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かいけつゾロリ

かいけつぞろり

「かいけつゾロリ」とは、原ゆたか作の人気児童書シリーズ、およびそれを原作とするアニメである。
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概要

この作品の主人公であるゾロリは元々、「ほうれんそうマン」シリーズに出ていた敵役(いわゆるばいきんまんポジション)であったが、シリーズ終了に伴い、著書みづしま志穂了承の元、スピンオフ作品「かいけつゾロリ」として原ゆたかにより単独シリーズを持つにあたった。ただし、意外にもこの事はほとんど知られていない(名物キャラである妖怪オバケは『ほうれんそうマンのようかいじま』という作品で初登場している)。その後はテレビアニメOVA映画ゲーム漫画化もされている。改めて見直してみると、子どもの頃とは違った楽しみかたの出来る作品である。

時事ネタ社会風刺下ネタパロディなどがとにかく多いが、そういったギャグの少ない『ほうれんそうマン』シリーズからほとんどノリは変わっておらず、『ほうれんそうマン』と同様、作中で迷路などのお遊びが描かれることもある。
また、『ほうれんそうマン』時代からだが自己言及的なネタやメタ発言も多く、しょっちゅう作者の原ゆたかが紙面に登場している(アニメ版でも。しかも時々本人が声優として「出演」し、映画版では2作続けて彼をモデルとしたオリジナルキャラの声を担当した事もある)。特に第15作『つかまる!』はゾロリが作中の動物警察に捕まるのみならず、「不道徳的キャラのお前らなど創作物の世界から完全に消滅させてやる(意訳)」と言われるブラックなネタまであった。
初期は『ほうれんそうマン』同様に教育的な4コマがカバー裏に書かれるのがお決まりだった。
近年では初回限定の付録が付いてくる事も多い。

元ネタは怪傑ゾロから。なお、直接の繋がりはない。

アニメ・漫画化

最初にアニメ化されたのはOVAという形で、1989年に「ドラゴンたいじ」「きょうふのやかた」「まほうつかいのでし」が発表・発売された事から始まった。しかし翌年には「大かいぞく」「ゆうれいせん」「チョコレートじょう」が発表されたものの、発売を予定よりも延期した末に、結局は発売中止となり、長くは続かなかった。

1993年に短編アニメーション映画「かいけつゾロリ(まほう使いのでし/大かいぞくの宝さがし)」が製作され、「それいけ!アンパンマン 恐竜ノッシーの大冒険」との併映作として公開されたが、公開時期が「ジュラシック・パーク」と重なったという事もあって記録的な大ヒットにはならず、これも長続きしなかった。

2003年12月6日に創刊された「月刊プレコミックブンブン(後の月刊コミックブンブン)」にてきむらひろきによるコミカライズ(漫画版)「コミック版かいけつゾロリ」連載が開始される。本作は番外編の位置づけであり、ゾロリ一味が絵本童話の世界を旅するという原作やアニメからは独立した物語である。

旅は続く
きっと、ずっと…


下のイラストは、このシリーズ専用のオリジナルキャラ(左がゾロリ達のサポート役にして居候先の主である「コンロン博士」で、右がゾロリの宿敵となっている「ケイツ」の一味)である。

コンロン博士
ゲロゲロ(ケイツだゲロ~!!)と愉快な仲間達


同時に、きむらひろきをはじめとした漫画家による、4コママンガ版「かいけつゾロリ 4コマ劇場」も連載された。
しかしこれらの漫画版は、2009年9月15日に発売された2009年10月号限りで、月刊コミックブンブンが休刊(事実上廃刊)した事に伴い、連載終了となった。しかもそれ以降ではゾロリを以外にも、2009年1月号から2009年10月号まで連載中だった全ての作品は、コミックスの新刊が一切発売されていない。

2004年には、テレビ朝日系列でついにテレビアニメ化。
テレビアニメ第1弾「かいけつゾロリ」は、2004年2月1日から放送された。全52話。当初はこの1年間だけの予定だったが、かなり好評だったため延長された。
それは、テレビアニメ第2弾「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」と改名された。こちらは2005年2月13日から2007年1月28日まで放送。「あじゃぱー編」と「ゼッコーチョー編」の2期に分けられており、全50話の「あじゃぱー編」は主にオリジナル展開としつつも、当時まだアニメ化されていなかった原作のネタも入っている。「ゼッコーチョー編」ではその原作ネタを全て使い切ってしまったため、ストーリーは完全アニメオリジナルとなっている。合計すると全97話。
合計3年間も続く大ヒット作となったため、ゾロリのアニメといえば、一般的にこのシリーズをイメージする者が多い。
いずれも名古屋テレビ(通称:メーテレ)ホスト・テレビ朝日系列(ただし一部系列局除く)で放送されている。
製作は亜細亜堂だが、第1弾はアニメプロデュース会社のアンバーフィルムワークスと、第2弾はサンライズと、それぞれの共同制作となっている。

映画化

2006年3月11日に、映画「まじめにふまじめ かいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん」が公開された。この時は、「超劇場版 ケロロ軍曹」と同時上映であったため、配給会社は本来の東京テアトルではなく、角川映画となっている。

2012年12月22日には、5年ぶりの新作アニメにして初の単独長編映画として「映画 かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!」が公開され、配給会社も元の東京テアトルに変更された。公開から僅か2週間で、観客動員数10万人を超える大ヒットを記録した。
続いて2013年12月14日には、「映画 かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご」が公開された。

2006年から5年間続いた「超劇場版ケロロ軍曹」シリーズとは対照的に、原作をアニメ映画作品にしたものである。そのため、当時までのゾロリの映画は全てオリジナルストーリーではない。また、「なぞのお宝大さくせん」以外の作品の音楽は、主題歌以外は全て過去の曲の使いまわしである上に、タレント声優は一切起用されていない。
2014年に新作の公開がなかったのは、やはりそうした理由で「まもるぜ!きょうりゅうのたまご」が、前作ほどの大ヒットを記録出来なかったからだろうか?

オリジナルストーリー

うちゅうの勇者たち☆ミ


そんな中2014年12月に、約2年ぶりのアニメ作品にして誰も観た事がない最新作(すなわち、史上初の映画オリジナルストーリー)の製作が発表された。それが、2015年9月12日に公開された「映画 かいけつゾロリ うちゅうの勇者たち」である。
なおこの作品からは、サンライズの機構変更により、亜細亜堂のパートナーがサンライズから「のれん分け」されたバンダイナムコピクチャーズに変更となっている。

2017年3月6日には、シリーズの生誕30周年を記念して、同年の冬に映画オリジナルストーリー第2弾の製作が発表され、タイトルが「映画 かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ」である事も、同時に公表された。6月25日には、公開日が11月25日に決まり、ヒロインとなる若き頃のゾロリーヌ役として、「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子がゲスト声優に(「Z繋がり」という理由から)選ばれた事が発表された。
製作に携わる主要スタッフがこれまでの3作と異なり、監督を藤森雅也おまえうまそうだななど)が、脚本を吉田玲子ガールズ&パンツァーなど)が務める事となった。この2名はテレビシリーズの頃からゾロリに関わっており、今回は久々(藤森は「まもるぜ!きょうりゅうのたまご」の絵コンテ以来4年ぶり、吉田は2006年12月17日放送の「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」の第92話以来実に11年ぶり)の参加となった。なお、キャラクターデザインの担当者は、テレビシリーズから担当している船越英之であるが、デザインの雰囲気はこれまでと比べても若干違う。
そして本作が公開されるや否や、週末観客動員数が「ジャスティス・リーグ(1位)」や「火花(3位)」と並んで4位になるという大ヒットを記録した。

ストーリー

擬人化された動物が暮らす異世界で、キツネのゾロリはブタのポイポイ(ほうれんそうマン)をやっつけて、「第二のゾロリ城と綺麗なお嫁さんを見つけてイタズラの王者として世界の頂点に君臨する」と言う野望を抱いていたのだがことごとく失敗。最後は自らを鍛え直すために、根城のゾロリ城を離れイタズラの修行の旅に出る。
旅を始めた頃、ゾロリは双子のイノシシである山賊イシシノシシと出会い、彼らを子分にして更に流浪の旅を続ける。この三馬鹿トリオは修行の旅をしながら行く先々で活躍するのだが、毎回イタズラと言う名の犯罪行為を働き、一般市民を敵に回し指名手配までされ、それでも自分の夢に向かって進み、時には善行を行い旅を続ける。

登場人物

など

シリーズ一覧

第1作『ドラゴンたいじ』のみ、レーベルは「ポプラ社の小さな童話」で、以降は「ポプラ社の新・小さな童話」である。
基本的には年2回刊行されるが、1992年のみ3回刊行された。

番号タイトル初版
1かいけつゾロリのドラゴンたいじ1987年11月
2かいけつゾロリのきょうふのやかた1988年5月
3かいけつゾロリのまほうつかいのでし1988年11月
4かいけつゾロリの大かいぞく1989年5月
5かいけつゾロリのゆうれいせん1989年10月
6かいけつゾロリのチョコレートじょう1990年2月
7かいけつゾロリと大きょうりゅう1990年8月
8かいけつゾロリのきょうふのゆうえんち1991年2月
9かいけつゾロリのママだーいすき1991年8月
10かいけつゾロリの大かいじゅう1992年1月
11かいけつゾロリのなぞのうちゅうじん1992年7月
12かいけつゾロリのきょうふのプレゼント1992年12月
13かいけつゾロリのなぞなぞ大さくせん1993年6月
14かいけつゾロリのきょうふのサッカー1993年12月
15かいけつゾロリ つかまる!!1994年7月
16かいけつゾロリとなぞのひこうき1994年11月
17かいけつゾロリのおばけ大さくせん1995年6月
18かいけつゾロリのにんじゃ大さくせん1995年12月
19かいけつゾロリ けっこんする!?1996年7月
20かいけつゾロリ 大けっとう!ゾロリじょう1996年12月
21かいけつゾロリのきょうふのカーレース1997年7月
22かいけつゾロリのきょうふの大ジャンプ1997年12月
23かいけつゾロリの大金もち1998年7月
24かいけつゾロリのテレビゲームききいっぱつ1998年12月
25かいけつゾロリのきょうふの宝さがし1999年7月
26かいけつゾロリ ちきゅうさいごの日1999年12月
27かいけつゾロリのめいたんていとうじょう2000年7月
28かいけつゾロリぜったいぜつめい2000年12月
29かいけつゾロリのきょうふのカーニバル2001年7月
30かいけつゾロリ あついぜ!ラーメンたいけつ2001年12月
31かいけつゾロリのてんごくとじごく2002年7月
32かいけつゾロリのじごくりょこう2002年12月
33かいけつゾロリのようかい大リーグ2003年7月
34かいけつゾロリとなぞのまほう少女2003年11月
35かいけつゾロリとまほうのへや2004年7月
36かいけつゾロリ たべられる!!2004年12月
37かいけつゾロリの大どろぼう2005年7月
38かいけつゾロリのなぞのおたから大さくせん(前編)2005年12月
39かいけつゾロリのなぞのおたから大さくせん(後編)2006年3月
40かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご2006年12月
41かいけつゾロリ たべるぜ!大ぐいせんしゅけん2007年7月
42かいけつゾロリ やせるぜ!ダイエット大さくせん2007年12月
43かいけつゾロリ カレーVSちょうのうりょく2008年6月
44かいけつゾロリ イシシ・ノシシ大ピンチ!!2008年12月
45かいけつゾロリ きょうふのちょうとっきゅう2009年7月
46かいけつゾロリ きょうふのようかいえんそく2009年12月
47かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!(前編)2010年7月
48かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!(後編)2010年12月
49かいけつゾロリのはちゃめちゃテレビ局2011年7月
50かいけつゾロリ 花よめとゾロリじょう2011年12月
51かいけつゾロリのメカメカ大さくせん2012年7月
52かいけつゾロリ なぞのスパイとチョコレート2012年12月
53かいけつゾロリ なぞのスパイと100本のバラ2013年7月
54かいけつゾロリのまほうのランプ~ッ2013年12月
55かいけつゾロリの大まじんをさがせ!!2014年7月
56かいけつゾロリのクイズ王2014年12月
57かいけつゾロリのようかい大うんどうかい2015年7月
58きえた!?かいけつゾロリ2015年12月
59かいけつゾロリのおいしい金メダル2016年7月
60かいけつゾロリの王子さまになるほうほう2016年12月
61かいけつゾロリのかいていたんけん2017年7月
62かいけつゾロリのちていたんけん2017年11月

漫画版

こちらは原作との繋がりはなく、全く独立した作品である。かいけつゾロリ-COMICS-を参照。
なお、月刊コミックブンブンの休刊(事実上廃刊)となった2009年以降、新刊は一切ない。

コミック版

番号タイトル初版
1かいけつゾロリ1 ゾロリのうらしま太郎2004年9月
2かいけつゾロリ2 ゾロリのもも太郎2005年3月
3かいけつゾロリ3 ゾロリの白雪姫2005年9月
4かいけつゾロリ4 ゾロリのかぐや姫2006年3月
5かいけつゾロリ5 ゾロリの赤ずきん2006年9月
6かいけつゾロリ6 ゾロリのおむすびころりん2007年3月
7かいけつゾロリのはだかの王さま2007年12月
8かいけつゾロリのアラジンと魔法のランプ2008年7月
9かいけつゾロリのジャックと豆の木2008年12月
10かいけつゾロリの眠りの森の姫2009年6月

4コマ漫画版
1かいけつゾロリ 4コマ大作戦12005年2月
2かいけつゾロリ 4コマ大作戦22006年2月
3かいけつゾロリ 4コマ大作戦32007年2月
4かいけつゾロリ 4コマ大作戦42008年3月
5かいけつゾロリ 4コマ大作戦52009年2月

主題歌

オープニング

「ハッスル」(第1話 - 第52話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 根岸貴幸 / 歌 - 山寺宏一

エンディング

「空は青」(第1話 - 第13話)
作詞・作曲 - 鈴木哲彦 / 編曲・歌 - 佐藤さんと鈴木くん
「おわりのうた」(第14話 - 第31話)
作詞 - ユキエ6 / 作曲・編曲 - ノビタ・ロバート / 歌 - ユキエ6&ノビタ・ロバート
「あかねいろ」(第32話 - 第46話)
作詞・作曲 - 鈴木哲彦 / 編曲・歌 - 佐藤さんと鈴木くん
「画用紙」(第47話 - 第52話)
作詞・歌 - 杏さゆり / 作曲 - 西寺郷太 / 編曲 - 矢野博康

OVA版と1993年版

上述のように長続きしなかった2種類のアニメ作品だが、いずれも記録的なヒットにならなかったのが、短命となった最大の原因だった。現在に至るまでDVD化されておらず、動画サイトでアップロードされているものも権利者削除され、公式も一部を除いてOVA版と1993年版について扱っていいないため、「黒歴史認定された」とまことしやかにささやかれているが、DVD化されていない真相は未だ不明。
また、いずれのアニメ作品も、テレビシリーズ版以上にアレンジが加えられている。
・1993年版では、ゾロリのブーツの色が黒に、イシシの服が赤基準の色に、ノシシの服が緑基準の色に変更されているなど、一部のキャラの服のカラーが変更されていたり、魔法使いの城にたどり着いた経緯が、「洞窟を出た先で落ちそうになった所、傘を差したら風に飛ばされた(原作およびテレビシリーズ版では、人食い花に吐き出された)事になっている」、「ゾロリが魔法の杖でクジラを海賊船に変えた後、かいけつゾロリの衣装で登場していた(原作およびテレビシリーズ版では、海賊の船長の格好をしていた)」という感じで演出が大幅に変わっているなど。

関連イラスト

せんせと弟子
ゾロリ先生


ゾロリ先生
赤ねいる


かいけつゾロリ
ゾロリせんせ


たまごの中身はなんだろう?
ゾロリせんせかっこいいだよ



テレビアニメ放送前のCM



関連タグ

原ゆたか ポプラ社 ほうれんそうマン
ゾロリ イシシ ノシシ
かいけつゾロリ-COMICS- きむらひろき
亜細亜堂 田中公平 船越英之 テレビ朝日 名古屋テレビ
山寺宏一 愛河里花子 くまいもとこ
サンライズ バンダイナムコピクチャーズ

それいけ!アンパンマン ケロロ軍曹…それぞれの劇場版が、ゾロリ映画の併映作として同時上映されたアニメシリーズ。

ドラえもん 遊戯王…こちらも今あるテレビシリーズ版の駆けとも言うべきアニメ作品が公式から封印されたという噂がある。

星のカービィ(アニメ)…よく「作風が似てる」と言われており、こちらの放送終了から程なくしてアニメ化されたため、制作元は違えど「事実上のアニカビ第二期」と言う意見も見られる。

プリキュアシリーズゾロリと同じく2004年2月1日から、テレビ朝日系列(大阪の朝日放送(ABC))で放送された「ふたりはプリキュア」から始まった東映アニメーション製作の大ヒット少女向けアニメ。ゾロリのテレビシリーズが放送終了した現在でも(放送時間や基本要素こそ変わらないが)、題材やキャラクター、展開やスタッフを変えながらも継続している。

外部リンク

原ゆたか公式サイト
TVアニメ公式サイト
映画公式サイト
映画公式Twitter

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