概要
羅刹モードとは、「デジタルデビルサーガ2」に登場するゲームシステム。
ソーラーノイズ(女神転生シリーズの月齢に相当)がMAXもしくは7/8の時に一定の確率でアートマ(悪魔変身能力)が暴走し、主人公達の体の一部が悪魔化した状態で戦闘に突入するシステムである。
羅刹モードへの突入は基本的に運任せだが、“ラセツリング”を装備することで強制戦闘以外では常に羅刹モードで戦闘を行えるようになる。
この状態では必ず先制攻撃が可能、物理攻撃威力が2倍、クリティカルヒットがし易くなり、敵の攻撃命中率が80%、獲得カルマが2.5倍、逃走が確実に成功するなどの利点が得られ、物理無効・反射・吸収耐性を無視して相手に攻撃できるという驚異的な力を発揮できるようになる。
その反面、この状態では悪魔、人間形態への変身が不可になり、『狩る』、『次に回す』という基本コマンド以外では物理スキルとアイテムしか使用できず、その他の魔法系スキル、リンケージスキルの使用が不可能になる。さらに攻撃命中率が60%固定、被ダメージ2.3倍、敵からのクリティカルヒットの確率上昇などの多大なリスクを抱え込むことになる。
羅刹モード時は各キャラクターとも褐色の肌、金の瞳、アートマの発光、各変身悪魔の攻撃に特化した部位の発現などの変容を呈し、精神状態も“飢え”に支配されることで自制や冷静な判断が効かなくなり、所作も人間離れした獣的なものになる。
なお、「デジタルデビルサーガ2」には命中率100%で敵全体に最大15回ヒットする“チャトゥルプジャ”という物理スキルが存在し、羅刹モード時に使用すると倍加した攻撃力や高確率クリティカルヒットも手伝い、スキル引き継ぎが可能な周回プレイ時には未曾有のバランスブレイカーになる。