ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ゴッカン

38

じごくのこくさいさいばんしょ

ゴッカンとは、『王様戦隊キングオージャー』に登場する5つの国の1つ

詳細

国王リタ・カニスカ
守護神ゴッドパピヨン
役割絶対中立国、国家裁判所
国章雪の結晶
気候常にマイナス。ほぼ吹雪いている。白夜極夜のどちらか
交通輸送機の発着以外無し
特徴永久凍結。雪山に城のみ。裁判所と牢獄。他国に馴染めなかった人々が流れ着き、多様性の国に。王位継承は世襲ではなく指名制。
テーマソングIgnorantia juris nocet

概要

シュゴッダムから見て北東に位置する寒冷地に存在する氷雪の国。国土自体はシュゴッダムイシャバーナと互角の面積があるものの、過酷な環境ゆえか他の国に比べ首都の規模は小さい。

常に氷点下の気候に加え、絶え間なく吹き荒れる吹雪もあってか交通の便はないに等しく、せいぜい罪人や物資を運ぶ輸送機が来る程度。更に電波の通りも悪いためテレビなどもロクに映らないと、インフラ環境は五王国の中で最も劣悪である。

「不動の中立国」と呼ばれており、リタの言動からシュゴッダムやイシャバーナのような法治主義(法律によって国家を統治する意味で、統治者が恣意的にやりたい放題しても正当化できる)ではなく、法の支配=rule of law(非人格的な〈法〉が国家のみならず統治者をも拘束し、国家権力の恣意的な運用から国民を守る社会的なバリケードとして在るとする思想)が徹底された厳密な意味での「法治国家」である模様。

チキュー単位の国際的犯罪者は全てこの国で裁かれる運びとなっており、カグラギ・ディボウスキは本来シュゴッダム国内で裁かれる対象だったギラに対して「トウフへの侵略に対する国家侵略の疑惑」をでっち上げ、ギラをこの国で裁かせている。

捕らえられた容疑者は、まず白玉と呼ばれる雪だるまの中に詰められた後留置所にいれられ、裁判所で判決を受けるとリタの背後にあるドラゴンの口を通して刑罰に適した牢獄に入れられる。

王城のザイバーン城は切り立った崖山の上にそびえ立ち、その下に小規模の住居が散布している。

国民は最初から暮らしていた少数の国民もいるが、元々他所の国から連行され、裁判を受けて服役した後そのままここで暮らすようになった者も多い。またジェラミー・ブラシエリの両親が落ち延びてから辿り着いた経緯があり、ジェラミーの生まれ故郷ともなっている。そのため狭間の国バグナラクの建国後は、国王となったジェラミーの玉座もゴッカンの地下に置かれている。

国の環境が過酷な上に国王であるリタを嫌う人間も多い不利な環境だが、それでも彼らが元の国に帰らない辺り、リタや国に対してもなんだかんだで馴染んでいる模様。

……もっともここに送られてくるのが上述した国際的犯罪者である点を考えると、(よっぽどのコネか後ろ盾がない限りは)社会復帰が難しいために、仕方がなくこの国で暮らしていると考えた方が正しいのかも知れない。

上記の国内情勢からか、国王が執務に励む程に国民からの反感・不興を買う異常事態が常態化しているのも考えると、このゴッカンの国自体が凶悪な犯罪者を社会から隔離するための、巨大な刑務所兼流刑地と評せるだろう。

罪人は雪かきが責務となっているようで、四六時中雪が降る中の雪かきはきつい。

ギラの裁判では裁判長のリタ自らが現場に赴いて調査を進めていたが、弁護士や検事に該当する役職があるのかは不明(一応法学校はあり、職員もいるようだが……)。もしいなかった場合、彼女の負担はとんでもないものになるが……。

そして、この国にはバグナラクが求める秘宝である、三大守護神の1体シュゴッドソウルがジェラミーによって言い伝えとともに残されていたが、カメジムによって強奪されてしまった。

第33~34話の半年間で宇蟲五道化の一角のゴーマ・ローザリアに支配され、多数の罪人が解放され国内に離散した無法地帯と化した。更にゴーマの能力によって意識を入れ替えられた罪人達は彼の命令に忠実な傀儡にされている。続く第35話にて、リタは玉座及び国の奪還よりも罪人の確保を優先し、それらの対処でストレスが爆発した

そして、第38話にてゴーマや「宇蟲王専属アイドルオーディション」を主催したいと乱入してきたミノンガン・モウズを結果的にリタが退け、奪還に成功している。

主な住人

裁かれた囚人は見窄らしい格好が多く、リタと同じく裁判所で働いている住民は紫色のシンプルな格好をしている。

一般国民や城下町の様子は未だ不明のまま。

国王

国王選出は世襲制ではなく、現国王が世代交代を決定した際に、指名された側近が次代の王となる仕来たりとなっている。

なお法律上は、指名さえされれば罪人の子でも最高裁判長になり得るという公平なシステム(国民の大半が罪人である以上、当然そうなる可能性も考慮されていると考えられる)だが、該当者のモルフォーニャの反応から実際に即位できるケースはなかった模様。

また国王には強力な吹雪を発生させ、辺り全てを凍結する秘術氷の封印が代々受け継がれており、「法で裁くことができず、かといって放置ができない」犯罪者が現れた場合の最終手段として、裁けなかった自ら諸とも対象を凍結して封印する処置をとる(当然国王も対象と共に封印されるため、表向きには死亡扱いとして国王も交代となる)。

後にこの秘術は他の王家にも継承されてきた「王の証」(ゴッカンでは手飾り)に秘められた固有能力であり、ゴッカンではその力の一部を国王に付与する形で(オージャクラウンよりも先んじて)継承してきた事、そして自身をも凍結させるリスクについては本来トウフの王の証(火炎)で解消して使うものであったことが判明した。

王にして裁判長。人目も憚らず奇声をあげることもあるが、公私はきっちりとしている。

先代国王

先代国王。かつて5歳のリタを側近として指名し、神の怒り直後に死んだとされていたが、実際はその犯人を先述の「氷の封印」で自ら諸とも凍結封印していた。

側近

次期裁判長=国王候補。両親は罪人で自らも脱獄の常習犯だったが、法学校を出て今に至る。

リタとは法学校時代からの付き合いで、彼女にとって唯一の味方であるが、なかなか飄々とした食えない人物。

罪人

(恐らく)ンコソパ出身。もっふんのぬいぐるみを定価の10倍転売した罪でマイナス10度の牢獄で半年の禁固刑が下った。

  • ジェラミーの両親

2000年前に歴史から抹消された6人目の英雄ブラシエリと、バグナラクの女性・ネフィラ(演:井上喜久子)の2人。当時の国王による裁きを受けたかは不明だが、罪人として追放された末に夫婦でゴッカンに流れ着いており、ここでジェラミーが誕生している……が、恐らく全ては表上の処置で、当代の国王が密かに見逃していた可能性がある。

カーラスの夫でイシャバーナ出身の医者。

ウルトラPC天上天下唯我独尊』開発目的での全世界電力独占罪で服役していたが、宇蟲王の襲来とともに王様戦隊として活動すべく脱獄

1000メガトン級の花火を打ち上げ、各国に飛び火させた全世界同時放火罪で服役していたが、宇蟲王の襲来とともに王様戦隊として活動すべく脱獄

埋め込み型耕し機ありぢごく』が対人間用とみなされ、非人道農業機械所持容疑で捕縛された。厳密には勾留中で罪人ではなかったが、宇蟲王の襲来とともに王様戦隊として活動すべく脱獄したので、正式に罪人扱いになったと思われる。

  • モルフォーニャの両親

夫婦共に罪人であり、獄中でモルフォーニャが誕生している。

かつてヤンマが王となる前のンコソパで幅を利かせていたギャング団の元ボス。ギャング団壊滅後第47話で投獄されていた事が判明。

シュゴッダムの元国王。最終話で服役。

住民

  • リタの両親

劇中では未登場だが両者とも存命であり、TV朝日版公式HPの第38話王様百科にて存在が語られている。

ゴッカンを生まれ故郷とするジェラミーによって、シュゴッドソウルのみが言い伝えとともに隠されていた。

施設・土地

ゴッカンの居城。詳細はリンク先参照。

余談

  • 見るからに寒そうな立地からして名前の由来はそのまま「極寒」であると思われる。
    • また、犯罪者を収容する場でもある実状から「監獄」とも掛けている。
  • デザイン段階では最初に「氷雪の国」のコンセプトが決定し、後から裁判の要素が追加された。
  • 第5話クライマックスの戦闘シーンは那須で撮影。実は撮影当日、季節外れの高温によりロケ現場の雪が溶けて撮影が中止に追い込まれる事態となったが、それでも「本物の雪を撮影したい」監督の意向から再び雪が降るのを待つと祈りが通じたのか、雪が降り始め無事に撮影が行われた。
    • また、関係者は鱗翅目が名前の由来になっている人物が多い。
人物名元ネタ
リタ・カニスカルリタテハ(学名"Kaniska" canace)
モルフォーニャモルフォチョウ
カーラス・デハーンカラスアゲハ(学名:Papilio "dehaanii")
シロンモンシロチョウ
スジアオスジアゲハorスジグロシロチョウ

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • 国際裁判長の弟

    第1話 我は王なり

      1 2 3 4 5 11 13 15   ア イ ウ エ オ    2 カ キ ク ケ コ キャ キュ キョ 3 サ シ ス セ ソ シャ シュ ショ 4 タ チ ツ テ ト チャ チュ チョ 5 ナ ニ ヌ ネ ノ ニャ ニュ ニョ 6 ハ ヒ フ ヘ ホ ヒャ ヒュ ヒョ 7 マ ミ ム メ モ ミャ ミュ ミョ 8 ヤ ヰ ユ ヱ ヨ  9 ラ リ ル レ ロ リャ リュ リョ 0 ワ ヲ ン    1 2 3 4 5 11 13 15 20 ガ ギ グ ゲ ゴ ギャ ギュ ギョ 30 ザ ジ ズ ゼ ゾ ジャ ジュ ジョ 40 ダ ヂ ヅ デ ド ヂャ ヂュ ヂョ 60 バ ビ ブ ベ ボ ビャ ビュ ビョ 61 パ ピ プ ペ ポ ピャ ピュ ピョ ♯=? *=! /=、 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 内容はテレビ本編と特に変わりなし 台詞はオリ主周辺以外は全てテレビ本編の焼き写し 基本的に原作準拠でいきたい と言う僕自信のこだわりの結果
    13,795文字pixiv小説作品
  • 雪解け

    氷の仮面の下

    *捏造妄想、解釈違い (https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20744009)の前日談です。 1ページ目はシロンさんが亡くなる前までの話。 2ページ目はカーラス様とシロンさんが死の国で逢う話。 3ページ目はシロンさんの訃報を知ったリタ様のお話。 3ページ目のお話は短いですが続きます。
  • 氷雪の牢獄に囚われているのは

    3年前にリタが裁いた少女とは。 出所する彼女に対してリタは何を思うのか。 モルフォーニャにカグラギ、ヒメノも少しだけ登場します。 【注意事項】 本作には『鬼滅の刃無限列車編』に登場した 三つ編みの少女と魘夢をモチーフにしたキャラクターが登場します。 クロスオーバー作品ではないので、本人達そのままの登場ではありませんが、 クロスオーバーものが苦手な方は閲覧をお控えください。 また、三つ編みの少女及び魘夢に対して私ができる 最大限のリスペクトを込めて執筆しましたが、 解釈違いや人によっては不快感を感じる描写があるかもしれません。 その際はその時点で閲覧を中止されることをおすすめします。
    13,574文字pixiv小説作品
  • 王様

    愛は氷をも解かす

    30話も怒涛過ぎて思考が追いつかないよ。咀嚼しきれないよ。 「褒めてくれても良いんだよぉ」って自分で言っちゃうジェラミーにメチャクチャ褒めた! あと、ジェラミーは試練あり過ぎ。早く心穏やかに幸せな日々を送って欲しい。 リタのオッドアイは才ある証で変化したままらしいので、もう隠さなくても良いと思うよ。 一旦、別妄想書きます。
  • 私のもっふん

    リタとヒメノがもっふんについてもっと語り合うキッカケが出来てほしいという思いからポツポツ書きました。 最後の方にほんのちょっぴりおまけ付き。 当方初めての二次創作のため、なにか今後のアドバイスなどもありましたらぜひ教えていただけると幸いです…。
  • 【王様戦隊】六色の忠誠心【キングオージャー】

    新シュゴッダム組を加えた各主従コンビのオムニバスSSです。中々内容が固まらなくて保留にしていましたが、ようやく書き上げました!私偉い!(自画自賛)
  • ゴッカン探偵モルフォーニャの事件簿

    最終回後世界線のほのぼのなリタモルです。
  • 幸せな記憶の1ページ

    ※捏造妄想、解釈違い 10月27日はリタ・カニスカ役の平川さんのお誕生日ということでリタ様の誕生日を祝うお話です。
  • 業務日報

    一日目

    モルフォーニャの文字って割と雑というか「リタが読めるならOKですよね!」って感じ、あると思います。
  • 穏やかな日々に

    明日の30話が怖すぎて、多分絶対こうはならんやろってルートを今の内に書いておきました。カーラス様が生きて帰ってきてくれた世界線で穏やかに暮らしている設定です。 お互い不器用な先王と現王、それぞれの大切な人達とのお話です。 カーラス様……生きて……。
  • 後継者候補のお仕事

    被疑者は「行間を読みました」などと供述しており。 12話のモルフォーニャの話です。行間を妄想しました。公式とは一切関係ありません。 作中の資料の内容は、独自に解読している方のものを複数参考にしつつ、自分でも解読してみた内容を元にしています。間違っているところも多々あると思います。 また、資料内に記載がない事実や、判読不可能なものに関しては設定を捏造しています。 本当に公式とは一切関係のない、妄想の産物です。
  • 白銀の再会

    カーラス様の最期を見届けゴッカンに連れ帰ったリタ様とシロンさんのお話とその後日談。 主にシロンさん視点で進みます、2ページ目だけリタ様視点です。 *捏造妄想、解釈違い 30話以前に考えていたものを文章化してみました。カーラス様が亡くなっています。 シロンさんの口調や過去、カーラス様の出会いも全て捏造です。 30話の次回予告を見てすぐに仕上げねばと思い執筆しましたので、急な展開などあります。 文章も変なところがございますのでご注意ください。 *後日談解説(読了推奨) 「籠から自由に飛翔する蝶」...自分の中でゴッカン国王は中立の言葉であったり、ゴッカン国そのものに縛られているような気がしましたので、ゴッカン国を籠に見立てそこに囚われている蝶をゴッカン国王として表現しました。役目を終えてやっと籠から飛び出すことができたカラスアゲハを見て微笑むリタ様が居ればいいなという私の願望です。 「ネリネ」...ネリネの花言葉を使ったお話です。『幸せな思い出』をカーラス様のお墓の前で楽しそうに話すシロンさん。まだシロンさんがイシャバーナに居るころにカーラス様に贈ったネリネの意味は、王の中で忙しいけれど『また逢う日を楽しみに』しているという想いで贈っています。そしてお墓にお供えしたネリネの意味は、来世でカーラス様に『また逢う日を楽しみに』という想いを込めています。 またカーラス様に会えたら嬉しいな、逢える日が楽しみだなと恋焦がれている青年の想いから、愛する妻を来世でも迎えに行くからまた来世で逢える日を楽しみにしているし、待っていてほしいという愛溢れる夫の想いに花言葉の意味が変化しています。
  • 国際裁判長の弟

    第1.5話 シュゴッダムでの戦闘

    シジマ・ウラーギン モデル1891 【基本情報】 種類:ボルトアクション・ライフル 製造国:ゴッカン 設計:シジマ・ウラーギン 【仕様】 口径:7.62mm 銃身長:80.2cm 使用弾薬:7.62mm×54mm 装弾数:5発(箱形弾倉・クリップ) 作動方式:ボルトアクション 全長:130.5cm 重量:4,370g 銃口初速:810m/秒 シジマ・ウラーギン モデル1895 【基本情報】 種類:回転式拳銃 口径:7.62mm 銃身長:114mm 使用弾薬:7.62mm×38mmウラーギン弾 装弾数:7発 作動方式:ダブルアクション 全長:230mm 重量:750g 銃口初速:272m/s 有効射程:50m ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ギラがラクレスと喧嘩し、キングオージャーで無双していた頃のラスアのお話 銃のスペックについて シジマ・ウラーギン モデル1891のスペックはロシアのボルトアクション・ライフル「モシン・ナガン M1891」と同じ シジマ・ウラーギン モデル1895のスペックはロシアのリボルバー拳銃「ナガンM1895」と同じ。
  • 王様

    死がふたりを分かつまで

    衝撃の真実を知ってしまった(´;ω;`) シロンもカメジムによって殺害されてたって… そこを踏まえたバージョンです(ToT) ちゃんと国葬して同じ墓に入れてあげたい妄想の産物です。 至りませんが。
  • I'm Home

    ゴッカン国王兼国際裁判長として多忙なリタは、ある日実家に帰省した。 そこで交わされた両親との会話で、前裁判長カーラス・デハーンと 初めて出会ったときのことを回想する。

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

ゴッカン
38
編集履歴
ゴッカン
38
編集履歴