「民の為には手を汚す――――それが王殿カグラギ・ディボウスキなのです!」
「豊かな実りの為に、害虫は排除させていただきます!!」
演:佳久創
概要
特撮番組『王様戦隊キングオージャー』の登場人物。ハチオージャーに変身する屈強な男性。
農業の国「トウフ」の殿様。なので「王殿」と名乗る場面もある。(ちなみに字は違うが、同じ読みで「大殿」という敬称は実際に存在する)
トウフの文化や衣装からも察せられる通り、チキューの5大国家でも特に極東の赴きを備えているため、常に持っている扇子は「ゆたか」にも「豊」にも見えるアンビグラムが書かれている(この扇子は黒子も所持している)。
元々は王族の血縁者では無く、神の怒り事件(第7話で語られた15年前の厄災)で困窮した際に先代トウフの女王殿が食料を独占。その結果民衆の反乱が起き、その際に新たな国のトップに選ばれたのがカグラギである。
オージャカリバーは左袖の中に入れている。
演者の佳久創は自身のSNSで17年前の神の怒り時点のカグラギを「推定20歳」と発言しているため、放送開始時点の年齢は35歳、2年後である第2部以降は37歳であると推定される。なお第43話で敵の能力を受け10歳の姿に変えられていたが、この頃から既に現在の体格だった(子役も使わず佳久氏が引き続き演じている)。
更に妹・スズメ・ディボウスキは同様の計算で30歳→32歳と推定される。
人物像
一見すると誰に対しても下手に出て、おもてなし精神に溢れた優しい男。
身分上下問わず口調も丁寧なのだが、歌舞伎の如く見栄を張ったような芝居がかった言動が多い。
だが…実は目的のためならば平気で嘘を吐く、おっかなびっくり二枚舌の腹黒男(公称)とされる。
いわば国のトップがすべき執務の内、二枚舌外交を視聴者に見せる担当とされている。
実際にシュゴッダムに出向いてラクレス・ハスティーの私兵のような仕事を引き受け、圧倒的な兵力と野望と横暴さを持つラクレスを相手に一切媚びずに渡り合う強かさを見せている。
外交のみならず、第1話で国民から今季の豊作の報告の際「殿のご指導あってこそ」と添えられるなど、農業の国の指導者に相応しい体系的知識を以て、広大な国家で農業技術指導を行うとともに、第二次産業の乏しいトウフを貧富の差も少なく(後述の綱渡り状態を感じさせない)活気あふれる国として統治する等、内政能力も高い。
嘘吐きではあるものの、総じて民のために笑顔を絶やさず自ら汗をかく毎日を送っており、その根底には決して私利私欲はなく、自ら泥を被って深慮遠謀を巡らせ清濁併せ呑む、腹に一毒忍ばせた胆力を持つ名君である。
そのためンコソパやイシャバーナと違って、国民からの信頼も(健全な形で)揺るぎなく、国政を担う者としては有能の評価に尽きる。
しかし『相手を欺く嘘』こそ上手いのだが、その反面嘘泣きが下手であり、その作法も腕と袖を顔に当てて歌舞伎のように芝居がかった声で「おーうおうおうおう」と泣くフリをするというわざとらしいものであるため、作中の登場人物どころか視聴者にすらバレバレである。
いわば自国が育んだ実りでチキュー全土の人民の胃袋を預かる台所番長としての矜恃からくる、『キレイ事ばかりじゃおまんまは食えない』精神に基づく矜持と評せるだろう。
ただし、上記の矜持からなるグレーな言動の多さや、後述の雑な扱いを受けるようになった結果からも分かる通り、彼の外交スタンスは卓越している内政手腕とは真逆に、常に相手の不信を買う危険性が伴う方策が多く、海千山千のカグラギだからこそ為せる技といえよう。
ラクレスとも腹芸が出来る数少ない存在ではあるが、当のラクレスからは「ギラの死体を利用しようとしているのではないか?」とも疑われる等、ラクレスからの評価が結構アレである。
一応カグラギは味方サイドであるが、互いに腹芸が出来る者同士、ある程度の線引きが分かっているのもあるのだろうが。
また、第9話では密かにラクレスがキングオージャーZEROを開発していることを突き止めたり、第11話ではギラの葬式を開催するように提案する等、ギラに次いでラクレスと対峙することが多く、ある意味ではギラ以上にラクレスのライバルと言える存在である。
ラクレスも消去法でまともに情報を得られるのはカグラギぐらいと想っている節もあるのか、この二人のやり取りはかなり多い―――と、思われていたが、実は革命に伴う即位の際、「農業に必要不可欠な農業機械=デミシュゴッドの優先的供給」「実妹であるスズメ・ディボウスキを婚約者候補=体のいい人質としてシュゴッダム預かりにする」という条約をシュゴッダムと結んでいた経緯があった。
革命後の指導者として結果を出し支持を得るためにはハイリスクもやむを得なかっただろうとはいえ、作物に妹という命綱2つを握られ、しかも相手は強大な軍事力と野望から何を理由に自国を属国にするかも分からないラクレスということを鑑みればかなり不利な条件のもと、カグラギはその言葉の力のみで15年の綱渡りを辿ってきたのである。
一方でカグラギは現状を充分に把握しており、差し出されてなおラクレスの懐で情報を探っていたスズメと組んで、シュゴッダムを最強たらしめる兵力を奪う機会を15年間虎視眈々と狙っていたのが真意であった。本物のキングオージャーはギラが最優先で操縦できることを把握した彼は、決め手としてラクレスの切札であったキングオージャーZEROの鹵獲を狙ったが操縦できなかったことから制御キーが必要であることを見抜き、スズメにそれを上手く伝えたことでその在処を看破、制御キーそのものであったオージャクラウンとオージャランスを盗み出すことに成功する。
カグラギはシュゴッダムの王族しか使えないそれらを、難しい立場であった自分達兄妹を唯一気にかけてくれたギラに託し、キングクワガタオージャーとエクストリームキングオージャーの誕生を見届け、エクストリームキングオージャーの初陣にてギラと共に操縦を担当、ようやくギラの「仲間」として見事ラクレスを打ち倒したのであった。
容姿
ウェーブのかかった長い髪を、殿らしく頭頂部で結っている。右目の下には紅を差し、反対側の頬に四つの小さい円形のペイントがある。
服装は黒・オレンジ・金色等があしらわれた非常に派手な羽織袴姿で、「歌舞伎」と「喜怒哀楽」をテーマしているという。フード付きの羽織の下は着物ではなくビショップスリーブの黒いブラウスに和柄のUネックジレと大袴風のボトムを合わせている。
凝った衣装のため重さもかなりのものであり、全て合計すると5キロ近くなることが語られている。
メンバー内では最も体格が良く、身長も185cmあるのだが、靴底部分が二枚歯の下駄になったような特殊なデザインのブーツを履いているために外見上は190cm超えと相当な長身になる。
- 2年後
第二部では他の面々に外見的変化がいくつかあったものの、彼の変化はかなり少ない。しかし、髪を下ろしており髪色も2年前と比べ、どことなくグレーがかっている。
第33話では私服として着物の代わりにラフなシャツスタイルになっている。
活躍
五国同盟の調印式に参加してからは暫く出番がなく、第2話には登場しなかったが、第3話ラストでラクレス・ハスティーに呼ばれており、ラクレスが所有するゴッドカブトを借り受け、ギラを連れ帰る任を受ける。
そしてゴッドカブトに乗り込みイシャバーナを訪れ、フンジームを撃破したギラ、ヤンマ、ヒメノの3人を襲撃する。
その後第4話にて本格的に活躍。
ゴッドカブトの力によってキングオージャーを一蹴し、3人をトウフ国まで吹っ飛ばす。
その後ギラとヤンマ・ヒメノが別れた頃を見計らって自らギラに接触、邪悪の王を自称するギラに対して、邪智暴虐のラクレスに挑む救世主と褒め称えながら、ギラにトウフの国を案内する。
一方その裏では、ラクレスからギラを捕まえるようにせっつかれるも調子の良い返事を行い、ギラを捕まえるように動いている素振りを見せる。
そんな中でゴッドカブトを強奪せんと現れたバグナラクと接触、強大な戦闘力を見せつけるデズナラク8世と交渉しゴッドカブトの引渡しを仄めかし1日の猶予を確保し、ギラのみならずヒメノとヤンマもタキタテ城にて歓待しつつ、「チキューのテッペンを明け渡すのか」「バグナラクのワガママに屈し何もかもくれてやるのか」「このままでは子供たちの未来は……(泣)」と彼らの逆鱗を的確に舌鋒で抉り、トウフの危機を救うよう焚き付けた。
その後、バグナラクが現れるやゴッドカブトの引渡しを拒否して交渉を決裂させ、ハチオージャーへ変身してギラ達と協力して抗戦、途中からゴッドカブトにこっそりと搭乗してタニジームの砲撃からの農地防衛とギラ奪取の両取りを図る。
しかし農地を守りながら戦う姿から、ラクレスではなく自身がゴッドカブトを操っていると見抜いたギラに看破されラクレスとの密約を明かし同行を求めるが、彼から逆に鋭い叱責と檄を飛ばされた上で、当のゴッドカブトがギラを認めラクレスの支配から解放された事態からギラ達と再び協力、カブトキングオージャーを操りバグナラクを退ける。
誰も予想しなかった『ゴッドカブトの解放』の事態を招くも、結局はギラ達をうまく乗せて利用しながら、ラクレスからの借り物であるゴッドカブトの強奪を防ぎつつ、自国の被害も最小限に留める成果を出すのに成功する。
その後、ギラ達に感謝の意を示しつつ「仲間になれ」宣言を聞き、歓喜の声を上げてその手を取った。
……と思ったところで油断したギラをそのまま押さえ込み、密かに「トウフへの侵略に対する国家侵略」との虚偽通報で呼び出していたリタにギラを引き渡した。
まさに最後まで腹の中を見せずにギラ達を翻弄し、食料の国の王でありながら、全く食えない人物像を見せた。
一方で1日を費やしてしっかりギラ達の人柄と能力を測る過程を経た上で、あえて虚偽の罪をでっち上げて引渡し先をラクレスでなく、リタにする謀略も見せている。
これにより、リタは各国の王が傍聴する国際裁判というこれ以上ない舞台で、ギラの隠されていた素性と全ての行動が合法であったとする絶対的な正当性を証明し、カグラギはラクレスに大きな打撃を与えた結果に笑みを浮かべていた。
最も先の一件でカグラギに恩を仇で返されたギラやその様を見たヤンマやヒメノからは「眉唾な人間」と認識されたようで五国同盟の再成立によりキングオージャー5人による初の共闘の際には「この日が来るのをずっと信じておりました!」といけしゃあしゃあと宣うや否や3人から同時に「ウソつけ💢!」とツッコまれていた。
第6話でもカグラギは自国第一主義を貫くべく、ラクレスが居る時は彼を立て、不在の場合は平時ならばリタ、戦時ではギラを立てる言動に終始。
それに伴い想定内なギラの暴走をリタと共に抑える、宰相カメジムからシュゴッドソウルを奪還するや、ラクレスにそれを献上する……ように見せかけてギラに奪わせる等、様々な役を演じて見せた……が、緊急会議の場でラクレスが大義名分も恥もかなぐり捨て、『五国同盟の破棄とシュゴッダムによるキングオージャーの独占(=事実上の各国への降伏勧告ならび侵略布告)』宣言に加え、ギラ伝いに「民は道具」呼ばわりした暴挙などを知った時は、理性を重視し計算高い彼だからこそ表情を崩さずにはいられなかった。
特に後者は『国民を第1』に考え必要悪の権謀術数を続けてきた彼からすれば、今までやってきた行いを遠回しに嘲笑われたに等しいため、その怒りと幻滅も一際大きかったと思われる(実際他の3人が顔を顰める中、カグラギだけは背中越しで表情が写っていなかった)
第27話では、ギラとジェラミーを除く4国王と共に、なんとゴッカンの牢獄に投獄されているという衝撃的なところから始まった。
理由は「ありぢごく」なる地中埋め込み型耕し機を拵えてきたところ、それが対人間用罠とみなされ非人道農業機械所持容疑で捕縛されたことによるもの。
海千山千のカグラギらしく、他3人と違って刑が確定しておらず容疑の段階で留まっており、服役でなく勾留中の身である模様。
刑の確定などは調査待ちとなっているが、リタが服役(実質ストライキ)中ゆえ調査が進んでおらず、勾留が長引いている状態と推測される。
第28話では胡乱のゴーマの術でヒメノと肉体を入れ替えられてしまい、一時的にイシャバーナの王として君臨する羽目になる。なお、トウフの民を助けるという名目でイシャバーナ国民の治療班をトウフに送っていた。一方、(カグラギの肉体に宿った)ヒメノに送られた食材で肥満気味になっていたイシャバーナ人のため、運動も兼ねて水辺をわさび畑に変える事業も行っており、間接的にではあるが「医療に頼りすぎない新しい価値観」を得られたことをセバスから感謝されていた。
このセバス達から感謝された件には少なからず思う所があったらしく、自国ではなく他国の民のためにイシャバーナに来襲したゴーマに立ち向かう姿も見せた。
「……この美しき国を汚す訳には、いきませんなぁ…王鎧武装!」
この回ではカグラギはカマキリオージャーに王鎧武装しているが、精神が彼ということもあってかオージャカリバーを逆手持ちにしたり、キングズウエポンもハチオージャーと同様、爪モードにて運用(途中でヒメノに提案され、鎌モードも使用した)。「王鎧武装」の言い方が通常のヒメノと異なりやや大袈裟なカグラギらしい変身方法に変わっている。
ちなみに自身(カグラギ)の体に入っていたヒメノに「あなた、どこを鍛えているの!?」とダンベルの持ち上げの筋トレをツッコまれた際には「無論、民を守る筋肉です!」と豪語しているが、この返答はヒメノ役である村上愛花女史のアドリブとのこと。
第37話ではリタと共にトウフの城下町で情報を集めており彼女に今のトウフは先代のトウフの王殿であるイロキがグローディの能力により蘇った事を話しリタにグローディの事を任せ自身はイロキとの因縁に決着をつけるために城に殴り込んだ。
その中でカグラギの過去とクーデターの真実が明らかに。
王殿様になるきっかけとなった17年と少し前、カグラギの実家に伝わる秘宝を使った料理を当時の大殿であったイロキに献上した結果美味と絶賛を受ける。その当時からイロキからもは注目されていたが災厄の日に起きたイロキによる米の独占で女子供や老婆が今にも餓死しそうになることを知ると、『自分が行きます!』と言ってイロキの元に向かう。
しかし、イロキは服毒した上で城に火を放ち、カグラギに介錯を頼んで自害するという行動に走り、何か裏があることを察しつつも正直者であった当時のカグラギはイロキを斬ることが出来ず、死に際のイロキより王殿の証と刀を受け取り次の王殿様となったことが真実であった。
あの日王位を受け継ぎギラ達と共に戦う中で見つけた王としての自分の姿とあの日出来なかった17年に渡るイロキとの因縁にけじめをつけるため、カグラギはイロキに自らが見つけた真実を語る。
17年前、トウフの米にはグローディの策によりゴッドスコーピオンの毒が混入しており、イロキは毒被害と風評被害の双方を防ぐため、毒混入の事実を伏せたまま迅速に米を回収した上で焼却処分し、己の名誉と命を犠牲にして、次代の者に王位を継がせることを選んだのであった。
その後、空腹で満身創痍の中グローディに倒されトドメを刺されようとしていたギラ達王様戦隊の元に駆けつける。ヒメノからグローディの能力の仕掛けのアドバイスを受け綺麗に立ち回りトウフの米に細工をしイロキの運命を狂わせたグローディを追い払いトウフを取り戻すことに成功した。国民は米に毒が入っていた事を知らぬまま焼かれた為、民から怒りを向けられるという泥のような道をクロダと共に歩み続けることを誓った(仮に真相を公表すれば国中が疑心暗鬼でパニックに陥るのは想像に難くない。ダグデドを討伐した後なら公表できないこともなかっただろうがしたかは不明。)。
「民のためには、
泥に塗れて、手を汚す。
真っ黒に染まってこそトウフの王殿。
なればこそ、欺き 謀かり 裏をかき
国を 食を 命を守り抜かなければならない」
余談
- 演者の佳久創氏は現在33歳とメンバー内最年長であり、前作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』にて雉野つよし/キジブラザーを演じた鈴木浩文氏に続き2作連続で30代の演者が戦隊ヒーローに就任する事態となった。
- 特撮番組への出演経験自体は『仮面ライダーゼロワン』にてラブチャン役を演じた経験がある。ちなみに『ゼロワン』のプロデューサーは『キングオージャー』と同じく大森敬仁氏であり、『ゼロワン』のアクション監督も『キングオージャー』と同じく渡辺淳氏である。
- また、本作のメイン脚本を担当する高野水登氏が以前脚本を担当した映画・ドラマ『映像研には手を出すな!』にて古夫役で出演した経験があり、高野氏が脚本を担当する作品への出演は本作で2度目となる。
- なお、佳久氏は『キングオージャー』撮影の半年前にNetflix限定配信ドラマ『サンクチュアリ-聖域-』で力士役を演じていたが、カグラギを演じるにあたってそこからわずか半年で-25kg体重を落とすという肉体改造を行っている。
- 名前の由来はカブラハバチのもじりから。苗字はチャイロスズメバチの学名Vespa dybowskii(仮名転写:ベスパ・ディボフスキィ。なお、属名はラテン語でスズメバチを意味し、種小名はポーランド人の博物学者ベネディクト・ディボフスキィへの献名)から。
- ハチはミツバチをはじめ受粉やハチミツの生産等農業において重要な益虫である一方、スズメバチを筆頭として危険な毒虫としてのイメージも強い。「農業国を治める腹黒な殿様」の性格づけは、良くも悪くもハチのイメージを翻案したものでもあるのかもしれない。
- ちなみに刺す方のハチはメスであり、オスは刺さない事が生物学では知られているが、他者に上手く取り入るだけではなく洗脳されたゴッドカブトの操縦は、社会性のオスバチに加え寄生バチの要素を取り入れたとも考えられる(寄生バチに至っては動物に寄生する種は生物農薬の側面はあるが、植物に寄生する種は害虫に成り得る存在)。
- 衣装デザインは小林育美氏が担当。衣装制作には近年東映作品に多数参加しているゴスロリ・パンク系ブランドのh.NAOTOが関わっている。袖部分の喜怒哀楽を表すイラストはタキタテ城の屏風同様和ポップイラストレーターのNORIMA.による。
- ラクレスとのやりとりは、矢野氏と佳久氏による緊迫感のある演技と2人ともNHK大河ドラマ出演経験者であったことから「ここだけ見ると大河ドラマみたいやな」といった声が相次いでいる。
- スズメ・ディボウスキもまた兄以上に一筋縄ではいかない姫様であり、ますます大河ドラマ感が増すようになった。
- 各国の人物像を考察していくと、実はギラの思想に一番近いのがカグラギである。
- ギラ:王は民を護る者である
- カグラギ:民のためなら悪にでもなる
つまり、手段は違えど「王は民を護る存在である、また民とは国そのものであり宝である」という思想の根っこは全くと言っていいほど同じのため、ギラはカグラギのことを嘘つきと知りつつも気にかける描写があったり、カグラギ自身も「シュゴッダム国王はギラにこそふさわしい」と早々にラクレスに見切りをつけている様子も見られた。
関連イラスト
関連タグ
戦隊おじさん:演者が30歳以上の一覧あり。
マキャベリスト:思想・言動がこれに近い。
卑怯なコウモリ:劇中の言動はこれにも近い。
豊臣秀吉:イメージモデルとして一番近いと思われる戦国武将。彼も妹である朝日姫(旭姫)を人質同然に徳川家康に嫁がせている。
愛新覚羅溥儀:名前の由来が明かされていなかった時期、由来と思われていたラストエンペラー。
成長著しい金剛:10歳の頃が現在の姿と変わらないことから思い出す人も。演者も当の大河ドラマに出演経験あり。(ただし、基本的な人柄こそ変わっていないものの、虚実織り交ぜる現在のカグラギに対し、若返ったカグラギは比較的素直で真っ直ぐな様子でもあった)