みんな大好き素敵な世界!キュアワンダフル! いっしょに遊ぼ♪
概要
本作の主人公・犬飼こむぎ(元の名前は栗原マロン)が変身するプリキュア。イメージカラーはピンク。
シリーズ初の妖精要素のない本物の犬が変身するプリキュアにして、プリキュア主人公初の亜人プリキュアである。
また平仮名・片仮名の違いこそあるものの、名前に番組のタイトルが含まれる主役キュアは2年連続である。
テレビシリーズでは79人目のプリキュアに当たるが、前年に公開された『映画プリキュアオールスターズF』では映画オリジナルキャラクターであるキュアシュプリームが79人目とされたため二重基準となる。
保護の後 飼い主になる犬飼いろはの優しさは、孤独な過去をもつ自身も含め、どんな乱暴な動物にでも、全てに注がれていることを理解している。
「みんな元気」「みんな仲良く」⋯いろはの慈愛の心を現す言葉が『わんだふる』である。
この『わんだふる』を、こむぎ自身もずっと護っていきたいと考えており、その真っ直ぐな気持ちがプリキュア名の由来である。
容姿
髪色は明るいピンク色が基調だが、前髪や毛先はクリーム色。ヘアースタイルは、変身前の姿であるパピヨン犬の耳を思わせる、ツーサイドアップ。髪質はふわりとしており、毛先は緩やかにカーブしている。
頭部には、右側にマゼンタカラーの大きな王冠のついたゴールドのカチューシャをしている。
イヤリングはパピヨン犬に因んでかゴールドカラーの蝶のデザイン(パピヨンは本来フランス語で蝶の意味)。
瞳の色は紫で下部に水色のハイライトが入り、他のメンバーと同じく黄色い瞳孔を持つ。
衣装は、色合いがはっきりしたマゼンタやピンクを基調としたパフスリーブのワンピースで、歴代の桃キュアの中ではやや赤みが強いカラーリング。スカートの下はピンクのパニエも着用している。
スカートの左右にある大きなリボンの先端は、V字になっている(フレンディはナナメのストレート)。
手首にはクリーム色のフリルがついた、V字のカフスをつけている。
王冠と胸元には、マゼンタカラーのハート型の宝石も光る。
そして、足元はパステル系のイエロー&パープルのボーダー柄タイツ(メイン主人公がタイツを着用するのはシリーズ初)と、リボンがクロスに巻かれた2カラーピンクのショートブーツを履いている。
ワンダフルの本当の姿がパピヨン犬なだけに上記のツーサイドアップ等、若干犬の面影が残る部分はあるが、この手の擬人化した動物キャラにありがちなケモミミや尻尾等といった動物的な意匠はあえて導入されていない。
むしろ、主人公プリキュアとしては近年と違い、ピンク基調だったりフリルやリボンを多数あしらったドレスデザインの為、新しい部分を取り入れてはいるが、王道かつ正統派なデザインである。
なお、プリキュアへ変身する際には事前に人間態になる必要があり、基本的に犬の姿から直接プリキュアに変身することはできない模様(特殊な状況下であれば例外もある)。
しかし、多大なダメージを受けると変身解除でプリキュアから直接犬の姿に戻ってしまう事がある。
戦闘能力
本物の犬な時点で運動能力は高いのだが、プリキュアに変身するとそれが更に増強されることになり、アクロバティックな動きで敵を翻弄する。
タフネスも非常に高く、数メートル級の巨体を持つダチョウのガルガルの跳び蹴り(普通のダチョウの蹴りですら約4tもの殺人的な攻撃力を秘めている)を真正面から食らっても大きなダメージを負った様子がなく、平然と起き上がるほど。
またフレンディ共々、初期はこれまでのプリキュアとは異なり特定の浄化技を使わず、ガルガルをまるで宥める様な形で浄化する。
一方で動物(犬)としての能力や本能のせいで、逆にそれが戦闘で足を引っ張る可能性もあり得るという、(従来のプリキュアには無い)動物特有の弱点も持ち合わせている。
例としては、
また、強みとしては、
などが挙げられる。
プニプニバリアー
特徴的なのは質感がプニプニと柔らかい点で、大型のガルガルからトラックの衝突までも、一切傷つける事なく受け止める事が可能。
その他、水場や高所への足場や、落下する仲間や一般人を無傷で受け止めることもできる。
名前はバリアーだが 使い方は多岐にわたり、防御以外にも様々な応用が効く。
強化フォーム
第30話より初登場。
ダイヤモンドリボンキャッスルで変身する強化フォーム。
コスチュームの詳細はダイヤモンドリボンスタイルワンダフルを参照。
余談
- シリーズにおいて、「主役キュア」にして本作の事実上の「マスコット」(この辺の事情は「わんだふるぷりきゅあ!」「こむぎ(プリキュア)」等の記事を参照)兼そのマスコットから変身した「亜人プリキュア」のまさかの3重属性持ちのプリキュアである。
- 作品詳細が公開された際には「史上初となる犬のプリキュア」と報道されていたが、この表現には若干の語弊がある。
- 「犬のプリキュア」と言ってしまえば「犬をモチーフにしたプリキュア」という意味で7年前に登場したキュアショコラという前例があるとも解釈できるためで、あくまで「本物の犬が変身するプリキュア」と言う意味での史上初である事に注意されたし。日本語って難しいよね…。
- まあ、キュアラメールは登場時「史上初となる人魚のプリキュア」と報道されていたこともあるのでこのような表現は今回に限った事ではないが(「変身者が人魚」なのが史上初であり、「人魚モチーフのプリキュア」の先輩にキュアマーメイドがいる)。そのことを踏まえれば、「変身元が人でないケースで史上初が使われる」と解釈した方が正しい。
- 同じく本作に登場しているキュアニャミーについても、キュアリリアン登場後に「史上初猫のプリキュア」と報道されているが、やはり「変身者が本物の猫」という意味での史上初であり、「猫モチーフの亜人が変身するプリキュア」としてキュアビートとキュアコスモ(前者は元・妖精、後者は獣人型宇宙人)、「猫モチーフのプリキュア」としてキュアマカロンといった前例もいる。
- また、動物の本能の影響でガルガルへの攻撃をしていたキュアニャミーとは異なり、こむぎはプリキュア覚醒にする前にいろはから「みんな友達」と教えられていたことから、当初からガルガルとの対話を試みる性格であったことが高橋プロデューサーにより語られている(アニメージュ2024年7月号81頁より)。
関連イラスト
pixivでは、ワンダフルの正体が本物の犬という性質を早速ネタにされている。
また、「なぜか犬のまま変身してしまう」というシチュエーションを描いたイラストもちらほら見かける。
また、わんぷり以前にオリジナルプリキュアとしてキュアワンダフルが投稿されていた。
関連動画
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