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かいけつゾロリ

かいけつぞろり

「かいけつゾロリ」とは、原ゆたか作の人気児童書シリーズ及び、それを原作とするアニメである。
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概要

この作品の主人公であるゾロリは元々、『ほうれんそうマン』シリーズに出ていた悪役(『それいけ!アンパンマン』でのばいきんまんに相当する立ち位置)であったが、1987年の『ほうれんそうマン』シリーズ終了に伴い、著書・みづしま志穂の了承の元、原ゆたかによるスピンオフ作品『かいけつゾロリ』として、その後単独シリーズ化するにあたった。ただし、意外にもこの事実はほとんど知られていない(『かいけつゾロリ』シリーズの名物キャラである妖怪オバケは、『ほうれんそうマン』シリーズ第5巻『ほうれんそうマンのようかいじま』で初登場している)。その後、時代の流れと共にOVA映画テレビアニメゲーム漫画化もされている。大人になってから改めて見直してみると、子どもの頃とは違った楽しみ方の出来る作品である。なお、原ゆたかによれば「当初は5巻か10巻で終わる予定だった」らしいが、『ほうれんそうマン』時代よりも高い人気を誇ったため、30年以上経った現在でも、年に2回のペースで新刊が発売されている。

作品タイトルの由来は怪傑ゾロ。初見だと「かいけつゾロリ」の「かいけつ」を「解決」の意味として捉えがちだが公式twiiter曰く、本来の意味としては「とにかくすごい奴」を意味する"怪傑"ゾロリが正しい(ただ、どちらの意味も正解としている)。なお、TVアニメ1期の主題歌「ハッスル」の中では「かいけつ(怪傑)」を、Eテレ版の主題歌「もっと!もっと!かいけつゾロリ」の歌詞の中では「かいけつ(解決)」を強調している。また、スペイン語の「Zorro(読み方はソロorソーロ)」が「」を意味していることはあまり知られていない。

時事ネタ社会風刺下ネタパロディなどがとにかく多い(特に最近)が、そういったギャグの少ない『ほうれんそうマン』シリーズからほとんどノリは変わっておらず、『ほうれんそうマン』と同様、作中で迷路などのお遊びが描かれる事もある。また大半のページでは、文章が意図的に途切れてる事が多い。これも読者が途中で読み飽きないための工夫の1つで、そうする事によって、「立ち読みの時でさえ自然と最後まで読みたくなる」という。
また、『ほうれんそうマン』時代から自己言及的なネタやメタ発言も多く、しょっちゅう作者の原ゆたかが紙面に登場している(アニメ版でも同様。しかも時々本人が声優として「出演」し、映画版では3作続けて彼をモデルとした脇役キャラの声を担当した事もある)。特に第15作『つかまる!』はゾロリが作中の動物警察に捕まるのみならず、「不道徳的キャラのお前らなど創作物の世界から完全に消滅させてやる(意訳)」と言われるブラックなネタや狂気の産物まであった。
当初は『ほうれんそうマン』同様に教育的な3コマ→4コマ漫画がカバーの袖に描かれるのがお決まりだったが、今ではその新作が出る事自体かなり珍しくなっている。
近年では初回限定の付録が付いてくる事も多い。

原作・テレビアニメでは一部を除き、創刊年数のブランクが物語の時系列にそのまま反映されているのか、キャラが年を取る様子があるようだが、パルが大人になった事とアーサーとエルゼに子供が出来た事以外にその様子はなく、きょうりゅうぼうややネリーなどが子供のままだったり、ブルルやタイガーなどのおっさんキャラが初登場当時からほとんど変わっていなかったりと、チグハグな印象を与えている。本作では妖怪などが存在するため、種族によって年の取り方が違うと解釈できなくも無いが、それを踏まえても違和感がある。これらと似たような現象は『スーパーマリオシリーズ』及び『スーパードンキーコングシリーズ』等でも見られる。


ストーリー

擬人化された動物が暮らす異世界で、キツネのゾロリはブタのポイポイ(ほうれんそうマン)をやっつけて、「第二のゾロリ城と綺麗なお嫁さんを見つけてイタズラの王者として世界の頂点に君臨する」と言う野望を抱いていたのだがことごとく失敗。最後は自らを鍛え直すために、根城のゾロリ城を離れイタズラの修行の旅に出る。
旅を始めた頃、ゾロリは双子のイノシシである山賊イシシノシシと出会い、彼らを子分にして更に流浪の旅を続ける。この三馬鹿トリオは修行の旅をしながら行く先々で活躍するのだが、毎回イタズラと言う名の犯罪行為を働き、一般市民を敵に回して指名手配までされ、それでも自分の夢に向かって進み、時には善行を行い旅を続ける。

登場人物

かいけつゾロリの登場人物一覧

原作

※アニメ化したシリーズは

  • 無印=1
  • まじめにふまじめ=2
  • もっと=3
  • もっとシーズン2=3s2
  • もっとシーズン3=3s3
  • 劇場版=映画
を表記する
番号タイトル初版アニメ
1かいけつゾロリのドラゴンたいじ1987年11月1 - 1
2かいけつゾロリのきょうふのやかた1988年5月1 - 4
3かいけつゾロリのまほうつかいのでし1988年11月1 - 6
4かいけつゾロリの大かいぞく1989年5月1 - 7
5かいけつゾロリのゆうれいせん1989年10月1 - 8
6かいけつゾロリのチョコレートじょう1990年2月1 - 9
7かいけつゾロリと大きょうりゅう1990年8月1 - 10
8かいけつゾロリのきょうふのゆうえんち1991年2月1 - 12
9かいけつゾロリのママだーいすき1991年8月1 - 3
10かいけつゾロリの大かいじゅう1992年1月1 - 15
11かいけつゾロリのなぞのうちゅうじん1992年7月1 - 22〜23
12かいけつゾロリのきょうふのプレゼント1992年12月1 - 46
13かいけつゾロリのなぞなぞ大さくせん1993年6月1 - 25〜26
14かいけつゾロリのきょうふのサッカー1993年12月1 - 17〜18
15かいけつゾロリ つかまる!!1994年7月1 - 19〜20
16かいけつゾロリとなぞのひこうき1994年11月1 - 14
17かいけつゾロリのおばけ大さくせん1995年6月1 - 27〜28
18かいけつゾロリのにんじゃ大さくせん1995年12月1 - 34〜35
19かいけつゾロリ けっこんする!?1996年7月1 - 37〜38
20かいけつゾロリ 大けっとう!ゾロリじょう1996年12月1 - 2
21かいけつゾロリのきょうふのカーレース1997年7月1 - 11
22かいけつゾロリのきょうふの大ジャンプ1997年12月1 - 44〜45
23かいけつゾロリの大金もち1998年7月1 - 39〜40
24かいけつゾロリのテレビゲームききいっぱつ1998年12月1 - 41〜42
25かいけつゾロリのきょうふの宝さがし1999年7月2 - 2〜3
26かいけつゾロリ ちきゅうさいごの日1999年12月2 - 48〜50
27かいけつゾロリのめいたんていとうじょう2000年7月2 - 9〜10
28かいけつゾロリ ぜったいぜつめい2000年12月2 - 35〜36
29かいけつゾロリのきょうふのカーニバル2001年7月2 - 17〜19
30かいけつゾロリ あついぜ!ラーメンたいけつ2001年12月2 - 13〜14
31かいけつゾロリのてんごくとじごく2002年7月1 - 48〜49
32かいけつゾロリのじごくりょこう2002年12月1 - 50〜51
33かいけつゾロリのようかい大リーグ2003年7月1 - 30〜32
34かいけつゾロリとなぞのまほう少女2003年11月2 - 4〜5
35かいけつゾロリとまほうのへや2004年7月2 - 6〜8
36かいけつゾロリ たべられる!!2004年12月2 - 27〜28
37かいけつゾロリの大どろぼう2005年7月2 - 42〜43
38かいけつゾロリのなぞのおたから大さくせん(前編)2005年12月映画
39かいけつゾロリのなぞのおたから大さくせん(後編)2006年3月映画(上記の続き)
40かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご2006年12月映画
41かいけつゾロリ たべるぜ!大ぐいせんしゅけん2007年7月
42かいけつゾロリ やせるぜ!ダイエット大さくせん2007年12月
43かいけつゾロリ カレーVSちょうのうりょく2008年6月3 - 3
44かいけつゾロリ イシシ・ノシシ大ピンチ!!2008年12月3 - 18
45かいけつゾロリ きょうふのちょうとっきゅう2009年7月3s3 - 1
46かいけつゾロリ きょうふのようかいえんそく2009年12月3 - 16
47かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!(前編)2010年7月映画
48かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!(後編)2010年12月映画(上記の続き)
49かいけつゾロリのはちゃめちゃテレビ局2011年7月
50かいけつゾロリ 花よめとゾロリじょう2011年12月3 - 1
51かいけつゾロリのメカメカ大さくせん2012年7月3s2 - 1
52かいけつゾロリ なぞのスパイとチョコレート2012年12月3 - 5〜6
53かいけつゾロリ なぞのスパイと100本のバラ2013年7月3 - 10
54かいけつゾロリのまほうのランプ~ッ2013年12月3 - 8
55かいけつゾロリの大まじんをさがせ!!2014年7月3 - 9
56かいけつゾロリのクイズ王2014年12月3 - 4
57かいけつゾロリのようかい大うんどうかい2015年7月3s2 - 12
58きえた!?かいけつゾロリ2015年12月
59かいけつゾロリのおいしい金メダル2016年7月
60かいけつゾロリの王子さまになるほうほう2016年12月3 - 12〜13
61かいけつゾロリのかいていたんけん2017年7月3s2 - 18
62かいけつゾロリのちていたんけん2017年11月3s2 - 19
63かいけつゾロリのドラゴンたいじ22018年7月3s2 - 13
64かいけつゾロリ ロボット大さくせん2018年12月3 - 22〜23
65かいけつゾロリ うちゅう大さくせん2019年7月3 - 24〜25
66かいけつゾロリ スターたんじょう2019年12月映画
67かいけつゾロリのレッドダイヤをさがせ!!2020年6月
68かいけつゾロリ きょうふのエイリアン2020年12月
69かいけつゾロリのゾワゾワゾクゾクようかいまつり2021年7月
70かいけつゾロリ きょうふのダンジョン2021年12月

アニメについて

最初にアニメ化されたのはOVAという形で、1989年に『ドラゴンたいじ』『きょうふのやかた』『まほうつかいのでし』が発売された事から始まった。しかし翌1990年には『大かいぞく』『ゆうれいせん』『チョコレートじょう』のアニメ化が発表されたものの、発売を予定よりも延期した末に、結局発売中止となり、長くは続かなかった。

1993年夏には、短編アニメ映画『かいけつゾロリ(まほう使いのでし/大かいぞくの宝さがし)』が製作され、『それいけ!アンパンマン 恐竜ノッシーの大冒険』との併映作として公開されたが、公開時期が後に世界的な恐竜映画となる『ジュラシック・パーク』と重なった事もあって記録的な大ヒットにはならず、これも長続きしなかった。

この2つに関しては、ビデオとしては発売されたものの大人の事情で現在に至るまでDVD化されておらず、動画サイトでアップロードされているものも、その大半は権利などを理由に削除され、公式も一部を除いて1989年版と1993年版について扱っておらず、東映版遊戯王日テレ版ドラえもんのような半ば黒歴史的な扱いになっており、現状今後のソフト化は絶望的であろう。『かいけつゾロリぴあ』ではどちらの作品の存在も作者が言及しているが、詳細は語っていない。
また、いずれのアニメ作品も、テレビシリーズに比べると絵柄が原作に近いがより多くのアレンジが加えられている。例えば、1989年版ではイシシとノシシの違いが原作では黒子の違いで表現されていたのだが片目の大きさで表現されていたり、1993年版では、ゾロリのブーツの色が黒に、イシシの服が赤基準の色に、ノシシの服が緑基準の色に変更されているなど、一部のキャラの服のカラーが変更されていたり、魔法使いの城にたどり着いた経緯が、「洞窟を出た先で落ちそうになった所、傘を差したら風に飛ばされた(原作およびテレビシリーズ版では、人食い花に吐き出された)事になっている」、「ゾロリが魔法の杖でクジラを海賊船に変えた後、かいけつゾロリの姿で登場していた(原作およびテレビシリーズでは、海賊船長の格好をしていた)」という感じで大幅に変わっている。

2002年に、後述のテレビアニメに備えたパイロットフィルムかいけつゾロリの恐怖の花嫁作戦!!』が制作された。キャラクターは全て3DCGで描写されていたが、テレビアニメでは1度も使われないまま、フル3DCG化は没案となってしまった。しかも現在では、過去にアニメ化された作品の中でも、特に知られない存在となってしまった。

テレビアニメ

2004年には、テレビ朝日系列でついにテレビアニメ化。
テレビアニメ第1弾『かいけつゾロリ』は、同じくテレビ朝日系列(大阪の朝日放送(ABC))の少女向けアニメ『ふたりはプリキュア』と共に、2004年2月1日から放送された。全52話。当初はこの1年間だけの予定だったが、放送当時には全国の小学校でおやじギャグが流行するなど、子供たちや視聴者からかなり好評だったため、放送期間が延長される事になった。
テレビアニメ第2弾は、『まじめにふまじめ かいけつゾロリ』と改名され、こちらは2005年2月13日から2007年1月28日まで放送。「あじゃぱー編」と「ゼッコーチョー編」の2期に分けられており、全50話の「あじゃぱー編」は主にオリジナル展開としつつも、当時まだアニメ化されていなかった原作のネタも入っている。続く「ゼッコーチョー編」では、その原作ネタを全て使い切ってしまったため、ストーリーは完全アニメオリジナルとなっている。全97話。
合計すると3年間続く大ヒット作となった事もあり、一般的にゾロリのアニメといえば、このシリーズをイメージする者が多い。また、キャラクターの外観が原作と大きくかけ離れてるため、誰でもすぐに判別する事が出来る。
このアニメ版は第1弾はアニメプロデュース会社のアンバーフィルムワークス、第2弾はサンライズがメインで制作。アニメ会社の版権のせいか、第2弾以降とTVシリーズの劇場版の配信はあるものの、第1弾の動画配信は行われてない。ちなみにタイトルロゴのかいけつの字は、第1弾のみ紫色であり、第2弾以降は赤色である。いずれも亜細亜堂との共同制作であり、名古屋のメ〜テレによりテレビ朝日系列24局で放送されている。

そして、2019年7月4日。2020年春に再度テレビアニメ化される事が、11月15日にタイトルが『もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ』となる事が発表された。メ〜テレのアニメ枠が2017年に消滅した事から、放送局はNHKEテレに移籍する事になったが、アニメ制作は後述の劇場版シリーズに引き続き、2015年にサンライズからのれん分けされたバンダイナムコピクチャーズと亜細亜堂が担当する事となる。キャラクターデザインに大きな変化は見られないが、主役であるゾロリ一行の声優陣を除く担当声優が故人になった一部のサブキャラを含め変更されている場合が多い。また、前テレビシリーズと同様にアニメオリジナルのキャラクターやストーリーも登場している。Eテレアニメため、分割クール制になっており、2020年11月に2クールで一旦放送を終えものの、2021年春に第2シリーズの放送され、図らずも旧テレビアニメ版での反省が活かされている。第1シリーズはアニメ化されていなかった原作エピソードが多いの対し、第2シリーズはアニメオリジナルが中心になったが、スピンオフ作品「スッポコヘッポコ物語」を原作にしたエピソードも制作された。

劇場版シリーズ

2006年3月11日に、映画『まじめにふまじめ かいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん』が公開された。この時は『超劇場版ケロロ軍曹』と同時上映であったため、配給会社は本来の東京テアトルではなく、角川映画となっている。

2012年12月22日には、5年ぶりの新作アニメにして初の単独長編映画として『映画 かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!』が公開され、配給会社も元の東京テアトルに変更された。公開から僅か2週間で、観客動員数10万人を超える大ヒットを記録した。
ちなみに東京テアトルは、1993年版の同時上映だった『それいけ!アンパンマン』シリーズの配給も、経営合理化によって当時の担当であった松竹富士が解散した1999年から担当している。

2013年12月14日には、『映画 かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご』が公開されたが、上映された劇場は前作と比べて非常に少なく、記録的なヒットには至らなかった。

2006年から5年間続いた『超劇場版 ケロロ軍曹』シリーズとは対照的に、原作をアニメ映画作品にしたものである。そのため、当時のゾロリの映画は全てオリジナルストーリーではない。また、「なぞのお宝大さくせん』以外の作品の音楽は、主題歌以外は全て過去の曲の使いまわしである上に、タレント声優は一切起用されていない。
2014年に新作の公開がなかったのは、やはりそうした理由で『まもるぜ!きょうりゅうのたまご』が、前作ほどの大ヒットを記録出来なかったからだろうか?

オリジナルストーリー

うちゅうの勇者たち☆ミ


そんな中、2014年12月に、約2年ぶりのアニメ作品にして誰も観た事がない最新作(すなわち、史上初の映画オリジナルストーリー)が製作・翌年の秋に公開される事が発表された。それが、2015年9月12日に公開された『映画 かいけつゾロリ うちゅうの勇者たち』である。ただし上映時間は、単独上映作品でありながら、約50分と非常に短い。
なおこの作品からは、サンライズの機構変更により、亜細亜堂のパートナーがサンライズからのれん分けされたバンダイナムコピクチャーズに変更されている。

ZZのひみつ


2017年3月6日には、シリーズの生誕30周年を記念して、同年の冬に映画オリジナルストーリー第2弾の製作が発表され、タイトルが『映画 かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』である事も、同時に公表された。
6月25日には、公開日が11月25日に決まり、ヒロインとなる若き頃のゾロリーヌ役として、「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子がゲスト声優に(「Z繋がり」という理由から)選ばれた事が発表された。そのタイトル通り、ゾロリのトレードマークでありながら彼自身さえ知らない「ZZ(ダブルゼット)」の誕生を描く物語となっており、人気特撮番組『ウルトラマン』シリーズと1985年公開の大ヒット映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を主な元ネタとしている。
製作に携わる主要スタッフがこれまでの3作と異なり、監督を藤森雅也(『おまえうまそうだな』など)が、脚本を吉田玲子(『ガールズ&パンツァー』など)が務める事となった。この2名はテレビシリーズの頃からゾロリに関わっており、今回は久々の参加(藤森は『まもるぜ!きょうりゅうのたまご』の絵コンテ以来4年ぶり、吉田は2006年12月17日放送の『まじめにふまじめ かいけつゾロリ』の第92話以来実に11年ぶり)となった。なお、キャラクターデザインの担当者は、テレビシリーズから担当している船越英之であるが、デザインの雰囲気はこれまでと比べても若干違う。
そして本作の初公開時期である11月25日・26日の2日間では、『ジャスティス・リーグ(1位)』や『火花(3位)』が注目される中で、週末観客動員数第8位という大ヒットを記録した。

こうした度重なる映画の公開を経て、2020年にテレビアニメが13年ぶりに復活する事になった。

漫画版

2003年12月6日に創刊された『月刊プレコミックブンブン(後の月刊コミックブンブン)』にて、漫画家・きむらひろきによるコミカライズ(漫画版)『コミック版かいけつゾロリ』の連載が開始される。本作は原ゆたかの監修でありながら番外編の位置付けであり、ゾロリ一行が絵本童話の世界を旅するという原作やアニメからは独立した物語である。

旅は続く
きっと、ずっと…


下のイラストは、このシリーズ専用のオリジナルキャラ(左がゾロリ達のサポート役にして居候先の主である「コンロン博士」で、右がゾロリの宿敵となっている「ケイツ」の一味)である。

コンロン博士
ゲロゲロ(ケイツだゲロ~!!)と愉快な仲間達


これと同時に、きむらひろきをはじめとした多数の漫画家による4コママンガ版『かいけつゾロリ 4コマ大作戦』も、コミック版と並行して連載された。
しかしこれらの漫画版は、2009年9月15日に発売された2009年10月号限りで、『月刊コミックブンブン』そのものが休刊(事実上廃刊)した事に伴い、連載終了となってしまった。しかもそれ以降ではゾロリ以外にも、2009年1月号から2009年10月号まで連載中だった全ての作品は、コミックスの新刊が一切発売されていない。

コミック版

番号タイトル初版
1かいけつゾロリ1 ゾロリのうらしま太郎2004年9月
2かいけつゾロリ2 ゾロリのもも太郎2005年3月
3かいけつゾロリ3 ゾロリの白雪姫2005年9月
4かいけつゾロリ4 ゾロリのかぐや姫2006年3月
5かいけつゾロリ5 ゾロリの赤ずきん2006年9月
6かいけつゾロリ6 ゾロリのおむすびころりん2007年3月
7かいけつゾロリのはだかの王さま2007年12月
8かいけつゾロリのアラジンと魔法のランプ2008年7月
9かいけつゾロリのジャックと豆の木2008年12月
10かいけつゾロリの眠りの森の姫2009年6月


4コマ漫画版

1かいけつゾロリ 4コマ大作戦12005年2月
2かいけつゾロリ 4コマ大作戦22006年2月
3かいけつゾロリ 4コマ大作戦32007年2月
4かいけつゾロリ 4コマ大作戦42008年3月
5かいけつゾロリ 4コマ大作戦52009年2月



舞台版

2019年9月7日から10月6日にかけて『かいけつゾロリとなぞのスパイ・ローズ』として公演された。主要キャラクターは着ぐるみで、担当声優はアニメ版とは異なりノンクレジットで明かされていない。


「かいけつゾロリ」(TVアニメ第1期)


メインスタッフ

企画 ゾロリエンターテイメント/坂井宏先
原作・ゲストキャラクターデザイン 原ゆたか
チーフプロデューサー 今井隆/林敦/藤井雅俊/小原解子
プロデューサー 小原麻美/池口和彦/岡村雅裕
アシスタントプロデューサー 原京子/清水真之介/矢尾板克之
助監督 三浦辰夫
シリーズ構成 関島眞頼錦織博/池口和彦
キャラクターデザイン・総作画監督 船越英之
総作画監督 柳田義明
セットデザイン 梅芝五朗
美術監督 大橋由佳/東潤一
色彩設計 三笠修
撮影監督 斎藤秋男
編集 小野寺桂子
音響監督 三間雅文
音楽 田中公平
音楽制作 ソニー・ミュージックエンタテインメント
音楽制作担当 篠原廣人/木村唯人
監督 錦織博
アニメーション制作 アンバーフィルムワークス/亜細亜堂
製作協力 ジャパン・デジタル・コンテンツ/ポプラ社/アンバーフィルムワークス/亜細亜堂 製作 メ〜テレ/東急エージェンシー/ゾロリエンターテイメント

オープニング

ハッスル」(第1話 - 第52話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - 山寺宏一

エンディング

空は青」(第1話 - 第13話)
作詞・作曲 - 鈴木哲彦 / 編曲・歌 - 佐藤さんと鈴木くん
おわりのうた」(第14話 - 第31話)
作詞 - ユキエ6 / 作曲・編曲 - ノビタ・ロバート / 歌 - ユキエ6&ノビタ・ロバート
あかねいろ」(第32話 - 第46話)
作詞・作曲 - 鈴木哲彦 / 編曲・歌 - 佐藤さんと鈴木くん
画用紙」(第47話 - 第52話)
作詞・歌 - 杏さゆり / 作曲 - 西寺郷太 / 編曲 - 矢野博康


「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」(TVアニメ第2期)


メインスタッフ

企画 ゾロリエンターテイメント製作委員会/坂井宏先
原作・ゲストキャラクターデザイン 原ゆたか
チーフプロデューサー 加藤直樹/野崎久也/宮河恭夫/小原解子
プロデューサー 川本謙一/岡村雅裕 /岩田幹宏/尾崎雅之
キャラクターデザイン 船越英之
総作画監督 柳田義明/関根昌之
美術監督 大橋由佳/東潤一
美術設定 泉寛
色彩設計 武谷治
音楽 田中公平
音響監督 三間雅文
撮影監督 斎藤秋男
編集 小野寺桂子
アニメーション制作 - サンライズ、亜細亜堂
総監督 芝山努
監督 亀垣一/加瀬充子

オープニング

「あじゃぱー」(第1話 - 第50話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - 山寺宏一、愛河里花子、くまいもとこ
「ゼッコーチョー!」(第51話 - 第97話、第65話・第67話・第97話挿入歌)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - 山寺宏一

エンディング

「ママの子守唄」(第1話 - 第27話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 多田彰文 / 歌 - 玉川紗己子
「あっちゃこっちゃゴー!」(第28話 - 第50話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - 岩男潤子
「イシノシかぞえうたでスカ!!」(第51話 - 第74話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 多田彰文 / 歌 - 愛河里花子、くまいもとこ
「ブワーッといこうぜ」(第75話 - 第97話)
作詞 - 原ゆたか / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 丸尾稔 / 歌 - 山寺宏一



「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ」(TVアニメ第3期)


メインスタッフ

原作 - 原ゆたか
監督 - 緒方隆秀
ストーリー監修 - 藤森雅也
シリーズ構成 - 冨岡淳広
キャラクターデザイン - 船越英之、小林哲也
色彩設計 - 日野正秋
美術監督 - 海津利子
撮影監督 - 山本耕平
編集 - 小峰博美
音響監督 - 三間雅文
音楽 - 田中公平
プロデューサー - 加藤裕樹、三浦進、中沢いずみ
アニメーションプロデューサー - 宮田聡
アニメーション制作 - BN Pictures、亜細亜堂
制作・著作 - 「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ」製作委員会

オープニング

「もっと!もっと!かいけつゾロリ」(第1話 -)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - 山寺宏一
※第2シーズン共通

エンディング

「シャラララ」(第1話 -)
作詞 - HIROMI /作曲 - STARFISHとELLEN、BERGとBIG-F /編曲 - STARFISH /歌 - ONEPIXCEL
「ZORORI ROCK」 (第2シーズン第1話 -)
作詞 - こやまたくや /作曲 - こやまたくや /編曲 - ヤバイ T シャツ屋さん /歌 - ヤバイ T シャツ屋さん

OVA「かいけつゾロリ」(1989年OVA版)


メインスタッフ

プロデューサー - 鳥海仟、関根一郎
企画・制作 - スポットライト企画
原作 - 原ゆたかポプラ社
脚本 - 三井秀樹
作画監督 - 鈴木英二、篠田章
音響監督 - 酒東健児、青柳敦子
アニメーション制作 - 龍プロダクション
制作進行 - 横尾潔
監督 - 尾崎正善、宮崎一哉
製作・販売 - 天田印刷加工株式会社ビデオ事業部

主題歌

「その名もかいけつゾロリ」
作曲・作詞 - 原ゆたか/歌 - 二又一成、稲垣悟、木津修
※CD化はされていない

劇場版「かいけつゾロリ」(1993年版)


メインスタッフ

製作総指揮 - 加藤俊三
企画 - 武井英彦
原作 - 原ゆたか
脚本 - 中村修、日吉恵
音楽 - 辻陽
アニメキャラクターデザイン・作画監督 - 前田実
美術監督 - 大野広司
撮影監督 - 野村隆
録音監督 - 山田悦司
選曲 - 合田豊
編集 - 鶴渕和子
プロデューサー - 伊藤響、尾崎穏通
監督 - 竹内啓雄

主題歌

「かいけつゾロリ!」
作詞 - 朝倉京子/作曲 - 山本梓/編曲 - 藤原いくろう/歌 - 神谷明

※2002年版はノンクレジットで主題歌はない模様


関連イラスト

せんせと弟子
赤ねいる


ゾロリせんせ


たまごの中身はなんだろう?
ゾロリせんせかっこいいだよ



テレビアニメ放送前のCM

テレビ朝日版


Eテレ版


余談

ポプラ社公式Twitterアカウントが2021年4月にトンでもないものを公開した。その名も「ゾロリたちが勝手に物語を終わらせるしおり」である。

「その時、とつじょゾロリたちが らんにゅうし、おならでぜんぶかいけつしてくれちゃいました。物語はこれでおしまいです。めでたしめでたし。」

…と、書かれておりコレをあらゆる小説の文中に重ねるとゾロリたちがおならで解決してしまう超展開になるしおりである。まさかの公式による鬱クラッシャーズ入りとは…。

アニメ版の声優はドラゴンボールに出演経験のある人が多い。

関連タグ

原ゆたか ポプラ社 ほうれんそうマン
ゾロリ イシシ ノシシ
かいけつゾロリ-COMICS- きむらひろき
亜細亜堂 田中公平 船越英之 テレビ朝日 名古屋テレビ
山寺宏一 愛河里花子 くまいもとこ
サンライズ バンダイナムコピクチャーズ 長期アニメ
ゾロリ城
それいけ!アンパンマン ケロロ軍曹…それぞれの劇場版が、ゾロリ映画の併映作として同時上映されたアニメシリーズ。ちなみに、後者・ケロロ軍曹にはゲスト出演を果たしており、ケロロ軍曹の原作者である吉崎観音は後年、本作のように(それも女の子で)擬人化された動物の物語『けものフレンズ』を手掛けたが、本作とコラボした事も少なからず影響しているのか不明。

星のカービィ(アニメ)…よく「作風が似てる」と言われており、こちらの放送終了から程なくしてアニメ化されたため、制作元は違えど「事実上のアニカビ第二期」と言う意見も見られる。

プリキュアシリーズゾロリと同じく2004年2月1日から、テレビ朝日系列(大阪の朝日放送(ABC))で放送された『ふたりはプリキュア』から始まった東映アニメーション製作の大ヒット少女向けアニメ。ゾロリのテレビシリーズ(メ〜テレ版)が放送終了した現在でも(放送時間や基本要素こそ変わらないが)、題材やキャラクター、展開やスタッフを変えながらも継続している。また、「キュアゾロリ」というコラボタグが存在する。

外部リンク

原ゆたか公式サイト
TVアニメ公式サイト
映画公式サイト
映画公式Twitter

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