概要
インド神話
「ラークシャサ」、「ラクササ」と呼ばれる人食い鬼。
ランカ島(スリランカ)を本拠地とし、アスラ神族と並びデーヴァ神族の敵として描かれる。ガルーダと混同されたことも。
仏教
十二天に属し西南を護る鬼神。
四天王の多聞天(毘沙門天)に夜叉と共に仕える。(多聞天はインドでは夜叉=ヤクシャの王クベーラであり、ラーヴァナの異母兄弟とされる)
中国以東では男を誘惑して食べるものや地獄で亡者を責めるものなど、元の悪鬼としての性質が強く伝わっている。
フィクションに登場する羅刹
- 『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズに登場する妖怪。→ラクシャサ
- 漫画『魁!!男塾』の登場人物。→羅刹(魁!!男塾)
- ゲーム『薄桜鬼~新選組奇譚~』に登場する、秘薬「変若水」の力で変異した人間の総称。
- ゲーム『サムライスピリッツ』シリーズで2Pキャラを羅刹(キャラ名)と呼ぶことがあり、概ね1P側より冷酷だったり好戦的だったりするキャラ付けがされているようだ。一部の作品では剣質として選択可能。
- 漫画『北斗の拳』に登場する、北斗琉拳の使い手・シャチの異名。
- ゲーム『女神転生』シリーズにはラクシャーサ表記で邪鬼族の悪魔として登場。『真・女神転生』に登場した青黒い肌に赤い髪を生やし、白い仮面を着けた姿が有名。また『DDSAT2』では主人公たちの体の一部が、一定確率で悪魔化した状態になる羅刹モードがある。
- 小説『ゴクドーくん漫遊記』と関連作の登場人物・ジン(ランプの魔神)の呼称の一つ。日本をモデルとした国などで使われている。
- TVアニメーション作品『ガンダムビルドダイバーズ』に登場する改造ガンプラ→ガンダムGP-羅刹
- ゲーム『崩壊:スターレイル』のキャラクター。→羅刹(スターレイル)