CV:吉野裕行
概要
ランクは三つ星。情報戦略部の委員長で生徒会会計。
学園と傘下の学校の情報の管理や、敵の戦闘データの収集を担当している。
性格はクール。他四天王のことを皮肉ることも多い。また、沈着冷静すぎて敵の攻撃が目の前に来ているのに直前までそのことを告げなかったりもする。
極制服には多数のケーブルが付いており、一見武装らしきものは見えない。
しかし、裁縫部の極制服実験での暴走した被験者を、タブレットらしきもので瞬時に解析、弱点を見抜き、片手一突きで極制服を解体するという技を見せた。
極制服の襟は普段は合わさって口まで隠れているが、彼が喋るときは襟元が開き、喋り終わるとまた閉まると言うギミックが付いている模様。
ウザいとか言っちゃダメ。
人物
元は腕利きの少年ハッカーであり、鬼龍院財閥傘下のファッション企業のセキュリティに忍び込み、そのデータを操作して株価の大暴落を引き起こす。
しかし鬼龍院財閥脅威の捜査力までは算段に入っておらず、あっさり確保されてしまう。
その采配を振るっていた皐月に、鬼龍院財閥の世界最高のセキュリティを突破した実力を認められ、開校の差し迫った本能字学園への推薦書を渡される。
このとき皐月に「どうせ世界を変えるなら、この世界の構造そのものを変えてみないか?」と言われ、彼女の誘いに乗る形で入学を決意している。
5年前の回想にて、「中学3年生」とテロップが表示されており、現在は蟇郡苛と同じ20歳であると考えられてきたが、公式ツイッターにて3年前を5年前と間違えて表示していた事のお詫びが告げられたため、実際の年齢は高校3年生に相当するであろう18歳だと考えられる。後に発売されたBD/DVDの第四巻では「三年前」に修正された。
戦闘能力
三つ星極制服「探の装」によるデータ戦闘を得意とする。
全身にコンソールが存在し、それを叩くことで状況を分析し、相手を丸裸にしてしまう。しかし、戦闘中は常に素早いスピードで叩いているため、全身を掻きながら戦っているようにしか見えない。
なお、光学迷彩機能も有しており、相手を一方的に攻撃することも可能。
直接的な攻撃力こそ他の三つ星極制服に劣るものの、トリッキーさや戦略性においては秀でていると言えよう。
なお極制服内の彼の顔を映したシーンは、まんま実写版アイアンマンだった。
極制服そのもののデザインは、ディズニーの実写映画・TRONを彷彿とさせるものになっている。
劇中での活躍
本編では10話にて極制服「探の装」を披露し、蟇郡に次いで四天王の二番手として纏流子と対決。
序盤はそのトリッキーさで流子をリング際まで追い詰めるも、リング全体を覆うほど「鮮血」の目玉を巨大化させた流子の「スゴイ無茶」によって、それを叩きつけられて光学迷彩機能を壊される。
そして戦いも本番……と思いきや、極制服に蓄積させたデータを喪失するのが嫌という理由であっさりと試合を棄権してしまった。
その後は蟇郡とともに無星の観戦席にて、ジャージ姿で試合を見守っている。途中、満艦飾マコがパソコンに触れた時は、クールな彼が一転して「やめろォー!!!俺のパソコンに何かあったら君…死ぬよ?」と激怒している。
三都制圧襲学旅行では水色のジャージを着用。
三都情報撹乱部隊を率いて大阪を拠点とし、苦戦していた京都襲学旅団に助太刀する。
後、大阪に改良された極制服を着て現れ「探の装・改」で黄長瀬紬と対戦した。
本能字学園壊滅後は、他四天王とともにヌーディスト・ビーチに参加。
四天王の三人が前線で活躍するのに対し、艦内での後方支援を担当。ハッキングによって学園に囚われていた皐月を発見、原初生命戦維の動向を探り、断ち斬り鋏の真の力を究明するなど、情報戦略担当らしい働きを見せる。
最終決戦においては「探の装・真理究明」を装着。かく乱や情報収集能力という直接戦闘向けではなかった今までの「探の装」とは異なり、高速移動や腕から網状の光線を放射しての攻撃などが行えるようになり、他の四天王と並んで前線で戦うようになった。
本能字学園を卒業後はIT関連の企業に就職するために大学へ進むらしい(25話より)。