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バック・トゥ・ザ・フューチャー

ばっくとぅざふゅーちゃー

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(Back to the Future)とは、1985年に公開されたロバート・ゼメキス監督のSF映画。またはそのシリーズ。
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概要

一家揃ってだらしがないマクフライ家の次男坊マーティが、ひょんなことから30年前の1955年にタイムスリップしてしまった(映画Ⅰ)。
やっと現代に帰ってきたと思ったらガールフレンドと30年後の2015年に連れて行かれ(映画Ⅱ)、自分の意志で100年前の1885年にタイムスリップしてそれからまた現代・1985年に帰って来る(映画Ⅲ)までを描いた三部作構成のSF映画。

総年数130年をカリフォルニア州のヒルバレーという一地帯だけで行き来しており、同じ場所(主に時計台)の歴史の変化が見て取れる。
Ⅰの映画公開当時はアメリカ独立承認1783年から202年を迎えており、Ⅲの舞台は南北統一1865年の20年後、もっと言うならⅢの過去へ来た次の日が独立承認から丁度102年=アメリカ建国70年当日であるなどと、アメリカ202年(公開当時)の歴史の流れが凝縮される一種の大河ストーリーのような内容ともなっている。

また、タイムパラドックスギリギリに事態は二転三転するためエンタメ映画としても楽しめる。

1985年に公開されるや、世界中で大ヒットし(特にアメリカでは「フューチャー現象」と呼ばれる社会現象まで巻き起こった)、好評を得たことで以降続編2作が公開された(当初は1作目だけで完結する予定だったらしい)。
当時はまだCGが発展途上であったこともあり、映像技術の面では現在と比べて幾分見劣りする部分もあるが、タイムトラベルとそれにより発生する複雑なタイムパラドックスをうまく物語に組み込み、矛盾なくストーリーをまとめ上げたその構成の巧みさは現在でもファンの間では非常に評価が高い。第1作が公開されてから35年以上が経つが、現在でも映画ファンの間では根強い人気を保ち続けている、不朽の名作である。

その後もタイムトラベルものや歴史改編を扱った作品が数多くつくられているが、そうした作品に与えた影響も計り知れないものがあったことは言うまでもないだろう。

スタッフ

監督ロバート・ゼメキス
製作総指揮スティーブン・スピルバーグ / キャスリーン・ケネディ / フランク・マーシャル
製作ボブ・ゲイル / ニール・カントン
脚本ロバート・ゼメキス / ボブ・ゲイル
音楽アラン・シルヴェストリ
撮影ディーン・カンディ
編集ハリー・ケラミダス / アーサー・シュミット
主題歌ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース「パワー・オブ・ラヴ」
SFXインダストリアル・ライト&マジック
SFXスーパーバイザーケン・ローストン
配給ユニバーサル・ピクチャーズ


主な登場人物

中心人物

マーティ・マクフライ

誰にも腰抜けなんて言わせない


演 - マイケル・J・フォックス
本シリーズの主人公
フルネームは「マーティン・シェイマス・マクフライ」で、周囲からは愛称の「マーティ」で呼ばれる。
ギターを演奏するのが好きな高校生で、学校では遅刻の常習犯でストリックランド教頭の説教をよく受けているが、いつか成功することを夢見ているという至って普通の少年。
口癖は「This is heavy.(ヘヴィな話だ・ヘヴィだ)」で、第1作において過去のドクは当初「未来ではそんなに物が重いのか?」と科学的観点から真剣に反論されている。(1955年当時にはheavyという言葉にそういった用法がなかったため。)
挑発に弱いのが弱点であり、チキンと言われるとすぐに挑発に乗ってしまう。
未来ではこのことがきっかけとなった事件が二度起きることになってしまう。
ワイルドガンマンで鍛えた早撃ちの腕はかなりのもので、この特技は『3』にて存分に発揮される。
この時間旅行の果てに彼はある大きな成長を遂げ、自分でさえ知らなかった本当の最悪の未来を現代で変える事となる。
ビフが牛耳る1985年のマーティはスイスの寄宿学校にいるとビフが語っていた。

エメット・ブラウン

ドク


演 - クリストファー・ロイド
フルネームは「エメット・ラスロップ・ブラウン」であり、通称「ドク」。本シリーズのもう一人の主人公ともいえる存在。
マーティの友人の科学者で、全編・全時代を通してマーティの相棒として彼に協力する。
先祖がドイツ人で父親の代になってアメリカ人に帰化した。
その際姓をフォン・ブラウンズから現在のブラウンに改名したのだが、フォンはドイツ語圏における貴族の称号=貴族の子孫なので、1955年時点の資産家ぶりはこれが影響しているのかもしれない。
30年の歳月をかけて開発したタイムマシン・デロリアンをマーティに見せるところから物語が展開し、このデロリアンはドクによってタイムスリップした時代に合わせた様々な改修が施されることとなる。詳しくは当該項目を参照のこと。
ストリックランド教頭が作中で言及した通りの危険人物でもあり、プルトニウムを入手するためにリビアの過激派とハッタリの爆弾で取引したり、『3』では列車強盗を働いたりと過激な行動を見せることもある。
彼が科学の道へ進むきっかけとなったのはジュール・ヴェルヌ著の海底二万マイル。少年の日にこの本と出会い、科学に一生を捧げると決心したという。
ピースメーカーを所持しており、『3』では自作のスコープを使った見事な射撃を披露しているあたり、銃器の扱いにも優れていると思われる。
飼っている犬の名はアインシュタイン。『3』ではコペルニクスという名をつけた犬を飼っている。
1955年に次元転移装置(フラックス・キャパシター)を草案したその日から人生が(マーティやヒルバレーそのものも巻き込んで)二転三転した波乱の幕開けとなった。少なくともビフが牛耳る変貌の1985年では精神病院送りにされている事が新聞記事で発覚している。(ただし、日本のテレビ放映時では記事の内容を字幕で翻訳される時は単に「エメット・ブラウン 拘禁」と表示される事も)
しかし、再び元の1985年への流れに戻す事に成功した時はその新聞記事ではドクは自身の発明により受賞している。
まさにマッドサイエンティストの二面性を持った人物だといえる。

マクフライ家

ジョージ・マクフライ
演 - クリスピン・グローヴァー(1) / ジェフリー・ワイスマン(2)
マーティの父。
うだつの上がらない気弱な人物であったが、マーティがタイムスリップしてきたことがきっかけで思わぬ活躍を見せることとなる。
SFが好きで、密かにSF小説を書いている。
本来なら魅惑の深海パーティへ行くはずがタイムスリップの影響で過去が変化し、パーティに出ることを断った時の理由もテレビのSF劇場を見るため。
しかし、マーティが彼のSF好きを逆手に取って仕掛けた策でパーティへ行くこととなるあたり、SFへの愛はかなり深い様子。
1955年からマーティが帰ってきた後1985年にはSF作家として大成していた。
2015年ではゴルフ中に骨を折ってしまい治すために逆さまになって登場する。
ビフが牛耳る1985年ではロレインと結婚していたが、表彰式に行く途中に路地裏で殺害されてしまった。

ロレイン・マクフライ
演 - リー・トンプソン
マーティの母。旧姓ベインズ。
『1』における実質的なメインヒロイン
マーティが1955年に行く前はアル中になっており、恋にも厳しい母親であった。
1955年では車に跳ねられたジョージを看病しているうち、ナイチンゲール症候群で彼と結婚する。
しかしタイムスリップの影響で過去が変化し、ジョージが車に跳ねられなかったがために彼との接点がなくなり、マーティは存在消滅の危機に陥る。
その後マーティがどうにかしてジョージとロレインをくっつけて存在消滅を回避した。
『2』では冒頭とビフが牛耳る1985年に登場する。ビフが牛耳る1985年ではビフと結婚させられている。

シェイマス・マクフライ
演 - マイケル・J・フォックス
『3』で登場する。マーティの玄祖父。怪我をしていたマーティを救った。ウィリアムという息子がいる。

マギー・マクフライ
演 - リー・トンプソン
『3』で登場する。マーティの玄祖母。怪我をしていたマーティを救った。シェイマスと結婚している。

ウィリアム・マクフライ
『3』で登場する。シェイマスとマギーの間に生まれた子供。マーティの曽祖父。

マーティン・マクフライ
シェイマスの兄弟。酒場で腰抜けと言われ、ナイフで刺されて死亡してしまった。

マーティ・マクフライ・Jr.
演 - マイケル・J・フォックス
『2』で登場する。未来のマーティの息子。グリフに頭が上がらず、グリフの指示で犯罪を犯し、逮捕されてしまう。
歴史を修正した後はグリフに負けないように自分に自信をつけた。

マーリーン・マクフライ
演 - マイケル・J・フォックス
『2』で登場する。未来のマーティの娘。マーティJr.の脱獄を助けようとして、逮捕される。
歴史を修正した後はマーティJr.が逮捕されないため、マーリーンも逮捕されずにすむ。

その他

ビフ・タネン

…笑


演 - トーマス・F・ウィルソン
ヒルバレーの乱暴者。ジョージ及びロレインとは同級生。
ジョージの上司となっており、自分の書類をジョージに用意させたりジョージの車で飲酒運転による事故を起こした際には車にいちゃもんをつけたりするなどの横暴を働く。
マーティが1955年に行った後はジョージに頭が上がらなくなり、ジョージにペコペコしている。
『2』では未来の老人になったビフがデロリアンを拝借し1955年にタイムスリップしたことにより彼が牛耳る世界ができてしまう。
そして、2015年に戻ってきた際にデロリアンから苦しそうに出てきて消えてしまう。
マルチタレントであるトーマス・F・ウィルソン氏のコメディチックと横暴な悪役表現が光る。
『3』では、終盤に少しだけ登場する。タイムパラドックスを直したことによってヒルバレーを牛耳るビフではなくジョージに頭が上がらないビフに戻っている。

ビフォード・タネン
演 - トーマス・F・ウィルソン
『3』で登場する。西部時代のビフの先祖。やはり相当な荒くれ者であり、強盗の常習犯として悪名高い人物であった。

グリフ・タネン
演 - トーマス・F・ウィルソン
『2』で登場する。ビフの孫。老人ビフに車のワックスがけをさせている。マーティとホバーボード対決をしていると誤って裁判所に突っ込み、逮捕される。

ジェニファー・ジェーン・パーカー
演 - クローディア・ウェルズ(1)→エリザベス・シュー(2,3)
マーティの彼女であり、将来の妻となる女性。
マーティとは相思相愛の仲であり、危険人物・奇人と思われがちなドクとも普通に接する数少ない人物。
マーティと共に未来へ行くことになるが、タイムスリップ途中にドクが眠らせたことによって、路地裏で置かれていたので警察に家まで送られてしまった。
そして、ドクがマーティ達に隠していたとされる二人の未来とさらに最悪な展開を知ってしまう。さらに未来の自己と会ってしまって気絶してしまった。
その後、気絶した形でビフが牛耳る1985年に戻った為、目覚めた時にこれらが悪夢だと思っていた。
一応、シリーズのメインヒロインだが、作品の大半がマーティとドクの関係にスポットが当てられたものになっていることに加え、『1』ではロレインが、『3』では後述するクララが実質的なメインヒロインとなっているため、やや影が薄い存在となってしまっている。

クララ・クレイトン
演 - メアリー・スティーンバージェン
『3』に登場する女性教師で、パート3の実質的なメインヒロイン。
本来なら渓谷に落ちて死亡し、「クレイトン渓谷」の名の由来となるはずだったが、ドクとマーティに救われたことで歴史が変わってしまうことになる。
ドクと同じくジュール・ヴェルヌの著作が好きで、そのことでドクと意気投合する。のちに結婚し、ジュールとヴェルヌという子供を産んでいる。
『3』の1955年で発見されたドクの墓標に刻まれていたメッセージにあった名前で先に登場している。

アインシュタイン
ドクの愛犬。世界初のタイムトラベラー。ドクと一緒に2015年行った。

コペルニクス
1955年時のドクの愛犬。ドクの墓石を見つけた。

小ネタ

part1

  • 『1』にて1955年の世界にタイムスリップしたマーティがエレキギターを片手に披露した曲はチャック・ベリーの『ジョニー・B.グッド』。若き日のベリーがその演奏を偶然耳にしており、今までになかった全く新しい演奏法を後の偉大なミュージシャンに(結果として)伝えたというパロディになっている。
  • 今となっては三部作として成り立っているが実は『1』だけで完結し、当初はシリーズ化は視野になかった。ところが『1』が本国アメリカでビデオソフト化された時にジョークでラストに本来は無いメッセージ「TO BE CONTINUED…(つづく)」とタイトルロゴを模したテロップを入れた為に続編があると思った視聴者が多発(実際に劇場公開版での該当のシーンには何も表示されない)。それがきっかけで続編希望の声があり『2』『3』が製作される事となった。同じく自宅で観ていたマイケル・J・フォックスも驚いたという。なんてこった! ちなみにこのラストは「続編に続く」ではなく「マーティの未来は続く」という意味としてのジョークだったという。つまりジョークが加わる事で作品自体の未来を変えたわけである。また、『2』のラストの「TO BE CONCLUDED(次回完結)」はそれのオマージュである。
  • 作品の構想の初期はタイムマシンとなるのは冷蔵庫だったとされる。しかしこれを子供が真似たら大変な事になると判断してデロリアンになった。
  • 1955年でマーティが1985年の大統領はロナルド・レーガンだと言うとドクが「あの大根役者が!?」と驚くが(レーガンは俳優出身である為)、当のレーガンはこのシーンが大のお気に入りで何度も観る程だったという。
  • 1955年11月のカフェで働く黒人青年のゴールディ・ウィルソン(85年で市長再選を目指す人物)がマーティの助言で「市長になる」と発言すると店長から否定的な発言を受けるが当時の黒人層は現代よりも差別がひどく、公共物も人種による使用が分けられていたのが常であった。そして、この1ヶ月後にキング牧師によるバスボイコット運動が始まる。ある意味、マーティは当時の社会を体験した事になる。

part2

  • 『2』にて、ビデオゲームで遊ぶ少年としてイライジャ・ウッドがデビューしていたりする。
  • 『2』と『3』は元々一つの構想だったが、上映時間の関係上分割する事となった。撮影自体は並行して行われている。ヘヴィだ…。『2』には未来のカフェの「ワイルドガンマン」やビフが居住するタワー「ビフの娯楽天国」のパートに『3』の伏線があったりする。
  • 『2』の冒頭は一見『1』のラストそのままかと思われがちだが、全て新規撮影である。違いがいくつかあり、わかりやすい所ではジェニファー役が変更されたところ。これは、当時、1作目でジェニファーを演じたクローディア・ウェルズの母親が末期癌に侵されていることが判明し、余命いくばくもない母と少しでも一緒に過ごしたいと考えたクローディアがジェニファー役を降板したためである。
    • また、逆さづりになった状態で登場するのでわかりづらいが、2015年におけるジョージ・マクフライ役も変更が加えられている。これはクリスピン・グローヴァーが出演料を巡って製作側と揉めてそのまま降板してしまったため。このため、ジョージは同時並行で撮影が進められていた『3』でもマクフライ家の中で唯一登場していない。
  • 『2』でドクが若返り手術を受けて実は変装していたとして特殊メイクを剥がしていたが、実はこの時ドクを演じていたロイドはまだ40代だった
  • 未来のスポーツ年鑑でマーティがスポーツくじ(便宜上これで表記する)で一儲けしようとしたのをドクが咎めていたが、『1』でマーティを家に送ってから時間旅行に旅立つ前にどうやらそれをやろうとしていた素振りを見せていた。もしや、未来でデロリアンを改修したり若返り手術をしたりとタイムマシン開発に莫大な資金を投じていたはずなのに金銭面で不自由なくやっていたのはそういう事だったのでは…?
  • 1985年(現代)は『2』のスポーツ年鑑が鍵となってビフが牛耳る世界に変貌したが、大きく変化してしまったのはこれだけで、地味なところではマクフライ一家が明るい家庭になった事(1)と商店街(1)と渓谷の名前が変わった事(3)ぐらいである。暗黒の1985年でドクが時代変革が起きた事を黒板で説明する際、本来の1985年に対して変貌を遂げた暗黒の1985年を「1985A」と表記している。しかし、その本来の1985年そのものが既に『1』の段階で「1985A」になっている事に気づいていない(マーティが1955年に現れた影響)。つまり、暗黒の1985年は正確には1985Bである。さらに3のエピローグは1985Cになっていて…ああもうややこしい!
  • 『2』の舞台である2015年の未来世界・1985Aはどちらも現在・元々の1985年より酷い事になっている。前者はわかりにくいが、司法において弁護士制度が廃止されたスピード裁判(これはアメリカが訴訟社会である皮肉だとされている)になっていたり、後者はもはや警察機関すらビフの言いなりとなる程崩壊しておりヒルバレーは治安が最悪になっている(ヒルバレーの看板が落書きされてヘルバレーと揶揄されている)。また、マーティとジェニファーが憧れる高級住宅街「ヒルデール」は1985年では確かに羨望の的の新興住宅街であるが、2015年には夫婦となったマーティとジェニファーは念願叶って居を構えた…が、ヒルデールはこの時代には治安が悪化した住宅街と化している時代の変化による皮肉な場所になっている。
  • この歴史改変の起点となった未来ビフによるスポーツ年鑑の過去への運搬だが、過去を改変したのに元の未来へ戻れるのは一見矛盾に見える(事実、ヒルバレーの惨状にマーティが2015年にまた戻って改変しようとしたがドクから無理だと言われる)。だが本作品世界では改変行為から実際に歴史が変化するまでタイムラグがある(例:1のマーティの両親がくっつくか否かでのマーティ自身の消滅云々の場面)ので、その間に未来に戻ってきたと考えれば辻褄が合う。
    • ちなみにブルーレイ特典で観られる没映像の中に、未来に戻ってきて程なく未来ビフが歴史改変の影響で消えてしまうシーンがある(バック・トゥ・ザ・フューチャー25thアニバーサリーBru-ray BOXで確認)本編では帰ってきたビフが苦しそうにしているのみで、その後どうなったのかは不明。ちなみに、よく見るとこの時ビフは胸のあたりを抑えているが、これはビフがロレインに銃で胸を撃たれて殺されるという悲惨な結末を迎えたという設定があるためである。
    • PART3ラストの1985年世界ではPART2のマーティの活躍により暗黒の1985年が無かったことになり、ビフはPART1のラストと同じ様子のビフに戻っている。老ビフのタイムトラベルが無意味になったことで、2015年世界のビフが消えることも取り消されたのかもしれない(ややこしい!)
  • 結構カットされやすいが、『2』のラストの後にPART3の予告編がある。実はここまでが『2』の本編である。(その後にスタッフロール)

part3

  • 『3』のクララは先述の通り、姓である「クレイトン」の名を冠したクレイトン渓谷の元となった人物だが、1855年にマッド・ドッグ・タネンに射殺されたドクの墓碑を建てたのも彼女だった。話はここからである。彼女は本来ヒルバレーに向かう暴走した馬車による渓谷への落下で死亡した人物だったのだが、自走不能になったデロリアンのタイムスリップのプランを渓谷で立てていた時にクララに遭遇した事でドクが救出した事で接点ができたのが本編の流れ。しかし、こうなるとマーティが行くまでの本来の1855年では一体ドクとはどういう理由で接点ができたのかは謎になっている。
    • ちなみにクララが助かった事で逆にマーティが1885年で名乗った「クリント・イーストウッド」のせいで「クレイトン渓谷」は「イーストウッド渓谷」に変わってしまった。
  • 時計台である裁判所の建造が始まっており、ドクとマーティはその時計の初始動の瞬間を見ている。つまり、ドクは始動から落雷の故障で停止を間近で見た生き証人になってしまった。
  • マーティを演じたマイケル・J・フォックスは後にパーキンソン病を発症しているが、その兆候が表れ始めたのが『3』の撮影の頃だったという。
    • 本編でビフォードに首を吊られるシーンがあるが、実はこのシーンの撮影時、マーティは頸動脈がブロックされて本当に窒息しそうになったと言われており、これが発病のきっかけになったのかもしれないとマーティは自著の中で述べている。

日本との関係

  • 新日本プロレス所属のKUSHIDAは本作の大ファンで入場時のコスチュームにマーティーが着ているのと同タイプのダウンベストとデニムジャケットを着たり、手に巻いたバンテージの手首のところに腕時計の模様を描きそれを見るしぐさをしたり、アレックス・シェリーとのタッグチーム『TIME SPLITTERS』のチームロゴを本作に似せたり2014年1月4日東京ドーム大会でのチームでの入場でデロリアンに乗って入場したり、入場曲の冒頭部分に本作のテーマ曲の冒頭部分を流したりしている。
  • これは吹き替えの話になるが、「三ツ矢雄二のマーティ」「穂積隆信のドク」のテレビ朝日版が特に有名だが、結構テレビ朝日以外のロードショー番組でこの配役バージョンは放送されていた。すこぶる評判が悪いのは「ゴールデン洋画劇場」においての「織田裕二のマーティ」「三宅裕司のドク」のフジテレビ版。これはフジテレビではいわゆる「タレント吹き替え」が常態化していた為。ゴールデン洋画劇場で二週連続放送が企画された際ではパート1がこの組み合わせだったのに、パート2はテレビ朝日版の組み合わせという、二週連続は豪華だけど意味不明なキャスティングだった。しかし後日、これを把握していたのか金曜ロードショーがパート3を放送したというおまけ付き。
    • 2020年6月12日・19日・26日の「金曜ロードショー」での三週連続放送はビデオソフトと同じ「山寺宏一のマーティ」「青野武のドク」バージョンが放送された。三ツ矢&穂積コンビ版に慣れ親しんでいた人がやはり多く、何故「三ツ矢&穂積コンビ」じゃないのかという声も少なくなかったが、近年過去の名作が地上波で放送される事が少なくなった中で、往年の名作を三週連続放送したことに関しては好評な意見が多かった(ただし、放送時間の都合上カットされたシーンも多く、それに関する不満の声はあった)。ちなみに、同シリーズ放送の翌週に放送されたのは同じくスピルバーグ監督作の『レディ・プレイヤー1』であり、4週続けてデロリアンがテレビに出てくるという快挙も達成している。

顔つき

  • 登場する人物は皆先祖~子孫ということで同じ顔。マーティの玄祖母であるマギーが母親ロレインと同じ顔(Ⅲ)であるのだが、マギーの生家の人物がベインズ家と縁組したり、ロレインの曾祖父母とマーティの玄祖母が姉弟だったりとか130年も経過すりゃ何でもアリであるので問題ない。


ゲーム版

NES(アメリカ版のファミコン)専用ソフトとして発売。
ジャンルはアクションゲームだが、日本では未発売。
しかし、後述の問題点もあり、ある意味日本で発売しなかったのは正解だったかもしれない。
「過去に戻ってこのゲームの開発を止めなきゃ!ドク!」

問題点

  • BGMはたったの一曲。「デレデデデーン!」その為、直ぐに飽きる。
  • マーティーがボーリングの球で敵を攻撃したり、時計を集めたりする。言うまでもないが、そんな要素は原作にはない。
  • 敵はいじめっこ、フラフープ女、殺人蜂、ガラスの破片を持った暴漢等、ゲームオリジナルキャラのみで、ビフ一味やリビアの過激派は全く出てこない。
  • スケボーは罠アイテム。スピードが上がるが、障害物などが避けきれなくなる。
  • 最終面は落雷&敵の猛攻。いつからヒルバレーはこんな地獄の様な街になったのか。


その他ゲーム版

SFCソフト「Superバック・トゥ・ザ・フューチャーパートⅡ」はこれらよりは世界観はまだ原作寄り。
ただ、終始ホバーボードに乗って進むアクションだが。

海外のみだがPCと家庭用ゲーム機でDL配信の形でリリースされた、ある意味パート4的な作品「BACK TO THE FUTURE:The Game」は脚本のボブ・ゲイル氏監修のシナリオで良質なアドベンチャーゲームになっている。
ゲーム化された中では本当に良質でいまだに日本語ローカライズされていないのが悔やまれる。
ちなみにマーティは別の俳優が声を担当しているが、声質がマイケル・J・フォックスに近い。ドクはオリジナル同様クリストファー・ロイド氏が声を担当している。30周年記念バージョンではタネン一族の声を映画でタネン一族を演じたトーマス・F・ウィルソン氏が担当。
なお、マイケル・J・フォックスはとあるエピソードでゲスト出演している。

日本語翻訳版


関連イラスト

オリジナル

Back to the Future
BACK TO THE FUTURE PARTⅢ


バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2
De Lorean



パロ

BACK TO THE GATE!<-------
バック・トゥ・ザ・ティーチャ-


back to the...
バック・トゥ・ザ・フューチャー対デロリンマン



関連動画

予告編


The power of love

Part1の主題歌、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「The power of love」。
ボーカルのヒューイ・ルイスもこの作品の冒頭でカメオ出演をしている(ただし、本人は完成した映像を観てすごく恥ずかしがったらしい)。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」テーマソング


「ドク・ブラウンからのメッセージ2015」


時代が追いついた

  • ついにやってきた2015年10月21日

パート2の舞台となった未来世界の2015年10月21日はマーティとジェニファー、そしてドクが1985年から時空を越えてやってくる日である為、現実に2015年10月21日を迎えた際は話題になった。
劇中の2015年と現実の2015年の違いはもちろんのこと、劇中の未来の技術が実現したか否かの比較も行われた(外部リンク参照)。
劇中に登場した未来のペプシコーラ「ペプシパーフェクト」が本国アメリカで数量限定で実現したりもした。
新聞である「USA TODAY」も特別版として劇中に登場した一面の記事を再現したもの(新聞を包むカバーだったらしい)を発売している。

また、ドクことクリストファー・ロイドのメッセージPVも公開され、この日はBTTF2の日と言っても過言ではないだろう。

さらに、任天堂側はこの作品に対して特に明言してはいないものの、劇中に登場したビデオゲーム「ワイルドガンマン」を2015年にバーチャルコンソールで配信した。ただし、アーケード版ではなくFC/NES版である。ちなみに劇中に登場したアーケード版は現実の2015年には実働可能な筐体はほとんど残っていなかったとされる。

これでようやく1885年、1955年、1985年、2015年の四つの舞台が人類が通ってきた時代になった一方でパート2の未来が過ぎ去りし過去・・・いや、過ぎた未来になったのである。

現在ではパート2の未来がレトロフューチャーになった事を踏まえて鑑賞するとまた作中の未来世界が違った視点で楽しめるかもしれない。

  • カブスが優勝!?
パート2作中でマーティが街頭の巨大スクリーンを見て驚いて発した台詞が現実に。詳しくは
外部リンク:『90s チョベリー』記事・BTTFはカブス優勝以外に何を予言したか?

影響

  • 影響を受けた作品

宇宙大帝ゴッドシグマ 宇宙戦士バルディオス
共に1980~1981年に日本で製作・放送されたアニメで、BTTFに大きな影響を受けた。歴史改変によるタイムパラドックスがテーマで08年発売のスパロボZで初参戦にして初共演した。

  • 影響を与えた作品
時空戦士スピルバンBTTF初作公開後に製作された東映メタルヒーローシリーズ第5作目でタイムパラドックスがテーマだった。
ターミネーター2・歴史改変がテーマで1はBTTFの前に公開されたが、此方BTTF完結後に製作・公開された。
サガ3時空の覇者BTTFの影響を受けてタイムスリップ・次元転移をテーマにしたらしい。
ママは小学4年生・落雷によるタイムスリップと歴史改変がテーマ
ムカムカパラダイス・此方は次元転移でパラレルワールドへやって来た
PUIPUIモルカー・第11話「タイムモルカー」は本作のパロディになっており、ドクとそっくりの老科学者も登場する。

関連タグ

ロバート・ゼメキス スティーブン・スピルバーグ ユニバーサル・ピクチャーズ
映画 洋画 SF映画 SF
タイムマシン タイムスリップ タイムパラドックス
過去 未来 1885年 1955年 1985年 2015年
デロリアン  ホバーボード スケートボード 1.21ジゴワット
時代が追いついた

タイマーのバクトフージER:名前の元ネタがこの作品と言う戦隊怪人。能力と本編の内容も同作に因んだ物となっている。

表記揺れ
バックトゥザフューチャー BTTF

外部リンク

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ロバート・ゼメキス ろばーとぜめきす

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