演:飯豊まりえ
概要
ドクター・ウルシェードの孫娘であり、優秀な助手。プレズオン・ラボのオペレーターも務めている。
テンションが高い祖父とは違い、常に冷静で計算的。調子にのってヘマをする祖父に手を焼く事もある。周りからしてみれば、普段見られる「お調子者の爺ちゃんとしっかり者の孫」の関係のよう。
人物
キョウリュウジャー全員の情報を把握しており、常備しているメガネには彼らに関するデータが保存され、立体映像としていつでも参照出来る。
なお、メガネ自体は情報解析用のツールであり、度は入っていないため差し支えは無い。
その容姿はイアンからも美女と認められ出会い頭にナンパされる程だが、本人はそれを気にも留めず、ダイゴに対して熱い視線を向けていた。
また、なにかとダイゴを意識した発言も多く、更に本人はデータ集めと称しているがダイゴの写真だけ異様に多くメガネに保存されているなど、彼に対する好意が窺える。
ブレイブ23でプレズオンが自力で動くのが困難になってしまった際には、キョウリュウジャーの力になりたいという思いから、獣電池にブレイブを込め(というより飛び込んだ)、プレズオンと共にダイゴ達の応援に向かった。それ以降キョウリュウジャーとしての資格を得る。
ブレイブ24にてドクターから獣電池とガブリボルバーを託される。しかし初めの一回以降、自分に自信が持てないことが主な原因でブレイブインが不可能になりそれに対して思い悩むが、仲間達の励ましによって自分が思い続けてきたものに気付き、再びブレイブを込める事に成功。正式2代目キョウリュウバイオレットとして変身した。
それ以降は共闘はするが、新たな獣電池・戦力の開発や装備の増強などを行う為、常に戦いに参戦しているわけではない。開発が完成すれば届けに参りその都度戦いに参戦、となっている(その場にいてもデータ収集・解析をやることも多い)。
「獣電戦隊7人目の戦士」とはなるが、本編やOPクレジットの関係から準レギュラーという扱いである。また、ブレイブ29ではその場のノリで「スピリットレンジャー!!」と名乗ってしまったことから、弥生は存命であるにもかかわらず彼らからメンバー扱いされている(実際にブレイブ41でラミレスと鉄砕にはそう認識されている)。
最終決戦では、全員のキョウリュウジャー達と共に百面神官カオスやゾーリ魔軍団と戦う。プレズオーに乗り込んでキルボレロと戦っているドクターに代わって満身創痍の中、キルボレロに勝利。
そして決戦を終えて宇宙から帰還したダイゴがアミィと抱き合うのを目の当たりにし、失恋したことを悟りながらも2人を見守ったのだった。
本編後の活躍
本作では変身後の姿(声のみ)での登場。
シアン、グレー、シルバーの3人と共に創造主デビウス撃退に加勢した。
『キングオージャー』第33話では回想シーンのみの登場に終わったが、本作では飯豊女史のまさかの顔出し出演が実現し、10年ぶりの顔出し出演となった(同時にキョウリュウジャー放送当時では高校生だった飯豊女史が成人した後の出演は初となった)。予告でサプライズ発表されたため、視聴者やファンを驚かせた。
なお、成人した為であるか、私服が変わっている。
ネタバレ注意⚠️
プレズオンの操縦士としてダイゴ、空蝉丸とともにダグデドを追跡していたが、彼の全能の力に敵わずダイゴと離れ離れになり、空蝉丸とプレズオンごと別時空へ追放されてしまう。
その後、空蝉丸が別時空のアミィから託され連れ帰ってきたプリンスを見て彼がダイゴの息子であることを察し、更に空蝉丸からアミィとの子供であることを告げられたため、2人の仲に嫉妬し、その世界線を潰そうと一瞬考えるが、まずは事態の収拾を決意する。
しかし、何度も空蝉丸に邪魔されたことで遂に堪忍袋の緒が切れ、「空蝉丸さんのせいです。」と指摘し、彼に説教した。
その後、ダイゴが帰還したことで彼の言う通りに特異点の収拾に取り掛かった。
最終決戦では、キョウリュウバイオレットとしてリタ/パピヨンオージャー、アミィ/キョウリュウピンクとともにヒルビル・リッチと交戦し、撃破した。
…が、エンドロールの後に、プリンスの父親がダイゴ以外に変わってしまった世界線が発生していた。
…そう言えば決戦前、あんた「"寄り道"した」とか言ってなかったか?
余談
- 女性戦士では初めて眼鏡を掛けた戦士である。(ただ、度無しの上戦闘では外している)
- 坂本浩一監督は飯豊女史本人が『キョウリュウジャー』の10周年企画をやりたいという旨を別の現場で飯豊女史と一緒だったアクション部から話を聞いていたものの、スケジュールの都合もあり呼べなかったため、飯豊女史は『キングオージャー』TV本編のコラボ回のキョウリュウジャーチームのアフレコ後の打ち上げの場にまさかの飛び入り参加して坂本監督に「私呼ばれてない!」「スケジュール調整してますので是非出してください!」と言っていたとのこと。
- 2024年5月16日に演者の飯豊が俳優の高橋一生(子役時代に恐竜戦隊ジュウレンジャーに出演、なお元々はNHKドラマ「岸辺露伴は動かない」シリーズでの共演で知り合った為『ジョジョ婚』とも言われている。)と結婚が発表され、祖父役の千葉繁氏がXで「ま、ま、孫がぁ! わしの可愛い孫がぁぁ! 嫁に行ってしまった〜!」(原文を一部抜粋)とコメントしている。
関連イラスト
関連タグ
獣電戦隊キョウリュウジャー プレズオン 戦隊ヒロイン 眼鏡 2代目キョウリュウバイオレット
ドクター・ウルシェード/キョウリュウバイオレット:弥生の祖父及びキョウリュウバイオレットとしての初代(先代)に当たる。
桐生ダイゴ/キョウリュウレッド:弥生の意中の相手。だが本編最終回にて帰還した彼が後述のアミィと抱き合うのを見て失恋を悟り、身を引く決意をした。
天野美琴:弥生の恋敵その2。美琴も自分と同じくダイゴに好意を寄せる乙女であることを悟って、テレビ本編のブレイブ39にて獰猛の戦騎Dが撃破された後は、美琴を自分とアミィを加えた3人でショッピングに行くことを誘う事で、美琴をダイゴから引きはがす(デートを阻止する)という策士な面を見せた。