概要
第二次世界大戦の中で、大東亜戦争(太平洋戦争)中に大日本帝国(日本)とタイ王国(タイ)の間で、同盟に関する条約『日泰攻守同盟条約』が結ばれたことで誕生した軍事同盟である。
第二次世界大戦中、中立姿勢をとっていたタイ王国は、同じアジア民族として日本の政策にはおおむね好意的であり、満州事変後のリットン調査団の報告によって、国際連盟における満州国の合否判断の際も投票を棄権し、満州国を国家として承認してきた。そこで日本側が、タイ王国を枢軸側の同盟国に入れるべく交わした条約が『日泰攻守同盟条約』である。1941年12月21日公布。
1943年に東京で開催された大東亜会議にも枢軸側の同盟国として参加した。
1945年8月の日本敗戦後間もない9月2日、日本及び連合国の降伏文書調印に伴い『日泰攻守同盟条約』は破棄され、日泰同盟は解消されるに至った。
関連タグ
日本 タイ・タイ王国 第二次世界大戦・大東亜戦争 大東亜共栄圏