正式名称は世紀末戦隊ゴレンジャイ。
概要
その名の通り秘密戦隊ゴレンジャーのパロディで、毎回色が合わなかったり、ヒーローらしからぬ出で立ちで登場し、敵役にツッコミを入れられるというコント。
ゴレンジャーの版権元の東映・石森プロ・テレビ朝日にきちんと許可を取って製作しているのであの作品のように大人の事情で難しくなる事も無く、ビデオやDVDにもしっかり収録されている。
放課後電磁波クラブ、リアルポンキッキはこのコントから誕生している。
ネット上では、一話を使用したパロディflash「ごっつええSEED」で有名になり、flashの発表から10年以上、元ネタからは20年近く経った今に至ってもパロディした動画が作られている。ごっつをリアルタイムで見てない、あるいは知らなくても「ゴレンジャイは知ってる」という人も多いのではないだろうか。
登場人物
ゴレンジャイ
結成間もない新米戦隊。ドクロ仮面の悪行を止めるために登場し、女性を救出するところまでは成功するが、毎回色が被ってたり衣装が奇抜だったりして統一されてないため、戦ってもらえない。
アカレンジャイ(今田耕司)
大体は最初に登場する。アカだがリーダーではない。
露出狂であり肌を露出したコスチュームが多い。また本人曰くホモらしい。
モモレンジャイ(ほんこん(当時は本名の「蔵野孝洋」名義))
ほかのメンバーに比べてまだマシなコスチュームが多い。
一度メンバーの結束力を高めるため自殺したフリをしたことがある。
アオレンジャイ(板尾創路)
お母さん思いで真面目な性格。モモの芝居に手を貸した。
キレンジャイ(東野幸治)
下ネタ担当が多い。本人曰くキザ。
モモの弟。見えないが中学生らしい。
ミドレンジャイ(松本人志)
いわゆるオチ担当で特にひどいコスチュームで現れる。
ゴレンジャイのリーダー。一度「松本」と呼ばれたことがある。
新モモレンジャイ
7話のみに登場した、モモの補充要員。81歳の爺さん。
特にドクロ仮面をイラつかせたため、1週のみで解雇となったようだ
ツッコミ
怪人だけどツッコミ、いつもまとまりの無いゴレンジャイに説教をする。
14年目にしてようやく独り立ちした苦労人。それだけにヒーローとの戦闘経験も豊富。
そのためゴレンジャイがまともな戦隊ヒーローになる事を望み、その時まで戦闘することを拒み、
時には厳しく時には親身になって彼らを指導する。
ちなみにドクロ仮面自体は元ネタの秘密戦隊ゴレンジャーに登場していたキャラクター。
その他
ゆう子(YOU)
よくドクロ仮面に襲われる女性。会社の課長との関係に悩んでいる。
後に結婚する。
りょうこ(篠原涼子)
その友達の女性。3話から登場、よくドクロ仮面にナンパされる。
最初は嫌がっていたがいつの間にか両思いになっていた。
たかし(藤井隆)
13話のみ登場。ゆう子と結婚した男。夫婦仲はいい。
ドクロやゴレンジャイのことは知らされていなかった。
おそらくゆう子の話していた課長とは別人。
各エピソードとコスチューム
1話
アカ:通常のアカレンジャイ
モモ:通常のキレンジャイ
アオ:通常のアカレンジャイ
キ:通常のアカレンジャイ
ミド:通常のキレンジャイ
初登場回。
「赤が三人で黄色が二人」というあまりにも有名なフレーズはこのコントで生まれ、ごっつええSEEDもこの回が元ネタ。
2話
アカ:通常のアカレンジャイ(武器:ムチ(緑色))
モモ:通常のキレンジャイ(武器:ハート(緑色))
アオ:通常のミドレンジャイ(武器:ブーメラン(緑色))
キ:ゆずレンジャイ(武器:弓と矢(緑色))
ミド:ゆず(武器:棒状のもの(緑色))
劇中、このシリーズ唯一の戦闘シーンと言えなくもない乱闘がある
なお、「ゆずレンジャイ」と「ゆず」は両者ともゆずの被り物に緑色の全身タイツという出で立ちで。両者の違いは「ゆずレンジャイ」のみ手袋とブーツ、ベルトも装備している点のみ。なお、今回使用した武器は本家ゴレンジャーのオリジナル武装を実際に使っている(ただしゆず(ミド)の棒はコント内では剣に酷似ているが、こちらは見た感じ棒術の棒に近くしかも棒状武器を使うのはキレンジャーである)
3話
アカ:ノースリーブのアカレンジャイ
モモ:目まで隠れたマスクで高い声を出すモモレンジャイ
アオ:マスク以外が紫色のアオレンジャイ
キ:タイガーマスク
ミド:富士ランド(当時のフジテレビにあった喫茶店のウェイトレスの制服)
ドクロ仮面が特に激怒した回その1
4話
アカ:ファルコン(映画『ネバーエンディングストーリー』より)
モモ:ドキンちゃん
アオ:Rの女(テレビドラマ『赤い激流』より)
キ:ノーパンしゃぶしゃぶ(トップレスにミニスカ、焼き肉が大量に盛られた盆。かつて存在した風俗焼肉店のウェイトレス。)
ミド:森ビル(『32森ビル』と書かれたビルの着ぐるみ)
前回ドクロ仮面が「自分の思うヒーローのカッコをして来い」と言ったため、特に今回はバラバラ。
5話
アカ:レースクイーン風のアカレンジャイ
モモ:どかたのモモレンジャイ
アオ:テナガザル風のアオレンジャイ
キ:貴婦人風のキレンジャイ
ミド:頭や手足が多いミドレンジャイ
ようやく正式なカラーリングが判明した回。
6話
アカ:喪服のアカレンジャイ
モモ:未登場
アオ:喪服のアオレンジャイ
キ:喪服(学生服)のキレンジャイ
ミド:喪服のミドレンジャイ
モモレンジャイが自殺(したと見せかけた)した回
7話
アカ:通常のアカレンジャイ
モモ:未登場(新メンバーとしてお爺さんを起用)
アオ:通常のアオレンジャイ
キ:喪服(学生服)のキレンジャイ
ミド:通常のミドレンジャイ
新モモ:モモレンジャイの衣装だがヘルメット無し
新モモレンジャイ唯一の登場回。
8話
アカ:N極くん
モモ:通常のモモレンジャイ
アオ:通常のアオレンジャイ
キ:S極くん
ミド:通常のミドレンジャイ
チーム分裂の危機に陥ったが、モモが生きていたことを明かし関係修復
9話
アカ:通常のアカレンジャイ
モモ:アカレンジャイの腹芸
アオ:デルモアカレンジャイ(カツラをつけており、足が長い)
キ:汚されたアカレンジャイ(所々スーツが破れている)
ミド:アカレンジャイ喰い
テーマは「いろんなアカレンジャイ」。なおモモとアオの順番が逆になっている。
10話(ボインファイブ)
アカ:ボイン
モモ:超ボイン
アオ:ごっつボイン
キ:数あるボイン
ミド:回るボイン
ドクロ仮面が特に激怒した回その2。
今のテレビではとてもできないであろうコスチュームだった。なおモモとアオの順番が逆になっている。
11話(新生ボインファイブ)
アカ:巻きボイン
モモ:ひかれたボイン
アオ:呪われたボイン
キ:ボインを高温でカラッと揚げてみました
ミド:寿司ボイン
ドクロ仮面が特に激怒した回その3。
モモは思いっきりシバかれ、ミドはそのビンタのすさまじさに衣装発案の責任を他のメンバーに擦り付けようとした。
12話
アカ:アキラファイヤー
モモ:ガチャピン
アオ:なめ猫
キ:パイマン
ミド:ガララニョロロ(かつてのヒット番組『夢で逢えたら』より)
当時からしても懐かしいキャラクターで登場。
ガチャピンのインパクトの強さにドクロ仮面が爆笑してしまい、パイマンの登場が遅れた。
この回で一旦シリーズ終了。
13話(新世紀戦隊ゴレンジャイ)
アカ:通常のアカレンジャイ
モモ:キミドレンジャイ
アオ:ミドリレンジャイ
キ:フカミドレンジャイ
ミド:産ませてよ
2001年に放映された特番で1回限りの復活。
テーマは「緑化計画中」
表記ゆれ
世紀末戦隊ゴレンジャイ(レギュラー版の正式名称)
新世紀戦隊ゴレンジャイ(2001年スペシャル版の正式名称)
関連タグ
ガキの使い:ガキ使メンバー5人が打ち合わせなく全員違う色で揃うまでまで着替えを繰り返す「ゴレンジャイゲーム」にてコスチュームが流用された。さらに雨上がり決死隊を加えて白と黒の7色をそろえる「ナナレンジャイゲーム」に発展している。
秘密戦隊ゴレンジャー:元ネタ
仮面ライダーX:世紀末戦隊ゴレンジャイ時代のOP曲に仮面ライダーXの劇中歌のイントロが流用された。
電磁戦隊メガレンジャー:最終作の新世紀戦隊ゴレンジャイのOP曲に電磁戦隊メガレンジャーのOP曲が流用された。
勇者警察ジェイデッカー:使用されているBGMの元
公式が最大手
海賊戦隊ゴーカイジャー:全員赤が実現したことのある戦隊(全員黄色もある)
帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー:戦隊側の配色に対し、怪人側がキレて説教したことのある戦隊。
手裏剣戦隊ニンニンジャー:こちらも赤が三人(しかもほぼ全くデザインが同じ)揃い踏みしたことがある戦隊
烈車戦隊トッキュウジャー:こちらはスーツの色を交換できる戦隊
宇宙戦隊キュウレンジャー:こちらはキューレットで誰が出るか判らないを演出
快盗戦隊ルパンレンジャー:こちらは赤が三人に分身する戦隊
スーパー戦隊最強バトル!!:メインの「変わり者チーム」に赤が3人。
暴太郎戦隊ドンブラザーズ:やたら手足が長かったり、逆に短かったりといった、姿形が通常の人間から逸脱したメンバーがいる戦隊。なお、2023年にプレバト!!でイヌブラザー役の柊太朗と浜田が共演した際に柊がドンブラザーズの変身ポーズを再現した際に浜田からドクロ仮面よろしく「真面目にやれよ」とつっこまれた。