「申し遅れましたね。そうよ、私が神よ。この魔界は私が創ったの。」
「あなたはちょっと魔界をあらしすぎたわね。異例な事だけど。私自らがあなたを裁くわ。覚悟することね。」
概要
東方ProjectのPC-98作品(東方旧作)の最終作『東方怪綺談』に登場するキャラクター。
作中では6面ボス(ラスボス)を務めた。5面でも会話シーンのみ登場している。
一応魔界という世界に存在するもの全てを生み出した創造主で魔界の神らしい。
神綺のつくった中では最強クラスらしい魔界人の夢子を神綺は「夢子ちゃん」と呼んでいる。
作中では魔界で暴れた主人公らに対して「罰」の意味で攻撃を仕掛けた。
因みに魔界で暴れられた原因となった魔界の者が人間界に流れ込んだ異変は魔界の民間旅行会社が勝手にツアーを組んだ所為で彼女の干渉ではない。ご愁傷様です……。
靈夢達に敗れた神綺は人間界に魔界人を来させないようにする事をエンディングで強引に約束させられて通行ゲートを閉じた。しかし魔界人達は神綺の意図を無視し自力で幻想郷に行ける魔法を即座に民間開発してしまった為、結局魔界からのツアー客が途絶えることは無かった。
その後は神綺に関する描写が一切無かったが、『東方星蓮船』では魔界が舞台の一つとして再登場し聖白蓮が神綺の弾幕を意識したスペルカード『大魔法「魔神復誦」』を使用した。
神綺の魔界である事と弾幕を意識した事は2009年9月21日『萎えラジ』のZUNの発言より。
その後の2023年のZUNの発言でも旧作とはやんわり繋がっている「矛盾が出ない程度に」と言われ、
これによりWindows版以降に於いても確実に存在している事が示唆されている。
Windows作品に登場していない東方旧作キャラクターとしては魅魔と同じく根強い人気を誇り、再登場を期待されている。
二つ名
- 魔界の神
- Goddess of devil's world
備考
- 『Goddess of devil's world』は直訳すると「魔界の女神」。
テーマ曲
- 神話幻想 ~ Infinite Being
- AN ORDEAL FROM GOD
備考
- 『AN ORDEAL FROM GOD』はD.N.A.Softwares製作の東方Project二次創作ゲーム『神魔討綺伝』のZUN作曲BGM。
実力
靈夢や魔理沙といった自機達から「弱い」「大した事ない」などと散々な評価を受けており、負けた後に靈夢達に早く帰って欲しかったり、怯えたり、魔界人に対する統制力の無さなど魔界を作ったインパクトとは程遠い。
容姿
銀髪のロングヘアーに、ファンからは「たくましいなw」とまで言われる程のサイドテールが特徴。
肩口のゆったりした赤いローブのようなものを着用している。
この服装は竹本泉の漫画『さよりなパラレル』World1で岡島さよりとジャイラス真上が着ていたローブが元ネタと思われる。
通常時には生えていないが、攻撃の中盤に限り背中に白から(紫に見える)黒へ変色する悪魔のような翼を6枚生やしている。
二次創作では翼が生えて黒色となった状態で描かれる事が多い。またその外見年齢も後述の母親的イメージから成人女性のものがほとんど。だがたまに後述の子供っぽい性格から幼い姿で描かれる事もある。
性格
東方Projectのキャラクターとしては珍しく冷静で大らかな性格のようにも見えるが、「私を倒す?生意気に!!巫女なんて、神の犬のくせに」という発言や「あんたのほうが生意気よ!所詮人間のくせに!!」という発言も飛び出すなど、存外に子供っぽく感情的な部分もある。
二次創作
東方旧作のキャラクターとしてはかなり多い方で、知名度の点や、魔界繋がりという点から特にアリス・マーガトロイドと絡ませた二次創作が多い。主に神綺が母親になっているといったシチュエーションなど。
能力に関してもアリスの強化版となっている事が多い。
原作では明確に関わりを持っていたキャラは夢子しかいない為、夢子と絡ませた二次創作がその次に多い。
また『靈異伝』に出てきたユウゲンマガンやエリスやサリエルは魔界ルートに登場するキャラだからか神綺が創造した事になってたり、あるいは神綺の盟友達だったり。
魔界に封印されていた聖白蓮とはただの顔見知り程度だったり、朋友だったり。
親バカ
魔界を創造した女神という観点から地母神としてのイメージが強い関係で、魔界の神というより母親というイメージが普及している。
その為『東方怪綺談』の他キャラクターと親子のように描かれる場合があり、特に登場キャラクターの中で一番幼く見えたアリスと親子として描かれた二次創作が多い。
なお原作では魔界の神であるという事以外に明確な設定はない。
アリスとの関係や面識の有無すらも不明な為、創造神であることから転じて母娘であるという説、弾幕がSTG『エスプレイド』のガラ婦人に似せてあることからガラ婦人とアリスクローンのような関係であるという説、赤い魔神であることやアリスのキャラ像の元ネタから真・女神転生シリーズの魔王ベリアル(赤伯爵)とアリスのような関係であるという説など、複数の考察が存在する。
ちなみにガラ婦人と赤伯爵のどちらもアリスを溺愛しており、惜しみない愛情を注いでいる。
「これで安心魔界神!」
二次創作に「これで安心魔界神!」という言葉がよく登場するが、これは原作にあった台詞ではなく、はちみつくまさん製作の東方Project二次創作ゲーム『東方サッカー猛蹴伝』で神綺が必殺技『魔界神聖』を放つ際に喋る台詞である。
たくましいなw
神綺のサイドテールが分離して生まれた二次創作キャラクター。
詳細はたくましいなwの記事を参照。
東方キャラの日
二次創作イベントタグ「東方キャラの日」では「11月8日は神綺の日」がある。由来は記事参照。これは2024年に海外のファンにより提案されたもので、pixivではそれまで「5月5日は怪綺談の日」や後述「東方母の日」が彼女に関する日のタグとして用いられてきた。
関連イラスト
関連タグ
東方Project 東方怪綺談 夢子 アリス・マーガトロイド ロリス
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その他