概要
1782年、ラーマ1世の遷都によって首都となったタイ王国最大の都市。人口は約828万人。
王宮などを有する政治的な首都であるとともにタイの経済の中心地でもあり、ここの証券取引所はタイバーツの主要拠点である。
大学をはじめとした学問や国立博物館などの文化方面も盛んである。
世界屈指の観光都市であり、世界で最も外国人観光客が多い街とされている。
物価は低廉で、(東南アジアの中では)比較的インフラが整っており、なおかつ外国人に寛容な風土、昔の日本を思わせるようなゴチャゴチャ感を持つ。
アジア最大級の日本人街があり、多くの日本人も生活している人気の移住先でもある。
手塚治虫原作の映画「MW」（2009年）では一部にタイ・バンコクが舞台となるシーンがある。
正式名称
正式名称が長いことで有名であり、文字に起こすと
กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตนราชธานีบูรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์
（クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット）と日本語で数えると122文字にも達する。ヒンドゥー教のおめでたい言葉をかき集めた結果らしい。
日本語に訳すと、
イン神がヴィシュヴァカルマン神に命じてお作りになった、神が化身としてお住みになり、多くの大宮殿を持ち、九つ宝のように楽しい王の都で、最高・偉大な地かつ、イン神が御統治なさる戦争のない平和で不滅の宝石であるかのような、天使の大都。
漢字表記だとこうなる。
略称
さすがに長すぎるので、1972年に「クルンテープ・マハーナコーン」（大いなる天使の都）を行政上の正式名称と制定。現地では更にこれを略した「クルンテープ」（天使の街）と称される事が多い。
ちなみに「バンコク」は都市中心部からチャオプラヤー川を挟んで対岸のトンブリー地区の地名という扱い。
外部リンク
関連項目
寿限無：めでたい単語を羅列しすぎて名前が長くなったという内容
ピカソ：フルネームがものすごく長い
