「私も流子ちゃんの事、大好きだよ!」
概要
CV:洲崎綾
主人公の纏流子が転校してきた本能字学園の2年甲組の女子生徒。
出会ったばかりの流子をいきなり「親友」と慕い、「流子ちゃん」と呼んで共に行動する。
家族構成は、闇医者の父(薔薇蔵)、天真爛漫な母(好代)、小学生の弟(又郎)、飼い犬(ガッツ)の4人+1匹家族。
無星(むぼし)生徒の一人であり、住所は最下層のスラム街に位置する。
第2話ではテニス部であることが判明しているが、テニスに勤しむ姿は描かれていない。
人物
明るく常にテンションが高く、極度のマイペース・天然思考で、いわゆるアホの子。
朝から悪事を働く弟をプロレス技で制裁し、授業が始まればすぐさま早弁を掻っ込んで居眠りするなど、非常に元気で破天荒。
妄想や思い込みが激しく、自分一人で突っ走って慌てふためいていることも多い。
しかし、その思考もまた、どこかズレている。
想像もつかないようなその発言と行動は、流子を始め四天王をすら唖然とさせる。
ただ、そのアホなまでの真っ直ぐさに通じるものがあるのか、四天王の中でも蟇郡苛からはマコを認めるような発言が多い。
また、23話では蛇崩乃音から「劣等生にしちゃ頑張ったんじゃない」と認められ、猿投山渦からも「だが、ここからは俺達の仕事だ」と話しかけられていた。
なお、流子と出会う以前は友達がいなかったらしく、その頃のことを「頭の中にしか友達がいなかった」と表現していた。
また、一見奇天烈なマコと満艦飾一家だが、流子が鮮血と会話していることは周囲から見ると制服に向かって独り言を言っている気味の悪い状況にしか見えず、「ちょっと変でも受け入れようよ、私達だけは」などと好意的でありつつも誤解が生じていた。
しかし、本当に会話出来ていたことがわかって以降、言葉はわからないのに鮮血と通じ合う姿も見せている。
学力に関しては「劣等生」を自認するくらいで、漢字の読み書きすらまともにできず、美木杉愛九郎からは「よく高校に入れたね」と呆れられるほどのレベル。
ちなみに、他人をあだ名で呼ぶことの多い乃音からは「劣等生」と呼ばれている。
しかし、7話では1人で莫大な量の事務仕事を行ったり、2つ星極征服の力を使いこなせていたりと、意外にも有能な一面を見せていることから潜在能力を秘めているようだ。
とはいうものの、皐月から21話で伝言を頼まれた際、手のひらに書いてもらっていた文字は平仮名だらけであった。
大抵は流子へ差し向けられた刺客によって危機に陥り、そこを流子が助けるというパターンだが、マコ自身も身体的にもレスバも非常にタフであり、時には敵に言い負かされそうになる流子を庇って正論から詭弁まで尽くして敵を言い負かし、彼女に戦うチャンスを与える事もある(通称「マコ劇場」。『ハレルヤ』が流れ、頭上で腕をクロスさせるポーズから始まることが多い)。
なお、肉体的なタフさに関しては、いわゆるギャグアニメの登場人物特有のそれであり、一見深刻に見えるダメージにも耐え抜き、一瞬で回復して平気な顔で流子と会話することが出来る。
初めての友達である流子をかなり大事に思っており、住む家の無い流子は彼女の家に転がり込む事になる。
流子の方もまた、仇討ちが目的という殺伐とした学園生活の中で温かい癒しを与えてくれる彼女やその家族のことを大切に思っており、二人の間に芽生えた絆は強いものとなっている。
『鮮血』て曰く「流子のリラックスの素」であり、壊惨争戦挙でピリピリする流子の気持ちを弁当の差し入れや応援でほぐし、流子の戦意の維持に一役買っていた。
12話では針目縫の告白に我を失って暴走した流子と、『純潔』を解放した鬼龍院皐月との戦いに割り込んで皐月を驚かせる。
更にどうやっても止まらなかった流子の暴走を、彼女への思いの丈を叫びながら張り手の連打(多少やり過ぎていたが)で見事に止めてみせた。
21-22話では、純潔を着せられ洗脳された流子の精神世界へと鮮血と共に飛び込む。
二人に刃を向ける流子に対し、「殺しなさいよ! 私を殺して流子ちゃんやめちゃえ!!」と決死の説得を試み、流子の洗脳を解くことに成功。
その後、流子は針目縫との戦闘の際に、マコの事を“友達なんて言葉じゃ収まりきれない、わけのわからない大切な存在”と評している。
23話では原初生命戦維に挑む流子のもとへ、本能字学園の部長たちと協力して人力でタービンを回した「裸の太陽丸」を突入させ、物理的に流子の背中を押して原初生命戦維撃破の大きな力となった。このときの溌剌とした笑顔と「待ってて流子ちゃん、今あたし、追いつくから!」という言葉は、かつては頭の中にしか友達がいなかったマコが、流子と出会ってどれほど嬉しかったかを端的に表している。
最終決戦においては宇宙に飛び立つ流子に「デートしよう!」と誘い掛け、戦いが終わったあとの希望をもたらした。そしてエピローグで、実際に流子(と皐月)と一緒に、服を買ったりアイスクリームを食べたりする、普通の女の子らしいデートを楽しんだ。
しばしば下乳が見える状況やアングルになることがあり、どう見てもノーブラにしか見えないカットがあるが、着替えや極制服を脱ぎ捨てたシーンではちゃんと着けていた(ピンク色の生地で女の子らしいデザインと言える)。
また、流子の胸を『大きい』と評しているものの、見た目・設定共に流子や皐月達よりも大きい。
母親が作中最大の胸の持ち主の為、それを受け継いでいる模様。
ちなみにマコの周囲でよく見かける白い兎は『うさきち』という名前で、マコの服や荷物などにくっついていることが多い。キャラクターデザイン担当者によると、マコは「うさきち」を体内に飼っているらしいとのこと。
さよならポニーテールによるキルラキル第二期エンディング曲「新世界交響楽」は、音楽ナタリーの該当記事によると「マコの心情を描いてほしい」という制作スタッフからの要望を受けて制作された。
余談
キルラキルのゲーム化作『キルラキル ザ・ゲーム -異布-』の第一報ティザーTVCMのナレーションを担当
のちにDLCでプレイアブル化された