間ではなく犬)が久々の例外となった。
各話エピソード
TV本編
■第22話
- ヤモーの繰り出したスーパーヨクバールによってやられそうになったキュアミラクルとキュアマジカルの前に突然現れた謎の戦士キュアフェリーチェ。変身を解いたフェリーチェの姿はみらいと同い年くらいの少女だったが、みらいはそこにはーちゃんの面影を見て、もしかしてと問うと…
- 「そうだよ、はーちゃんだよ!」とにぱ顔。彼女の見た目だけはかなり清楚なお嬢様風だったので、中身の子供っぽさに多くの視聴者は不意を突かれたようだ。だけど、大きくなってもはーちゃんははーちゃんというのが一瞬で伝わるシーンでもあった。
■第23話
- みんなと再会して最初に驚愕したことは「モフルンが小っちゃい!」……いや、キミが大きくなったんだけどね?
- リコの故郷の友人ということで朝日奈家にホームステイすることになる。今日子からご両親の許可は取れてるのかと聞かれた時は、みらいとリコの間に挟まれながら力強く頷いていた。
■第24話
- みらいの部屋のベッドで一緒に寝ていた。
- しかしみらいが寝苦しくてたまらんということで、物置代わりだった屋根裏部屋をことはの自室としてリフォームすることに。魔法ですぐに掃除を済ませて家具まで創造することはの天才性にショックを受けるリコだったが…
- あまりになんでも魔法で安易に片をつけようとすることはの考え方に本能的な危険を感じたのか、リコは「まずは魔法を使わずにやれる事を探しなさい」と注意する。
- ことはは納得いかなかったようだが、みらいの父大吉の日曜大工の手伝いを手作業だけでやリ遂げ時に今までにない達成感を得たことと、その後に飲んだミルクが今までよりも美味しいと感じたことで、魔法では得られないものもあるとは理解したようだ。
■第25話
- 家族みんなで海水浴。長瀬まゆみと勝木かなも付いてきて、ことはは2人に自己紹介。……が、かなちゃんセンサーに引っかかってしまったようで、言動の不自然さなどに少し怪しまれていた。
- ことはの水着はやはり緑が基調。
- 前回のことで「魔法を使わなくてもいいことは自分でやる」とは理解できたようだが、「魔法でしか出来ないことなら魔法を使っても何も問題はない」と考えて、バレなかったらいいよねという結論に至り、みんなを楽しくするために魔法を使いまくる。おかげで海水浴場では怪現象が連発し、みらいとリコはそれを収拾するために魔法を使ってヘトヘトに。
- 2人を疲れさせてしまったことにはことはも反省したが、最後の最後にこっそり魔法でかき氷用の氷を用意。おかしなパニックにもならず皆が喜んだので結果オーライとなり、リコもみらいも驚くが笑顔でそれを受け入れていた。
- スーパーヨクバールとの戦いでは優位に立つも横から伸びてきた腕に捕まり動きを封じられてしまい、初のピンチに陥るも攻撃を浴びる寸前でミラクルとマジカルに助けられ、さらに3人で協力して戦いたいという想いから羽が生え飛行能力を身につける。
■第26話
- 前回の戦いでヤモーから「ことはがエメラルドを持つ限り何度でも狙い続ける」と宣言されたことで、自分がみらいとリコと一緒にいると迷惑がかかると考え、家出を決意。
- 別れる前に感謝の証でみらリコモフに自作クッキーを振る舞おうとするが、この手のアニメの伝統通りに料理はハチャメチャ大失敗ばかりの様子が描かれる。
- 最終的に焼き上がったものは3人とも普通に美味しいと食べてくれた。……あれ? でも大体こういうパターンで出来上がるお菓子っていうと……?
- 翌日に家から出るが、あてもなく街を彷徨う中でいきなり不安に。「べ、別に寂しくなんてないし!」とリコそっくりのセリフと表情で強がりを見せる。
- とりあえずお腹が空いたからとお弁当代わりに持ってきた自分が作ったクッキーを口にするが、しょっぱくて食べられたもんじゃなかった。やはりフラグはちゃんと立っていたのだ。しかしなんで砂糖と塩を間違えたクッキーをみらいやリコが美味しいなんて言ったかをことはは理解できず、二人は自分に対しておかしな気を使っているんだとコンプレックスに陥ってしまった。
- そんな心の隙を突かれて、ヤモー自身が変身したスーパーヨクバールに取り込まれてしまう。ミラクルとマジカルが救出に来てくれるが、先ほどの疑念があって素直になれない。だが、二人は別に気を使ってたなんてことはなく、「あの小さかったはーちゃんが自分たちのためのお菓子を作ってくれたことが嬉しすぎて美味しい以外の感想を言えるわけがなかった」と言うのが本音だったのだ。その場では照れもあってそんなことは二人とも言えなかったのだろうが、このことではーちゃんの中にあったわだかまりも晴れ、自分がみらいやリコと一緒にいることは二人が望んでくれていることなんだと気づくことになった。
- そのことはの気づきにピンクトルマリンが反応して力を貸してくれて、ことはは脱出に成功。そして見事にヤモーを浄化させ、帰るべき場所へとみんなで帰路につくのであった。
■第27話
- 魔法界で夏休みを過ごすことに。魔法学校では夏祭りの準備でみんな登校しており、みんなみたいな制服を着たいと魔法のペンで生成。それを見ていた生徒たちからは「無からの創造」を行ったことで天才現ると大騒ぎ。
- 補習メイトに妖精のはーちゃんが人間になった姿と話して自己紹介。が、「妖精が人間になるなんてあり得ない」と信じてもらえず初対面扱いに。
- なんでも食べ放題の食堂では、なぜかトウモロコシばかりを10本近く皿に乗せ贅沢にガブついていた。好物なのかな…?
- 混沌の怪物であるドンヨクバールが初めて登場。戦場に結界が敷かれてみらいの元にたどり着けない中、障壁を通り抜けようと頭を押し付ける形になったのでおでこが強調される絵面になった(最終的にはリコとリンクルストーン・エメラルドの力で突入)。確かによくよく見ると、ことはのデザインはおでこキャラの系譜でもあるかもしれない。ラブーの召喚したドンヨクバールとの初戦闘では攻撃を仕掛けるも通用せず、逆に相手の爆弾攻撃を避けることができず返り討ちにあった。
■第28話
- 屋台のポコポコ焼きをほおばりながらご満悦。相変わらずよく食べる。戦闘ではうさぎ型のドンヨクバールの素早い攻撃に苦戦し輪投げで拘束され動きを封じられてしまう。
■第29話
- 冒頭のっけから、「必勝」の鉢巻をつけて大量の書物の読破を強いられていることは。エメラルドについて思い出すヒントになればという校長からの気遣いであったのだが、そう上手くいくはずもなくヘロヘロに。
- 一日頑張ったことはへのご褒美に校長から秘蔵の冷凍みかんをもらうが、リコがまた解凍失敗。硬くて食べられないと涙目。
- 疲れて寝た後にはモフデレラの夢の中へ巻き込まれてしまい、魔法つかいの使い魔のネズミの姿になってしまう。
- 夢の中でプリキュアに変身。同じくネズミにされていたみらいは元のサイズに戻ったが、フェリーチェはどういうわけか手のひらサイズのまま。
■第30話
- みらいとリコはジュンの「白鳥の湖」の絵画のためのモデルに。リアリティを高めるために二人に本当に白鳥の衣装を魔法で創出し強制的に着がえさせる。しかし、リアリティが高すぎて衣装が白鳥のように勝手に飛んで行ってしまった。
- ことははまたやっちまったと反省顔をするが、補習メイトはことはのすごい魔法の才能を素直に賞賛。だが、補習メイトたちが学校で頑張って魔法の勉強をしているという話を楽しそうにしていたので、何も頑張らずに当たり前に魔法が使える自分はみんなとは違うんだと初めて強く自覚。だがそれは優越感ではなく孤独感となってことはにまとわりつく。
- ドンヨクバールと1対1の戦いでは筆を使った攻撃に苦戦を強いられる、何とか隙をついてラブーに攻撃するも片腕で受け止められてしまう。努力しないと使えない魔法などムホーの前には無力と煽るラブーだが、フェリーチェに対しては「あぁ、お前だ。お前の力だけは何か違うものを感じるな」と意味深な台詞を述べていた。
■第31話
- カタツムリニアでナシマホウ界へ帰る車中。前回にラブーに指摘されたこともあり、自分の異質さがもやもやとなってまとわりつき暗い顔をする。
- しかし、車内販売のエスカーゴが冷凍みかんを運んできたら一度は悩みも消えて笑顔に。このあたりはまだまだ子供というべきだろうか。みらいと一緒にリコお母さんにおねだり顔するので、リコはしょうがないわねとため息をついて冷凍みかんを自腹で買ってくれた。
- ラブーの圧倒的な強さの前にピンクトルマリンも破壊されてしまい歯が立たず敗北、みんなとバラバラにされ、自分がこのまま何者なのかもわからず終わるのかと一度は絶望する。しかし、それならばみらいとリコとモフルンと出会ってからの体験が自分の全てだと今は思うしかないと吹っ切れて、自分のためにこそ仲間との日常を取り戻さなくちゃと自らの魔法の力を振り絞ろうとする。
■第32話
- 2学期からみらい達のクラスに編入することになり登校初日の朝からワクワクもんに。始業の2時間も前に学校に着く始末で、付き合わされたみらいやリコは呆れた表情だった。
- 異世界キュア恒例でもあるドタバタ自己紹介ではみらい・リコ・モフルンを「お母さん」呼ばわりする一幕もあったが、高木先生は笑って受け流した為事なきを得る。
- 多くの視聴者が気になっていた授業シーンも勝手に理科の課題プリントに花マル、美術の石膏デッサン中に満開の花畑を描くなどまさに自由。スペック自体は高いためクラスには問題なく溶けこめた。
- 放課後、サッカー部の部長になった大野壮太の練習に付き合う。この時に魔法で披露したボールに玉乗りしながら爆走する姿が話題を呼んだ。→ボールにセグウェイ乗り
- ことはは妖精時代から壮太のことを見ているので顔見知りだが、壮太にとっては転校生の女の子。やたらフレンドリーで「(呼び方は苗字でなくて)はーちゃんでいいよ」と言うことはに、壮太もタジタジ。
- 普段の活発な壮太を知ることはは、朝から元気がない彼の様子を心配していたが、どうやら部長に任命されてからみんなが避けるようになった部をまとめられていないと悩んでいる様子。しかしことははそんな彼に、サッカーが好きなら難しいこと考えずに壮太の感じるワクワクをみんなに伝えればいいと当たり前のように語る。その無邪気なことはの姿に、壮太は自分が責任感から気を張りすぎてピリピリしていたことに気づき、サッカーを楽しむベきという本質を取り戻すことになった。
- 翌日サッカー部の練習試合を観に来たみらい達の前にシャーキンスが現れカラーコーンとサッカーゴールのドンヨクバールが誕生。シュートを決められたくない性質を見抜いたフェリーチェは昨日教わったフェイクを交えたシュートでダメージを与える活躍。
- 練習試合は引き分けに終わったが、ことははワクワクな試合で面白かったと素直な感想を述べる。壮太は「それははーちゃんのおかげだよ」と一切の照れなくしれっと述べ、さすがのみらいとリコも「今、はーちゃんって言いました!?」と2人でハモって固まってしまった。
- みらいとリコから壮太とどういう関係なのかと尋ねられたことはは、「部活で一緒に練習したの!!そうしたら、わたしがワクワクになって、壮太もワクワクになって、みんなワクワクになったの!!」と勢いだけのワクワク語でまくしたてた。だが、みらいだけはその意味を理解できたようで、そんな2人にリコは笑顔で呆れていた。
■第33話
- リコの父であるリアンが登場。娘に嫌われてるんじゃないかと悩んでいたリアンに、自分はリコに育ててもらったことを感謝しているのだから、自分が大好きなリコだって親が嫌いなわけはないと強い言葉で述べる。
■第34話
- クラスメートの長瀬まゆみが恋をしたと言うことでその応援をすることに。
- 恋は人を好きになる気持ちと言われて、自分がみらいやリコやモフルンが好きな気持ちを同じだと理解しかけたが、みらいからそれとは少し違うとたしなめられる。しかし、恋とはどう言う気持ちかをみらいもリコも説明はできなかった。
- 最終的にまゆみの恋は失恋で終わるが、その時のまゆみが見せた深い悲しみと諦観、素直に泣くことができなかったまゆみの代わりに号泣してくれた勝木かなの姿をみて、ことはは衝撃を受ける。こういうものははみらいやリコと過ごしているだけでは知ることもできなかったものである。「すごいね…恋って涙が出るんだ…」
■第35話
- リコが生徒会長選挙に出ることになって、手作りでうちわを作って応援することに。アイドルの親衛隊みたいな雰囲気ではあったが…
- 一方、対立候補だった並木ゆうととの何気ない会話で、彼が学校の花壇を大切にしたいという小さなことがきっかけで会長になろうとしたことに感銘を受ける。
- 選挙の当日には、リコとゆうとの両方を応援すると言って両方のうちわを作っていた。みらいやリコは呆れながらもはーちゃんらしいとして受け入れていた。
- 戦闘ではドンヨクバールに真っ先に立ち向かっていくが逆に反撃に遭い、危ないところをミラクルとマジカルに助けられる。しかしその後もポスター攻撃に為す術なく壁に磔状態にされる。
■第37話
- 魔法界で冷凍みかん作るお手伝い。南国のみかんのの匂いを嗅いだアイスドラゴンが、暖かい場所へ憧れるため息を吐くことで、その冷気の吐息でみかんを氷らせるという製法なのだが、今年はみかんの出来具合が微妙らしく、匂いを嗅がせても反応が薄い。
- ことははドラゴンの周りでみかんを掲げながら、太陽のような笑顔でいかに美味しそうかを踊りながらアピール。一頭のドラゴンは興味を引いていたが、ドラゴンが近づいてきたときお腹が空いていたことはは我慢できなくなりみかんを生のまま(というか皮さえ剥かずに)食べてしまい、台無しに。
- だが最終的にはドラゴンは、そんなキュートなことはにメロメロになってしまい、その恋の吐息でみかんを凍らせることに成功した。当のことはは自分が無意識に男を落としてしまう才能にいまだ気づいていないようだったが。
- 戦闘では久々に単独での変身を行い、ドンヨクバールに立ち向かうが、氷柱攻撃の前に為す術もなく足元から凍らされ動きを封じられる。止めを刺されそうになるが校長の体を張ったガードにより救われる。だがそれも1度限りであり校長はダウン、絶体絶命の大ピンチとなるが間一髪で駆けつけたミラクルとマジカルによって窮地を脱する。
■第38話
- 冒頭でいきなりリンクルストーンの精霊を、おいしそうな目でヨダレを垂らしながら見つめているアップが映り、「うふふ、いただきま…」と食らおうとする。これからのカオスを予感させる始まり。
- 慌てたリコに止められて我に返る。なんでも魔法界でこれから始まる「カボチャ祭り」がお菓子がいっぱい出てくるお祭りと聞いて、お昼ごはんを抜いてきたのだという。しかし、一食抜いただけで正気を失うとはプリキュア大食い仲間の中でもかなりのハイレベル。
- お祭りの内容が「人をお菓子に変えるカボチャドリを捕まえること」という予想外のものだったので少しガッカリするが、鳥を捕まえると至上の喜びが詰まっている金の卵がもらえると知ってハッスル。
- だがしばらくするとお腹が空いて最早限界に。
- みらいがカボチャドリを捕まえようと網をふるった瞬間、ちょうどそこに転移してきたシャーキンスが網に捕まってしまう。虫取り網をかぶりながら無表情でプリキュアを睨みつけるシャーキンスに青ざめるみらいとリコだったが、正常な判断力を失っていたことはは「カボチャドリはどこなの!?あなたが隠したのね!」と飢えた目でシャーキンスに食ってかかる。これにはシャーキンスも思わず「…え?」と素で困惑顔。
- そこにカボチャドリが現れて三つ巴の戦い(?)に。カボチャドリは自分に向かってくることはに攻撃して彼女の帽子をパフェに変えてしまう。大慌てすると思いきや、ことはは「美味しそうな匂い!」と目を輝かせていた。なお、このパフェはシャーキンスによってドンヨクバールの素材に使われた。
- シャーキンスはいつもどおりにくだらないと切って捨て、上空に飛んでいたカボチャドリを戦いの邪魔だと吹き飛ばす。乱暴なシャーキンスに怒るプリキュアたちだったが、シャーキンスは「お前たちだって自分の都合であの鳥を力ずくで捕まえようとしていたではないか」と正論で返す。さらにモフルンが「カボチャドリは笑顔に見えるから判りづらかったが、すごい嫌がっていたようだった」と吐露したため、ことはは自分が鳥をいじめていたのではないかとショックを受ける。
- フェリーチェに変身するが戦闘の動きが鈍い。ドンヨクバールの攻撃で地に倒れ伏し、膝をついたまま立ち上がることができない。駆けつけたミラクルとマジカルが心配して「さっき言われた事を気にしてるの?」と聞いてくる。
- フェリーチェは「私、お菓子や金の卵の事ばかり考えていて、カボリャドリの事なんて考えていなかったんです」と反省のセリフを吐くが、ここで盛大にお腹が鳴ってしまう。
- これには全員が固まって気まずい空気になってしまい、その直後にフェリーチェは恥ずかしいやらなんやらで何も喋らずただ自分で自分の頭を何度も殴りつけて自己嫌悪。ミラクルとマジカルもどうフォローすればいいのかわからず「そんなに自分を責めないで」と言うしかなかった。
- その隙をつかれてドンヨクバールに捕まってしまうミラクルとマジカル、フェリーチェは助けようと攻撃を仕掛けるがドンヨクバールの網で腕を捕らえられ2人と同様にパフェに埋められてしまう。絶体絶命の危機に、フェリーチェは自分のことよりも「カボチャドリさんにちゃんと謝りたかった」と涙を流す。
- そこへモフルンに連れてこられたカボチャドリが戦闘に乱入し、プリキュアたちを救い出す。モフルンが言うにはカボチャドリは虫歯が痛くて辛かっただけで、祭りの追いかけっこ自体は大好きだと教えてくれたという。その虫歯はモフルンが抜いてくれたということで、それを聞いたフェリーチェは先ほどとはうって変わって元気になり、ドンヨクバールを浄化させた。
- 祭りの優勝者はカボチャドリの虫歯を治してあげたモフルンで、その授与式を見ながら超巨大なお菓子を3人で頬張っていた。散々だったがようやく食い物にありつけて満足顔。
■第39話
- ナシマホウ界に戻ると津成木町はハロウィン真っ盛り。戻って早速今日子を手伝うことに。その時、モフルンが「仮装したいモフ」と言ったのを受けて魔法を使い姿を変えることに。モフルンは願い通りプリキュアの姿に(といっても映画でのアレではなくキュアミラクルのコスプレをしたいつものモフルン)、チクルンはウサギ、自分はユニコーン、みらいはモフルン、リコには黒猫の仮装を着せた。
- 会場を歩くと壮太たちクラスメイトがクレープ屋で悪戦苦闘。その手伝いをする……わけではなく、バックヤードで指示役を勤めていた並木ゆうとの背後に驚かすように気配なく現れる。ツタンカーメンの棺から顔だけ出していることはに「えっ」と思った次の瞬間、棺が開くとことはがミイラの姿になり、再び開閉するとスフィンクス。これにはゆうとも少しびっくりしてしまうが、すごく忙しいからことはに声をかけることもできないままそのままスルーされる。
- 補習メイトたちはクレープ屋の手伝いをするつもりで魔法を使ってしまい、余計な騒動を起こしてしまう。それに便乗してことはも魔法でお手伝いをして騒ぎを起こす……わけではなく、魔法で調理器具が飛行してパニックに陥っている時に浮遊するお皿を見て「はー!UFO!」とのんきに叫ぶ。そこから連想したのか、次に出てきたときには宇宙人の姿に。しかも両手には宇宙人を捕まえた捜査官の張りぼてまで持っているという芸の細かさ。これには手伝いをしていたリコは少しびっくりしてしまうが、すごく忙しいからことはに声をかけることもできないままそのままスルーされる。そして次のシーンではことは以外のみんなが頑張ってお手伝いしてるシーンが描かれるのであった。
- そんな折、ベニーギョが街を襲撃。ハロウィンが理解出来ないベニーギョに対し「知らないの?あなただって仮装みたいな変な格好なのに!」と煽る。宇宙人の格好のままで。だがことははここまで周囲から突っ込みなど受けなかったのでおかしな格好だという自覚などあるわけがないのだ。
- 変身してドンヨクバールと戦闘。垂直に降りてきたフェリーチェが静かにドンヨクバールを蹴り落とす。その上目を閉じたまま敵の弾を弾いたり、「2つの世界の大切な繋がり、壊させません!!」と啖呵を切る。
- 戦いも終わりハロウィンパレードに。今度は雷様の姿に早変わりするが、クレープ屋の手伝いの続きがあるみんなはやはり忙しいのでスルーする。しかしそんなことなど気にもとめずマイペースに第15話以来の七変化を楽しんでいた。
■第40話
- リコの誕生日回。リリアのセンスでみんなかなりおかしな仮装をさせられたが、なぜかことはだけは普段着とほぼ変わらなかった。
■第41話
- 魔法界とナシマホウ界の距離が縮まった影響で、二世界間の行き来が10分もかからないようになる。それを利用して放課後は魔法学校に通うようになった。
- 女子寮のジュンの部屋で開かれたパジャマパーティーでは、みんなが同じベッドで眠れるように魔法でベッドを巨大化していた。
■第42話
- 魔法のプリンの作り方をリズ先生から教えてもらう。魔法で卵の殻を割るのが繊細な力加減が必要でみんなうまくいかなかったが、ことははなんと卵の殻を花弁のように綺麗に分割し、さらに白身と黄身を別々に分離させた。精密機械のようなその魔法の技に改めて天才さを見せつける。
■第43話
- オルーバとの決別を決意したチクルンが、妖精の女王様に謝りに「妖精の里」に戻ることに。不安がるチクルンの付き添いとしてプリキュア達が同行することに。
- 「開かずの扉」をアメジストの力で開き、隠れ里である妖精の里へと転移。そこは花畑が広がる森であった。その光景をみたことはの脳裏に生まれた時からこびりついた「花の海」の光景が蘇り、その瞬間にことははなんと妖精時代のキラキラ期の姿に戻ってしまった。
- もう人間の姿に慣れきっていたので、今度はどうも妖精サイズだと勝手が違う様子。そんなはーちゃんを色々と面倒みてくれるモフルンが完全にお母さんで、少し懐かしい光景が呼び起こされた。
- ついに「花の海」の正体をレジェンド女王から伝えられる。だが、ことはが超古代の光景を記憶の底に持っている理由はこの時点では謎のままだった。
- 「クシィの魔導書」を奪取したオルーバによって復活したスパルダが妖精の里を襲撃。自分を浄化に追いやった小妖精がすくすくと成長していることを許すことができず、ことはを重点的に狙って攻撃する。
- 一方のことはも、スパルダが逃げ惑う妖精達を嘲笑しながら里に火をつける残虐さを見せたことに、強い怒りを見せる。すると妖精の姿から人間の姿になり、プリキュアへと変身できるようになった。
- 今回は久々にフェリーチェの個人技「プリキュア・エメラルド・リンカネーション」でヨクバールを撃退している。
- 諦めないスパルダに隙を突かれ蜘蛛の糸で捕らえられそうになるが、マジカルとミラクルに救出される。
■第44話
みらいとリコが幼児化して魔法の技術も子供並になってしまったのに対して、ことはは全くそこは変化しない。
- おかげで無邪気に魔法を使いまくる暴走することはをみらい達を止めることができなかった。というか、一緒になって遊んでいた。まあみんな子供になっちゃったんで…。おかげで一人だけ正気のモフルンは保育士役になって散々な目に。
■第45話
- 校長先生がみらい達の様子をみに津成木町へ。待ち合わせの公園で出迎えにやってきたみらい達。ずっと立ちんぼだったために体が冷えてそうな校長を労って、ことはが「みんなポカポカになれ!」と魔法をかける。すると、なぜかそこにコタツが創造される。
- 出しちゃったものは仕方ないとして校長とみらい達は野外でコタツに入ってポカポカになる。なんだこのシュールな絵面。
■第46話
- 今回はみんなでサンタクロース(本物)のお手伝い。サンタ姿を披露する。
- 今回の敵はゴミ箱をモチーフにしたドンヨクバールで、ゴミ箱を砲身のようにしてゴミの詰まった袋を弾丸代わりにして攻撃してきた。すると戦闘中にもかかわらず、魔法の箒で掃除をしながらゴミを散らかしてはいけないと説教し出すフェリーチェ。
- そして、「ゴミはゴミ箱へ!」と言って一つに集めたゴミを箒をゴルフクラブのように使ってドンヨクバールのゴミ箱の砲身の中に高速で突っ込ませる。その衝撃で吹っ飛ばされるドンヨクバール。
■第47話
- 冬休み最後の日。まだ宿題を残していたみらいに対してことはは「もう全部終わってるよ」と自慢気。
- みらいの宿題が終わったあと遅めの初詣へ。ことはがお願いしたのは「みんなと一緒に楽しく過ごせますように」
- しかし、自分は何者なのかもわからないのことはは、これからどうなるんだろうという漠然とした不安は持っていた。
- だが悩む暇もなくこの直後にデウスマストが降臨し、世界は大きく変化することとなる。
■第48話
- 2つの世界が混じり合い、誰もが違和感なくそれを当たり前に受け入れている「デウスマストの世界」。この狂った状況の中でも認識改変をされなかったプリキュア達だけは世界を元に戻すために奮闘することになる。細かい流れはみらいの第48話項目にて。
- ラパーパの影響をますます受けるようになっていき、リンクルスマホンからメッセージを受け取り、デウスマストの正体をみんなに喋る。いつものことはでは考えられないような難しいことを流暢に喋っていたので、みらいはちょっとだけ困っていた様子であった
- プリキュアに変身してデウスマストの戦いが始まった時は、ついに「自分がラパーパの意思と務めを引き継がなくてはいけない」と決意するに至る。しかしその上でこう言い放った。
「私の力はラパーパから受け継いだものだけじゃない。皆がくれた優しさ、そして愛情…その全てが私の力!!」
■第49話
- ついにレインボーキャリッジの魔法陣が完成し「プリキュア・エクストリーム・レインボー・サンサンジュエリーレ」を発動させる3人。そしてそこに現れたのはマザー・ラパーパのように巨大化したフェリーチェだった。デウスマストと同じ大きさのフェリーチェはスタイルを変えながら戦うミラクル・マジカルとともにデウスマストを圧倒する。
- そして人々の生命の光の力を受けてデウスマストを星々の彼方へと追いやった。その時フェリーチェはこう言葉をかけた。
「全ては混沌から生まれた…ならばあなたも呑み込むのではなく生み出す力を…」
- 戦いも終わるが、混ざり合った世界は元の姿に戻ろうとしている。しかし強く混ざって不安定な状態に。ことはは元の世界に戻す手伝いをする、と決断する。
「みんなのお陰で、わたし、こんなに大きくなれた。何処からでもみんなの事見ていられるから…わたしはみんなとずーっと一緒。繋がってるよ」
- こうしてことはは世界の再生のために自らの力を使い、消え去っていった。
- そして時は流れ、大学生となったみらいがある日の十六夜の夜に魔法を唱えたところ、リコと感動の再会を果たす。モフルンも動けるようになったその瞬間、姿を現したのはあの時の姿のままの彼女だった。
「みんなの声、聴こえたよ!」
■第50話(最終話)
- 翌朝になり、みらい、リコ、ことはの3人とモフルンでいちごメロンパンのオープンカフェで談笑していた。みらいは大学生、リコは魔法学校の教師と外見的にも社会的にも大きく成長したのに対して、ことはは中学生のころと全く変わらない容姿をしていた(そもそもはーちゃんは赤ちゃんの頃から普通に成長する存在ではなかったので今更なのだが)。
- 昔話に花を咲かせている途中でいたずらっぽい笑みを浮かべ、リンクルスマホンを取り出し「キュアップ・ラパパ!いちごメロンパン!」と自分たちに魔法をかけた。すると3人が中学2年生の姿に若返り、魔法学校の制服姿に強制的に変身。
- この中学生の姿へ変化するシーンはプリキュアへの変身バンクのパロディとなっており、今回一回限りのバンクが描き下ろしされている。(今回きりのものにバンクというのもおかしいのだが)
- ことはが言うには、いちごメロンパンの中に詰まっていた思い出を解放して魔法にしたのだと言う。旧交を温めるならば昔の姿に戻った方が盛り上がるだろうと言う粋な計らいである。
- もっとも、メタ的な視点で言えば「主人公たちが大人になった姿のまま話を進めると、TVの前の子供たちが感情移入できないだろう」という点での配慮なのだろうが。
- なお現在のことはは、ナシマホウ界と魔法界の向こう側のそのまた向こう側から「あまねく生命が笑顔になりますように」と祈りをささげる毎日を過ごしていると言う。みらいもリコも神様のお仕事は観念的すぎていまいち理解し難かったが、とにかく大切なことを頑張ってるんだということはわかったようだ。
- そんな場面にドクロクシーに似た怪物「ドクロムシー」が現れ、ことはの杖やいちごメロンパンなどを吸い込んでワームホールからどこかに消えてしまう。追いかけるみらい。それに続いてリコやことはも追いかける。
- 魔法界とナシマホウ界を股にかけたドクロムシーとのおっかけっこの最中、見慣れぬスイーツショップが。特製スイーツという響きに惹かれてそこに入ると、そこにいた次作の主人公宇佐美いちかが作ったモフルンのチョコムースケーキをふるまわれる。
- モフルンの顔そっくりに丁寧につくられたアニマルスイーツに感心したリコが「食べるのがもったいないわね」と感心するが、ことはは何も気にせず「いただきまーす!」と大口でパクつく。神様的な立場になっても食欲旺盛のようである。
- ドクロムシーをようやく見つけ、チクルンのファインプレーで杖を取り戻すことができ、プリキュアへと変身。ドクロムシーを浄化して虫歯を治して一件落着。
- 再び談笑し、「人と人とを繋げて笑顔にする」という事をあらためて実感し、「魔法界とナシマホウ界が前みたいに近くなるように頑張る!」と神様としての新たな意気込みを語る。
- そしてこの幸せな思いをみんなにお裾分けするため、冷凍ミカンを巨大なレインボーキャリッジに変え、両世界の友人たちにいちごメロンパンをこっそりプレゼントしに世界中を回った。
ドラマCD
■第2話
- 喧嘩してしまい、ヨクバールが暴れているというのに変身出来ないみらいとリコに説教する。ことはではあんまり人のことを言えないような内容のものもあり、みらいとリコはその点を指摘するが、「何か、言いましたか?」と威圧し黙らせた。
- 喧嘩の原因が、新学期に向けてことはを目一杯遊ばせるか、それともしっかり勉強させるか、であったことが分かると、2人に感謝して仲直り。改めてヨクバールと戦おうとするが、3人が言い争っている間に呆れて帰ってしまっていた。
■第3話
- アニメ第25話の前日譚に当たる。
- 夏休みなので海で泳ごうとする三人。ことはは水着を持っておらず、パジャマで泳ごうとしていた。みらいの提案で可愛い水着を買いに行くことに。
■第4話
- お昼寝している間に、みらいとリコがことはを置いて何処かに出かけてしまっていた。でも、一緒に留守番していたモフルンの態度が変。ことははリコがはまっているというホームズを参考に名探偵に変身。2人がどこへ行ったか推理する。サブタイトルでは「迷推理」となっているが、実際はモフルンも舌を巻く鋭さで的確な推理を披露した。
- リコの部屋で謎のノートを発見したことは。人のノートを勝手に見ては駄目だとモフルンは止めるが、「たまたま風でめくれちゃったら?」とことはは突然ノートに向かって必死で深呼吸し、ノートをめくる。ノートは、リコがナシマホウ界の言葉を覚えられるようにと始めた交換日記だった。この間リコの誕生日パーティーを開いていたみらいは、誕生日が分からないことはにもパーティーを開いてあげようと提案しており、そのためにことはに内緒で買い物に行っていたのだった。ちょうど2人が帰ってくると、ことはは2人に抱きつくのであった。
HUGっと!プリキュア第36話・第37話
- 第36話では学生時代に若返ったみらいとリコとプリアラメンバーを、自分本人も含めて当時の衣装に変える。後半のBパートではほまれチームに入り、2016年での春のオールスター映画では共演をしなかった桃園ラブ(「ハピネスチャージプリキュア!」以前での37人の中でも一足先に早く初共演。)と赤ちゃん妖精の先輩であるシフォンとの2年越しの初共演を果たした。
- 第37話前半は妖精たちを守る役目となるが他のプリキュアと共に敵の攻撃に取り込まれてしまう。復活した後半では勢揃いしたプリキュアの中で妖精であるミルキィローズ、キュアビート、キュアパルフェとの共闘シーンが見られ、ビートと悪役の経験のがないキュアマシェリも率いる光堕ちキュアの演奏パワーでローズのクレーターパンチに続いてパルフェとの合わせ技で多数のオシマイダーを仕留めた。
映画
- 序盤のドンヨクバールとの戦闘が済み変身を解除したところ流れ星。みらいから「流れ星に願いを3回唱えるとそれが叶う」という話を聞かされ、リコが願うとしたら魔法の本が欲しいというので「じゃーわたしもそれー!!」と便乗。直後再び流れ星が見え、ことはは「魔法の本100冊!!!魔法の本100冊!!!」と早口で繰り返し言い続ける。
- 願いの石の復活を祝う大魔法フェスティバル。会場はお祭りの雰囲気一色で、ことはもどんどん先にいってしまったり、フランソワの出張店舗でおしゃれしたり、フードコートでのキュアッププリンで特大プリンアラモードを作り出したり、図書館の蔵書の量を見て「これだけのが貰えたら願いが叶う」と言ってのけたりとフェスティバルを満喫。
- サーカスバルーンでは、フレアドラゴンの芸を見ているとドラゴンがことはを見つめる。ことはもドラゴンの意思を察し、飛び入りでコラボすることに。ドラゴンの炎を魔法で花に変えて拍手喝采。
- そして石の復活の儀式。ここでもミラクルライトを手に「魔法の本100冊!魔法の本100冊!」と必死に願う。が、実際に選ばれたのはモフルンだった。
- 直後ダークマターが会場を襲撃。変身して応戦するも歯が立たない。モフルンが連れ去られ、サファイアミラクルから変身が解け、落下するみらいを無事キャッチする。
- モフルンがさらわれどう対応するか相談しようとした矢先、みらいはモフルンを探しに飛び出してしまう。リコと共にみらいを探しようやく発見、リコがみらいを叱るのにあわせてことはも「モフルンが心配なのはみらいだけじゃないよ」と気遣いの言葉をかける。
- 探している末にお腹が空いたので、栄養満点のヤナオニの実を食べることに。だがリコが説明している最中にそれを聞かずことはは種ごとかじってしまう。種もかじったことで周囲も悶絶する悪臭が漂い、特にその臭いが直撃したみらいはものすごい顔になったため、これを見たことはは「変な顔~」と爆笑。
- モフルンの居場所らしき地点が分かったことでそちらに向かうが待ち構えていたのはダークマターとカゲドラゴン。唯一変身できることははフェリーチェとなってドラゴンを足止めし、みらいとリコを先に行かせる。
- モフルンがキュアモフルンとなってダークマターと戦闘を繰り広げる最中、フレアドラゴンと共に壁を破って突入するフェリーチェ。実はカゲドラゴンはダークマターの魔法によって姿を変えられていたフレアドラゴン。手刀で目の辺りを切り裂いたときその正体に気づいたフェリーチェはピンクトルマリンの力を使って元の姿に戻した。一方、モフルンがプリキュアになってるのを見たときには「どういうことです?」と疑問に思う。
- 怒りのダークマターがキュアモフルンのリンクルストーンを砕き、元の普通のぬいぐるみのモフルンに戻ったのを見て、触れると魔力を感じない。まさかの事態に一同涙するが、それはダークマターもだった。「俺はこいつを利用しようとした」と言う彼にフェリーチェはフレアドラゴンを見ながら「本当に利用するならこの子と同じようにできたはず」と告げる。
- ダークマターが嘆きの果てにクマタの姿となり、その魔力がシャドウマターとして暴走を始めるとそれに応戦しようとするが、エメラルドの魔力はかき消されことはに戻ってしまう。シャドウマターの暴走を止めようとみらいが懸命に魔法を唱えるとき、リコに続く形で「今は私もいるよ」とみらいに声をかける。
- ミラクルライトの想いの力でモフルンも復活し再び変身でき、シャドウマターを消滅させ、元の姿に戻ったのだが、願いの石はその力を使い果たし100年後に備え眠りにつく。しかしことははさらっと「100年後の願い考えておかないと」と言う。
- 魔法界において私服姿で登場。みらいとともに宇佐美いちか達を怪しむ。
- しかし街にヨクバールが出現し、みらい・リコとともに変身、戦うことに。その後いちご坂に移動してキュアフローラ達プリンセスプリキュアと合流して彼女たちと共闘。プリキュア・エメラルド・リンカネーションでヨクバールとゼツボーグをまとめて浄化する。
- キラパティの中で3チーム一緒にカレーとモフルンカップケーキを食べるのだが、その様子を見たはるかから「トワちゃんとはーちゃんって似てるねー」と言われ、トワと共に「何がー(ですの)?」と返す。
- 桜が原では赤狗・黄狗の合体形態「大狗」と戦うことになるが、先にしがみついていたキュアカスタード・キュアジェラートに続いて、キュアスカーレットとともに飛びつき、キュアフローラを除く11人で大狗を倒す。
- しかし続く五月雨との戦いでは格闘戦を挑むも攻撃を全て見切られてしまい、最後は五月雨の折り鶴攻撃にも為す術なく敗北、折り紙人形にされてしまう。
- だが一人残されたキュアホイップの奮闘やサクラが五月雨に抱き着き呼びかけたことで本来の姿であるシズクに戻ったことで他に折り紙人形にされてしまっていたプリキュア達ともに復活。仲間たちやサクラ&シズクとともに最終形態となった鴉天狗と戦い勝利する。
- エンディングのお花見シーンではキュアショコラに料理を食べさせていた。
■映画キラキラ☆プリキュアアラモード_パリッと!想い出のミルフィーユ!
- パーティーにみらい達とともにごちそうを頬張るが、何かを探すリコに促される形で「まだ残ってるのにー」とまだ料理が載った皿を持ち口をもぐもぐさせながらその後をついていく。
- 苦戦を強いられるキュアホイップ達キラキラプリキュアアラモードチームにミラクル・マジカルともに加勢。ホイップ達が別の動物に姿を変えられているのを見て、フェリーチェは「かわいいですー」と思わず感想を漏らす。リンクルストーンの魔法を駆使して敵を攻撃(特にタルトちゃん相手に1体をフリスビーのように投げてボウリングのごとく蹴散らしている)したり、ミラクルライトを振ってホイップ達を応援した。
- 魔法界に来襲したウソバーッカに立ち向かうべくみらいとリコとともに変身するが、エメラルドリンカネーションが破られるなど歯が立たず、リンクルストーンとリンクルスマホンを石化され変身解除され敗北、リコとともにウソバーッカに取り込まれてしまう。
- 2世代後の作品のプリキュアである輝木ほまれ/キュアエトワールから「はーちゃん先輩」と敬ってるんだか子供扱いしてるんだか微妙な呼ばれ方をされるが、当の本人は「せ、先輩だって! か〜っこいい!」とデレデレ顔で超ご満悦。
- クローバーの力で脱出した後はプリキュアに変身して仲間とともに最終形態の闇の鬼火に立ち向かうが、その実力に圧倒される。しかしそれでもあきらめなかったことやミラクルライトの効果もあり、合体技「プリキュア・クローバーフォーメーション」で闇の鬼火を撃破した。
- 謎の敵・ミデンに敗北しミラクル&マジカルとともに思い出を奪われ小さくなってしまう。この時の姿はフェリーチェの状態のまま小さくなっており幼少時のはーちゃんとは異なっている。
- クライマックスシーンで他の2人とともに登場。ただし声は無かった。
- 「ミラクルユニバース」以来から約4年半振りの登場で有り、「オールスターズメモリーズ」以来から約5年振りの声付きでの登場。そして『スター☆トゥインクルプリキュア』のユニ(キュアコスモ)以降の19人(ユニから『ひろがるスカイ!プリキュア』のプリンセス・エルちゃん(キュアマジェスティ)までの19人。)19人と初共演。まほプリからメインキャラクターに抜擢。ウィングチームとして行動。スター☆トゥインクルプリキュア以降のプリキュア達と初共演を果たす。得意の魔法により、チームの移動手段の要になる。
- この事件の首謀者であるアークをあっさり倒したことに自身さえも驚いていた。
- 本当の首謀者である地球外生命体シュプリームに1度は敗れており、危険性を察知していた。
- わんだふるぷりきゅあ!の映画に登場。ひろがるスカイ!プリキュアと参戦する。ツバサ、エルに出会うのは2回目。
- クライマックスでムジナが差し向けた黒い影を一掃するため、マジェスティと共闘。この時『F』の一件で知り合った事が反映されているかのやり取りを見せている。映画関連グッズでもこの2人がコンビで描かれた商品が存在している。
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