ゾロリちゃん、解説を忘れてる場合じゃないでしょう!?
ゾロリの母親。夫が行方不明になった後ゾロリを女手一つで育てた。
病気ですでに他界した。ゾロリへの遺言は『100歳になったら玉子を100個食べる事』。
ほうれんそうマンに負けて旅に出た息子を見守る為に幽霊になった。作中では作者である原ゆたか氏ともども某縞シャツ男のようにいろんなシーンに紛れ込んでいるので隠れミッキー的なイースターエッグポジションになっている。普段は天国におり、ママさんバレー等をやっている。
優しく、時に厳しくゾロリ達の旅を見守り彼らが死亡し天国にやってきた時は「人生は自分で切り開いていくものだ」と叱咤激励するが、それも彼に夢を叶えて欲しい一心でとった行動だった。
アニメではゾロリ達を罵倒した悪魔を元のクマに戻し、ママさんバレーのメンバーを率いてゾロリの死の真相を調査する。ゾロリ達が最終関門に差し掛かった頃、閻魔大王がいない間に閻魔帳を調べ、「ゾロリ」ではなく「ソロリ」だった事を発見する。閻魔大王の横暴とミスを明らかにして全てが解決した後はゾロリに「失敗しても構わない、悔いのない人生を送ってからママのところへ来てちょうだい」と言い、彼の教え子であるイシシとノシシにも感謝を述べて別れた。
原作ではゾロリが各地でいたずらや騒動を起こしていることは知らないが、アニメでは知りながら良い事もしているため理解を示していた。
ゾロリ出産後と後述の少女時代は顔つきが大きく異なっているなど別人のような印象を受ける(少女時代は後付けなので仕方ないが、後述の『ZZのひみつ』では回想に出てきたゾロリママとしてのゾロリーヌの目も少女時代のそれと同じになっている)。
2017年11月25日に公開された劇場版『ZZのひみつ』にて彼女の少女時代を確認できる。現在と比べて瞳が大きい。得意料理はオムライス。愛称は「ロリー」。
この頃は、デザイナーを目指していたらしい。ゾロンドとは高校生時代からの先輩。
いたずらが好きであるらしく、子供のころはいたずらをし過ぎてよく怒られていたらしい。
作中信号を無視した車に轢かれそうになった所、未来からやって来たゾロリ達に助けられるが、この際にゾロリ達が冤罪で警察に追われた為自身が下宿するさつき寮(ちなみに男子禁制)に匿う。
『ZZのひみつ』はかいけつゾロリ30周年に上映されたためか、過去作のヒロインを意識していると思われる要素がある。例えば。
- 他の男性キャラとフラグを建てる→エルゼ姫、ミリー他多数
- 瞳が緑→ミャン王女、テイル、ディナ
- マスク姿時は上がピンクの長袖で、下は赤で丈が短い→ミャン王女(ショート時)
- 料理上手、母親キャラ(ゾロリーヌは当時そうではないが)→スノウ
- 自身の「先輩」に恋心を寄せている→ミリー
- 赤髪でポニーテール→テイル
- 巨大生物に飲み込まれる→ディナ(脱出方法もそれを意識していると思われる)
- 宿敵が怪獣である→クララ
など。
余談だが、実は彼女は劇場版ヒロインの中で特に謎が多い。
というもテイルは考古学者の父を持ち、伯母(叔母か伯母か不明)の家に預けられてた過去があり、曲がりなりにも(エンディングでは、喜んで)父の跡を継ごうとした、アリウスは博士を父に持つガパパ村の小学校の教師、ディナは資産家出身で恐竜調査隊から離脱した、クララはムムーン星のお姫様と、大まかな過去、出身、両親の存在が明かされているのに対し、ゾロリーヌの過去の描写は少なく、出身、両親の存在が明かされていない。
イシシちゃん、ノシシちゃん、みんなを紹介するわね
- ゾロリ:息子。彼のイタズラや横暴が過ぎた時は「うちのゾロリが…」と言いながらゾロリーヌがお詫びするのが恒例行事。彼からは現在も慕われており、人助けの動機にもなっている。
- ゾロンド・ロン:夫。上述のように高校時代からの付き合い。ゾロリが3歳の時に生死不明となっているが…
- イシシ&ノシシ:息子の教え子と言うのもあって、ゾロリを宜しくと頼む際にお別れのキッスをするなど信頼している。
- ママさんバレーのメンバー:天国に住む女性達。アニメ版では更に活躍する。
- 閻魔大王:宿敵その1。地獄の支配者で、ゾロリーヌが異議を唱えても耳を貸さなかったがミスを指摘された挙句、土下座までさせられるお仕置きを受けた(後にとんま大王へ降格)。
- 悪魔:閻魔大王の手下で正体は熊。ゾロリーヌの尽力で元の姿に戻り、天国に移住した。
- 怪獣ピカゴラス:宿敵その2。『ZZのひみつ』のラスボス。過去の世界にて町を蹂躙し、少女だった頃のゾロリーヌを襲い、飲み込んでしまう。財宝などの光り物が大好物なようで様々な金銀宝石などを飲み込んでいる。体内に入り込んだゾロリによって体内から氷漬けにされ、その後、ゾロリーヌや光り物などを吐き出すが、それで怒るどころかゾロリ曰く「今回の事で懲り懲りした」ようで、おとなしくなり元居た場所に帰って行った。
あらやだ、パパったら昔の話まで…
先述されているように、ゾロリーヌの初出は『ほうれんそうマン』シリーズである。その時点では固有の名前はなく、ゾロリのママとして描かれていた。彼女絡みのシーンで「ママのおっぱいすいたいかしらん?」「ママ~、見ていてね~」などとゾロリが発言する場面が多く、彼が憎めない悪役としての立ち位置(特にマザコン描写)を確立するのに一役買っている。
ちょっと閻魔さん、あんた関連タグもつけられないの?
泉かなた(メイン画像左側):子供が幼い頃に亡くなった母親繋がり。子供がイタズラ好きで(本人曰く)動物に例えるとキツネなのも共通点。