鬼神【きじん/きしん/おにがみ】とは、神々でも荒々しい神格を持った存在のことである。
概説
鬼神という言葉は、民間信仰から仏教まで多岐にわたって使用されており様々な意味を持つ。
“鬼”とつくように、凶暴な荒ぶる神に対する呼称として使われる。
その一方で、死んだ人の魂や祖霊を表し、「古今和歌集」の序文においては死者の霊魂と天地の神霊を意味する言葉としても扱われる。
仏教では超人的な能力を持つ存在の総称として、仏道の護法を行うものから悪事を働くものまで多くの存在が“鬼神”とされ、「仁王経」でも『国土乱れん時はまず鬼神乱る。鬼神乱るるがゆえに万民乱る』という記述が存在する。
儒教においても「詩経」で超常の神霊、「中庸」では世界を創造した神を意味する言葉として扱われている。
関連タグ
コククジラ:韓国語ではこのクジラを意味することもある。
ソロモンの鬼神・・・駆逐艦綾波の異名。擬人化されたゲームに大概、何らかの形で反映されている。
呂布(真・三國無双)・・・無双シリーズの一部のタイトルで肩書になっていたり、自分から名乗ったりする