概要
元々は仏教用語で、帝釈天を中心に集まった四人の神々のことを指す。
詳細は、四天王(夜叉)へ。
ここから転じて、四人の実力者のことを揃って、四天王とも称する。
様々な四天王
本来は仏門の守護神であるが、そこから転じてある分野における実力者の四人組を"○○四天王"と呼びようになった。徳川家康に仕えた徳川四天王や、武田家に仕えた武田四天王などが古来からよく知られている。
漫画やゲームなど日本の創作ジャンルでもお馴染みの呼称と設定で、『ポケモン』や『ロマンシングサガ』あたりが有名。ちなみに名称は四天王からとっていても、明らかに四神や四大元素からの要素が入ったものもある(前者は『魔界塔士Sa・Ga』の四天王、後者は『ファイナルファンタジー4』のゴルベーザ四天王など)。
地位や実力は概ね拮抗していたり同等の筈なのだが、フィクションにおける「四天王」は作品により、実力差に開きがあることが多い。というかかなりの確率で明らかに差がある。「実力者が3人しかいないから1人数合わせで入れる」とかいう事情があるのかもしれないが、その場合素直に「三○○」とかしてほしいものである。
最初の一人目は高い確率でマッチョなパワーキャラで、やられた後に「奴は四天王の中でも最弱…」と後続メンバーに蔑まれるパターンが多いが、逆に最初の1人目では苦戦するが、最後の4人目の頃には主人公達も成長して楽勝、という展開も見られる。パワーインフレってホント非情。酷いとまとめて一掃される事も…
まぁ、悪役だと「○○軍団の長」といった幹部ポジションを兼ねている事が多いので戦闘力以外に管理・統率能力なども問われるのだろう。頭数が必要なのも同じ理由で、欠員補充と称して新キャラが投入(しかも大抵は初期メンバーより強い)されるケースも。
また、四天王なのに三人しかいなかったり五人いたりというのは、ギャグ漫画では定番のギャグである(『ハヤテのごとく!』の瀬川四天王に至っては七人いる)。
そもそもの話として帝釈天を中心に、その東西南北の四天をそれぞれ護る神だから四天王なのであり、元々4人の実力者を指す言葉ではない。
手が足りるなら1人でも四天王だし、4つの軍隊で護るのが役目なら1部隊250名×4の1000人居ても四天王である。(後者の場合それぞれの部隊の隊長だけを指して四天王とされることが多い)
ただし、二人一組が含まれる場合は四天王が五人でも別におかしくはない。
また、四天王+トップを誤って五人とカウントしている場合もある。
現実の四天王でも、龍造寺四天王のように五人いたり、徳川四天王のように一人だけ世代が上だったり、源義経四天王のように史書などによってメンバーが異なるなどといった事が見られる。
四天王とはいってもそれが一枚岩の組織であるとは限らず、その時代において特に覇権を握った絶対的な実力者四人(四体)への畏怖を込めて、それぞれバラバラの立場であるにもかかわらず一纏めにして四天王と呼ばれることもある。
四天王が登場する作品・シリーズ
ここでは「名称に四天王と入ったグループ」が登場する作品をまとめる(人数が四人ではないものも含める)。
※作品名50音順
あ行
作品・シリーズ | 詳細 |
---|---|
『犬夜叉』(アニメオリジナル) | |
『うちの師匠はしっぽがない』 | |
『ウルトラマン超闘士激伝』シリーズ | |
『ウルトラマンメビウス』 | |
『SD戦国伝』 | -- |
『NG騎士ラムネ&40』 |
|
『王様ランキング』 |
か行
作品・シリーズ | 詳細 |
---|---|
『カシバトル』 |
|
『GUNGRAVE』 |
|
『機甲戦記ドラグナー』 | |
『機動武闘伝Gガンダム』 | |
『ギャグマンガ日和』シリーズ |
|
『巨獣特捜ジャスピオン』 |
|
『キルラキル』 | |
『銀魂』 | -- |
『キン肉マン』(アニメオリジナル) |
|
『くにおくん』シリーズ | -
|
『グランブルーファンタジー』 | |
『クローズ』 | - |
『ゲゲゲの鬼太郎(アニメ第4期)』 | |
『GetBackers』 | |
『五星戦隊ダイレンジャー』 |
|
『このヒーラー、めんどくさい』 |
|
『コブラ 聖なる騎士伝説』 |
|
『コレクター・ユイ』 | |
『金剛番長』 |
|
『金色のガッシュベル!!』 |
さ行
作品・シリーズ | 詳細 |
---|---|
『Sa・Ga』シリーズ | ---- |
『ザ・キングオブファイターズ』シリーズ | |
『魁!!男塾』 | |
時空探偵ゲンシクン |
|
『実況パワフルプロ野球11』 | |
『ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー』 |
|
首都高バトルシリーズ |
|
『新ゲッターロボ』 | |
『新甲虫王者ムシキング』 | |
『スーパーダンガンロンパ2』 |
|
『スーパーロボット大戦』 | |
『ストリートファイター』シリーズ | |
『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』 |
|
『スライムもりもりドラゴンクエスト』 | |
『聖剣伝説2』 | |
『聖闘士星矢』 | |
『聖闘士星矢Ω』 | - |
『戦闘員、派遣します!』 | |
『ゾイドジェネシス』 | |
『ぞくぞくヒーローズ』 |
|
た行
作品・シリーズ | 詳細 |
---|---|
『大空魔竜ガイキング』シリーズ |
|
『ダンジョンズ&ドラゴンズ シャドーオーバーミスタラ』 |
|
『天元突破グレンラガン』 | |
『電子妖精アバタモ☆エクボ』 |
|
『転生コロシアム ~最弱スキルで最強の女たちを攻略して奴隷ハーレム作ります~』 | |
『東京卍リベンジャーズ』 | |
『東方Project』シリーズ | |
『ドカベン』 | |
『飛べ!イサミ』 | |
『Dr.STONE』 | |
『ドラゴンクエストⅩ』 |
|
『ドラゴンクエストヒーローズ2』 | |
『トリコ』 |
な行
作品・シリーズ | 詳細 |
---|---|
『NEEDLESS』 | |
『忍者キャプター』 |
|
『ニンジャスレイヤー』 |
|
『熱血最強ゴウザウラー』 |
|
は行
作品・シリーズ | 詳細 |
---|---|
『BASTARD!!』 | |
『beatmaniaIIDX 13 DistorteD』 |
|
『美少女戦士セーラームーン』 | |
ビックリマン2000 | |
『VIPRPG』作品 | - |
『ファイナルファンタジー4』 | |
『FAIRYTAIL』 |
|
『ふたりはプリキュアMaxHeart』 | |
ぷにゅぷにゅ勇者ミャメミャメ |
|
『ぷよぷよ通』 | |
『ブルードラゴン』 |
|
『プロジェクト・クオリディア』 | |
『ペルソナ2罪』 | |
『ポケットモンスター』シリーズ | 「ポケモンリーグ四天王」を参照。 |
『星のカービィ』シリーズ | -- |
『ボボボーボ・ボーボボ』 | - |
『ポポロクロイス物語』 |
|
『ボンバーマン』シリーズ | -- |
ま行
作品・シリーズ | 詳細 |
---|---|
『真剣で私に恋しなさい!』、他 | |
『魔神英雄伝ワタル』シリーズ | -
|
『魔法陣グルグル』(アニメ第1作) |
|
『魔法先生ネギま!』 | |
『メタルマックス2』 | |
『もしロールプレイングゲームの世界にSNSがあったら』 |
|
『モンスターハンタークロス』 | - |
『モンスターファーム』(アニメ第一期) | |
『もんむす・くえすと!』 |
や行
作品・シリーズ | 詳細 |
---|---|
『遊☆戯☆王』(アニメ第一作) |
|
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 最強カードバトル!』『遊戯王OCGストラクチャーズ』 | |
『勇者王ガオガイガー』 | |
『勇者、辞めます』 |
ら行
作品・シリーズ | 詳細 |
---|---|
『ランスシリーズ』 | |
『龍が如く』シリーズ |
|
『ろくでなしBLUES』 |
|
『ロックマンゼロ』シリーズ | - |
名称が四天王とは異なる作品・シリーズ
ここでは「事実上の四天王だが名前は四天王でない組織」が登場する作品をまとめる。
※作品名50音順
※アニメオリジナル。
歴史上の四天王
他は複数名で語られる武将を参照の事。
他四天王
落語関連
- 桂派四天王
- 上方落語四天王
- 東京落語四天王
Vシネマ関連
組織関連
サブカル関連
- バーチャルYouTuber四天王(Vtuber四天王)
- バーチャルYouTuberという界隈や文化の黎明期から活動している5人のバーチャルYouTuber(Vtuber)の総称である。
- キズナアイ(親分と呼ばれるVtuberの始祖。始祖であるが故に彼女を四天王に含めない場合もある。)
- 電脳少女シロ
- ミライアカリ
- バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん
- 輝夜月
- バーチャルYouTuberという界隈や文化の黎明期から活動している5人のバーチャルYouTuber(Vtuber)の総称である。
- セガサターンクソゲー四天王
- あまりにも酷い出来のセガサターンソフト。これらに限らず同時期に発売されたゲームはクソゲー率がかなり高い。
- ラノベ四天王
- 2015年冬アニメのうちのライトノベル原作アニメ。
- スマブラ四天王
- 『大乱闘スマッシュブラザーズ』に登場するキャラクター四人へのファンからの通称。