映画『ラストエンペラー』の概要
監督、脚本:ベルナルド・ベルトルッチ
僅か3歳で皇帝の地位に着いた清朝最後の皇帝→満州国皇帝「溥儀」の半生を描いた映画。
主人公「溥儀」役はジョン・ローン
音楽担当の1人である坂本龍一は甘粕正彦役として出演している。
劇場公開版は163分、オリジナル全長版は219分の長編映画。
世界初のオリジナル全長版のテレビ放送は1989年の日曜洋画劇場でテレビ朝日開局30周年特別企画として4月2日から三日間に分けて放送された。
あらすじ
1950年の満州、ソ連と中国の国境にある駅の構内に戦争犯罪人が集められていた。
その中にいたメガネの男を見るなり、数名の人々が「皇帝だ」と呟いて人目も気にせず土下座をする。
メガネの男は洗面所に閉じこもり、手首を切って自殺を図った。
1908年の北京、紫禁城で今際の際にある西太后の元に一人の男児が呼び寄せられる。
僅か3歳で清朝第12代皇帝として選ばれた愛新覚羅溥儀であった。