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帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー

かえってきたじゅうでんせんたいきょうりゅうじゃー

正式名は『帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー100YEARSAFTER』。2014年6月20日発売のキョウリュウジャーの子孫たちの活躍を描いたVシネマ。
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概要編集

スーパー戦隊シリーズ恒例となっているTVシリーズ終了後の番外編を描いた『獣電戦隊キョウリュウジャーVシネマ作品。


2014年から100年後の2114年を舞台に、かつてのキョウリュウジャーの子孫達の活躍を描く。


DVDおよびBD単品の通常版の他、獣電戦隊キョウリュウジャーの超全集と作中で登場するスペシャル獣電池がセットになった初回生産限定のスペシャル版が販売された。


ストーリーはパラレルだと思われていたが、後にとある事件で空蝉丸が時間の流れに流され今作の時間軸に来てしまった続編「王様戦隊キングオージャーVSキョウリュウジャー」で正史だと判明。


少しだけ本作の映像が流用されているため、実質本編の補完及び伏線回収としての側面もある点が特徴となっている


また、100年が経過しているためキングオージャーチキューはどうなっているか不明。


ストーリー編集

キョウリュウジャーが戦隊を組み、力を合わせてデーボス軍を退けた時から100年が経過した2114年。


かつてデーボス軍の一員であったキャンデリラは改心し、賢神キャンデリラとしてその部下であったラッキューロも賢神見習いとして人々のために尽力していた。


キャンデリラは来たるべき時に備えて獣電戦隊の子孫を探し出し彼らにガブリボルバー獣電池を託したが、持ち前の適当さと曖昧な記憶のせいで新生・獣電戦隊は違和感だらけの地味な「史上最弱のブレイブチーム」となってしまった。


かくして誕生した寒色ばかりのキョウリュウジャーは、戦いにおいては散々でデーボス軍にまで説教される始末。


果たして、彼らは新生デーボス軍から地球を守ることができるのか?


登場人物編集

2114年のキョウリュウジャー編集

キャンデリラとラッキューロが招集した、2014年に活躍したキョウリュウジャーの子孫達。

詳細は各々の記事を参照。


演:竜星涼

桐生ダイゴアミィ結月の曾孫でアミねえさんの弟。

ダイゴとは真逆の心身共に貧弱な青年で、男らしくない気弱な性格。


演:斉藤秀翼

イアン・ヨークランドの曾孫。

ギターの弾き語りが自慢なスカした人気ミュージシャン。


演:金城大和

有働ノブハルの姪・福井理香の孫。

東北風の訛りで話す、田舎から越してきた純朴な青年。


演:塩野瑛久

立風館ソウジ勝山りんの曾孫。

ソウジよりも短気でキレやすい、未来型ゆとり世代。


演:今野鮎莉

ダイゴとアミィの曾孫でダイくんの姉。

アミィよりしっかり者であり、弟を心配しては世話を焼いている。


演:丸山敦史

空蝉丸の曾孫。

人気者なプロボウラーで、英語混じりで話すウザカッコいいナイスガイ。


賢神編集

声・演:戸松遥

元・デーボス軍の喜びの戦騎。

いい加減な性格やテンションの高さは相変わらずだが、人々の役に立つため奮起している。

何故か獣電池の保管場所を知らなかったり、キョウリュウジャーに関する記憶が曖昧だったりしているが…?


声:折笠愛

元デーボス軍の楽しみの密偵。

相変わらず楽観的で面倒くさがりな性格。

100年経っても続いている『らぶタッチ!』に対しては懐古厨気味。


2014年のキョウリュウジャーを導いた(元)賢神。

死後も魂(スピリット)となって未熟な次世代キョウリュウジャーを導く。


2014年のキョウリュウジャー編集

2114年においては、後述のソウジを除いて全員故人である。

スピリットベースには彼らとトリン、弥生ドクター・ウルシェードが一緒に写った写真が飾られている。



2114年で唯一存命の元2014年のキョウリュウジャー。

御年116歳だが、剣を振るって曽孫を稽古出来る程度には元気。

父のような厳格な性格になっており、両親譲りの「代金はお支払いする!」もしっかり行う。


2114年のデーボス軍編集

※詳細は各々の記事を参照。


声:菅生隆之

百面神官カオスに似た姿をした神官で、復活したデーボス軍の暫定的な司令官。

カオスに比べるといくらかノリの良い性格をしている。


声:鶴岡聡

怒りの戦騎ドゴルドに似た戦騎で司る感情は「卑屈」。

いつもヤケ酒をあおっており「どうせ俺は…」が口癖。

ドゴルドと違い太い眉があり垂れ目。

感情を表す石膏の顔もいじけた表情をしている。


声:水島裕

哀しみの戦騎アイガロンに似た戦騎で司る感情は「嫉妬」。

おネエ系で人の物を欲しがってばかりいる。「欲しいわ~」が口癖。

アイガロンと違いまつ毛を生やして頭に大きな白いリボンを着けている。

感情を表す石膏の顔も羨ましそうな表情をしている。


声:森久保祥太郎

陶器を思わせる白い体をした戦騎。司る感情は「後悔」。

小さなことでも後悔しがちで自分を責めてばかりいる。

感情を表す石膏の顔も悔やんだ表情をしている。

ガオスの指示にはない行動するなど、時折不穏な行動が見られるが…。


派手な色をしたデーボモンスター4体による怪人チーム。

名称の由来は「攻撃」+「劇団四季

CVは元ネタになったデーボモンスターと同じ声優が担当。


世界観編集

新生キョウリュウジャー編集

アームドオンと同時に出現していた右腕の装甲が変身直後から装備されており、獣電池を消費せずに獣電アームズを召喚できるなど、100年のうちにアップデートが施されている。


また、変身者の持つブレイブと適合しない獣電竜の獣電池を使ったり、獣電池をブレイブインせずに装填しても変身自体はできるようになってはいる。

しかしそれは力が大幅に抑えられた状態で全力を出す事ができず、元々戦闘訓練なども受けていない一般人達で構成されている事もあり、敵に押されている描写が多い。


劇中で獣電池にブレイブインして変身したのは最終決戦での変身のみで、ガブリカリバーは使用しない(そもそもキャンデリラとラッキューロが渡していない)。


街並み編集

作中での100年後の街の描写は「建物がちょっと大きくなってモバイルが便利になったくらい(作中ナレーションより)」で、基本的には2014年の現代と変わらない風景という、ハチャメチャな展開も少なくないキョウリュウジャーにしては珍しく割と現実的な描写がされている。


メタ的には所謂「近未来的」と聞いてイメージされるような空飛ぶ車が飛び交うようなものにしてしまうと、街の全てをフルCGで描かなければいけなくなるという予算の問題が発生してしまうのを避ける為だが、それを逆手に取った上手い演出と言える。

また、ナツダモンネとフユダモンネ曰く、2114年(の日本)には春と秋はほとんどないらしい。


関連映像編集

2014年2月28日公開の予告編。


関連タグ編集

獣電戦隊キョウリュウジャー Vシネマ


五星戦隊ダイレンジャー:こちらは50年後に第二世代が出現している事が作中で明示されている。


関連リンク編集

東映ビデオ:帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100YEARS AFTER

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