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キュアコスモ

きゅあこすも

TVアニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』に登場するプリキュアの一人。レインボー星人のユニが変身する。
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銀河に光る虹色のスペクトル!キュアコスモ!


CV︰上坂すみれ


概要

スター☆トゥインクルプリキュア』第20話から登場するプリキュア追加戦士。同作品5人目のプリキュア。

レインボー星人の少女ユニ(宇宙怪盗ブルーキャットの正体)が変身する宇宙のプリキュア。


シリーズ通算60人目のプリキュアにして、令和への改元後に登場した初のプリキュアである。そして、2010年代最後のプリキュアでもある。専用武器は香水の形状をしたプリキュアレインボーパフューム

プリキュア恒例のイメージカラーについてはアニメ作中では虹色のプリキュアとされているが、玩具展開上では青が代表色とされることもある。詳細は後述。


シンボルモチーフは三角。これは名乗りが「虹色のスペクトル」なので、スペクトルを発生させるプリズムをモチーフをしたものである(宮元宏彰SDのツイートより)。

また変身者であるユニが「ノットレイダーの執事・バケニャーン」「宇宙アイドル・マオ」「宇宙怪盗・ブルーキャット」という3つの姿を使い分けていた過去にちなんでいるともとれる。なお、この3つの姿は本来の獣人姿と共にユニがキュアコスモに変身する時のバンクシーンにもシルエットとして登場する。


第37話のハロウィン回では、ご当地ヒーローミホッシースターズ」として「ミホッシーブルー」と名乗ったこともある。


特徴

キュアコスモ(および変身者のユニ)は過去のシリーズのプリキュアには見られなかった、あるいは前例が稀少であった特徴を複数持っている。


  • シリーズ初の第三勢力から覚醒したプリキュア戦士
    • 変身者であるユニは元々は「宇宙怪盗ブルーキャット」としてプリキュアとは異なる目的で動いていて、本作の敵組織であるノットレイダーとも敵対していた人物である。
    • 戦隊ライダーではよく見られるタイプだが、プリキュアシリーズでは初である。
  • シリーズ初の獣人プリキュア
    • ユニはレインボー星人であるが、その本来の姿は「猫の獣人」である。
    • 宇宙人プリキュアとしてはキュアミルキーに続いて2人目、猫に関するプリキュア通算3人目である。
    • ただし、キュアコスモに変身するとブルーキャットの姿をベースにした人間的な外見になり、地球で生活するにあたってもその人間的な外見に変化している。このあたりは妖精キュアに近い。
  • レギュラープリキュア初の非学生
    • プリキュア変身者は種族に関わらず殆どが人間界の学校に通う学生であるが、ユニは地球に来てからも地球の学校に編入することはなかった。なお、レギュラー以外であれば学校に通っていないプリキュアは存在している。
    • 本作品以降、メインキャラクターでも学校に通わないプリキュアがしばしば登場するようになる。
  • 地球外で覚醒
  • 性別不詳
    • 基本的には女性として扱われるものの、レインボー星人の生殖方法の都合上、ユニは厳密には地球の生物学における女性には該当しない。
    • 直近の作品ではキュアモフルンキュアアムールといった無性別のプリキュアもいたが、これら無機的存在である。尤もキュアアムールは専ら女性扱いであり、本人も女性と自認している。
  • プリキュア唯一のホームレス
    • 地球で生活する時は基本的に野宿(感謝祭によればネットカフェ等を使ったこともあるらしい。終盤でララの宇宙船に寝泊まりすると言ったが)である。

容姿

キュアスターと同じく、バレエクラシックチュチュを彷彿とさせるコスチューム。

横にふくらんだ虹色のストライプのスカートが特に目立つ。

トップスはノースリーブで青を基調とする。手足には星のマークがついたロンググローブと三角の飾りが付いたサイハイブーツを着用しておりこちらも青系統。

スカートの中からはピンク色の半透明なフリルが覗いており、背中にも同様の半透明なマントをつけている。

髪はピンクのリボンを編み込んだ水色の三つ編みで、シルクハット型の髪飾りや猫の尻尾がある等、ブルーキャットの意匠も色濃く反映されている。また、ユニ同様猫耳が生えているのもポイント。

瞳の色はオレンジ色で、これも変身前のユニやブルーキャットと同様であるが、変身に伴い水色のハイライトが加わっている(正確には変身前から両方の瞳の下部分に2つの三角形のハイライトがあり、そのうち向かって右側のハイライトが白から水色に変わる)。


一方でスカートの形状はマオとほぼ同じ。

バケニャーンの要素は流石に異性かつあまりに本来の姿から遠いからか、襟元など他の形態にも見られる特徴以外見られない。


変身シーン(歌い出し直前)ではバケニャーン→マオ→ブルーキャット→ユニ(獣人態)の順にシルエットを変える演出があり、「自在に姿を変えられる」という彼女の特色が押し出されている。

(一連の映像には往年の人気シリーズだった『多羅尾伴内』シリーズや、それに影響された『キューティーハニー』シリーズを彷彿させた)

また、背景はネオン管がイメージとなっているほか、宮元SDによれば様々な隠しモチーフがあるという。

他の4人と違いスターカラーペンを入れる腰のホルダーが付いておらず、変身用のペンが入るカットの際はコスモは回るようにステップを踏む。変身用のペンは何処に行ったのだろうか……。


追加戦士ということもあって、本作のプリキュアではキュアミルキー並に作画枚数が多く力が入ったバンクである。作画担当は石川てつや氏(宮元SDの発言より)。


戦闘スタイル

猫の様に柔軟かつ敏捷な動きで相手を翻弄しながら力強い一撃を叩き込む。

拳を振るう際は、猫パンチを彷彿とさせる掌低打ちが得意な模様。ジャンプする時に四つ這いになったり、戦闘中に猫が顔を洗う仕草をたびたび見せるなど、プリキュアに変身すると猫の野生本能が刺激されるようだ。

ユニが宇宙怪盗ブルーキャットとして行動していた頃は、プリキュアでもないのに彼女たちを翻弄したことが何度もある。このことからわかるようにユニは変身前の時点でプリキュアと同等以上の実力があり、宇宙怪盗として様々な危機をくぐり抜けてきた実戦経験もある。

そのため、キュアコスモとして覚醒した初登場の時点から、どんな強大な相手を目の前にしても怯まない胆力が描かれている。


しかしユニが長けているのはあくまで「敵を追い払う」ということであり、「敵を打ち倒す」ことではない。このあたりは微妙なところだが、損得勘定を持たずに自分の身を犠牲にしてでもただ攻撃してくるような相手に対する対処はそんなに得意ではない。

実際、キュアコスモのデビュー戦となるアイワーンとの戦いでは、アイワーンがダークネストに憑依されて使い捨ての戦闘マシーンにされてしまったこともあり、追加キュアのデビュー戦としては珍しくやや苦戦を強いられていた。

そしてこの時にキュアコスモはまだ仲間になっていないキュアスターと共闘することとなり、それがコスモがスターの仲間になるきっかけの一つとなる。

防御技も持たないため、躱すのが困難な複数からの攻撃に対しては弱い。


スターの仲間に加わって地球に来たばかりの第22話では、元々がソロプレイヤー気質である為に他の4人と連携するでもなく、バケニャーン時代にやっていた時と何ら変わらず離れた場所から他のメンバーを如何に利用しようかと戦況を窺い、隙を見て他のメンバーから強引にペンを失敬してプリキュアレインボーパフュームで浄化すると言うスタンドプレーを見せ付ける。無論、4人がサザンクロスショットを撃つ隙を作る為の囮になると言う発想もない。また、ノットレイダー撃退と共にその場からいなくなる点もブルーキャットの頃のままである。

仲間になりたてで他のメンバーとも直ぐに打ち解けられず、それ以前にレインボー星人としての生い立ちもあってチームプレイが不得手だろうから仕方ないのかも知れないが、ここまで協調性に乏しい追加キュアはコスモ以外前例がない。しかし、次の第23話では1人で先走ったことが仇となり逆に敵の攻撃で動きを封じられ、やられそうになったところを4人のプリキュア(とプルンス)に助けられた。


4人との交流により、徐々にではあるが仲間との連携の大切さを考えるようになり、第25話ではようやく4人がサザンクロスショットを撃つ隙を作る為の囮となった。

この回の戦闘ではテンジョウの作戦によりプリンセススターカラーペンがない単身の状態では敵を浄化することができず、為す術がなくなるという弱点が露呈してしまった。

テンジョウにはその後の戦いでもブルーキャットの頃より弱くなったことを指摘されており、変身前後で強さの変化が小さいプリキュアと言える。


持ち技

プリキュア・レインボースプラッシュ

プリキュアレインボーパフュームに何らかのプリンセススターカラーペンをセットし、「くるくるチャージ!」と言いながらハンドルを回してパフューム内にエネルギーを充填。ウィンクと共にトリガーボタンを押して虹色のエネルギー波を放って敵を浄化する。

どのペンを使用しても効果は変わらないが、使用したペンに応じてエネルギー波の色と敵に命中した際のマークが変化する。

虹色のスペクトル


ユニがキュアコスモに覚醒した時点ではプリンセススターカラーペンを所持しておらず(奪ったペンは結局返した)、仲間になってまもない現時点ではレインボースプラッシュを発動するためには他のプリキュアからペンを借りなくてはならない状況が続いているが、これがスタンドプレーを好むユニがひかる達と一緒のチームでプリキュアとして活動する理由づけの一つにもなっている。


使用したプリンセススターカラーペン

  • 第21話:おひつじ座(キュアスター)
  • 第22話:ふたご座(キュアミルキー)※1
  • 第23話:おとめ座(キュアソレイユ)
  • 第24話:みずがめ座(キュアセレーネ)
  • 第26話:おうし座(キュアスター)
  • 第27話:第26話と同上
  • 第28話:しし座(キュアミルキー)※2
  • 第29話:いて座(キュアセレーネ)
  • 第31話:おうし座(キュアスター)※3
  • 第37話:かに座(キュアミルキー)

※1:第22話でのミルキーのペンは横奪で借用だったが、それ以外は事前に了解を得た状況で借用している。

※2:第28話では、大勢に囲まれるノットレイに使用した。

※3:第31話では、ガルオウガに片手で打ち消され、破られた。


プリキュア・コスモシャイニング

プリキュアレインボーパフュームのみで放つ攻撃技。光のシャワーを放ち、敵にダメージを与える。敵を浄化することは出来ない模様。


強化フォーム

本編

トゥインクルスタイル

On shout.

TV本編第32話から登場した強化フォーム。

頭にはプリンセスフォーム同様のトゥインクルティアラを装着している。

髪にカールが付きお嬢様ヘアへと変わり、星が付く。ジャケットの襟がピンクに変わり、ジャケットにオレンジと黄色の半円の模様が加わる。スカートのフリルが多くなり、後ろのみロングスカートへと変わる。


トゥインクルイマジネーション

TV本編第38話で覚醒。ただし、強化フォームでない。

コスモがアイワーンの気持ちに気づき許し、自分だけでなくみんなと未来に行きたいと思ったことで完成の状態で発現する。


劇場版

星座ドレス

映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』に登場する劇場版限定フォームプリキュア5人がユーマの力によって12星座プリンセススターカラーペンフォームチェンジをする。


コスモの場合は、キュアスターキュアミルキーキュアソレイユキュアセレーネからプリンセススターカラーペンを借用している。そのため、フォームチェンジは他のプリキュアよりも優遇である。

乙女座ドレスのキュアコスモ

センシティブな作品

ふたご座のコスモ

キュアコスモ みずがめ座ドレスver.


イメージカラーについて

アニメージュ2019年7月号の記事のスタッフインタビューで明示されたことによると、「キャラカラーは虹色ということ。(→虹キュア

名乗りセリフにも「虹色」が入っており、初報での上坂すみれへのインタビューでも「虹色のモチーフ」と言い切っていた。


虹色のプリキュアというだけあって、コスチュームは『キラキラ☆プリキュアアラモード』のキュアパルフェ以来となる多色展開。

ただその中でも青系統が目立つ配色となっており、変身前の名前が「ブルーキャット」であることや、水色の髪色から、キュアコスモは青のイメージも強い。

この点については、上記のアニメージュのインタビュー記事では、プロデューサーの柳川あかりは「玩具展開等の関係から、青も代表する色」と補足している。(→青キュア

つまり、キュアコスモにはイメージカラーが2種類設定されているということになる。これは初代プリキュアであるキュアブラックが、作中ではその名の通り黒のプリキュアとされているが、玩具展開上ではピンクが代表色とされているのと同様と言えるだろう。


キュアコスモを青キュアとして捉えた場合は、プリキュアオールスターズの中では通算11人目となるが、追加キュアで青キュアとなるのはプリキュアシリーズでは稀で、過去作の例では『スイートプリキュア』のキュアビートしかおらず、そのビートからは約8年振りの2人目となった。

ちなみに何の因果なのか、どちらも「絡みな地球出身ではない猫キュア」「一時期組織に属していた」「キャラクターデザインが同じ高橋晃」という共通点がある。

また、青が目立つものの公式では青キュアとは別な色でチーム分けされることもあるというのもキュアビートと共通点である(紫キュア?の項目も参照)


余談

令和初のプリキュア戦士

『スター☆トゥインクルプリキュア』は2019年(令和元年)に放映された作品であり、令和時代初のプリキュアである。

しかし平成から令和への改元は5月1日に行われていることから、令和初のプリキュア戦士は第20話(放映日6月23日)から登場するこのキュアコスモとなる。また、2010年代最後のプリキュア戦士でもある。


しかし、スター☆トゥインクルプリキュアは平成シリーズのため、平成最後の戦士となる扱い。


光堕ちキュアなのかについての議論

ユニはブルーキャットとしては義賊怪盗)であり、プリキュアの敵でも味方でもない第三勢力という扱いであるが、敵組織であるノットレイダーの情報を仕入れるためバケニャーンという名前と姿で組織の一員として潜入していた。

なので、敵構成員であるバケニャーンが組織を裏切ってプリキュアとして表返ったと解釈すれば、キュアコスモも光堕ちキュアの仲間だと言えなくもない。

光堕ちキュアに分類された場合は、キュアパッション/東せつなキュアビート/黒川エレンキュアスカーレット/紅城トワキュアアムール/ルールー・アムールに続く5人目となり、2作連続登場は前作『HUGっと!プリキュア』のキュアアムールから続けて初めてとなる。


但し、組織に潜入したのも”ノットレイダーに石にされた故郷の人々を元通りにしたい”という悪意がない切実な悲願の為である点、忠誠は皆無どころか仇敵の関係である点、バケニャーン形態の時ですら怪物を自ら率先して召喚したことはない点、第10話では構成員が一時的にパワーアップしプリキュア側が完全敗北する可能性すらあったのを構成員の一人を言いくるめて阻止しプリキュア側に助け舟を出していた点など、従来の光堕ち構成員とは違い組織のために働いていた描写はほぼ皆無であった。第19話でバケニャーンが「ダークネスト様への献上品」としてフワをとらえた件についても、言葉通りの意図ではなく、むしろユニとしての本来の目的を果たすためにノットレイダーを出し抜こうとした意図からだと考えてよいだろう。

光落ちの項目にも詳しいが、敵組織を最初から裏切るつもりだったキャラクターが主人公の仲間になるのは光落ちとは言わないという見方もあり、キュアコスモを光堕ちキュアというべきなのかどうかは賛否両論な余地がある。


キュアウォッカ

完全な余談となるが、上坂がマオ/ブルーキャットとして初出演してから2週間後の5月25日、自身のラジオ番組『上坂すみれの♡をつければかわいかろう(ればかろ)』において、リスナーからのメールでスタプリの話題が振れられた際、そのメールの中に今後のことを知ってか知らずか「もしすみぺがプリキュアになったら」というネタが含まれていたのだが、それが「お酒の力で全てを忘れる!キュアウォッカ!」だった。

この口上を思わず読んでしまった上坂も「変身しちゃったじゃない」と言いつつも、「ウォッカは赤で、黄色はキュアビール、青はキュア日本酒、悪役から味方になるキュアコカレロが紫枠、庶民の味方キュアストロングゼロ」と妄想を広げていたりする。

それからしばらくした5月31日に上坂がキュアコスモを演じることが正式発表されると、こうした経緯もあり、キュアコスモだけでなくキュアウォッカもTwitterのトレンド入りするという珍事が起きてしまった。また、これを知った人の中には、あのキュアマジックリンを連想した人も少なからずいた。

さらに6月15日の『ればかろ』で上坂がこの件に触れた際、アフレコ現場で東映アニメーションの関係者に「このトレンドのキュアウォッカってなんですか?」と聞かれ、答えに窮する羽目になったとも明かしている。

そして満を持して迎えた6月23日のキュアコスモ覚醒回、当然ともいうべき「キュアコスモ」と並んでまたもや「キュアウォッカ」がTwitterのトレンド入りを果たしたのだった。

当然ながら本編でこのネタに触れることは全くなかった…のだが、感謝祭の朗読劇で香久矢まどか/キュアセレーネ役の小松未可子のアドリブでこのネタが振られることになり、まさかの公式へ逆輸入状態になった。


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関連タグ

スター☆トゥインクルプリキュア

ユニ マオ ブルーキャット

青キュア 虹キュア 追加キュア 猫キュア 光堕ちキュア

平成プリキュア  ヒロインキュア  5号キュア

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キュアアムールキュアコスモキュアラメール


グランドジオウリュウソウゴールド:同日に参戦したニチアサの戦士。


関連キャラ

プリキュアシリーズ


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