ブルーサンダー
ぶるーさんだー
- プロレスラー秋山準のニックネーム。
- JR貨物のEH200形電気機関車の愛称「ECO-POWER Blue Thunder(ブルーサンダー)」。
- オリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バファローズ)の打線の愛称「ブルーサンダー打線」。
- コナミのシューティングゲーム「サンダークロス」の1P側の自機名(ブルーサンダー45型)。
- ライトノベル「境界線上のホライゾン」の劇中に登場する軽食屋「青雷亭」の読み。主人公、葵・トーリの実家の店舗。
西海岸一帯を上空からヘリコプターで監視するロサンゼルス市警察航空隊、通称「エア・ポリス」のメンバーである「フランク・マーフィー」は副操縦士として着任した新米警官「ライマングッド」と共に上空からパトロール中、ナンバープレートの無い1台のシボレーを発見する。どうしても気に掛かったマーフィーは明け方近く、シボレーのあった場所へ向かうと、そこで焼け焦げた一枚の書類を見付けた。
その数分後、上司であるブラドック警部の呼び出しにより兵器倉庫へ赴くと、そこでは軍の要人たちが見守る中、特殊ヘリ「ブルーサンダー・スペシャル」の公開テストが行われていた。テスト終了後、ヘリから現れたのはマーフィーのベトナム戦争時代の同僚「コクレーン大佐」であり、ベトコン虐殺事件をめぐってマーフィーとは仇敵の間柄となった人物であった。
数日後、マーフィーはブルーサンダーのテスト飛行パイロットに任命される。その夜間飛行中、偶然にもコクレーンの車が連邦ビルに入っていくのを発見、その一室で行われたコクレーンと政府要人による恐るべき謀議(ロサンゼルスオリンピックを前に、ヒスパニック地区で暴動を煽動し、ブルーサンダーを用いてテロリスト鎮圧のみならず群衆整理を行うというもの)を聞き、その一部始終をサーモグラフィック・スコープとバイオレート・マイクを用いて録画する。
偶々カーテンを開いてそれを発見したコクレーンは、証拠隠滅の為にライマングッドを殺害しマーフィーをその容疑者に仕立て上げる。
マーフィーは別居中の妻「ケイト」へ録画ビデオをKBLAテレビのニュースキャスターへ手渡しするよう依頼し、自らはケイトを援護すべくブルーサンダーを盗み出し、SWATやF-16戦闘機、そしてコクレーンの駆る「OH-6D ヒューズ500」との戦闘を繰り広げる。
1983年に公開されたコロンビア映画製作のアクション映画。日本では同年に東宝の配給で上映された。
監督は「サタデーナイトフィーバー」のジョン・バダム、主役のマーフィー役はロイ・シャイダー、敵であるコクレーン役はマルコム・マクダウェル。
ブルーサンダー自体は架空の兵器であるが、フランスのアエロスパシアル社製の5人乗りヘリコプター「SA-341G ガゼール」を改造して製作されている。また各種装備は現実に可能なものであり、唯一公開当時には不可能であった消音ローターも現在では可能な技術になっている。
コロンビア映画を買収したソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントは2015年、本作のリメイク版を企画しているとした。
映画が好評であったため翌1984年に映画のストック映像の大部分を用いたテレビ版が製作された。ただし映画の内容とは関連性が無く、また視聴率も悪かったため11話で打ち切りとなっている。
内容
本作のブルーサンダーは、連邦法執行機関(APEX)の、ロス市警内出張所に所属しており、様々な事件に対応するために出動する。また、弾薬・燃料の補給を担当する特殊車両「ローリングサンダー」を駆る地上班が存在。ブルーサンダーと連絡を密にしてサポートしている。
登場人物
- フランク・チェイニー:ジェームズ・ファレンティノ(声:小川真司)
ブルーサンダーのメインパイロット。
- クリントン・ワンダーラブ:ダナ・カーヴィ(声:水島裕)
ブルーサンダーのサブパイロット。チーム内で一番若く、茶目っ気のある少年。
- ブラドック警部:サンディ・マクピーク(声:宮内幸平)
フランクたちの上司。
- スキー・ポトフスキー:ディック・バトカス(声:石田太郎)
地上班の一人。ローリングサンダーに乗り、ブルーサンダーをサポートする。筋肉質の大男。
- ババ・ケルシー:ババ・スミス(声:筈見純)
地上班の一人。同じくローリングサンダーに乗って、スキーとよくコンビを組みブルーサンダーをサポートする。黒人で筋肉質の大男。
- J.J.:アン・クーパー(声:横尾まり)
チームの紅一点。
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