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目次 [非表示]

本項では主に人間の姿について説明する。犬の姿についてはこむぎ(プリキュア)を参照のこと。


CV長縄まりあ


概要

わんだふるぷりきゅあ!』の登場キャラクターで本作の主人公

犬飼いろはの愛犬である雌のパピヨン犬妖精ですらない正真正銘の犬

元保護犬で、怪我をしていたところを当時小学生のいろはに拾われている。


ある日、謎の怪物「ガルガル」が現れた際に人間の少女の姿に変身できるようになり、キュアワンダフルへと変身を果たした。

ぷにワンダフル&こむぎ

動物が人間態へと姿を変え、プリキュアになる設定、加えて亜人プリキュアが主人公になるのはシリーズ初となる。


犬と人間の姿はワンダフルパクトにより自由に切り替え可能だが、現状プリキュアへは必ず人間態から変身しており、犬の姿から直接プリキュアに変身できるかはまだ不明(逆に変身解除でプリキュアから直接犬の姿に戻ったことはある)。但し、眠気や疲労に襲われると強制的に人間から犬の姿になる。


変身能力を得ると同時に、本来の犬の姿でも人間の言葉を喋ることが出来るようになった。

ただ、犬の姿で喋ると一般人に怪しまれる為、いろはからは犬の姿では人前で話さないよう釘を刺されている。


さらに、こむぎはあらゆる動物の言葉を理解できる。鳴き声を発していない大福の言葉も理解していたので、これはテレパスのような能力なのかも知れない。

この特性は人の姿になっていても失われない。ただし、ガルガルとはまともなコミュニケーションを取ることは出来ない。


(人間の言葉を話す時の)一人称は「こむぎ」が基本だが、人間の姿になった時は「わたし」も使い、キュアワンダフル変身中は専ら「わたし」となる。犬の姿の時は語尾に「ワン」がつく。

口癖は「わんだふるー!」。これはいろはの口癖「ワンダフルー!」を真似したものであるが、こちらはひらがな表記となっている。これについては、アニメージュ誌2024年3月号によると「こむぎはまだカタカナが読めないから」ということ。


人間の姿に変身すると食性も人間同様になる。作中ではたびたび「犬が食べたらダメなもの」が出てくるが、その時は「人間の姿になってから食べるように」と指摘されるのがお約束。恐らく犬にとって有毒な「テオブロミン」が含まれたチョコレートも、人間になれば問題無く食べられると思われる。

また、第4話で「化粧品の匂いは犬に危害を及ぼす可能性がある」と作中でしっかり明示されつつも、人間に変身してから匂いを嗅いだ時は何も支障が出なかったため、この辺りも人間と同じ体質になる様子。


ただし、人間の姿でも犬特有の嗅覚の鋭さは保っており(第8話)、身体能力も高く、サッカー部の猪狩勝のシュートを全てキャッチしたり、彼の全力疾走でも追いつけず極短時間で学校を一周したりしている。しかもその間ガルガルの卵を頭に乗せていても全然落とさないなど、バランス感覚にも優れている。いつもではないが走る時は両手を広げていることが多い。


年齢については放映開始時にはどの公式媒体でも明示されていなかった。

こむぎはいろはに拾われる前の記憶は覚えていないということで、自分が何歳なのか把握していないようだ。

2024年3月21日に講談社から発売された児童本『だいすきプリキュア! わんだふるぷりきゅあ!&プリキュアオールスターズ ファンブック vol.1』では、人間の姿のこむぎの紹介欄に「14歳くらい」と曖昧な表記がされているが、これはあくまで「14歳くらいの人間に変身している」という意味であって、犬としての実年齢を示しているわけではないと思われる。(犬としての実年齢が14歳なら人間換算では70代の老犬になってしまう)

犬としての実年齢については、小学生のいろはに拾われているため最低でも2歳程度、体格等から5〜9歳程度という推測がファンの間では有力。小型犬の一般的な目安に当てはめると人間換算年齢は30~60歳程度となるが、そこは人間とは異なる動物なだけに、作中では推定年齢の5〜9歳くらいの幼く無邪気な精神性で描写されている。


誕生日についても当初不明だったが、上述のファンブックで5月13日だと判明した。この日は「愛犬の日」でもある。

誕生日が設定されているプリキュアとしては涼村さんご以来2人目の牡牛座


なお、飼い犬に苗字が付いている事を不思議に思う人もいるのかもしれないが、動物病院などでは普通に見られる扱いである。学校ではいろはのいとこで通している。


性格

好奇心旺盛で食いしん坊、運動神経が抜群との事。

無邪気で感情表現がわかりやすい面は犬の時、人間態の時とも共通している。


元が犬だからか黙って話を聞くのは苦手なようで、メエメエが説明したりお願いしている最中も、話そっちのけでいろはと遊んだりじゃれている事が多く、その度に「話を聞いてくださ〜い!」と怒られている。

人間社会の常識にも疎く、人の姿の時に犬のような行動をとることもしばしば。

但し、

等、頭の回転自体は悪くなく、感性的には某世界的に有名な海賊漫画主人公に似ている。


犬としては非常に寝相が悪く、基本的にへそ天で爆睡している。


小型犬ながら勇猛果敢な一面もあり、いざという時には敵に立ち向かえる気概も持ち合わせている(パピヨンは元々猟犬だったスパニエル系から作り出された犬種である)。

犬ゆえに本能的な恐怖も表に出やすく、猛獣タイプのガルガルの咆哮を聞いただけで足がすくんで逃げる事すらできなくなった事もあるが、それさえもいろはへの想いによって克服して見せている。


いろはの事がとても大好きで、毎朝ベッドに飛び込んでいろはを叩き起こしに来るほど。そのため人間に変身して、いろはと直接話せるようになった事をとても喜んでいる。

しかしながら登校するいろはを引き留めようと噛みついたり、いろはが学校に行ってる間は家族の呼び声にも応えず二階の窓に張り付いていたりと分離不安の傾向が見られる。


プリキュアの力を手に入れてもいろはと遊ぶ時間が減ることを嫌がって協力を拒絶し、積極的になったかと思えば「ガルガルを放っといたらいろはがわんだふるじゃなくなる」と、行動原理は徹底していろは中心。

「みんな大好き素敵な世界」という変身口上ながら、「みんな」「世界」というスケールの大きな物事には全く興味がない(というよりは理解していない)、王道のヒーロー像とはかけ離れた人物像。


うちにおいで。

いろはと出会ったばかりの頃は、体も心も傷だらけで非常に警戒心が強かった。それから時間をかけていろはと仲良くなれたのだが、いろはへの依存性の高さはこの過去の孤独感への反動が高い。

ただし、人間の姿を手に入れてからは、いろは以外のことにも少しずつ興味を持つようになってきている。


容姿(人間態)

犬としての姿についてはこむぎ(プリキュア)を参照。


犬飼こむぎ

茶髪の二股に分かれたポニーテールでピンクのリボンを結んだ赤茶色の瞳の少女で、外見年齢や身長はいろはと同程度。前髪に犬形態の時同様クリーム色の癖っ毛がある。元々が犬で動物の為か、猫口になっているのも特徴。


なお、1話で人間に憧れていたのは「もっといろはと一緒に居られる」という副次的な理由に過ぎない為、この手のキャラにありがちな「人間でいる事」自体への執着は特になく、二つの姿を都合よく場面場面で使い分けている。


服装

私服は薄ピンクのパーカーワンピースで、胸辺りに濃いピンクの蝶結びのリボン、ウエスト辺りの両サイドにハート型のポケットが付いている。足元はピンク系統のハイカットのスニーカー。

左腰にワンダフルパクトを収めるポーチを付けている。

制服姿は女子制服のトップスとキュロットパンツ、紅色のリボンタイの組み合わせとなっている。


家族構成

飼い主:犬飼いろは犬飼剛犬飼陽子

犬飼家も参照


出自の謎

現在は犬飼家の家族として飼われているこむぎだが、上述のように元保護犬である。

いろはに発見された時点で首輪をしていたため元々誰かのペットだった可能性が高く、当時は陽子から「元の飼い主が見つかるまでなら世話をしていい」という条件の下、いろはの飼い犬となった。


つまり、犬飼家とは別に「前の家族」がいるのは確定している。


元の飼い主から捨てられたのかあるいは脱走したのかは現時点で不明で、こむぎ自身は「いろはに拾われるよりも前の記憶は曖昧でよく分からない」と語っている。


保護されたばかりのこむぎは警戒心まるだしで人に懐こうとしなかったのだが、いろはの母の陽子は「この子の体は傷だらけだが、それ以上に心に傷を負っている」と判断していた。

そんなことも忘れてしまった今のこむぎは、ある意味では幸せになれたと言えるのかも知れないが…


そんなわけで、かつてこむぎが心に傷を負っていた理由については現状では不明。

ファンの間ではこの点について、「大好きだった前の飼い主と会えなくなって孤独に苛まれていた」という解釈と、「前の飼い主がこむぎを辛い目に合わせた」というふた通りの解釈が主流である。


また、普通のであるならば、血のつながった兄弟姉妹の犬たちもいると思われるが、いろはがこむぎを発見した時は一匹だったので確認できない。


何にせよ、こむぎは「自身の出自が謎」という設定を背負っていることになり、これはプリキュアの主人公としてはシリーズ初のことである。


そのため一部の視聴者からは「実はこむぎは見た目通りの犬ではなく、もっと特殊な存在であり、それゆえにプリキュアに覚醒できたのではないか」或いは、「2作前映画の敵キャラクターのように研究施設から逃げ出した被験体なのではないか?」と考察する者もいるが、果たして…?


演者について

演者の長縄氏はHUGっと!プリキュア十倉じゅんな未来の戦士以来6年ぶりのプリキュアシリーズ出演で本作はレギュラーでの再登板となる。

以下キャスト発表時のコメント


まさか自分がプリキュアになれるなんて思っていなかったので、本当に信じられないという気持ちでした。 その後すぐに、嬉しい気持ちと頑張りたい気持ちと感謝の気持ちと、たくさんの想いが込み上げてきて泣いてしまいました。


夢と憧れが詰まっていると思います。

小さい頃見ていて、プリキュアのように可愛く変身したり、かっこよくバトルしたくてたまりませんでした。

自分もプリキュアになれる日が、ある日突然くるのではないかとワクワクもしていました。

そんな素敵な気持ちをくれる作品だと思っています。


小さい頃プリキュアを見ていて、たくさんの素敵な思い出や気持ちを作品からいただきました。

今プリキュアを楽しみにしてくれている皆さんにも、夢と憧れを、思い出とワクワクする気持ちを、それからたくさんの「わんだふる~!」をお届け出来たらと思っています!

精一杯頑張ります!



余談

  • 主人公が「普通の犬」である設定はプリキュアシリーズ』のみに留まらず、ニチアサ全体でも類稀なる特徴である(主人公が動物であったニチアサ作品は過去にもあったが、どの作品も主人公以外の登場人物も擬人化された動物であったのに対し、本作は普通の人間達が住む世界での動物主人公となっている)。
    • 特に実写では主人公にするのはまず難しい設定である。

  • 地球人以外のプリキュアメンバーで名前がひらがな表記になったのは花海ことは/キュアフェリーチェ以来8年ぶりの事例となる(『Go!プリンセスプリキュア』以降、基本的に地球人の名前はひらがな、異世界人や亜人の名前はことはを除いてカタカナ表記で統一されていた)。
  • バンダイから販売されているプリキュアチョコのパッケージに、板チョコを手に持ってる構図が描かれているのだが、犬にとってチョコレートは大変危険な食べ物である(チョコレートの原料であるカカオに含まれる成分である「テオブロミン」が犬にとって有害)な為、「このパッケージはよろしくないのでは」「子供たちが飼い犬にチョコを食べさせる事故が多発しそう」「公式は犬の生態を知らずに作ったのでは」等と放送前からも物議を醸していたが、一応パッケージにそれに関する注意書きはされているので、知らないというわけではなさそうである。
    • 上記のように、第3話では人間の姿だと食性も人間と同じになることが判明したため、キュアワンダフルの姿ではチョコレートを食べても健康面での問題は無いと思われる。もっとも幼いメイン視聴者が誤解する可能性がないとは言い切れないが。

各話エピソード

ひろがるスカイ!プリキュア第50話

(最終話、初回放送版&TVer版)


本編

第1話

  • 朝、一緒のベッドに寝ていたいろはより早く目覚め、「待ちきれないよ、早く行こう」とばかりにダイブしていろはを起こすこむぎ。こむぎはいろはが大好きだった。日課である朝の散歩で、いろはと共にアニマルタウン中の動物に挨拶して回る。
  • いろはがバレーボール部の助っ人の為、慌てて出かけようとするが、片時もいろはと離れたくないこむぎは、しがみついて駄々をこねまくる。「こむぎ、おすわり!おてて!握手!イエーイ!」と仲良しサインを交わした隙にようやく引き剥がされても、陽子の手の中でジタバタ。いろはが玄関を出ると急いで2階に駆け上がり、いろはの部屋の窓から見送るという未練たっぷりの有り様。
  • 陽子は「気持ちはわかるよ、こむぎはいろはが大好きだもんね。学校にもお出かけにも一緒に行きたいよね」と理解を示してくれたが、やはり淋しいものは淋しい。二人の小さい女の子が仲良く笑いながら歩く姿を、こむぎは羨ましげに眺めていた。自分が人間だったら、ずっといろはと一緒にいられるのに…。
  • いつの間にか眠り込んだこむぎは夢を見ていた。いろはに「お散歩楽しいね~、こむぎ!」と話し掛けられる自分は人間になっていて、手をつないでいる。しかし友達から遊びに誘われたいろはは、こむぎの手を…ではなく、リードを放す。こむぎも元の犬の姿に戻ってしまっている。「こむぎはお留守番ね」と言い聞かせて走り去るいろはを懸命に追いかけるが、その背中は遠くなるばかり…。
  • 目が覚めて思い出すのは、夢の中でいろはと手をつないだ事。だが現実は厳しく、犬の自分と人間のいろはが手をつなぐなんて、土台無理な話でしかない。しょんぼりしているところに丁度いろはが帰って来たので、一転して大喜びでお出迎え。頭を撫でてもらい、ブラッシングにおやつで満足したところで、午後のお散歩へ。
  • 鏡石のところで「姿が映らないのに鏡石と呼ばれるのはなぜか」と考え込む兎山悟と彼のペットであるカイウサギ大福に出会い、「『鏡石に姿が映ると願いが叶う』って言われてる」といろはが言うのを聞き、鏡石を見つめてみたが何も起こらず、ため息をつくこむぎ。しかし目を逸らした時、一瞬鏡石に自分の姿が映った事にこむぎは気付かなかった。
  • 気を取り直して午後の散歩を楽しむこむぎといろは。その道中、2人(1人と1匹)は引っ越しトラックの作業員達が引っ越しの準備に取り掛かっていた所を見かける。どうやらこのアニマルタウンに新しいお店がオープンするようだ。そのこむぎといろはを、2階の窓から1匹の白い猫とこの街に引っ越して来た飼い主である女の子が見ていた。いろはと視線が合いそうになった女の子は驚いて隠れてしまったが、いろはは白猫に元気よく挨拶し、「またね~!」とその場を後にした。こっそり覗いていた女の子は飼い猫に猫パンチを入れられながらも、「あの子、ユキに向かって自己紹介してたね。変わった子…」と呟くのだった。
  • 多くのペットと人々が集う海浜公園で一休み。いろはが投げたボールを追いかけていると、淡い光を放つ不思議な石を見つけるが、光はすぐ消えてしまい、首を傾げる。手にしたいろはが「ちょっと鏡石に似てない?」と呟いた時、嫌な雰囲気を感じたこむぎは唸り声を上げ始めた。公園中のペットも一斉に吠えたり怯えたりしている。地響きを立てながら現れた嫌な雰囲気の正体、それは巨大なのような黒色の怪物だった。
  • 「ガルガルー!!!」見た事もない怪物の咆哮にすっかり怯えたこむぎは後ずさりし、いろははこむぎを連れて逃げようとするが、腰が抜けて動けない男の子と、飼い主を守ろうとするセントバーナードがいるのを見て、助けるべく走り出した。さっき見た夢と同じように、いろはが遠ざかって行く……だが追い掛けたくてもこむぎの足は震えて動かなかった。
  • 指笛を吹き、自分に注意を引いて怪物から逃げ回るいろはだったが、足がもつれて転んでしまった。迫る怪物に、こむぎは遠くから吠えるのが精一杯。その瞳には大粒の涙が溢れていた。怖い。でもそれより、いろはのピンチに何もできない自分が腹立たしい。足が動かない自分が悔しく情けない。自分が人間だったら、もっと勇気があったら…。

⊂こわいのにがんばるこむぎ⊃

  • 怪物は前足を振り上げて、いろはを踏み潰そうとしていた。助けなくては、大好きないろはを自分が…!「ワン!」一声吠えたこむぎは勇気を振り絞って走り出す。いろはに向かって一直線に突っ走り、「ワオーン!」と魂の叫びを上げた時、不思議な石が眩い光を放つ。「いろはーーー-!!!」こむぎの吠え声は人語になり、その姿は人間の少女へと変わっていた。

犬飼こむぎ

  • 両手を広げて怪物の前に立ちはだかるこむぎ。「プリキュア・マイエボリューション!」不思議な石はワンダフルパクトとなり、こむぎはさらにキュアワンダフルへと変身を遂げる。「みんな大好き素敵な世界!キュアワンダフル!いっしょに遊ぼ♪」

わんだふる!

  • 「いろはを傷つけちゃ…だめー!」怪物の突進を肉球型バリアで防ぎ、「何ガルガルしてるの!言う事聞かないとおやつ抜きだよ!」と叱りながらも、なおも襲い来る怪物をひらりひらりと躱し、楽しげなワンダフル。手に負えないと言わんばかりに逃げ出した怪物を「待て待て~!ははっ、追いかけっこだね!」とまるで牧羊犬の如く笑顔で追いかけ、とうとう疲れ果てた怪物を追い詰めた。
  • そしてワンダフルは、怪物が自分の身にまとわりつく闇の気配を嫌がっている素振りに気付いた。「あなた、苦しいの?」動きが鈍った怪物に近づいたワンダフルは、怪物をそっと抱き締める。「こうするとね、苦しいのがなくなるんだよ。ガルガルしないで一緒に遊ぼ♡ 楽しい事、うれしい事がいっぱい。世界は素敵にわんだふる!なんだから」優しく諭された怪物の体から邪悪なオーラが消えてゆき、羊のような生き物が倒れていた。
  • 変身が解けたこむぎは、「これでいろはと一緒だよ!」と満面の笑顔。半信半疑だったいろはも、「おてて、握手、イエーイ!」といつもの仲良しサインに応じる目の前の少女がこむぎだと信じざるを得ない。

わーい!!

こむぎ「ワンワン♪わんだふる~!」

いろは「えぇ~!?なんか…ものすっごく…ワンダフル過ぎな~い!!!?」

2人のわんだふるな物語は、始まったばかり!


第2話

  • 羊が目を覚まし、「この度は助けていただきありがとうございます」と礼を言い、いろはが「羊が立った!しゃべった!?」と驚くと、横から割り込んで、「いろは、いろは!こむぎも立ってるよ!しゃべってるよ!こむぎね、ずっといろはとおしゃべりしたかったの!だからうれしい!」と抱き着き、いろはも「わたしもこむぎとおしゃべりしたかったよ。すごいね、夢かなっちゃった!」と手を取り合って喜ぶ。おかげですっかり忘れられた羊は「話を聞いてくださーい!」とブチギレ。

わんだふる❤

  • 彼は執事メエメエと名乗り、「羊がメエメエ!」との早速のこむぎのボケに「し・つ・じでございます!」とキレながらも、動物の楽園ニコガーデンを謎の黒い闇が襲い、自分や仲間達は怪物に変えられた事を明かした。そこでこむぎが「ガルガル!メエメエ『ガルガル~』って言ってたよ、だからガルガル!」と口を挟んだ事で、以降この怪物の仮称を『ガルガル』と命名。

ガルガル〜

  • ガルガルになった動物達を助けてほしいと依頼され、軽ーく「いいよ、いろはと一緒ならね!」と快諾するも、「こちらの人はプリキュアではないのでダメェ~!です」と拒絶されるや、「じゃあやだ!」と反発。「こむぎはいろはと一緒に遊びたいの!お散歩行ったり、ボール遊びしたり忙しいの!」といろはと一緒でいたい事を理由に依頼をお断り、「プリキュアが遊び優先とは~!」とまたまたキレられる。
  • キレ疲れたのとガルガルになった反動で、眩暈を起こしたメエメエがキラニコトランクの中に入って休養したので、とりあえず帰宅。こむぎの事を両親にどう説明すべきかいろはが思案中に、こむぎが「これ押してみたかったんだ!」とインターホンを勝手に鳴らしてしまい大慌てしたが、こむぎの姿は犬に戻っていた。ぐっすり眠るこむぎを見つめながら、いろははメエメエの頼み通り動物を助けたいという思いと、こむぎを危ない目に遭わせたくないという気持ちの板挟みになって悩む。
  • そんないろはの苦悩を余所に、翌朝こむぎはいつものようにいろはにダイブして叩き起こす。「いろは、おはようワン!お散歩行こ!」と犬の姿のままでも人間語が話せるようになっており、「やった~!いろはといつでもおしゃべりできるワン!」と大はしゃぎ。その調子で、起こしに来た陽子にも「おかーさん!お母さん、おはよ…!」と挨拶しようとするので、うれしいけれどいろはの頭痛の種は増える一方。
  • 嫌な気配を感じ、人間になって駆け付けてみると、ダチョウのガルガルを発見。いろはが「どうしよう…」と呟くのを見たこむぎは、「こむぎ、ガルガル捕まえてくる! いろは、あの子を助けたいんでしょ? こむぎを助けてくれたみたいに!」と、すぐさまいろはの思いを読み取った。こむぎはかつて、怪我をして動けなかったところを、小学生だったいろはに助けられたのだ。
  • 「痛くて、寒くて、一人ぼっちで、淋しくて、怖かったけど…いろはが抱き締めてくれてほっとしたよ。こむぎはね、いろはがいるから毎日わんだふるなの! ガルガル放っといたらいろは、わんだふるじゃなくなっちゃうよね?だからこむぎ、行くよ!」そう言ってこむぎはキュアワンダフルに変身した。
  • しかしダチョウのガルガルは俊足で逃げ回り、嘴で突かれたり蹴られたりとワンダフルは苦戦。その姿を見て、いろはの心に「こむぎが痛いとわたしも痛い。こむぎと一緒の毎日がワンダフルなの!」という思いが溢れた時、いろはの前にもワンダフルパクトが出現し、キュアフレンディに変身を遂げる。
  • 目をキラキラさせて「うわぁ~!うわぁ!わぁ!一緒だ!お揃いだ~!フレンディ!フレンディ!フレンディ!フレンディ!」と大はしゃぎするワンダフルを、そうそう喜んでいる場合ではないとフレンディが手で制すと、いつもの習慣で『待て』の態勢に。2人はガルガルを追いかけ、「友達になろうよ!」「一緒に遊ぼ♪」と闇から解放し、元のダチョウのような鳥の姿に戻してあげた。

無題

  • だがガルガルにさせられた反動で弱っているらしく、メエメエに相談した結果、ニコガーデンで休ませようという事になり、いろはとこむぎ、メエメエとダチョウは、キラニコトランクの中の不思議な空間からニコガーデンへと向かう。

第3話

  • ニコガーデンに到着。こむぎは「すっごい広いドッグランだ!」と犬に戻って走り回り、いろはも可愛い動物がいっぱいの光景に釘付けで歓喜。「わんだふる~!」「ワンダフル~!」と2人揃って大はしゃぎし、またも忘れられたメエメエを「話を聞いてくださ~い!」とキレさせる。
  • メエメエが奇妙な果実を食べさせるとダチョウは元気になった。「ニコガーデン特産の、美味しくてニッコニコになるニコの実」との事で、一口食べたいろはの「美味しい!グミみたい!」という声を聞き、自分も食べようとするが、「グミだったら犬は食べちゃダメ」と待ったをかけられる。人間には大丈夫でも、犬には危険な食べ物がたくさんあるのだ。
  • すると「え~!?だったら!」と人間に再変身して食べる。とりあえず何とも無いようで、いろはも「人間の姿ならいっか…いいのかな?」となし崩しに納得した。
  • 続いてお茶も勧められるが、犬の習慣でダイレクトに舐めようとして「熱っつーい!」舌を火傷

いただきま~すっ

  • メエメエはニコガーデンの歴史や、主であるニコ様が闇の襲来時に行方不明になった事を語り、プリキュアである二人に助けを求めるが、二人はニコの実で遊ぶのに夢中で話半分。なぜガルガルになったのかもよくわからないというメエメエに、「わかんないなら無理だね!」と身も蓋もない答えを返し、「諦めないで考えて!」とツッコまれた。
  • どうやってガルガルを探せばよいのか悩むいろはに、「匂いでガルガル探すワン!ガルガルの匂いは『グルルルル、ギャフーン』って感じなんだよ!」と得意顔で説明。いろは「…ってどんな匂い?」
  • 翌日ガルガル捜索のために散歩に出かけると、早速『グルルルル、ギャフーン』な匂いを察知。向かった先では、悟がウサギのガルガルに襲われていた。プリキュアである事を知られてはいけないとメエメエに釘を刺されてはいたが、「友達のピンチを放っとけない!」といろははフレンディに変身。当然こむぎも後に続いてワンダフルに変身し、二人まとめて悟に秘密をバラす形になった。
  • ガルガルをキラリンウサギに戻し、ニコガーデンへ連れ帰る。悟も連れてきたためメエメエは慌てふためき立腹するが、「ニコガーデンの秘密は守るし、ニコ様を探すには手は多い方がいい」と悟に丸め込まれた。お気楽なこむぎは「みんな一緒でワンワンわんだふる~!」といろはに抱き着き、今回は一件落着。

第4話

  • 仲間になった悟は、早速ガルガルについて情報収集、「悟君、頼りになる」と感服するいろは、こむぎも続けて「(頼りに)なるワン!」と感服。その時、いろはのキラニコトランクを通じてメエメエから呼び出しがあり、ニコガーデンへ。
  • 前回助けたキラリンウサギの力でニコガーデンが一部復旧する様子を見せてもらうが、こむぎ達に感謝するメエメエの話の途中でとあっさり帰ろうとするこむぎといろは。『Pretty_Holic』が新装開店のため一番乗りで行きたいのであった。毎度話を聞いてもらえないメエメエは、慰めてくれる悟に「わたくしともお話しして!」と連絡先を交換。
  • 大急ぎで『Pretty Holic』へ駆け付け、開店一番乗りを果たしたこむぎといろは。店前に猫屋敷まゆの姿があった。
  • 店に入ろうとしたところで店主のすみれに「ごめんなさい、ワンちゃんはちょっと…うちはコスメショップだから苦手な香りがあるかもしれないし、小さな物とか食べてしまったら大変だから」と丁重にペットの入店をお断りされる。「出直そうか?」と言い出すいろは、犬の姿のまま「えー?」と思わず漏らした不満の声をまゆに聞かれ、またまたいろはを慌てさせる羽目に。

⊂こむぎぶー⊃

  • 一旦引き返し、いろはに「人前でしゃべっちゃメッ!だよ」と叱られるが、「こむぎもいろはと一緒に行きたいワン!行きたいワン!一緒に行きたいワン!行きたいワン!」と転げ回って駄々をこねる。しかし例によって「じゃあ人間になっちゃう?」「なっちゃうワン!」で解決。
  • 人間の姿で「こむぎだよ!」と自己紹介。さっきの犬と同じ名前である事や、その犬はどこに行ったのかを怪しまれるも、いろはが笑って誤魔化し、何とか店内へ。その様子をユキが見つめていた。
  • コスメの香りを堪能するも、いろはに犬っぽい挙動を指摘され、「ワン!…じゃなくて、うん!」と訂正。そこに3人のマダムが来店し、すみれは接客。まゆはいろはのお試しメイクを対応することに。こむぎは店の外に、数日前ここで見かけた白猫を発見し、「おーい!ユキ!ユキ!」とフレンドリーに呼び掛けるも、ユキの反応は薄い。
  • それでもお構いなしに「ねぇねぇ、こむぎの事知ってる?こむぎはユキ知ってるよ!この前いろはとお散歩してる時見たから。こむぎは犬だけど人間にもなれるんだよ。あっ、言っちゃいけないんだっけ?でも猫ちゃんだからいいよね!いいのかな?」と大事な秘密も簡単に口を滑らせつつ、一方的にまくし立てるこむぎにユキも『馴れ馴れしい』とばかりに呆れ顔。

ユキちゃんはおひるねしたい!

  • 「でねでね!こむぎがお座りするといろはも一緒にお座りしてね!すっごく仲良しなんだよ~、エヘヘ」と止む事の無いマシンガントークで昼寝もできず、さすがのユキも『もううるさい!』とばかりに猫パンチを喰らわせる。ところが黙るどころか、こむぎは「今の猫パンチ?こむぎ、パンチ初めて!もっかい!もっかい!もう1回パンチ!パンチ~!」と逆に大喜び。

ねこぱーんち!わんぷり4話

  • そこで、まゆといろはが談笑しているのに気付き、「いろは笑ってる!楽しそう!こむぎも入れて~!」と瞬時に興味がユキからいろはに移って、店の中へUターン。自分もメイクしたいとおねだりし、まゆからアイカラーを手渡されたものの、よくわからず塗りたくったため、タヌキ顔に。でもいろはが「こむぎ、タヌキみたいで可愛い!」と吹き出したので、「タヌキこむぎ、可愛い!」と満悦。
  • 店からの帰り道にガルガルを発見するが、今日の相手はやけに小さく逃げ足が特に早い。「すばしっこい子だね!絶対追いつくよ!」と速度を上げようとしたところで、フレンディが「あの子、もしかして怖がってるのかも」と気づく。
  • そっと近づいても警戒して逃げるガルガルは、道路に飛び出してトラックに轢かれそうになるが、間一髪でフレンディが救い、トラックの方もワンダフルが張ったプニプニバリアで事故を免れる。その後、2人でタヌキのガルガルを浄化し、ニコガーデンへ送り出した。

第5話

  • いろはにリードをつけてもらい、喜んでお散歩のこむぎ。そこで、愛犬ポンがリードをつけるのも散歩も嫌がるので困っているえまという女の子に出会う。いろはが手を差し出すと、ポンは何ら怪しむ事なくいろはの手を舐め、えまの母に「ポンちゃんがこんなにすぐ懐くなんて」と驚かれるが、一瞬でもいろはを取られてヤキモチを焼いたのか、こむぎは「ムーッ!」とちょっと不機嫌。
  • いろはは彼女を自宅に連れてゆき、剛と共にいろいろアドバイスする。こむぎがリードに慣れている事に感心するえまの声を聞いて、「こむぎは最初からお散歩大丈夫だったもんね!」と内心ドヤ顔するも、いろはが「こむぎもリード苦手だったんだよね」と事実を明かし、「ワン!?」
  • えまの帰宅後、「こむぎもお散歩イヤイヤしてたんだね、すっかり忘れてたワン」と言うこむぎに、「仕方ないよ、その頃はこむぎもまだ子犬だったし」と答えたいろはは当時の事を思い出す。怪我をしていたこむぎを連れ帰り、もし本来の飼い主が見つかったらお別れするのも覚悟で「この子と仲良くなりたい」と母にお願いした日。それ以来、根気強く不安を取り除き、リードを嫌がられても近くに布団を敷いて一緒に寝たりして信頼関係を築こうとするいろはに、徐々にこむぎも心を許していき、やがてリードをつけてお散歩もできるようになったのだった。
  • 「どうしてリードをつけても大丈夫だと思えるようになったの?」といろはに問われ、「だって、これはいろはが選んでくれた物ワン。それにリードをつけると、いろはを近くに感じるワン!いろはと一緒にいるこむぎは、ずーっと楽しくてうれしくて、わんだふるなんだワン!」と笑顔で答えるこむぎ。いまやリードは不安や支配の象徴ではなく、いろはとこむぎをつなぐ絆となっていた。
  • 「そう言えば、人と人が一緒にお散歩する時にリードはないワン?こむぎ、人の姿の時も欲しい~!」とジタバタしつつおねだり。それをやるといろはに様々な誤解を招くことになってしまう問題が…。困ったいろはが「そうだ、人の姿の時は…」と言いかけた時に、ガルガルの匂いを察知。アニマルタウンの海岸には、ペンギンのガルガルが作り出した氷山が出現していた。
  • 慣れない氷上で悪戦苦闘しながらも、氷の橋を作って町へ向かおうとするガルガルを捕まえたワンダフルは、橋が崩れて寒海に落下しそうになる。フレンディが伸ばした手も間に合わなかった…と思いきや、ワンダフルパクトから愛用のリードが飛び出して二人の手をつないだ。
  • まだ海に落ちそうな状況は変わらず、フレンディは懸命にワンダフルを引っ張り上げようとするが、この状況下でワンダフルは「わかったよ、フレンディ。人の姿の時はリードの代わりにお手手がつなげるんだね!初めてニコガーデンに行った時も、さっきも、今だってそう!こうやってお手手をつなげば、リードをつなげてる時みたいにフレンディを近くに感じられるんだね!」と目を輝かせる。「ワンダフル、今それ言ってる場合?でも…わたしも同じ事を思ってた!」と苦笑しつつフレンディも笑顔で応えた。
  • だが橋は完全に崩壊し、二人とも海に落ちそうになった時、鏡石が光を放ち、二人は宙に浮いていた。そしてリードがフレンドリータクトに姿を変える。「これってプリキュアの新しい力?」と驚くフレンディに、ワンダフルは「わかった!リードは信頼の証だって言ってたよね?わたしとフレンディの仲良しパワーが、このキラキラになったんだよ!」と解釈する。その時、「わたしの力を使ってキラ!」とニコガーデンからキラリンウサギが呼び掛ける声がフレンディに届いたが、「えっ?どこどこ?そんな声聞こえなかったけど?」と、なぜかワンダフルにはその声は聞こえない。更にタクトの力でフレンディはモードチェンジできたのに、ワンダフルにはやはり何も起きなかった。
  • ガルガルを浄化してニコガーデンに帰した後、「なんでタクトが使えなかったんだろう?…せっかくいろはとお揃いなのに~」と拗ねていたものの、「犬の姿でも人の姿でも、これからもたくさんお散歩しようね!」と、いろはに手をつないでもらい機嫌を直したこむぎだった。

第6話

  • ニコガーデンへ訪れたいろはと悟、キラリンペンギンの回復とフレンドリータクトのキラリンウサギの能力に感激する。一方、こむぎは「力を合わせてないワン……」「フレンドリータクト、こむぎはどうして使えなかったワン?」とフレンドリータクトを使えなかった事をまたひきずっており、「プリキュアとして何か大事なものが欠けているのでは」とのメエメエの言葉を最後まで聞かず、「こむぎもタクト使いたい!使いたい!使いたい!使いたいワ~ン!いろはと一緒に使いたいワン!使いたいワン!使いたいワ~ン!」と走り回るわ、いろはにしがみつくわで騒ぎまくる。「ちゃんと話聞いて!」と叫ぶメエメエはもちろんスルーされる。
  • ドッグランでいろはにマッサージされるこむぎ。「お手て!握手!イエーイ!」といつもの仲良しサイン、ご褒美のクッキーにがっつき「おいしいワン!」と大喜び。そこに陽子が現れ、こむぎの声を聞かれてしまい、いろははなんとかその場しのぎで誤魔化した。その時、来客が現れる。
  • 愛犬チョコの予防接種に訪れた戌井という女性。注射を怖がって暴れるチョコは、いろはに宥められて落ち着きを取り戻した。その時、こむぎはいろはの周囲を走り回り大騒ぎ、陽子に自宅に連れられ待機させられてしまう。
  • 実はこむぎはいろはのお手伝いをしたかったのだが、「お手伝い?う~ん、じゃあ…」と投げたボールを拾ってきて褒められ、いろはを喜ばせるお手伝いという意味では役に立ったものの、「違~うワン!すっごく楽しいけどこういうのじゃないワン!こむぎはいろはの役に立ちたいワン!」と猛抗議。「じゃあ、一緒に寝てくださ~い」と添い寝され、ご機嫌で眠りかけたところで、「ワフ?これもちょっと違…」と思いながらも結局爆睡。目先の欲望と楽しさには滅茶苦茶弱い。
  • 翌朝、「お散歩、お散歩♪ いろはとお散歩♪」と玄関に出てみると、いつも使っているお気に入りのリードが無い。あのリードはフレンドリータクトに姿を変えてしまったのだ。いろはとの絆を育んできた思い出の品でもあったリードが無くなってショックのこむぎは、別の物を用意しようとするいろはに、「嫌ワン。いろはと一緒に選んだのに…あれでずっとお散歩してきたのに…こむぎ、あのリードじゃなきゃ嫌ワン!」とわがままを言い出す。
  • 「そんな事言ったって、無いんだからしょうがないでしょ」「いつものがいいワン。あれじゃないと駄目ワン!」「わがまま言わないの!」「絶対嫌ワン!絶対嫌ワン!あれじゃなきゃ絶対お散歩しないワン!!」「じゃあ今日のお散歩は中止!!」とうとう二人は喧嘩になってしまう。

けんかしちゃってさあ大変!仲違い

  • 家の中ではお互いそっぽを向いて口も利かずにいたものの、いろはの両親も心配するばかり。ドッグランで大福と追いかけっこをしている時も、悟とおしゃべりしているいろはが気になって、よそ見しながら走ったおかげで柵に激突。いろはが心配して声をかけても、意地を張ってまたそっぽを向く。しかしガルガルの咆哮が聞こえ、「こむぎ、行くよ!喧嘩は一旦終わり!ガルガルを止めよう!」と、いろはが私情より使命感を優先して呼んでくれたので、渡りに船とばかりに笑顔になって「ワン!」と返事。このまま仲直りできるかと思ったのだが…。
  • 見つけたのは巨大なライオンのガルガル。ワンダフルにとってライオンは未知の動物で、「何?何?何の動物?ライオンって何?」ときょとん。それでも「わたしに任せて!どんな動物だって追いかけて…」と意気込むワンダフルだったが、ガルガルが大音量で一声吠えるや、体がすくんでしまう。ガルガルが飛び掛かって来ても、足が震えてその場から一歩も動けないまま、攻撃を食らって吹っ飛ばされてしまう。
  • 「手がブルブルする…足も動かなくて…なんで?」と動揺するワンダフルに、「それはおそらく君の本能だよ」と悟が解説した。ライオンを知らなくても、百獣の王の貫禄に対して本能が恐怖を感じているのだ。フレンディは「ワンダフル、退がってて。悟くんと大福ちゃんと一緒に安全な所にいて」と言いつけ、単身でガルガルを説得しようとしたが、相手は聞く耳を持たず襲ってくる。
  • ガルガルの視線に怯え、悟に避難を促されるも、「やだ!…やだやだやだ!いろはと一緒にいたい!」と頑なにこだわるワンダフルはフレンドリータクトを取り出すが、やはり何も反応しない。それどころか、ワンダフルに気付いたガルガルが襲ってきた時、フレンドリータクトはワンダフルの手の中から消えてしまった。動けないワンダフルを庇おうとしたフレンディは、二人まとめて薙ぎ払われて変身が解けてしまいしてしまい大ピンチ。しかしガルガルが突如苦しみ始め、山奥へ逃げ去ったため、九死に一生を得た。
  • 「こむぎ、退がっててって言ったでしょ!どうして出てきたの!!?」といろはに叱られ、「だって…だってこむぎもいろはと一緒に!」と言い訳しても、「全部一緒は無理なの!!怖くて震えてたでしょ!!?」「こむぎだってプリキュアワン!」「危ない時は退がってて!」とまたも言い合いになってしまう。悟に宥められて、逃げたガルガルの行方を調べる為に一旦その場は収まったが、家に帰ってからはこむぎは一言も発さなかった。
  • その日の深夜、目を開けたこむぎはこっそりとベッドを抜け出した。「いろは、ごめんワン…役に立てなくてごめんワン…。いろは、バイバイ…」眠っているいろはに別れを告げ、家を出るこむぎ。行く当てなど何も無い。降り始める冷たい雨の中、走り出したこむぎの姿は、夜の闇の中へ消えてゆく…。

ごめんワン…


第7話

  • 家出の翌朝に雨は止み、野宿していたドックランのベンチの下でスズメにつつかれて目を覚ますと、いつものように「いろは!おはようワ…!」とダイブしようとして頭をぶつけ、タンコブを作るこむぎ。「でも!大丈夫!こむぎは一人でも人間になれるし!行きたい所へ行って思い切りお散歩しちゃうワン!」と空元気を出してぴょんぴょん跳ね、同時にタンコブをベンチに何度もぶつけまくる。いろいろな意味で心配。

⊂あたまうった犬⊃

  • 早速人間態になり、意気揚々とお散歩に出かけようとしたところ、もっと散歩がしたくて飼い主に駄々をこねる犬の姿を見かける。やっぱりいろはが一緒にいないと…。一人でいたこむぎを見かけた悟が声をかけてきた直後、一気に悲しみが込み上がり「ワオ~ン!!ワオ~ン!!」物凄い量の涙を噴水のように噴き出し泣き叫ぶ。この状況に悟もあたふたして困惑するばかり。

悟くん、泣かれる!

  • 兎山家に連れて行かれ、大福の干し草を食べるこむぎ。大福と会話ができる事、彼が意外にハードボイルドな口調である事を知らされ、悟はびっくり。こむぎ曰く、何と無く大福の考えが分かるとの事。「会話が出来るこむぎちゃんと犬飼さんが羨ましい」と言うが、こむぎは「ずっといろはとおしゃべりしたいって思ってたワン。そしたらもっと仲良くなれると思って、いろはも喜ぶと思ってたのに……でも…怒られたワン…」としょんぼりする。そんなこむぎに悟は尋ねる。「こむぎちゃんはどうしてプリキュアになったの?」
  • 「いろはが危なかったから…一緒にいたかったから…気が付いたらプリキュアになってたワン。でも、いろはに怒られちゃった…。こむぎ、嫌われたあああ゛あ゛~~~!!!」再び号泣するこむぎを慰める悟は、「タクト使えなくていろはの役に立てなかったし、困らせて怒らせたから嫌われた」と思い込んでいる彼女に対し、「犬飼さんがそう言ったの?違うならどう思ってるのか、本人に聞いてみなよ」とアドバイスする。「言葉はね、自分の気持ちを伝えるだけじゃない。相手の気持ちを聞く事も出来るんだよ。話し合いしてみなよ」
  • 山の方でガルガルが暴れているのを見つけ、先の戦いから気遣う悟にも「でもいろはは行くから。困っている子がいたら、いろはは絶対に助けに行くから!」といろはを信じるこむぎの決意は変わらない。人間態になって走り出しかけたところで、「悟、『マブダチ』って何?大福、悟の事『マブダチ』だって言ってるよ。仲良しだね!☆」と嬉しそうに指摘して、改めて走り出した。

なかよしだね☆

  • 駆け付けた先では、フレンディがガルガルに追い詰められていた。「こむぎ!来ちゃダメ!逃げて!」フレンディが制止するのも構わず突っ込もうとするも、やはりガルガルの咆哮を聞くと、恐怖心で体が硬直してしまう。だがその時、先刻の「こむぎちゃんはどうしてプリキュアになったの?」という悟の問い掛けが脳裏をよぎった。
  • 「最初は…最初はいろはを守りたくて…そしたらいろはもプリキュアになって…おしゃべりして、一緒に走って楽しかった。でもいろははそれだけじゃない。いろはは優しいから、困ってる子達を放っておけない。それがどんな相手でも助けようとする。助けられた子達はみんなうれしそうで…いろはもうれしそうで…あっ、そっか…こむぎもそうだった!」今こそ、いろはのために勇気を出さなくては。「怖い…でも…いろはを助けたいから!!」恐怖に打ち勝ったこむぎはワンダフルに変身する。
  • 体当たりでフレンディを救ったものの、逆に突進を食らって崖下に転落するワンダフル。だが、気遣うフレンディに「みんな元気…みんな仲良し…そういうのがいいんだよね?いろはの『わんだふる』を守りたい…だからわたしはプリキュアに…キュアワンダフルになったんだよ」と、ワンダフルは笑顔で応える。
  • 「ガルガルしないで、一緒に『わんだふる』しよ!」ワンダフルはいつものペースを取り戻していた。そして遂にフレンドリータクトもその勇気に呼応して発動し、キラリンペンギンの力でスピードスケートスタイルになったワンダフルは、滑走しながらフレンディと言葉を交わす。「ワンダフル、怖くないの?」「怖いよ。でも…一緒だから大丈夫!」「わたし、こむぎと…ワンダフルと一緒にいる時が、最高にワンダフルだよ!」「いろは…大好き!♡」手を握り合った二人はさらにタクトの新たな力を引き出し、新浄化技プリキュア・フレンドリベラーレでガルガルを苦しみから救い出す。「ワンダフル、やったね!」と喜ぶフレンディに、「うん、話し合いっていいね!」と返したワンダフルは、悟に礼を言うがごとくウインクした。
  • 元の姿に戻ったキラリンライオンがニコガーデンの一部を復旧し、メエメエが「こむぎ様、お見事です!」と感謝を述べた…時には二人の姿は既にニコガーデンにはなく、今朝出来なかったお散歩にいそいそと出かけようとしていた。まゆに貰ったお手製の洋服ハーネスをつけたこむぎもご機嫌で、「いつものリードとは違うけど、いい?」と尋ねるいろはにも「どんなリードでも、いろはが持ってくれたらいいワン!」と満面の笑顔。「ねぇ、変身する時二人で一緒に決めポーズしない?」「するワン!どんなの?」「そうだね~…こんなのどう?」「わぁ~!可愛いワン!」と会話も弾む。やっぱりいろはと一緒の時が一番わんだふる!

いっぱいお散歩するよ~!


第8話

  • 遅刻しそうになるいろはを「早く学校行くワン!」と促したかと思いきや、一緒に玄関を満面の笑顔で飛び出そうとしており、どうみても学校に行く気満々。「いやいや…こむぎはお留守番だよ?」と止められても、一点の曇りもない澄みきった目で「なんで?」と返答。「いろはと一緒に行くワン!人間の姿になって行くワン!連れてくったら連れてくワン!」と何度もジャンプして訴え、いろはの顔面にダイブするなど駄々をこねまくるが、後頭部の気持ちのいいところをなでなでされて、恍惚の表情で脱力した隙にいろはに逃げられる。

毎朝悲しいこむぎ

  • しかしおとなしく待っていられる訳がなく、人間態になってドッグランの塀を飛び越え、学校を目指す。いろはの匂いの痕跡を追って学校を目指したものの、商店街で焼き魚や焼肉や花の香りなどにつられて、本来の目的そっちのけではしゃぎながら右往左往。走り疲れた頃にはすっかり道に迷い、犬の姿に戻っていた。
    • は概ね2歳児程度の知能を持つと言われている(こむぎは比較的頭の良いパピヨン犬の為もう少し上かもしれないが)。感性的には幼い子供そのものなので、目の前のことに夢中になってしまうのである。
  • 辺りを見回すと、以前来た事がある『Pretty Holic』の店舗を発見。外で昼寝していたユキを見つけると「おーい、ユーキー!」と猛スピードで走り迫る。「何してるワン?こむぎはねぇ、今迷子になってたとこ!ねぇねぇ遊ぼ!追いかけっこ楽しいワン!」と一方的にまくし立てる。昼寝を邪魔されたユキが不機嫌そうに立ち去ろうとして「あ・そ・ぼー!」とダイブして迫りじゃれついた為、キレたユキは威嚇してきた。しかしこむぎには効き目がないどころか逆に喜ばれ、「ワウ?それ面白いワン!ワオーン!」「シャー!」「ワオーン!」「シャー!」「ワオーン!」「シャー!」と2匹の威嚇合戦(?)はエンドレスに続くのであった。
    • 猫は寝る子と言われる程睡眠時間が長く(成猫で平均12~16時間程)、一生の大半を寝て過ごす。走り回るのが好きな犬とは異なり、双方の価値観の違いが描かれるシーンであった。

フシャー!ワオーン!

  • ガルガルの気配を察知し、ユキの目の前で人間の姿に変化。「ガルガルの所に行けばいろはに会えるワン!」と学校に急行していろはと合流。変身していつも通りに「おいで、追いかけっこだよ~!」と走って誘き寄せようとしたが、馬のガルガルは俊足で、たちまち追いつかれそうになる。フレンディが飛び乗って鎮めようとしても、振り落として今度は校舎目がけて突進するガルガル。ワンダフルはキラリンライオンの力で脚力をブーストし、超スピードで翻弄して疲れさせたところで、フレンドリベラーレで元の姿に戻した。

🐶08「悪魔の馬」

  • 来てくれて助かったと礼を言ういろはに、「えっへん!学校に来る途中も楽しかったし、今日は最高だったワン!」とドヤ顔&ご満悦のこむぎだったが、「犬のまま一人で街に出ちゃダメだってば!」とそれはそれで叱られ、「だって~…学校行きたかったワン…」とちょっとへこむ。しかしその願いは思わぬ形でかなう事に…。

第9話

  • 夢の中でいろはと共に勉強に励むこむぎ。クッキーを数える問題に挑戦するも、数えている途中で我慢できなくなり、かぶりつこうとした時に目が覚めると、メエメエが訪れていた。

目覚めたらメエメエ

  • 「素晴らしい話を持って参りました」という彼は、湾岸第二中学の制服を取り出す。なんとニコダイヤの奇跡により、こむぎは学校に通えるようになったという。何らかのご都合…もとい常識改変が起こったらしいが、メエメエの説明の途中でこむぎは大喜びで犬の姿のまま制服を着て走り出し、例の如く「話を聞いてくださ~い!」とキレられる。

⊂制服こむぎ2⊃

  • 嬉しさより不安が大きいいろはを余所に、「♪学校、学校、いろはと学校!楽しみだねぇ」とこむぎは上機嫌。学校に着くや目を輝かせ、誰彼構わず「おはよう!」と挨拶して回ったかと思うと、サッカー部の朝練をボール遊びだと勘違いして乱入し、猪狩勝のシュートをキャッチするなどして、いろはを振り回す。

中学生だワン

  • 転入生という事だが、「ワンワ~ン!こむぎだよ!よろしく!」と普段のペースで自己紹介。青くなるいろはと悟の気も知らず、「どこから来たの?」「あっちだよ!」、「好きな食べ物は?」ドライよりウェットだよ!と質問にフリーダム回答し、苗字も聞かれるが、悟が「犬飼さんの従姉妹だから、同じ『犬飼』かな!?」とフォローしてくれたため、晴れて『犬飼こむぎ』となった。いろはと同じ苗字になった事で感激もひとしお。

こむぎだよ!よろしく!

  • すると同じクラスだった勝が、今朝のリベンジとばかりに勝負を挑んできた。「キミにはキーパーの素質がある。絶対にキミからゴールを奪ってみせる!」と燃える彼は、体育の授業でサッカー対決をするが、いろはと長年ボール遊びをしてきたこむぎには全弾キャッチされ完敗。

わんぷり9話サッカー勝負でわんだふる!

  • しかし、いざ授業になると鉛筆や教科書の使い方がわからず、窓の外の蝶を追いかけようと席を立ち上がったり、音楽の授業では机の上で歌い出すなど奇行を連発し、その都度いろはと悟は誤魔化すのに四苦八苦。それでも「面白い子」としてクラスメイトたちには受け入れられ、お昼にはみんなからお弁当を分けてもらえた。だが箸やスプーンの使い方も知らないので、犬食いしようとしていろはに止められる。
  • 腹が膨れたと同時に睡魔も襲ってきて、廊下に座り込んで眠り始めた瞬間に犬の姿に戻ってしまう。

元の姿に戻っちゃったこむぎ

  • いろはが慌てて隠そうとした時にまゆに見られたが、「犬のこむぎが家からついてきた」と解釈したおかげで命拾い。呑気に眠りこけるこむぎの姿に、「こむぎちゃん、学校に来れてうれしかったんだよ」と呟く悟。散々振り回されたいろはも、こむぎが喜んでくれるならと微笑む。
  • 目を覚まし、勝の匂いを嗅ぎつけて行って見ると、彼はバランス感覚を鍛えようと頭にガルガルの卵を乗せてランニングをしていた。彼が足を滑らせて卵を落とした隙にこむぎが頭部でキャッチ。頭に卵を乗っけたまま瞬く間に敷地を一周して戻ってくるというバケモノじみた運動能力で勝を振り切った。回収に成功はしたものの、卵は孵化してアヒルのガルガルが出現する。
  • 羽毛はフワフワ柔らかく、池に入ってのんびり泳ぐ習性も普通のアヒルそのものであり、変身したワンダフルとフレンディも悟も愛嬌のある姿を前に心を和ませるが、やはり相手は気性の荒いガルガル。池の水を吸い込んで高圧水流砲を撃ってきた。重量を活かしたボディプレスも使ってくるガルガルに苦戦するも、悟のアドバイスにより、ワンダフルがプニプニバリアーを駆使し、ゴールキーパーの要領でガルガルを受け止め、無事浄化した。
  • 勝の暑苦しいサッカー部への勧誘も、「今日はもういいや、いろはとお散歩行くから。イカリ、また今度遊ぼうね!」と華麗にスルーして帰宅。しかし「学校楽しかった!」と言うこむぎを、「学校は楽しく遊ぶところじゃなく、勉強するところ。成績が悪かったらいられなくなるかも」と、いろはは真面目な態度で叱った。「こむぎ…ううん!わたし、頑張る!だっていろはと一緒にいたいもん!」と、一人称を"こむぎ"ではなく"わたし"にしてまで、こむぎは真面目に学校に通う決意を固めた。返事が「はいワン!」になるあたりまだまだ前途多難だが、こむぎのわんだふるな学校生活がスタートしたのだった。

■第10話

  • 前回、真面目に勉強すると約束したものの、やっぱり授業内容が理解できずうつらうつら。一方、前の席のまゆは『Pretty Holic』に出す新商品を熱心に考えていて、先生に当てられて大慌て。そのノートに描かれたイラストを目ざとく発見したこむぎは、「あぁ~、何描いてるの?わぁ~、楽しそう!☆こむぎもやる~!」とはしゃぎ、もらい事故というか自ら巻き込まれる形で、まゆ共々先生に怒られる。
  • 悟からガルガルの卵の情報を聞いて張り切り、「こむぎ、頑張るワン!」と辺りの匂いを嗅ぐや、いきなり「あった~!」と突進。しかしそれはただのサッカーボールで、泥に突っ込んだこむぎは全身真っ茶色に変色。「違った、ボールだったワン」と自分でオチをつけた背後ではいろはが引きずり倒されており、「こむぎ…。急に走っちゃダメって言ってるでしょ」と叱られたが、舌を出してウインクしながら可愛く誤魔化した。

ウインクこむぎ

  • 水飲み場でいろはがこむぎを洗う姿を見て、通りかかったまゆは「懐かしいな…」と呟く。初めて出会った時のユキを思い出したとの事で、いろはが「えっ、あのユキちゃんが泥だらけだったの?」と驚くと、こむぎも「聞きたい!聞きt…」と思わずしゃべってしまった為、いろはは焦って台詞をかぶせて誤魔化す羽目に。
  • 雪が降る山間の村でのユキとの出会いを一通り語り終えたまゆは、新商品のインスピレーションが浮かび、走って帰って行った。こむぎ「かけっこかな?」悟「違うと思うよ」本日は徹底してボケ担当のこむぎであった。

■第11話

  • クラスメイト達が、見晴山に巨大生物が出たという噂話をしており、ガルガルではないかと調査に行く事に。いろはに誘われた悟は、「これってデートのようでは」とそわそわしていたが、待ち合わせ場所に着くや、こむぎははしゃいで「おっはようワン!」と飛びついた弾みで頭突きを食らわすわ、悟そっちのけで走り出すわで、いろは共々すっかりピクニック気分。

デート…

  • 「すごいワ~ン!木がいっぱい!お花がいっぱい!ちょうちょもいっぱい!」自然を満喫し、悟から手作りのクッキーも御馳走になるなどして、一通り満足してからようやく捜索開始。ガルガルの匂いも痕跡もなかなか見つからなかったものの、いろはの推理で祠周辺を探すと熊のガルガルが出現した。
  • 地面を砕く超パワーを前に、一旦距離を取ろうとしたが、悟の「熊に背中を見せちゃ駄目だ!」の叫びと共に、ガルガルが迫ってくる。「熊は強い生き物だけど臆病で、急に近付いたり走ったりすると怯えて攻撃してくる」との説明を受け、「わたし達、敵じゃないよ」と説得しようとしたが、謎の声によって凶暴さが増しているガルガルには通じず。しかし樹上から落下したワンダフルを、フレンディが偶然肩車でキャッチした事で、相手が自分より大きい生き物だと誤認したガルガルは怯えて大人しくなり、フレンドリベラーレで浄化に成功。
  • 元に戻ったキラリンベアーは、『もう一人のプリキュア』と戦ったらしい。謎が残ってしまい、いろは達は首を傾げるが、こむぎが「でもみんなでピクニック楽しかったワン!」と締めくくり、とりあえず今回は一件落着。

■第12話

  • 最近、ユキが時々姿を消しているとまゆが悩んでおり、いろはが悟に相談すると、「猫はわずかな隙間でも通れるし、ドアや窓を開けられる子もいる」との事。いろはが「猫ってすごいんだね」と相槌を打つので、すかさず張り合って「犬もすごいよ!鼻が利くし!お散歩大好きだし!」とアピールし、「そうだね~」といろはに頭なでなでしてもらいご満悦。
  • ユキの動向を探るべく猫屋敷家へ。しかしまゆに開口一番、「こむぎちゃんは一緒じゃないの?」と尋ねられ、いろは共々冷や汗。嗅覚でユキの行方を探す為に犬の姿で来たのだが、学校では人間のこむぎが行く約束をしていたのを忘れていたのだった。「え~っと、こむぎは後から来るって!」といろはが辛うじて誤魔化した。

わんぷりワンドロ 12話

  • ユキが外に出ていないか確認するために、「集中するワン!ユキの匂いを見つけるんだワン!」と珍しく真剣に嗅覚で追跡。「わかる…わかるワン!ユキがどこを歩いたか、こむぎにはお見通しワン!」とドヤ顔になり、さらに画面を三分割する演出で、名探偵のように「ユキの匂いはここで止まってるワン!」と断言するも、そこはいつもユキが寝ているプランタースタンド。その上、当のユキはまゆの部屋に戻っていて、窓からこちらを眺めており、結局あまり役に立たず。終わった後は眠気が襲ってきて、いつも通りヨダレを垂らしながら、だらしなくへそ天で爆睡。
  • ガルガルの気配を察知して跳ね起き、いろはを促すと、いろはは「ユキ用の監視カメラが1台じゃ足りないから、家から取ってくる」との口実で、まゆの部屋を飛び出した。こむぎも一瞬だけ人間態になってまゆの前に現れ、「遅くなってごめんね!わたしもいろはと行ってくるから!じゃね~!」と断りを入れるという見事なアリバイ工作。
  • 森へ駆け付けると、地べたに転がってもがいているフクロウのガルガルを発見。宙へ舞い上がった相手が何らかの攻撃準備態勢に入り、「な…なんか嫌な予感!」と身構えた時、見知らぬ銀髪の少女が、ワンダフルとフレンディの前に姿を現した。少女は羽ミサイルの乱射もものともせず、高々と飛び上がって、上空のガルガルに攻撃を加えて撃墜し、落下したガルガルにとどめを刺そうとする。
  • 「ガルガルを傷つけないで!」「喧嘩はメッ!仲良くしよっ!ねっ!」ガルガルを庇って立ちはだかったワンダフルとフレンディの前に、ようやく少女は攻撃の手を止め、その間にフレンドリベラーレで浄化する事はできた。そして少女は「わたしの名前は…キュアニャミーとだけ名乗ると姿を消した。ワンダフルとフレンディは唖然となったまま、彼女を見送る。「わたし達と同じ……プリキュア!?」

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わんだふるぷりきゅあ! 桃キュア 犬飼いろは 飼い犬

亜人プリキュア 主役キュア ピンクヒロイン 犬キュア

ピンクチーム ダブル主人公 ダブルヒロイン


カップリングタグ

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プリキュアカテゴリタグ

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