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ヒルビル・リッチ

ひるびるりっち

ヒルビル・リッチ (HILLBILL LECH) とは、『王様戦隊キングオージャー』第2部「宇蟲王編」より登場する新たなる敵幹部。
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「“籠絡”のヒルビル。……キュフッ、キュフフフフフッ!」


「人聞きの悪い事言わないで~? あーしのお願いを~、みんなが聞ーてくれちゃうだーけ♡キュフフフフフッ♪」 (第29話)


「あーしは胸の奥にある疑念や不安をくすぐっただ〜け!“アイツが悪い”、“やらなきゃやられる”、“ヤバいヤバ〜い!こわいこわ〜い!” 「ヤバ〜い」と「こわ〜い」は……「殺せ」に変わる」 (同上)


CV沢城みゆき

スーツアクトレス五十嵐睦美


データ

体長/182cm(異常成虫時/45.5m)

重さ/91kg (異常成虫時/226.5t)

分布/シュゴッダム(暗雲)

好物/お願い

観察ポイント/ダグデドに新たな力を付与されて、人々を一斉に洗脳することが可能になったようである。


概要

王様戦隊キングオージャー』第2部「宇蟲王編」から登場する新たな敵・宇蟲王ダグデド・ドゥジャルダンに仕える宇蟲五道化の1人にして紅一点

「籠絡のヒルビル」の異名を持つ。


動物に食いついて血を吸う「ヒル」のBNAを備えており、先端が金色のリップ(唇)になった蛭の様な触手を全身から生やした姿をしており、顔には青い仮面を被っている。この仮面に刻まれたマークは一つ目にも、他者へ讒言を囁こうとする口にも見え、全身を俯瞰するとあれやこれやと言葉巧みに相手をたぶらかす、彼女の心象を表しているかの様。

シンボルマークのブラックホールの意匠は胸部と両腕にある。


「籠絡」の二つ名通り、「お願い」と称して対象の人物の耳元で特定のキーワードを囁き、それに基づいた行動を起こさせる洗脳能力が持ち味な、昆虫界のコントロールキング

厳密にはその人物が心の底に持っている不安や疑念等を刺激し、あくまでも自然体で行動させる様仕向ける仕組みの様子(厳密に言えば「洗脳」より「暗示」に近いだろうか)。

そもそも、人が他者を信頼するには心の何所かでマイナスなイメージや評価等の考えも知って許容しなければならない必然がある。それがあるからこそ、その対象が間違った事をしたと判断して止めたり等の反応が返せる、対象に対して妄信や無知でいなくするストッパー等の役割も果たすからである。

ヒルビルはこの点を悪用し、洗脳した相手の持つ、本来は好意や良識等が優位で機能してないマイナス思考が主体となる精神状態へ強引に変え、その人物や信頼対象、果てはそれのいる世界情勢が悪い方向へ傾く様に誘導する策略を仕掛けるのを得意とする。また、精神状態の持続時間も調整可能で、長ければ数日間位にまで対象を洗脳して泳がせられる。


更にこの能力のえげつない所が、与えた命令を完遂するまで決して暗示を解けない、操られた側のマイナス思考もその当人が以前から有していた物である点。その優位性を弄って相手をネガティブな考えに“籠絡”させ、後々の未来すら微塵に壊し兼ねない短絡的な愚行に走らせて人々の分断を誘発する、手の込んだ最悪最低の謀略劇で侵略先の住人らを弄び相互の信頼関係を崩壊させるのが、宇蟲五道化としての彼女の遣り口である。

この謀略にまんまと陥ったチキュー6王国は、誰かが争乱の元凶の罪を被ってバラバラになりかけた国民らの意思を強引に纏め直す、そんな苦渋の策で対抗するしかない状況に追いやられた。


但し、この洗脳は対象の耳から直接声を聞かせる必要があり、耳からの距離が離れていると効果が無い。

その為、世界放送でチキュー全体を洗脳する事は出来ない物の、道化としてのスタンス等から欠点はそこまで気にしていない。それにネットワーク構築された音声メディアがある環境なら、それをハッキングする方法でアクセスした無数の人数を一斉に洗脳する芸当が出来てしまう。

また、洗脳した相手が精神力で抵抗される事態が稀に起こるらしく、それが洗脳から抜け出そうと無謀な自傷行為等に走る光景を対岸の火事気分で見物する等、寧ろ欠点を悪趣味な余興のネタ元として逆用している節すらある。

尚、同じく人を口車に乗せる事を得意とし、「己すら裏切る男」と自称するカグラギには洗脳が効かない(正確には掛けても極短時間で解けてしまう模様)。また、その出生から宇蟲王の力を分け与えられているギラは洗脳自体を受け付けない。


最終的にチキュー侵略の方針転換を決めたダグデドより、発破掛けの折檻ついでに新たな力を注がれたらしく、わざわざ耳元で囁かずとも複数の人間を一斉に洗脳下へ置ける様に能力が進化。前述の欠点が無くなり騒乱を引き起こすまでの時間効率が大幅に短縮され、1国を極短時間で内乱による地獄絵図へ堕とせるまでになった。

しかし急激な能力進化の弊害か、個人単位の洗脳の浸蝕度合いは下がっている節があり、1対1で相対し相手の過去の記憶を刺激する言動を向ければ、相殺されるレベルまで洗脳の束縛力が弱まっている様子。更に束縛力の低下によりヒルビルが死ねば、一度に支配した複数の人間が後遺症も無く一斉に正気を取り戻してしまう様で、進化前と比べて厄介さや悪辣度が薄まった無難な仕様になってしまってもいる。


環形動物の蛭がモチーフだけに柔軟でしなやかな肉体を持ち、カマキリオージャーとの戦いでは武器を用いない体術のみで互角以上に渡り合う、ぶりっ子な格闘戦士。

その柔軟さは敵の攻撃をすり抜け掻い潜る防御面にも、鞭の如くパワーを乗せて叩き付ける攻撃面にも発揮されており、王様戦隊5人と真っ向から激突しても半ば遊び感覚であしらえるレベルを持ち、昆虫最終奥義として足を鞭の様に伸ばすキック技・アーシーウィップを繰り出す。更に全身のリップからの衝撃波を用い、受けた攻撃を倍の威力にして跳ね返すカウンターも扱う。

他にも身体を自在に変形させて人型に縛られない姿勢の回避や関節技をこなし、極め付けに肉体を液状化させて、撤退や拘束からの脱出等へ用いる。下半身を蛭その物の形状にして、自身より体格が上回る相手を締め上げる芸当も可能。


そして奥の手として、自身に洗脳もとい自己暗示を繰り返し掛け潜在能力を強引に解放し自己強化(※この際は顔両脇の唇=髪の房風になった部位から暗示の言葉を自分に呟く)、シュゴッドソウル無しで異常成虫を果たすもう1つの昆虫最終奥義・ヒルビルドアップも持つ。尚、自己暗示を掛けた都合で判断力が低下しているようで自身の攻撃が効かず不利な状況になろうともやたらに強気かつ前向きな言動で通す。


人物像

一人称は「あーし」。笑い方は「キュフフフ」。

見た目に反してぶりっ子の様なキャピキャピした甘ったるい話し方をする。

しかし前述の様な卑劣を極める謀略をゲーム感覚で進めるので本性は残酷且つ狡猾。洗脳のキーワードを呟く際等には、冷たく威圧感の籠った口調となる。


洗脳の際に相手の耳元へ近寄らなければならない都合に即してか、一見では初見でも馴れ馴れしい程に距離を詰めるフレンドリーな振る舞いを取る。だが策略の性質上、讒言を吹き込んだ後は安全な場所に陣取り、洗脳した人物の行動に影響された国々が潰し合っていく惨状を野次馬気分で笑いながら見物するのが基本行動なので、その実は自分の洗脳で勝手に滅んでいく侵略先の住人の哀れさ、愚かさを嘲笑って見下している態度。

第35話で、ヒルビルの洗脳を力づくで振り切ろうとして命を捨てようとするシオカラの自己犠牲と、そんな彼を救うべく国のメインコンピューターを自ら破壊する断腸の決断を下したヤンマの、お互いを思い合う姿を冷笑し選んだ選択をゴミカスと言いたげに酷評する(※そもそもこの決断を選ばざるを得ない状況に持ち込んだのが他ならぬヒルビルである)は、彼女の醜悪な価値観と本音をこの上なく表現していると言えよう。


その気質と洗脳能力は最悪なまでに相性が良く、五道化紅一点ながら策略面の実力は随一。他の五道化が思わぬ面から王様戦隊の反撃を許し国を奪い返された中、ヒルビルは一度王様戦隊を撥ね退けた点からも窺えるだろう。

宇蟲王の陣営ではそうした振る舞いから賑やかしの役割も担っているらしく、侵略先が自滅する様を嬉々として嗤うのをダグデドに気に入られている様子。実績面でもかなりの成果がある為か、結果に不満が出てもダグデドからは威圧程度で済まされ一旦休み等の重めのペナルティーを受けた様子は無い。


半面、周りがほぼ自分の思い通りに動く環境に慣れ切った弊害か、よく考えれば気付く囮作戦に気付かずあっさりと嵌ってしまう迂闊さや万が一討ち取られるリスクとそれを回避する保身案をちらつかされると迷わず飛び付き実行してしまう短慮さを見せる。そしてこれを見抜いたラクレス(と密かに接触していたカグラギ)に利用され、彼が(半ば意図的に)欠員の出た五道化の一角に収まる謀略の足掛かりへと使われている。

しかしこの選択がラクレスの反逆の前段階となりその結果ダグデドが一度討ち取られる事態を発生させ、それの報復として主人から半ば適当な形で前線へ送られた挙句討ち取られる、正に因果応報な末路を招く事となった。


活躍

第27話

バグナラクとの戦いが終結した2年後のチキューへ「お片付け」と称してチキューを滅ぼさんとするダグデドに率いられ来襲。


手始めに「狭間の国バグナラク」を滅亡に追いやった後は、単身でヒメノが服役中で不在のイシャバーナを襲撃。国を陥落寸前に追い込み、我が物顔でヒメノの玉座に座って紅茶をすする余裕ぶりを見せる。


するとゲロウジームから事情を聞いて脱獄し、自国へ2年ぶりの帰還を果たしたヒメノに阻まれ交戦。

しなやかなボディから繰り出す格闘術で相手取るも、オージャカリバーキングズウエポンを組み合わせた大鎌の一撃を受ける寸前で地面を液状化させ逃走、ダグデドと再合流してそのまま撤退した 。


第29話

第28話ゴーマの行動の裏でドゥーガら側近達に王様戦隊を殺害するように洗脳、ゴーマが転送させた彼らに油断した王様戦隊はジェラミー1人を残して一時意識不明の重傷に追い込まれ、身に覚えのない側近達は罪人として各国の牢獄に監禁されてしまう。


その後、狭間の国バグナラクにて仕留め損ねたジェラミーを殺すべく、僅かに残ったサナギム達を蹴散らし、スパイダークモノスと交戦するも「私の事、いじめないで」と囁いてスパイダーを洗脳、攻撃できないよう仕向けてある程度いなした後は、「な〜んにも出来ず、チキューが滅びるとこ見届けちゃって〜♪」と本国を後にし、各国にのらりくらりと現れて洗脳を施し、人々に疑念や不安を煽って自滅へと導こうと画策。

彼女の巧みな妄言を信じ込んでしまった者や純粋に母国を守りたい人々の憎悪や闘争はどんどん膨れ上がり、暴動や制裁措置を行っていがみ合った結果、わずか1週間でチキューの国交断絶という事態まで追い込まれてしまった。


自分が張り巡らせた罠によって今にも滅びそうなチキューを見届けんとするが、ジェラミーらバグナラクが今回の事件の黒幕だと自らが汚名を被り、王国を救うために自分たちが悪者を演じて事態を収束。

まさかの結果にヒルビルはコーカサスカブト城「狭間の国なんて、潰す価値もないしょっぼい国だけキレイにしちゃうなんて最悪!」とジェラミーの自己犠牲をなじりながら現れる。


王様戦隊はジェラミー達に感謝の拍手を捧げると同時に王鎧武装。諸悪の元凶に怒りを振るわせるギラ/クワガタオージャーからの上段斬りで、ヒルビルはそのまま地上に叩き落とされる。

次々と攻撃を仕掛ける王様戦隊を柔軟な身体であしらいつつ体術で応戦し、受けた攻撃を跳ね返すカウンターで消し飛ばそうとするが、徐々に動きがもつれてきて彼らの攻撃を受け始めてしまい、クワガタオージャーが繰り出す「オージャフィニッシュ」を喰らう寸前で形勢不利を悟って撤退した。


なんとか「部屋」へと逃げ帰ってきたが、ダグデドの不興を買い「おい…。次はもっと楽しい事してくれるよな…?」と詰め寄られ圧をかけられてしまった。


第34話

王様戦隊がチキューを離れた半年の間にンコソパを占領。

ンコソパ国民の90%以上が所持している音楽再生デバイスをハッキングし、それ伝いにささやくことで洗脳の条件を達成。国民にパソコンを破壊するよう洗脳し、一夜にしてンコソパを陥落させた。


その後、デバイスを破壊して洗脳できないように仕向けたヤンマ達の前に出現。突っ込んできたカグラギを洗脳して同士討ちを起こさせようとする。手始めに足が疲れたと肩車してもらい得意げにしていたが、常に王として国益の為に他人を欺いてきた為「己すら裏切ることができる」と豪語するカグラギには実は効いておらず、そのままジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスで思い切り叩きつけられてしまう。

ダメージこそ無いものの想定外の事態とカグラギの特殊能力に憤りを見せた。


そのままヤンマと交戦に入り、遠距離攻撃により洗脳対策をとられ不利となりペタ城へ一時撤退するも、その後1人耳栓で洗脳を免れていたシオカラをヤンマ達を見て耳栓を外した隙をついて洗脳。

そしてヤンマの持ち歩いてるンコソパ全体のシステムを司るパソコン「テッペンコンピューター」を破壊するという当初の目的果たすため彼にその破壊を命令する。


しかしシオカラは強い精神力で洗脳に抗い、置いてあった嘘をつくと死ぬレベルの電撃が落ちるヘッドギアである超高性能嘘発見器を被り「パソコンをぶっ壊す」と本心と違う言葉を発し続けることでその電撃を受け続ける。

自分が死んでも国を救おうとするその行動を嘲笑いながら「早く壊さなければシオカラが死ぬ」とヤンマを煽り、結局彼はシオカラを救うことを選択しテッペンコンピューターを自らオージャカリバーの一閃で真っ二つに破壊してしまう


テッペンコンピューターを破壊した交換条件としてシオカラを解放する事を要求され心底つまらなさそうに承諾(この対応から本来の目的よりも国の為に命懸けで苦しむシオカラや国か仲間かの究極2択を突きつけられたヤンマの様子を楽しむ事を優先していたことが分かる)。

ヤンマは倒れたシオカラを背負って城を立ち去り共に駆けつけていたギラ、ジェラミー、カグラギも戦隊メンバーが揃っていない状況で彼女と戦うことを形成不利と判断したのかそのまま黙って撤退した。

自ら破壊を仕向けたにも拘わらずヤンマの行動を「そんなボロ雑巾のために国の命を捨てちゃうなんて」と嘘泣きを交えて嘲笑し、彼等が去った後、国の侵略を完了した事を喜びながらテッペンコンピューターの残骸を城から蹴り捨てるのだった。


その後ンコソパは全システムが停止したことで、かつてのように滅びて荒廃したようなボロボロの国と化し、事実上の奪還と復興は完全に不可能となった。

こうして彼女は「ンコソパの陥落と支配」する目的を完全に達成

五王国奪還編の開始早々に王様戦隊達に確実な黒星を与えるまさかの活躍を見せるのだった。


第38話

ゴッカンにてミノンガン主催の「宇蟲王アイドルオーディション」の最終選考まで残ったリタの相手として呼び出され、オーディエンスが満場一致でヒルビルを支持する八百長を持ってリタを落選させた。


第39話

ンコソパに留まり、我が物顔で玉座に座っていた所、チキューの「お片づけ」の進捗が全く芳しくない事に怒りを爆発させたダグデドに折檻。圧を掛けられた為にンコソパ奪還のリベンジに燃える王様戦隊を五道化全員で迎え撃つ。


ウルコン「天上天下唯我独尊」を携えてペタ城にひた走るヤンマを待ち構え、ンコソパ三賢者を仕向けるもひらりと回避されて城内に侵入を許すが、柔軟性のある身体から繰り出す攻撃を仕掛ける。城に風穴が開く程の強力なビームを放ちヤンマをすぐさま変身解除に追い込む。最後に残ったウルコンを握り潰し、勝利を確信する。

しかし、彼女が壊したのはウルコンのダミー。それどころか、ギラ達が持っていたウルコン全てがダミーだった。シオカラがオージャカリバーの隠しコマンドの解放条件を割り出す時間を稼ぐ為、五道化を引きつけるためにヤンマが立てた作戦だったのだ。


これで王様戦隊に強化形態「王鎧武装・凌牙一閃」の変身を許すことになり、圧倒的な力の前に太刀打ちできず、「あっ、負け!マジごめん!全力土下座!助けてください!」とすぐさま降参。ヤンマに脅される形でンコソパの住人の洗脳を解除し、逃げようとするもすぐさま王様戦隊に捕縛されてしまう。


「ちょちょちょちょっと!こんなにか弱くてかわいいあーしが謝ってるんだから、逃すのがヒーローじゃね!?」


もちろん逃すつもりは毛頭無く、ここでヒルビルを撃破すべく王様戦隊が発動した必殺技を受けそうになる自業自得に陥った。逃げるのも困難と悟ったヒルビルは「ゴーマ!あーしを助けて!」とゴーマに助けを求める。

ゴーマはそんな彼女の助ける声を無視して本拠地へ帰ろうと入れ替わりの術を発動させるが、何故か自分がヒルビルのいた場所へと転送され、困惑したまま戦死。そのままヒルビルは逃げおおせた。


実は事前に接触したラクレスから入れ知恵を得ており、ゴーマに接触して「あーしを見捨てないで?」と密かに洗脳、彼が身代わりになるように仕向けていた事が判明。呼び出されたラクレスがダグデドに追求される傍らで、悪辣な笑みを浮かべるのだった。


第41話

新たな五道化になるのを条件にチキューの制圧を遂行しようとするラクレスの策謀に協力。

シュゴッダムの民を洗脳してコーカサスカブト城に向かうように仕向けたり、カグラギに仕掛けられた座布団型時限爆弾の解除に取り掛かるヤンマに、洗脳したシオカラを仕向けてくすぐらせ、妨害工作を働いた。

ただ、ダグデドの信用を得た上で近づき、不死を殺せる力を得てダグデドを打ち倒すと言うラクレスの本当の目的のために利用されていただけに過ぎず、その事実は知る由もなかった。


第43話

今回は非番。物語最序盤に呑気に餅つきをしていたが、突如荘厳な声色で話すミノンガンに対しカメジム、グローディと共に自身の力を分け与えた。


尚、一度は死んだダグデドに対しては「とりま、餅突くしかなくね?」と憐れむどころか、餅つきに夢中であまり意に介していなかった。


「籠絡」に酔った宇蟲の毒婦、邪悪と叡智の王の「繋がり」に散る(第44話)

第40話から第43話の間で、ハスティー兄弟に一杯食わされ滅ぼされるもミノンガンの体内から復活したダグデド。その報復としてチキューは滅ぼす一方で住人らをコレクションにして永久に自分の所有物とする方針転換を決め、その足掛かりとしてヒルビルはダグデドから発破掛けの折檻を受けると共に力を与えられ、先鋒としてシュゴッダムに出撃する。


「あれ~っ?あーしのお願い聞かない人がいる~? ほえ~っ、ダグデドんチルドレンちゃん!だ~から、あーしの力効かないんだ! も~、ウザ~い!」

ギラ「お前がっ、王も民も全員! お前が操ってるのか!!」

「お願いしただけだお~♪ “みんな~、テッペン目指そ~”って♪」

ギラ「さっさと洗脳を解けっ!!」

「うざったいッ!」


一斉に複数人を操れる様になった洗脳能力で、「王の証」の力を解放する為のリーダー決め対決をしていたギラ以外の王様戦隊の争いをエスカレートさせる。同じくシュゴッダム国民も無秩序に争わせた上でダグデドが国民達を琥珀に閉じ込めていったのに加え、洗脳されたヤンマがゴッドトンボを介し「王の証」の力を解放して発生させた落雷で市街地を無差別に破壊する。

こうして瞬く間に内乱の地獄絵図と化した様を踊りながら見物していた所、コーカサスカブト城から転落するも難を逃れたギラと暗雲下のシュゴッダム広場で交戦。宇蟲王の力を持つ「邪悪の王」たるギラには洗脳が通じない事から、「あーたも絶望して~♪」などとふざけながら直接戦闘で倒そうとするも、程無く洗脳が効かないカグラギが他の王様戦隊を巻いてギラに加勢しバトンタッチ。そのカグラギに手こずっている間に、ヤンマの元へ舞い戻ったギラが怒りの拳を交えた説得を行った事で、洗脳の束縛力が弱まっていたのも相まってヤンマが正気に返ってしまう。


「ああ~っ、ウッザ~! ……“あーしは、最強、完璧、無敵”~。“あーしは、最強、完璧、無敵”~!“あーしは、最強、完璧、無敵”~!!“あーしは、最強、完璧、無敵”~ッ!!!」

カグラギ「自己暗示とは…」

「我忘れさすあーしの願~い!魅惑の籠絡ヒルビル・リッチ! 甘ーい堕落へおいでなさぁ~い……!!」


五道化の損失やダグデドの敗北となる遠因となっている為、もう後が無い事は自覚していたのか、顔両脇のリップを自分へ向けるや奥の手であるヒルビルドアップを使い巨大化。ギラとヤンマが降臨させた守護神キングオージャーと交戦する。

アーシーウィップの連打や両手からのビームで攻め立てるも、「王の証」より引き出された強力なバリアに阻まれ、ならばと爆風に紛れて身体を変形させた締め付け技を繰り出す。


「キュルフフフ!!何度やっても無~駄〜♪ 最強無敵、完全無欠♪天才カワイイあーしの力に! あーたがひれ伏死んで終~わ~り〜!! キュルフフフッ!キュルキュルフフフフフフ!!!」

ギラ「力の使い方を知らん様だなっ!!」

ヤンマ「一点集中、一撃必殺……!!」


しかし、密着したのが仇となりシュゴッドソードを避雷針に上空の雷雲から落雷を引き寄せられ感電、引き剥がされ粘液を撒き散らしながら地に伏せてしまう。


ギラ「雑魚の分際で!!」

ヤンマ「頭が高けぇんだよぉっ!!」

「「跪けェェェッ!!!」」


最後は「王の証」より引き出された雷の力を蓄えたシュゴッドソードが大上段より直撃し、さながらこれまでの悪逆を贖う為に跪かされるかの如く叩き斬られて完全敗北。


「ピヤァ〜ッ!?あーし、こんなにカワイイのに~ッ!!?キュポパピーーッ!!!」


これまでの所業の応報と呼べる散々な目に遭わされ、自分が消滅する事実に言葉にし難い擬音と自画自賛じみた情けない泣き言を叫びつつ爆散。琥珀に閉じ込められたシュゴッダム国民も洗脳を解除された上で解き放たれたのだった。


かくして、籠絡の戯言で国と人との繋がりを玩び嗤っていた宇蟲の毒婦は、後が無い状況を打破すべく自らを暗示で「籠絡」(鼓舞)しての自己強化で切り抜けようとしたが、奇しくも初邂逅と共闘の時と似た構図を追体験した邪悪の王と叡智の王の「仲間」としての繋がり、そしてそれにより正しい方向へと向いた大きな力の前に敗れ去ったのだった。

また、制約が有った状態の洗脳で1国(ンコソパ)を掌握し奪還も1度は退けた以前と違い、制約を取り払われた状態での洗脳では国を一時的に掌握出来ても王1人(ヤンマ)を束縛し切れずその流れであっさり国の奪還を許してしまう、嘗ての侵略実績を否定するかの如し真逆の結果を迎えてしまった。

そして討ち取られる際の構図は、因果にも自身が生き延びる為に身代わりを押し付けたゴーマと似た物であった。


こうした幾重にも皮肉な結果を、自己暗示の弊害で無駄に前向きへなっていたヒルビルは受け入れないまま散った節があるも、その様こそ彼女が蔑んでいた洗脳で操られた人々の姿その物でもあり、それに自らも従うまま討たれる末路もまた皮肉であり、宇蟲王一番の「道化」だった彼女に相応しい生涯の幕引きだったとも酷評できるだろう。


その後、第49話ではダグデドとの最後の戦いで絶望させ王様戦隊を追い込むべく大量のコピー怪ジーム共に作り出されたコピー体が登場。

カメジム以外の五道化らともに物言わぬ道具として、宇蟲王の駒として王様戦隊を追い込んでいくが、死の国から助っ人達が救援に駆けつけ、最期はラクレスら達によってカメジム以外の五道化諸共撃破された。


余談

  • 個人名の由来は「」+「」と「キル・ビル」の捩り、姓は蛭の英語読みである「リーチ(leech)」+「ビッチ(性格の悪い女=毒婦)」からと推測される。

  • バクナラクの幹部枠に女性が登場しないので、彼女が実質、今作の女性幹部となる。女性怪人としてはナガバジーム 以来の登場となる。

  • 蛭がモチーフの怪人は魔進戦隊キラメイジャー闇獣の一体、ヒルドン以来3年ぶりとなる。
    • 公式サイトの裏話によると、「蛭」というモチーフは、幼少期に山や川で遊んでいたらしいヒメノ役の村上愛花のリクエストに余湖が応えた物であるとの事。

  • 一見グロテスクだが、一部の視聴者からは彼女のタイトなミニスカート絶対領域等の女性的なデザインをセクシーだと評価する声もある。
    • 因みにスーツはスカートの中までしっかり造形されている。しかも前述の通り武闘派である彼女は戦闘時はアグレッシブに動き回るため、作中では度々見えてしまっている



  • 歴代視聴者からは「第44話での強化方法がカグラじゃないか」という声が上がったが、奇しくもその話のオンエア日はカグラの中の人の誕生日であった。

関連タグ

王様戦隊キングオージャー 宇蟲五道化

女幹部 同士討ち 外道 洗脳 胸糞


ゴ・ジャラジ・ダ:赤いクワガタモチーフ(なおパピヨンオージャー同様の紫の剣使いになった)の主人公の怒りに触れた繋がり。

ベロバ:バグナラク編の30分前にて登場した悪女。主人公怒りを買っただけでなくベロバが変身する擬似ライダーとスーツアクターが同じ。

アキャンバー:6年前の、宇宙規模の悪の組織に属する最高幹部の一角にして女怪人。こちらも洗脳能力持ちでフレンドリーな振る舞いをした狡猾な策略家。

アントン博士:上のアキャンバーに、改造手術で洗脳能力を与えたとされる組織の(事実上の)No.2で科学技術者。延命の為自分に改造手術を施し続けた末に、邪悪なマッドサイエンティストである自分の人格の底にあった自制心が増幅され善の心を持った別人格として独立した経歴を持ち、それを再現した物がアキャンバーの洗脳能力のルーツとされる。謂わばヒルビルの能力は、この状態を意図的に引き起こせる代物と言えるだろう。

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