……ということはでまかせで、実際は『スター☆トゥインクルプリキュア』の5人が即興で名乗った、偽のチーム名である。
この瞬間、この番組は一時的に2つ後の番組へと化した。
経緯
『スター☆トゥインクルプリキュア』の第37話でのこと。観星町商店街主催のハロウィンの仮装大会。ひかるたちもイベントを満喫していたのだが、その最中カッパードが紛れ込んでしまう。
何らかの仮装だと勘違いされ一緒に写真を撮られて困惑するも、ひかる達を見つけると丁度喧嘩していた参加者2人の歪んだイマジネーションを奪い、さらにノットレイ達も呼び出して臨戦態勢に。
このままでは異星人の存在が一般人に知られてしまうので一大事。思案する中ひかるは「そうだ!みんないい手があるよ!」と何やら思いつき、プリキュアへと変身する。
街の人が怯える中、「ちょっと待った〜!」と声が。その声の元を見やると屋根の上には5人の少女が立っていた。
カルノリ「何!?何!?」
人間に擬態したプルンス「あ〜っ!もしかしてあなたたちは〜!」(棒読み)
ミホッシーピンク「観星町の星空から!」
ミホッシーグリーン「流れ星に乗ってオヨッと参上!」
ミホッシーイエロー「商店街の平和を脅かす!」
ミホッシーパープル「悪い子はわたくしたちが!」
ミホッシーブルー「おしおきニャン!」
ピンク「わたしたちは!」
5人「ミホッシースターズ!」
ノリノリで星形のポーズを取って決める5人だが、何のことはない、それぞれのイメージカラーで彩られた星形のサングラスをかけただけの雑な変装をしたプリキュア5人であった。
しかしどう見ても1時間後の番組のヒーローショーのオマージュである。視聴者の中にはツッコむ際にシアターGロッソあるいはプリキュアショーでもおなじみのよみうりランドを連想する人も居たり。
そしてそれぞれ個別の名乗りをするのだが、ご丁寧なことにノリノリにポーズを決めながら(グリーンはその時仮装をしていたツチノコの動き)名乗った直後背後に爆発と煙幕。ますますヒーローショーである。最後は「5人揃って!」「ミホッシースターズ!」(もちろん爆発演出あり)大事なことなので(ry
こういうノリが大好きなカルノリは「おおー!ご当地ヒーローか!いいノリじゃん!」と大興奮、街中からもやんややんやの歓声があがるが、その名前にプルンスは「安直な名前でプルンス…」と呆れ、最初は戸惑っていた桜子も「商店街だけって…範囲狭すぎですわ」と至極真っ当なツッコミを入れる。
だがさすがに観念ならぬカッパード。ノットレイを差し向けるが、ピンクは手持ちの煙玉を投げて煙幕をはった後ミホッシーパンチで蹴散らし、グリーンもミホッシーキックを炸裂。残る3人は敵を誘導するため商店街を駆け抜けていき、一同が去った後は街中から拍手と喝采が上がったのだった。
ちなみに
劇中でプリキュア達が自身の世界で自らリアルでプリキュアショーをやる展開はこれまでも『Yes!プリキュア5』『HUGっと!プリキュア』で行われており、中でもはぐプリでは今回同様ハロウィンの仮装イベント中の出来事として描かれている。
しかし今回の相違点として、はぐプリの世界では一般人にもプリキュアの存在が認知されており、この時の戦闘も「ハロウィンの一環で行われたプリキュアショー」だと認識されていたのに対し、スタプリの世界では地球人にプリキュアの存在が認知されていないどころか、異星人の存在が地球の一般人に知られてしまうと地球的にも宇宙的にも大問題となってしまう。
このため、ひかるの機転でハロウィンの仮装という認識を維持させたまま、プリキュアではなく偽名を名乗って登場し、さらに街中での戦闘を避けるために商店街から離れた場所に敵を誘導する方策をとっている。
その後
第40話で姫子やカルノリを始めとする観星中2年3組の面々は、まどかの父冬貴から「ララが宇宙人の可能性がある」と言われたことでララに対して疑心暗鬼となってしまう。そんな折にまたもカッパードが襲撃。窮地に陥った時、ひかる達はプリキュアとなって彼らを守ることになる。
このようにしてプリキュアという存在がクラスメイトに知られることになったわけだが、ミホッシースターズはともすればこのプリキュアバレという展開に踏み込むための一種のフラグだったのかもしれない。
それとともに、劇中では触れられていないものの、もしかすると「プリキュアってミホッシースターズでは?」と問い詰められる、あるいは既にばれている光景もあったりするのでは無かろうか。
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