基本情報
人物像
武蔵の統治能力を骨抜きにするために学院の中で最も無能なトーリが総長(現実における軍総司令官)の立場に立たされた。
しかし、武蔵内での人望は高く生徒会長(現実における国家首相)に立候補した際圧倒的多数で選ばれた。
あだ名は全裸、湿った手の男(ウェットマン)など。
BD特典小説『きみとあさまで』によれば、全裸と女装はトーリの契約の代演(3日に1回)とのこと。
全裸は自己申告の罰則でもあるので『馬鹿が服を着ている』というのは、トーリが何もやらかしていないことでもある。
聖蓮から与えられた字名『不可能男』の通り、何もできない無能な男とされている。
トーリ自身、それを自覚していて、だからこそ人を頼ることを厭わない。
実際に彼ほど武蔵内にて有能な者はいないかもしれない。
シロジロ曰く『餌の釣り方がうまい』とのこと。
武蔵の総長であるため無能ではあるが、
シロジロにやる気を出させたり、自動人形のホライゾンを誘導してホライゾン自身の思いを言わせる、前線で戦う者達に活を入れるなど、頭の回転が速い。
実際、学力に関しては平均であり、作中でも「俺、頭が悪いから」とは言いつつも、やるのは漢字の(変な)読み間違いくらいである。
また他人の素質を見抜く能力にも長けている。
また、生徒総会における、ネイトと鈴の相対の際に、ネイトのやろうとしている事を真っ先に「良くねぇな」と気づいたり、マクベスの呪いによって前線にいられなくなったネシンバラに、彼が子供の頃に書いた小説を浅間に持っていかせるなど「他人がどうしたいのか、何が出来るのか、何が必要か」を見極めることが得意。
そして、トーリ自身が、皆がしたい事をしやすいように行動しているが故に、仲間たちからの信頼も厚い。
つまり、空気を読めない訳ではなく、敢えて空気を読まないだけで、考えるべき事はしっかりと考えているし、周りを納得させられるような答えを出すことも出来る。
感情伝播の術式を使う為の訓練を、幼い頃からしてきたはずだというのが、ガリレオの見立てである。
彼の制服についている金色の糸のようなものは、鈴に対して『自分は此処にいるよ』と示すためのもので、ジャラジャラと音が鳴る。
目が見えない鈴に対して、ホライゾンが始めた事を彼は今も続けている。
実家である『"BLUE THUBDER"を冠さない青雷亭』のバイト店長でもあり、料理の腕は確か。
本人が味見をして最低限、他人に提供できるレベルで他者の意見を聴くための試作品は争奪戦が起こる程。それ以外でも料理を振る舞う姿がよく描写されている。
現状ではホライゾンに加え、ネイト、浅間・智を側室として迎える形になっている。
突拍子のない行動は、契約している芸能神へ奉納する『芸』も兼ねているらしい。
アニメで銃弾の飛び交う中走っていて大丈夫だったのは
ボケ術式(ギャグマンガ体質の術式)で被弾率が極端に下がっていたため。
(Twitter:作者)
『このライトノベルがすごい!2013』好きな男性キャラクター部門ランキングは10位。
使用術式
天照系の光学神奏術。
作中における今月の自己申告厳罰として、全裸でいることが多い。
この厳罰がいつまで続くのかは不明であるが、作中時間で1ヶ月程度であろうか。
ニコニコ動画にアニメのPVがアップロードされた際には
「おい、バカが服きてるぞ?!」と、ちょっとした混乱が起こった。
そりゃ、全裸のイメージは強いが、たしかに最初は着てたよな。
術式名不明
芸能神ウズメ系ミツバと上位契約により可能となった、感情伝播を応用したトーリの創作術式。
効果は『自分の物を、他者に分け与える』ことが出来ること。
奉納するものは『喜』の感情。
もし哀しみの感情を得たならば、奉納に失敗したとみなされ、
穢れたものとし、全能力が禊がれ浄化される。
つまり「悲しみを得ると死ぬ」という程に代償の大きな能力である。
トーリは王権を欲していたが、その理由は、シロジロが説明した流体燃料の権限を手に入れるためである。
術式の展開などにも必要となるそれを、この術式で分け与えるためであった。
武蔵の副王となった事で、その権限により、(巨大な都市艦である)武蔵の流体燃料の四分の一を自在に他者に分け与える事を可能とした。これにより、トーリの仲間達はほぼ無尽蔵ともいえる膨大な量の流体を使用可能になる。
ところで作中で言及されてないが、武蔵の四分の一の権限がトーリの全能力に含まれるなら
トーリが死ぬだけじゃなく、武蔵の四分の一も禊がれませんか? これ。
幼い頃の夢
――それが、周りの人たちが彼を支えようと思ったきっかけでもある
おれは、おうさまになる
みんなのゆめが、かなうくにをつくるおうさまになる
ホライゾンが、じぶんのゆめをもつことのできるくにをつくれるおうさまになる
名(迷)台詞・名(迷)口上など
「安心しろ! ――俺、葵・トーリは不可能の力と共にここにいるぜ!」
「俺がオマエらの不可能を受け止めてやる!
だからオマエらは可能の力を持っていけ!」
「――神道、仏道、旧派、改派、唯協、英国協、露西亜聖協、輪廻道、七部一仙道、
魔術、剣術、格闘術、銃術、機馬、機動殻、武神、機獣、機凰、機竜、航空戦艦、
人間、異族、市民、騎士、従士、サムライ、忍者、戦士、王様、貴族、君主、帝王、皇帝、教皇、
極東、K.P.A.Italia、三征西班牙、六護式仏蘭西、英国、上越露西亜、P.A.ODA、清、印度連合、
金、権利、交渉、政治、民意、武力、情報、神格武装、大罪武装、聖譜顕装、五大頂、八大竜王、総長連合、生徒会、男も女もそうでないのも若いのも老いたのも生きてるのも死んでるのも、
そしてこれらの力を使って相対出来る武蔵と俺達とお前達の感情と理性と意志と、他、いろいろ、 多くの、もっともっと多くの俺がまだ知らない皆の中で――
――誰が一番強いのか、やってみようぜ! 」
ちなみに作者は、アニメ収録でこの台詞を言う中の人が1回だけ自主リテーク後に『完全』に合わせたことに『驚愕』している。
2〈下〉
「テンゾー! 嘘をつけ!!」
「辻褄も何もいらねえ! とにかく、チューしなかった理由を作れ! それを言えば勝ちだ! 解るか?! 向こうは説得されたがってんだよ!!」
「浅間が急いで通神帯(ネット)で調べてくれたんだけどよ。さっきの睡蓮。花言葉知ってるか?赤睡蓮は"清純な心・優しさ・信頼・純情・信仰"って、結構堅いんだけどよ」
「白睡蓮は"純粋・潔白"だ。解るか? 処刑台の上で、オメエ、彼女に"白"って言ったんだ。だから、嘘でもいい、何でもいいから黒を白に変えろ。ただでさえオマエ黒装束なんだから、ちょっとは白いトコ見せてみろ」
3〈下〉
単騎で突撃しようとしている里見・義頼を見て、周囲に対し言ったセリフ。
「誰かあの馬鹿止めろ」
4〈上〉
ああ、うん、ほら、今俺、女装じゃん?
↓
は?・・・女は女湯に入るだろ?・・・解んねえの?
↓
はあ?俺はいつも女の心だよ?だから無罪だよ
↓
何言ってんだよアデーレ。俺は男だよ。大丈夫かオマエ
4〈下〉
「行くぞ、世界征服。来いよ世界全体。俺達はもう負けねぇ。そのつもりで相手してくれ」
「夢を叶えに、――行こうぜ皆」