名古屋テレビ

なごやてれび

愛知・岐阜・三重の三県を放送対象地域とするテレビ朝日系列局。通称「メ～テレ」。

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目次 [非表示]

1 概要

2 放送局概略

3 ネットチェンジ

4 番組編成について

5 自社制作番組

6 アニメについて

6.1 メ～テレ制作のアニメタグ

7 関連イラスト

8 関連ウェブサイト

9 関連タグ

概要

愛知・岐阜・三重の三県を放送対象地域とするテレビ朝日系列局。デジタル放送のリモコンキーIDは6。略称はNBN。ただし、1980年代以降は公式には用いられていない。

トヨタ自動車の持分法適用会社でもあり、中継車がトヨタ自動車と関連の深い日野自動車やいすゞ製が多くを占めていたり、社用車の大半がトヨタ製だったりする。

在名民放で唯一CS放送のチャンネルを持っている。また、在名民放で最も女子アナに力を入れており、女子アナを起用した番組を多く制作している。しかし女子アナの新卒入社は少なく、雇用面でも契約社員扱いとなるためフリーに転向する者も多い。

テロップによるニュース速報を知らせる音は、略称NBNのモールス信号「－・－・・・－・」である

名古屋の民放テレビ局で最も中日新聞から遠い放送局でドラゴンズ中継を行っていない。

ANNの基幹局であるものの、テレビ愛知を除く在名局で唯一、加盟ニュースネットワーク海外支局の設置や報道記者の海外派遣を行っていない（CBCはロサンゼルス、東海テレビは北京に支局を設置。海外支局が無い中京テレビもロサンゼルスとロンドンに記者を派遣）が、かつてはシンガポールにANN支局を置き、バンコクにも記者を派遣していた）。

後述のアニメ以外では、1973年4月から1975年3月まで放送された幼児向けバラエティー番組「こどもワイドショーブンブンバンバン」、1977年10月から1978年3月まで、火曜20時台に放送された森繁久彌主演のテレビドラマ「お手々つないで」（ただしほかのテレビ朝日系列フルネット局との共同制作ではあった）、1978年4月から9月まで放送された、せんだみつお・湯原昌幸「出演」のドタバタギャグ人形劇「ウルトラ千一夜大冒険!走れアリババ」、1986年頃に放送された生活情報番組「ケントのどうゆうKnow?」といった全国ネットのレギュラー番組の制作を手掛けている。

2020年3月より開始された動画配信サービス「Locipo」（早い話が中京ローカル版TVer）には在名テレビ局の中では唯一参加していなかったが、2023年10月2日から参加しコンテンツ配信を開始した。

放送局概略

ニュース系列	ANN
番組供給系列	テレビ朝日ネットワーク
略称	NBN
愛称	メ～テレ
コールサイン	JOLX-DTV
呼出名称	なごやテレビデジタルテレビジョン
親局	名古屋22ch

ネットチェンジ

1962年4月1日に開局した際、名古屋放送は日本テレビ（日テレ）とNETテレビのクロスネット局としてスタートした。1966年にNNNに加盟。1969年4月に「中京ユー・エッチ・エフテレビ」（CTV/現在の中京テレビ）が開局した後も1973年までNNNに加盟していた。

CTV開局後、NETテレビと日テレの人気番組を名古屋放送が放送し、残った番組をCTVが放送する変則的な番組編成を採っていた。正午前と夕方はANNニュース(昼はNNNニュースも)を放送、ゴールデンタイムはスポットニュースを自社制作し、夕方とゴールデンタイムのスポット枠にNNNニュースが放送されず、日テレが不満を募らせた。

1970年1月にCTVと共にANNに加盟。4月に日テレは中途半端なネットワークの解消を図るべく、名古屋放送との間で「ゴールデンタイムは日テレの番組に固定する」3年間の協定を結んだ。1972年6月にはNNSにも加盟したが、同年9月、日テレとの協定を破り、同年10月の番組改編より土曜19時30分からの2時間枠をNETとの同時ネットとする事を発表。これに態度を硬化させた日テレが9月26日、名古屋地裁に契約保全の仮処分を求める裁判を起こしたが、10月4日に和解、名古屋放送の土曜20時台はNETの同時ネットとなった。同年の12月27日、日テレ、NETテレビ、名古屋放送、CTVの社長がトップ会談を行い、ネットチェンジが決定。

1973年4月1日よりCTVがNNN/NNS系列局として、名古屋放送がNET系列局として再スタートした。

番組編成について

隣り合うテレビ朝日系列局である朝日放送→朝日放送テレビと友好的で、同局の番組をネットしている。
全国のANN系列テレビ局の中で最も『水曜どうでしょうClassic』の放送が遅れており、番組改編期には頻繁に時間変更を行う。そのため自社ホームページのお問い合わせのカテゴリの中の上位に名を連ね、多くの意見が寄せられる。
メ〜テレの平日の深夜枠は『ネオバラエティ』『ナイトinナイト』のネット、外国ドラマの放映にあたるため、自社制作番組が少ない。
2017年秋以降、メ〜テレ単独製作の全国ネットレギュラー番組は存在しない。

自社制作番組

ドデスカ!

BOMBER E

ザキとロバ

ウドちゃんの旅してゴメン

おぎやはぎのハピキャン

サンデーLIVE!!(テレビ朝日・ABCテレビと共同制作)

アニメについて

1970年代後半～1980年中盤頃にはガンダム初期三作部や『無敵超人ザンボット3』、『無敵鋼人ダイターン3』等を初めとする富野由悠季作品も放送されていた。そして在名民放や地方局で最初に深夜アニメの制作に参入している。

ニチアサキッズタイムに1枠だけながら自社制作枠を持っており、テレビ朝日系フルネット局で放送されていたが、2017年秋の改編を持って消滅した。これにより当局発の全国ネットアニメが消滅し、テレ朝・朝日放送(当時)と共同制作の「サンデーLIVE!!」に統合された。

広告代理店は枠開始から『機甲戦記ドラグナー』までが創通、『鎧伝サムライトルーパー』から『かいけつゾロリ』シリーズまでは東急エージェンシー、『恐竜キング』から枠廃止まではADKが担当していた。

深夜枠でUHFアニメを放送する事もしばしばあり、「CODE-E」や「もっけ」などでは制作にも関与、その他自社制作非関与の深夜アニメも放送していたが、その「もっけ」終了を機に深夜アニメの放送から一度は撤退した。ただし、その後も単発的に「がんばれ!おでんくん」（ミニアニメ、朝日放送との共同制作）や「SERVAMP」を放送していた。そして2018年1月以降は、朝日放送が兵庫県での放送を請け負っているUHFアニメを放送することがある。

さらに、テレビ朝日系列全国ネット深夜アニメ枠作品のうち、「うちの会社の小さい先輩の話」と「僕らの雨いろプロトコル」（NUMAnimation放送作品）および「いわかける!-Sport Climbing Girls-」、「ジャヒー様はくじけない!」、「怪人開発部の黒井津さん」（朝日放送制作枠・ANiMAZiNG!!!放送作品）では製作委員会に首を突っ込んでいる。

実は、キー局以外で初めて深夜アニメの制作を務めたテレビ局である。名古屋放送時代の1969年4月から9月まで、平日の23:10－23:15に放送された法律ネタミニアニメ「六法やぶれクン」がそれである。この作品は名古屋に本社をもつテレビ局が初めて制作局を務めた作品で、当時参加していた日本テレビ系列局を中心に計23局で放送された。しかも、地域によっては日曜のお昼に週一の番組として放送していたという。