ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

英語Ramakien

概要編集

タイにおける重要な古典文学民族叙事詩であり、インド人のヴァールミキがサンスクリット語で編纂して伝えられたインドの二大叙事詩の一つ『ラーマーヤナ』が元になっており、タイ人には古くから知られている。


トンブリ王朝(1767年~1782年)の時代にタークシン王が戯曲として編纂しはじめたとされ、その後ラタナコーシン王朝(チャクリー王朝)のラーマ1世が引き継いで編纂し完成させたとされており、その後ラーマ2世が上演用の戯曲として書き上げ、ラーマ6世の時代に正式に『ラーマキエン』と名づけられた。


ラーマーヤナとの違い編集

元となったインドの「ラーマーヤナ」とタイの「ラーマキエン」は、物語の基本は同じだが解釈の違いから相違点がいくつか存在する。


  • ラーマ王子の仇役である羅刹トッサカンは、本家「ラーマーヤナ」ではラーバナという名前で登場している。
  • 話の始まりが本家「ラーマーヤナ」ではラーマ王子シータ王妃の誕生から始まるが、「ラーマキエン」ではトッサカンラーマ王子が転生する前世のノントックナーラーイ神の因縁から始まっている。
  • 物語の最後である大地の裂け目(冥界)に入り死んでしまうシータ王妃と、シータ王妃の死を悲しみ、ふさぎ込んで忘れられず思い続けて死んでしまうラーマ王という悲しい結末(カルマ)で終わらせる本家「ラーマーヤナ」に対し、「ラーマキエン」ではシータ王妃が竜神王国に留まる間にラーマ王は善行を積み、それを見ていたシヴァの仲裁で、二人は再び結ばれるという形で終わらせている。

関連タグ編集

タイ タイ王国

インド 歴史 神話

関連記事

親記事

タイ王国 たいおうこく

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1068

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました