概要
1997年にアメリカ合衆国で公開されたSF映画。日本公開は翌年の1998年。
出演者はイーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウ等。
あらすじ
時は近未来。
人工授精と遺伝子操作により産まれた優れた人間「適正者」と、自然妊娠・出産で産まれた劣る人間「不適正者」が存在する時代。
主人公であるヴィンセントは能力に劣る「不適正者」であり、更に生まれつき心臓に問題を抱えている。
彼の夢は宇宙飛行士であったが、それは「適正者」にのみ許された職業でありヴィンセントが就ける可能性はゼロ。
それでも夢を諦めないヴィンセントは「適正者」の協力者を得て身分を偽り、宇宙局「ガタカ」への就職に成功する。
しかしヴィンセントが宇宙に出発する日が迫ったある日、局内で殺人事件が発生する。
さらに現場に残された1本のまつげから容疑者が「不適正者」に絞られ…。
登場キャラクター
()内は演者。
- ヴィンセント(イーサン・ホーク)
自然妊娠で生まれた不適正者。
適正者たちに能力で劣る上に、生まれつき虚弱体質で心臓が弱く、30歳までに死ぬと診察されている。
適正者にしかなれない職業である宇宙飛行士を目指しており、違法なブローカーと取引を行い適正者のジェロームとして宇宙局「ガタカ」に就職する。
適正者である同僚たちを上回れるように、毎日血のにじむような努力を重ねている。
- ジェローム(ジュード・ロウ)
適正者。水泳選手として活躍していたが、不幸な事故により両足の自由を失い選手生命を絶たれた。
現在は車椅子で生活している。
違法な取引によりヴィンセントに名前や身分を渡し、検査の偽装用に血液や指紋、垢、尿など生体IDも渡している。代わりにヴィンセントは収入面や日常生活の介助をするのが条件。
- アイリーン(ユマ・サーマン)
ヴィンセントの同僚の女性。適正者。
ヴィンセントの正体には気づかず、ジェロームとして恋をする。
- 捜査官(ローレン・ディーン)
「ガタカ」で起きた殺人事件を操作する警官。当然適正者。