ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

トッサカン

とっさかん

インド神話で神々と敵対するラークシャサの王・ラーヴァナのタイ王国での呼称。※メイン画像は女体化アレンジ
目次 [非表示]

概要

トサカン(Thotsakan)とも表記される。

タイ王国の叙事詩『ラーマキエン』では、ヤック夜叉と呼ばれるのような姿の巨人族である緑色の魔神であるとされる。


前世シヴァ神の住む山の麓で、拝謁しに訪れる天人(テワダー)の足を洗う役目を持つノントゥック(ノントック)という名の下働きのヤックだったが、足を洗う間に暇を持て余した天人に頭を叩かれたり毛を抜かれたりされて、とうとう赤剥けた禿頭になってしまった。


そのあまりの扱いにノントゥックはシヴァ神に直訴しにいったところ、指さした者を死に至らしめる金剛石の指を直々に賜った。


その後、それでもちょっかいをかけてくる天人たち次々と死ぬことになってしまい、シヴァ神はナーラーイ神(ヴィシュヌ)に討伐を命じることになる。


ナーラーイ神は絶世の美女に化身して現われ、たちまち夢中になったノントゥックに「わたしと同じ踊りを踊れたら、あなたのものになるわ。」と誘惑した。


しかし美女の踊りには自身を指さす振りがあったので、気がついたときにはノントゥックの命運は尽きており、今際の際に「偉大なるナーラーイ神ともあろう者が、女に化けて騙し討ちにするとはなんたることか、4本腕のナーラーイ神に2本腕の自分が勝てるわけがないのに!」と言いながら倒れていった。


するとナーラーイ神は死にゆくノントゥックに「来世では10の頭と20の腕を持つ、空を自由自在に飛ぶことができ、それぞれの腕に20の武器を持つ魔王に転生させてやる。自分は2本腕の人間に転生してもう一度お前を倒してやろう!」と約束した。


そうして生まれてきたのがトッサカンなのであった。


関連イラスト

TossakanFanart Tossakan Thailandここはトサカン上屋敷Tos-Sa-Kan


関連タグ

ラーマキエン ラーヴァナ ヤック 夜叉

タイの妖怪

関連記事

親記事

ラーマキエン らーまきえん

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 202

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました